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私は、見ているだけで良いわ。
魚は良くわからないから。
[イヴァンの問いに首を振ってから、見ているだけに留める]
チーズ焼きはおいしそうね。
[時々鍋の様子を見ていたところで、イヴァンがパンを窯に入れるのが見えて、面白そうにそれを見る]
―広間―
[名を呼ぶ声に、顔を上げる。
本は閉じずに膝の上に開いたまま、唇を人差し指で叩く]
――…具合でも悪いのか。
あまり顔色が良くないな。
[本当に心配しているのかは読みづらい声音で、言葉を投げ掛ける]
スープもいい匂いがしてきたね。
[クンと鼻を鳴らし鍋に目を遣る。
見ているだけというフィグネリアにゆると頷いた。
塩で臭みを抜き、香草と塩胡椒で下味をつけた白身魚を器ぶ並べる。
削ったチーズで切り身を覆い周囲にトマトを盛り付けグリルして]
そろそろ良い頃合いかな。
順に広間に運んで皆を呼んでくるか。
[焼きあがったパンを窯から取り出し
既に人が集まりつつあるとは知らぬままそんな言葉を漏らした]
―1階廊下、奥―
[息を殺し身じろぎもせず居る事は慣れていた。
薄暗がりにじわっと染み出るような錯覚に陥る、
指摘された自分の匂いも、すぐに浴びれない水の事も。
じっと時をやりすごせば耐えられることだ。
けれど、ふんわり漂いはじめる
パンの焼ける匂いだけは、堪らなかった]
――…
[胃のあたりがきゅうとするのは空腹のせいか。
なんだか少し、鼻の辺りが熱い。
片腕に抱えた借りたままのショールを、空いた片手で触れる]
[ すまないと呟き、はぁと小さく溜息をついた。]
どうも、埃っぽくてね。
君が先程掃除していたのは正解だったみたいだ。
[ そうして、掃除道具の場所を尋ねてみた。
両手の指を組み合わせ、アリョールが読んでいる本に一瞥は向けたが、この角度では内容は見えないだろう。]
俺もそう思っていたところだ。
喉が渇いた。
そういえば小腹もすいた。
[階段の方へと一度視線を向けてから、タチアナの方を見て頷く]
行こうか。
ふふ、なら一緒にいきましょう。
[ね?と、ベルナルトに声をかけ、彼の腕へと手を伸ばす。
振り払われなければ細い指先がベルナルトの肘に絡んで、ともに歩くつもりで。
振り払われたら残念と肩をすくめるのだけれど]
美味しいもの食べて、終るのが一番だものねェ。
[くすくすと笑いながら、階下へと向かうために歩き出す]
[順に、と言った矢先に片隅にあるワゴンに気付く。
濡れた布巾で埃を拭いそれに料理や食器をのせてゆく。
籠に盛った色づくライ麦パン。
鍋ごと運ぶのは野菜のスープ。
こんがりと焼き目のついた白身魚のチーズ焼き。
取り皿にナイフやフォーク、スプーン、水差しにグラスを人数分揃え]
こんなもんかな。
[フィグネリアに尋ねつつ、広間へと促す。
食事をのせたワゴンを押すのは無論イヴァンの仕事]
[魚が焼けた頃、野菜スープの方も火から鍋を外して]
スープも頃合いだわ。
素朴だけど、割と味はしっかりしているのよ。
[スープ皿を取り出して台の上に置くと、先に鍋を運ぼうとして]
広間でみんな食べるのよね。
あそこに運んでしまっていいかしら。
―広間―
掃除用具なら、2階の隅の物置にある。
――…物好きが、落ち着くからとそこに嵌っているかもしれないが。
[先程の匂いを思い出して、軽く眉を顰めた]
余程、具合が悪い様ならば、私が代わりに掃除をしておくが。
[珍しくも、そんな事を呟く。
返された様子、表情にはその目を見て]
どう見ても、本調子とは言い難そうだしな。
あぁ。大事さ。
ちゃんと食べてないと、身体にも悪いし――。
勿論、一緒に来てくれるなら喜んで。
アレクセイも、ね。
[彼女>>110から視線外しつつも、顔色や声色には特に変わった色は滲まない。
己の肘に触れる手の感触には、触れられてから気づいて。
流石に大きく瞬き、髪から覗く耳元も少し赤くなる。
それでも、しなやかな腕を振り払いはしなかった。]
……でも、さっきみたいな冗談は、
あまりしないでくれると嬉しいよ、タチアナ。
[それでもふっと、少し前のこと>>47に触れて低く零してはいた。
足はそのまま、階段を踏んで階下へと。]
間違えて入られても困るからな。
金目のものなんて無いけど。
[ベルナルトの言葉に、そんな風に返して。
タチアナがベルナルトの腕に手を伸ばすのを見て、そのベルナルトの反応を見て、くくっと笑みがこぼれた]
あぁ。
[一緒に行こうというのに頷いて、階段を下りるのは二人より後]
[ワゴンをイヴァンが出してくるとその上に鍋を載せて、皿も一緒に乗せる。
他の準備もされているのを見て]
手際がいいのね。
それにこれ、やっぱり以前はたくさんの人がここに泊まっていたのかしら?
ワゴンもあるなんて。
[イヴァンがワゴンを押すのを見て、その前で扉を開いて歩く]
[綺麗な髪の間から見える耳朶が染まっているのにくすくすと笑みを深め。
肘に触れさせた手はそのままに、必要以上に寄り添うのは刺激が強そうだとやめておいた。
低く告げられる言葉に態とらしく瞳をまたたかせて]
あら、ほんとにきても大丈夫なのに?
――まあ、ベルナルトはからかわれるのに慣れて無さそうだから、やめておいてあげるわ。
[ゆるりと肩をすくめて、ふられちゃったかも、と後ろにいるアレクセイを振り返って軽口をたたく。
階段を下りて1階廊下へとたどり着いた時に、ふと物陰からショールの裾が見えた気がして]
――アタシちょっと、用事。
[するりと気紛れな猫のようにベルナルトの傍から離れて、二人に先に行ってと手を振った]
[イヴァンの声に、
犬がぴんと耳を立てる時のよう顔が上がる]
〜〜〜っ
[飯の時間だ。
なんだかとても普通の響きで。
なんだかとても安心をして。
明るい場所も人の集まる場所も
手が震えるくらい苦手なのを忘れて足を踏み出しかけて]
…
[ぼろっと、目元から何か零れた。
鼻孔のあたりに鼻水がじわっとおりてきた]
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