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…導いて。
[キーボードを確認しながら 一文字ずつ入力する。]
[ P e g a s u s ]
[――― Enter を最後に、かちりと。]
[冷たい水底。
起こす体はひどく軽い。
降り注ぐマリンスノーは、花弁のように、白い羽のように。
もしくは、崩れていく白い塵のように。
降り積もる白は、思いの破片。
その静寂の中を歩み彷徨う。]
【RP】
[Enterと同時に、しばらく、カラカラと作動音、
やがて、画面全体が黒くなって………]
[__________会話しますか? Yes No
そんな選択肢が現れる。]
[暗くなる画面に、文字が現れる。]
会話…?
[誰と、と思って繋がるのは1人しかいなかったから
一度、扉を開いて外に向けて声を響かせる。]
ゼルギウスと…――通じたかもしれないわ!
[声を聞いて誰かが来たのなら室内に導いて
それから―― Yes を選んだだろう。]
…理解していない。
副作用による変質の苦痛、衝動に突き動かされるなか。
ピューリトゥーイを殺す。
そう明言した、私の側に居て、
お前が、どういう気持ちだったか。
お前が、どういう人間なのかも知らずに、ひとり救われていた。
使命感にずっと突き動かされていられたのは、お前が隣に居た所為だ。
それが殺人者でもかわりはしない。
[と、ダーヴィッドと並ぶようにして隣の椅子に座る。痛んだ表情が少し緩むのを見て、自分の肩に相手の頭をもたれさせるが、拒まれるようなら無理強いはしない。目を伏せながら、]
ヘリ8人に、ピューリトゥーイ2名は多過ぎる。
だが、今でも私はベアトリーチェに言ったよう。
お前をヘリに乗せたいと考えているよ。
[乗れないと再び、拒まれるのだろうが。]
不正の真実を突き止め、正す。
法を改まらぬままなら改め、民を救う。
此処から出て生き延び、ゼルギウスと対決する。
ピューリトゥーイにこれ以上殺させない。
──なすべきことは、多くあるが。
[伏せていた目を上げて、ダーヴィッドを見詰めた。]
と、ダーヴィッド。
喉も渇いているの か?
―― 彼岸 ――
[ゲルダの名前を呼ぶ。
気がつけば、意識は彼女の石像の前にあって。
彼女の魂は、どこだろう?]
[探す。その前で、告発が、為された]
…ピューリトゥーリ
[薬の名前を、呟いた。自分にとって、それは症状の名前。
皆で協力して、助けるべき対象]
[決して、排除するものではなくて]
[ただ、その後の、場所を移した彼の殺人の告白に、瞑目する]
[生者と死者の狭間。彼岸と此岸の狭間。
空間を、聖歌が満たす。
聖歌のたゆたう海を、真っ白な花弁がはらりはらりと舞っている]
[死を、想う]
[甘い安寧が、自分の肉体の数センチ先を覆って、ぐるぐるまわる。見えもせず、聞こえもせず、触れられもせず。ただ、そこにそのまま在るのだと、分かる常世のベール。まるでニンフの集団みたいに、甘く、やわらかく、それでいてどこまでも冷たく誘ってくる]
[その感覚に、覚えが、ある]
[座り込んで、さよならを言う彼をじっと見た。
まっすぐに彼だけを見て、嘲うカルメンを、じっと見た]
[なされた凶行の動機は、とても理解できるものではない]
……生命は、ただ、生きているだけでこんなにも美しいのに。
[理不尽に刈られた、エーリッヒとイレーネの魂を、見る]
……………。
[無言で十字を切る。そうして、片隅でただじっと立って。
無に溶けるまで与えられた猶予期間の片隅で。
彼らの選択を、神の意思を、ただ見ている**]
/*
ゲルダ、エーリッヒ
こんにちは。
ヘルムートは、でも、ちょっと前からかなりらぶというか、友情を感じているみたいだったからなあ。頑張れ。
らぶだったら、すごく複雑なことに。
何より、アーベルがんばれ。めっちゃがんばれ。
こう、アーベルが来るころにはイベントが何も残ってない予感が。
/*
オトフリートさんは、珈琲で良いんですかね?
ミルクと砂糖はご入用ですか?
[にこにこ。]
……他人の泥沼を見るのは、楽しいです。
いいぞ!もっとやれ!!
[黒い微笑み。いや、(半分)冗談ですが。]
アーベルさんは……
うん。頑張れとしか云いようがないですね。
この村、昼繋げる人が思いのほか多くて、
しかも、繋げる人は多弁さん……。
[紺青の眸は伏せられて…
暫くすればまた眸を上げて。
その繰り返し。]
[碧の眸に気付くと、そちらを見る。]
[その姿に、やるせなさを隠しきれない笑みが浮かんだ。]
/*
ヘルムートのダーヴィッドラブは今に始まったことじゃないさ。
アーベルは…、頑張って欲しいな。
[カフェオレを啜った。]
>>116
[ヘルムートの言葉を聞きながら、時折、首を振る。
彼が横に掛けた時、そちらを向こうとして、ふらつく。その肩に頭を導かれて、そんなことは…と思えど、拒否はできず、
そのまま、そこで目を閉じた。]
違います……。僕が貴方の側にいたのは、
貴方なら、僕を石にしてくれると、思ったから…。
あと、
貴方の側にいる時は、僕は、
確かにピューリトゥーイではなかった……から。
[そう、まるでアルゴルの点滅ように正義と死の衝動がそこにはあって……。
ただ、彼の側にいる時だけは、昔の正義感が、他より勝ってそこにあった。]
………
[そして、ヘリに乗せたい、という話になると、首を振るだろう。
ヘルムートはそれからも何か喋っていただろうか。
段々と、なぜか遠くなる。
身体が、乾いてきている。いや、たぶん、
いよいよ僕の心臓が、硬くなっていってて、
その押し出す力がなくなって…きているのだ。]
はい……――
[何か訊かれたので、朦朧としながら、答えた。]
[彼岸のどこかで。
自分を死なせてくれた男の魂が揺らぐのを感じた。
意識の一部がはがれて、彼の前に像を結ぶ]
………………
[なんと言えばいいか分からない。
ただ、少し困ったように、笑う。それは、きちんと両側で]
[彼と、目は合うだろうか。
自分を手にかけたとき、彼がどんなおもいをしたか。
何を抱えていたのか、知らない。
誰かを守るためか。衝動だったのか。
別に、どっちだってかまわなかった]
[ただ、深々と頭を下げた]
/*わぁぃ、あまいものー。
カフェオレは冷めてる方でイイよ。
まぁ、散弾銃が2挺以上は配備されてる村だもの。
酷くなって当然だよねー。*/
[緑の眸に、やるせない――
といった感情が見える紺青の眸を持つ人の、微笑が映る。]
大丈夫、ですか?
