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― 翌日・宿一階 ―
[修道士>>92には、左胸右胸を順番に触ってから頷いて『大丈夫』と返した。
それでもまだ何か迷っているようで、僅かに首を傾げる]
はい。どうぞ。
父さんが沸かしてないと水しかないけど。
[デザイナー>>93の虚ろな瞳からは視線をずらして答え見送った。
昨夜と違って今はその瞳が怖く感じられていた]
―昨夜―
[思考が復帰した頃には大方のことは終わっていて。]
………服、洗わなキャ。
[非日常な感覚を日常で行っていたことで、埋めようとするように呟く。
洗濯するものはないかと何人かに聞き集め、ソレを実行した。
その姿は少々痛々しく見えたか。
その日の夜は眠りが浅かった。]
─ 翌日・宿二階角部屋→一階 ─
[眠りの間、夢は見たか、見なかったか。
それすらも曖昧なまま、訪れるのは目覚め]
……あー……。
こういう、浅い眠りは疲れが抜けないんだけどなー。
[日常的なぼやきを一つ、落として。
一度髪を解いて括り直して部屋を出ようとして。
ふと思い立って荷物の中から何かの缶を引っ張り出してから、ゆっくりと階下へと降りて行った]
おはよう、ございます、と。
[ひら、と何も持っていない方の手を振ってから、とりあえず向かうのはいつものカウンター席]
─ 翌日・宿屋一階 ─
[どうにも根を詰める奴が多いな、などと思いながら。
顔を洗ってくる>>93のは、頷き止めずに見送る。
昨日の一件が気にかからないわけではないが。死と殺しに近い位置にいた自分は他者よりヘルムートに対する違和感は薄い。虚ろな目が気にかかるといえば、やはり気にはかかるが。
主人が少し熱い茶を持って来たので、礼を言ってし飲んだ。
ポットごと用意されていたので、後から来た者も飲む事は出来るだろう。
フォルカーの仕草にひとつ頷く。
ヘルムートが去った後も、少し考え込むようにしたが。
ふとフォルカーの方へと顔を近づけ、なるべく小声になるように気をつけ、喉に触れながら。]
昨日、白ぃ何カを見タか?
[所々調整に失敗して、掠れ気味ながらそう問いかけた。]
─ 翌日・宿屋一階 ─
[オトフリートの姿が見え>>99、ひらと手を振った。
何時もよりだいぶ消沈しているようには見え、こちらにも『大丈夫かよ』と仕草し、軽く息を付きながら。]
―翌日 個室→一階―
……ウ、ん……。
[眠りから覚める前に見た夢は悪夢。
エリザが黒い闇に飲まれる夢。]
……夢見悪ゥ。
[寝ている間に泣いていたようだ。
涙を拭いヤだナァ、と呟きながら階下へと向かう。
階下にいる人たちに手を振ってみた。]
― 翌日・宿一階 ―
[修道士>>100が近づいてくるのを首傾げたまま待った。
近くで問いかけられて、ひゅっと息を飲んだ]
……うん。
[昨夜の記憶はどこか他人のもののようなところもあったから。
頷くことはせずに、小さな声だけで答えていた]
おはようござい、ます。
[学者>>99に返した挨拶も声は小さかった]
─ →翌日/宿屋 風呂場 ─
うわ……羽根ペンの型がついてる。
[鏡を見ると、頬に羽の形がくっきりとついていた。
触れると頬が凸凹しているのが分かる]
まぁ、そのうち治るよね。
[呟いて、桶に水を張ると顔を洗い始める。
冷たい水が意識をはっきりとさせてくれる気がした。
乾いた布で顔を拭いて、もう一度頬に触れてみる。
先程よりは凹凸が減った気はするけれど、まだ微かに残っているようだった]
─ 宿・一階 ─
ん……ああ、大丈夫大丈夫。
さすがに、ちょっとは参ってるかも知れんけど……凹んでる暇、ないからなー。
[大丈夫か、と問う友>>101に、できるだけ軽い調子でこう返す。
フォルカーの小さな声>>103には、やはり昨日のはショックが大きかったのか、などと考えつつ]
や、クロエ嬢もおはよー。
[降りてきたクロエ>>102に向けて、手を振り返しながら軽く、挨拶を投げた]
─ 翌日・宿屋一階 ─
[肯定の言葉>>103に、少し翡翠が細められる。]
……ぇリざベータ?
