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駒自身に、意志は必要ない。
処分されようが構わない。
[問うというよりは、確認のようだった。
カップの中へと向けていた視線を、僅かに上げる。]
まあ、何にせよ、だ。
生き残ったところで、その先に在る未来は、敷かれたレールの上。
何も、変わりはしない。
巡り廻って、元のまま。
不思議なものだな。
未だ来たらぬものであるはずの未来は、
既知のものだとは。
それでも「駒」である以上、
盤の上で踊るしか、生きる道は無い。
それが、仮初めの幸せだとしても、そう、思い込むしかない――
[姿勢をずらす。チリリと、音。]
─個室f─
[ベッドの上。腹腔の刺傷の処置を行なわれた彼女が転がされていた。
地下へと連れ込まれた後、まるで死んだかのように動かなかった彼女だが……]
……ん。んんー。
[軽く唸ったかと思うと、バチッと目を開く。
そうして、手をニギニギした後腹を軽くさすると]
ふむ。84%っちゅうとこか。まあ、激しゅう動かんかったら大丈夫やろ。
[モニター群の前に辿り着けば、いつものように蒼を探す。
それはすぐに見付かった。
荒野の小高い岩の上――対峙する金と銀]
あれは――アーベルの、お友達。
[まだ彼女は知らない。
お友達が何者なのか、は]
[ティルの言葉にはこくりと頷き。
なにしろ先程ミスったのはボクだから、気をつけなきゃ、と。
そして、カップの底に残ったココアを飲むと、モニタールームへと向かう。]
しっかし、チートはいかんで。チートは。
やー、しかし困ったわぁ。負ける気はあらへんかったのに。
どないして、逃げ出したろうか。
なーんつってな。いざとなったら……
[そう言って、モゴモゴ口を動かした後、んべっと出した舌の上には]
ここら一帯、爆破すりゃかまへんし。
[いかにもな感じのスイッチひとつ。]
――…そう言うだろうと、思いました。
[答えは求めていなかったのか
浮かべる表情は、薄い笑みのまま。
パチン、とホルダーの外れる音と共に――
手の中へと、4本の白銀を滑り落とす。
岩の上へ佇んだまま、ゆるりと首を傾ぐ。
チリ、と。 小さく。白金が鳴った。]
伝える事は、伝えました。
…始めましょうか。
[イレーネにはコクリと頷いて。
ユーディットにも頷きを返しながら、椅子にかけてあったウィンドブレーカーを手に取った。傷だらけのそれを羽織って]
…いざとなれば、ね。
[カップを片付けにキッチンへと入り。
そして先程見つけてあったそれを手に取って。
ポケットの片方へと仕舞った]
[ブリジットがベッドへ腰掛けるのを見ると、己は空いている椅子へと腰掛け。
残ったカップを手に取る]
あのお方の御心のままに。
[それだけ答えてカップに口を付け]
駒になりきれぬ故の悩み?
残念ながら人生相談は承って無いわよ。
それとも何かしら。
アナタも、彼らと共にここから逃げ出したいのかしら?
[言い聞かせるようなブリジットの言葉に、細めた真紅の瞳を向ける。
その口元に張り付くのは、やはり笑み]
いいや。
私の心は疾うの昔に、決まっている。
[喉を通り抜けた温かさは、
身体の芯から、
ゆっくりと内を駆け巡る。]
飛んでみるのも、悪くは無い。
[緑の眸は、
場の雰囲気に似つかわしくなく静穏で。
彼女の口許もまた――弧を、描いていた。]
……当たり前だろ。
俺の行く先は、俺が決める。
行き方も、俺が選ぶ。
俺は、ずっと、そうやって生きてきた。
……勿論、これからも。
[静かな宣言、蒼に宿るもの。
それは不退転の意思。
ただ、先に進むのみ、と、それが物語り]
……ああ、そうだな。
理屈はいらねぇ……始めるか!
[言葉と共に、勢い良く地面を蹴る。
銀の翼が羽ばたき、その身は空へ。
繰り出されるのは、文字通りの飛翔蹴り]
ふぅん?
何を言っても無駄、ってことね。
返す言葉は「精々落ちないように」で良いかしら。
[ブリジットの言わんとすることは察したのか。
しかし咎めるでもなく、至極あっさりと返す]
それでアナタが望む未来が掴めるのかは、知らないけれど。
/中/
まあ能力と性格上、先んじて結界の発生源見つけていかねないのでねぇ、フィーネ嬢なら。
と、ちょっち用事を先に済ませてくるんでまた後ほど
とはいえ、びみょんに眠い
明日早いから無茶はしないけど
/*
……怖い、怖い。
知りたいところではあるけれど、絡む切欠は無い。
頑張れ、ティル(おまえ)
どうでもいいですが。
延々、仕掛けるか否かで悩んでいました。
自重した、自重した……!
*/
自分で未来を掴めるのは。
――羨ましい限りだな。
[静かな宣言に、僅かに翠を細めて。
空へと舞い踊る蒼に、ざり、と地を鳴らして一歩引き下がる。
銀の飛翔を目の端に捉えて。
両の手に握った刃を、眼下に広がる岩陰へと放つと
そのまま右脚のホルダーから三節を引き抜いて。
小さな音を立てて節を組む。出来上がった棍をぎりと握って。
頭上から繰り出される蹴りを、受け止める。
そのまま滑らせて軌道を逸らすと、勢いのまま身体を反転させ。
空へ位置する相手の右脇腹目掛け、一閃を繰り出して。]
言っただろう、
厭きたのさ。
現状に甘んじるのは。
[ゆるりと首を傾げる。
部屋の灯りに照らされた、稲穂の髪が零れる。]
掴めなくとも、
ただ、想っているだけでは――
箱庭の中で手を伸ばしているだけでは
届かないのなら、
往こうかと思った。
あ、そ。
アタシはアナタ達の盾になれとしか言われて居ない。
それ以外のことをするつもりは無いわ。
[その言葉の意味は伝わっただろうか。
駒は命じられたこと以外はしない。
カップに残る紅茶を飲みきり、机へと置いた]
言いたいことは以上かしら?