[ハインリヒの魂が、此方に来た時と同じ言葉を、
もう一度、向けた。
浮かべるのは同じ微笑とつく表情。
ただ、やるせないよりも、少しだけ穏やかな色で。]
/*
そうだな、面子をよく見たら昼伸びる村だったかもしれない。
参加時間はどうしても差が出てくるからなぁ…。
時にはログ読まずにリアルタイムに飛び込む勇気も必要ってとこか。
[オトフリートとハインリヒが、
会話を始めるなら口を瞑り成り行きを見守る。
二人には、殺し殺された間柄故に、
話すこともあるだろうと。
緑は一度伏せられて、
視線があがれば、あちらの世界を見守る。]
/*
あ。ごめん、ハインリヒにエーリッヒ。
ちょっと挨拶したかっただけだから、
忙しかったら放っておいて暇なときにでも投げておいてもらえれば
[頭を上げる。
ハインリヒの前にはエーリッヒの魂があって。
エーリッヒの方へと、邪魔をしたことに対して謝意の会釈]
[そのまますっと消えようとして]
[かけられた声に、向き直った]
あの時。上手く伝えられなくて、ごめんなさい。
トリアージをしてほしいと。
私は、もう数値が下がっても治りはしないから。
私の分は、ベアトリーチェに使って欲しいと。
[苦笑する]
そこまで論理的には、考えられていませんでしたけれど。
だから、結果的には、あれでよかったんですよ。
―― それは、まあ。
出来るなら、彼女たちに見えないところでやって欲しかったですが。
手を煩わせてしまって、すみませんでした。
[彼の、紺青をまっすぐ、見た。
死ぬのが全然怖くなかったとは、言わない。
けれど、そこに救いを求めていたのも事実だったから]
[仮に、音声通話が可能になったのなら
静かに女性は話し相手に問うだろう。
ゼルギウス、謎の男。
マモルと言っていた。けれど信じるなとも言われて。]
メドューサの感染者は…
私達は完治するの?
石化した者は…――助けられない?
ピューリトゥーイの中和剤はないの?
[返事は聞けるのだろうか。聞こえない部分があったのかもしれない。
僅かな沈黙、そして]
貴方は――…どこにいる。
[探るように *訊ねただろう。*]
[オトフリートの会釈の向かう先にエーリッヒを見る。
此方と上手くすれ違うよう眸を伏せてくる辺りが
何処か彼らしい気がして、苦笑を零してから
オトフリートを見て小さく肩を竦めた。]
―――……いや。
[首を横に振る、違う、謝るのはそこではなく…
そして、謝らなくてはならないのは…]
…すまなかった。
[言っても、許されることではないけれど。]
すまなかった…取り返しの、つかないことした。
[あの時何故手を伸ばしたのか。
衝動か――…危険と見てか、よく覚えていない。
両方なのかもしれなかった。]
[真っ直ぐ見てくる眸を見つめ返して。
伏せるのは、恐らく此方の方が早かった。]
…それでも。
諦めて欲しくはなかった…お前さんにも。
それは、…変わらないさ。今でも。
[恨み言を言われてもおかしくないことなのに、
まるで何処か感謝すらされているような。
そんなオトフリートの言葉の選びに浮かぶ…]
[実験室の水道を捻り、水を汲んで戻って来る。
改めてみる血色のわるい皮膚。閉じられたままの目蓋。隠される事無く露出している首輪の数値は29%。]
ダーヴィッド──私は、
──なすべきことは、多くあるが。
多くの為に一人を犠牲に、ではなく。
目の前の一人だけを救おうとする選択も
あるのかもしれないと思った。
この手でお前のバンドを切るかわりに。
お前がそれを望み、満たされるなら。
お前の手で、私が石になっても構わない。
[留め具を失い、襟元がはだけたままのシャツ。自身の首輪に触れながら言う。
まだ解析装置の画面には、ペルセウスが映ったままだった。
隣に座り直し、グラスに一番近い形状のビーカーを朦朧としている相手の口元に運ぼうとする。手元が震えた。]
[眸を伏せて、上げた先。
エーリッヒの視線の先を追うように"向こう"を見る。
ここにきて随分と軽くなった体に不安を覚える。
病に掛かっていた時は痛まなかったのに、今は痛む。
届かなくなったのだ…と、思い知らされた。]
[大丈夫か、その問いには今は答えられなかったろう。
紺青は何度も"向こう"を見つめては、祈るように伏せられた。]
[ただ、願いたいだけ…。
それだけのことが――…こんなにも難しい。]
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