そろそろお暇させてもらうわね。
アタシも本調子じゃないもの。
羨ましい……? なに、寝言……。
[ついてやがる、という言葉は、棍の一閃に遮られ]
ちっ!
[舌打ち一つ、高度を取って辛うじてその一撃を避けてから]
自分で掴まなくてどうすんだよ!
自分の生き方なんざ、自分で見つけて、掴むしかねぇだろうがっ!
[ここに来てから、幾度目だろうか、この手の事を口にするのは。
そんな事を考えつつ、再度仕掛けてゆく。
先ほどと同じ角度の降下──と見せかけ、直前で頭の上を飛び越えて。
強引に身体の向きを変える、その勢いを乗せた蹴りを、首筋辺りを狙って繰り出す]
[立ち上がろうとしたところでかけられた言葉]
…そうね。
知らないからいけるのが未来。
先を知るアタシには行けない場所なのね、きっと。
[何かを悟り切った言葉。
それを意味するものは一体如何なるものか]
そう言うと思ったよ。
"Schatten".
[同じタイミングで、
カップを置いた。
カチャリと、重なる音。]
言いたいことはそれだけだが、もう一つ。
返すのを忘れていた。
[脇に手を動かしたかと思うと、立ち上がる紅に向け、
軽く、手に取ったものを放り投げる。
可愛らしい、小さな袋。
中には、ブリジットがオトフリートに借りた携帯用のソーイングセット。]
たとえ、仮初めの存在とは言え、
彼女は、彼に、感謝をしていたようだから。
[仮初め。その言葉は、どちらにかかるのか。]
何れにせよ。
「さようなら」だ、ルージュ。
[呼びかけは、それぞれに異なる名で。
恐らくは、遠くない別れに向けて、紡いだ。]
――…っ、!
[フェイントを交えた一閃に、僅かに反応が遅れて。
咄嗟に身体を反転させ、首筋ギリギリで受け止める。
蹴りの重さで僅かに手が痺れるも、気に留めずに]
…必至に足掻いて。見つけて。
――求めた物を掴んだ先に、この道しか残されてないのなら、
[相手のバランスを崩すために、
蹴りを受け止めていた棍の節を敢えて、解除する。
再び三節へと、解いて。]
他に、どの道を選べって言うんだ!
[神楽の韻を、振り鳴らす。
呼応するのは、眼下の岩陰に潜んだ銀刃の一閃。
自らの背後の隙間を縫って、切っ先が狙うのは、蒼を宿す――左の眼]
[呼ばれた名は被っていた仮面]
ああ……そう言えば貸しっ放しだったわね。
すっかり忘れてたわ。
[投げ渡されたソーイングセット。
ぱしりと包帯で覆われた右手で受け取る]
どう致しまして、かしら?
そう言えばあの子だけ、”オトフリート”の記憶を持ってたわね。
記憶の片隅程度だったけれど。
何か引き合うものでもあったのかしら。
[仮初め同士。予感のようなものがあったのだろうか]
ええ、「さようなら」ね。
別れたらきっと、会うことは無いわ。
[確信染みた言葉。
それを最後にルージュは部屋を出た]
[カツリコツリと。
普段は滅多に立てない足音をわざと立てながら、モニタールームに向かってゆっくりと歩く。
それぞれの部屋の前、僅かずつ立ち止まるようにしながら]
[重心を傾けていた物の消滅に、大きく態勢が崩れる。
立て直しを、と思う所に飛来する──銀。
それが狙う先に、躊躇いなく左の腕をかざしてそれを受け止めた]
……んなもん……人に、聞くんじゃねぇやっ!
[零れる紅と、痛みを物ともせずに──否、痛みを誤魔化すためか。怒鳴りつつ、地面に降りる。
解ける翼、舞う、銀の羽。
自らとは異質な銀を、腕から引き抜いて]
俺には、お前の道なんざ見えねぇ、お前が何を掴んだのかも、なんでそれを掴んだのかも、しらねぇ!
そんなんで、どうしろのなんのと聞かれて、どー答えろってんだ!
人に物を聞くときゃ、筋道立てて、ちゃんと説明しやがれ!
[怒鳴りながら、手にした銀を投げ返し、そして]
Reine Luft……Anfang.
Ein Faden geworden die Klinge!
[糸を目覚めさせて刃を与えつつ。先に投げた銀を追うよに走り出し]
さて、ね。
単なる偶然か、それとも。
[開かれた扉は、ゆっくりと閉まる。
会話する二者は地上で対面した時と似ていたが、内情は全く異なっていた。
パタン――音が立つと同時に、端末を開く。
ブリジットの「居た」痕跡は、もう、其処にしか残らない。
揺れるストラップを、端目に見た。]
[廊下へと出て自分の部屋へ戻るべく通路を歩く]
[薄明かりに照らされる通路。
突起部分等の影が壁や床に映る中、ルージュの足元に影は無い。
モニタールームに現れた時から起きていた現象なのだが、果たしてそれに気付いた者は*居ただろうか*]
/*
っと、少々離れます。
ルージュは、長々とお付き合い感謝。
御用あればおいでませ。
この後、どう動くかは未定。
*/
/*
こちらこそお付き合い感謝致します。
丁度良いのでこちらは落ちますね(笑)
次に顔を合わせられるのはエピか…。
そう言えばENDロールとかどうするんだろう。
もんにょり考えつつ、お休みなさい*ノシ*
*/
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