[何がとか、どうして、などは飛ばし。
おそらく要点になりえる名だけを再度小さく問いかけた。
クロエの姿>>102に気づけば、こちらにもひらと手を振った。
やはりこちらも調子は良くない様子は見える。
一々問いかけるのにも疲れ、軽く息をついてから。
飲むかと、カップとポットを指した。]
―宿―
おはよう。
[昨日の顛末はとりあえず見ていた。
自衛団の態度から考えて、彼ら任せにしていては此方の身が危ないかもしれないとは思わなくもない。
それにしても… 選択の余地もあまりない問いだとしても感情的に納得できるものでもないだろう。
部屋の中を見渡して。]
当の本人はいない…か。
― 宿一階 ―
クロさんも、おはよう。
[洗濯女>>102にも緊張気味の顔で手を振り返した]
うん。そう。
[修道士>>106に元歌姫の名前で問われて、今度は小さく頷いた。
他の人達にはどこまで聞こえていたか分からない]
―宿―
[日が昇ってからもなかなか部屋からでてこなかった。
浅い眠りは怠さだけをもたらして。
血に汚れた服は部屋の隅に放置されたまま]
今日もまた……誰かが、人狼に殺されたりしたのかね……
[それでも、部屋の外で新たな騒ぎは聞こえない。
なら、昨日殺された彼女が人狼というバケモノだったのだろうか。
聞こえていないだけで、なにかはあったのかもしれないと、ようやく部屋からでる。
階下へと向かい、その場にいる人たちに挨拶をした]
― 翌朝 ―
[ぼんやり見上げた天井は何処かいつもと違っていた。
自宅でないのだから当然なのだけれど
寝起きの頭ではそれに思い至らない。
窓辺から差し込む朝日に少女はのろのろと身を起こした]
ん……、店、開けなきゃ。
[無意識に呟き寝台からするりと滑らせた爪先が
床へと触れた時点で漸く此処が宿であった事に気付いた]
……あ、お部屋、借りて泊まったんだっけ。
[ふるり、首を振るい、少女は鏡台の前で身支度を整えた]
[昨夜の一連の出来事を目の当たりにしたであろうフォルカーは
戻り際に目を合わせ大丈夫だと少女に伝えた>>32
その時はあまり余裕がなく伝えられるままに受け取ったけれど
冷静になってみれば、大丈夫であるはずもなく]
……。
[それに思い至れば、複雑そうな表情をした後
ぷぅと頬をふくらませ子供のように拗ねた顔をする。
彼は心配かけまいとしたのだと思う。
けれど心配させてくれてもいいのに、と我がままな思いを抱く。
小さな頃から共にこの村で育まれてきた。
信じたいと思うからこそ彼の言葉をそのまま受け止めようとした]
私には強がらなくてもいいのに。
[ぽつ、と呟いて、少女は宿の一室から出た]
─ 宿・一階 ─
リーゼ嬢も、おはよー、と。
……何方か、お探し?
[リーゼロッテが室内を見回す様子>>107にこて、と首を傾げて問う]
……まあ、こんな状況で、いい夢見を確保するのは難しいよねぇ……。
[クロエの口にした理由>>109には同意できるから。
頷いて、はあ、と一つ息を吐いた]
─ 翌日・宿屋一階 ─
[友人の軽い調子>>105に若干半目になりながら。
そんな暇が無い、はその通りだったので、それ以上は言わず。
ふと手にした缶に視線が行き、何だっけと思い首をかしげた。
フォルカーの返事を聞いて>>108、だいたいを理解し得ると小さく頷き、傍から離れ。
両手の拳を上下胸の前に持ってきて『気をつけろ』とだけ仕草した。
そこには”迂闊に人に聞かれないように”や、”あまり他人に話さないように”などを含めてはいたが、細かく言うには人が集まったのもあり、また言わずとも少年なら理解できるだろうという事もあった。]
― 宿 ―
[少女は未だゲルダが自分を見定めた事を知らず
その日、牙もつ者による犠牲が出なかった事を知らない。
だから、階下でフォルカーの姿を見つければ
ほっと安堵したような表情を過ぎらせた]
─ 翌日・宿屋一階 ─
[増えてきた人、それぞれにひらと手を振って。
夢身が悪い>>109というクロエには、まぁ良い奴は少ないだろうなと思いやや同情するような視線が向けられた。
飲むと言うのが見えたので、カップの中に茶を入れて、だいぶぐったりしている彼女に渡す。
さっきは熱かったそれは、少し冷めてきているだろう。]
─ →宿屋 一階 ─
[しばらくは鏡の前でふにふにと、型が残る頬を突いていたのだけれど。
それで直ぐに消えるはずもなかったから、僕は使ったものを片付けて風呂場を出た。
食事スペースへと戻ると、立ち去った時より人が増えていて。
「おはようございます」と挨拶してからカウンターへ寄り、宿屋の主へと声をかけた]
親父さん。
パンとスープとサラダって、用意出来ますか?
[昨日食べた食事では量が多いと感じたため、いつも食堂で頼むメニューを用意出来るか訊ねてみる。
用意出来ると言う返答を聞くと、虚ろな瞳を細めて笑みを作り、食事の用意を頼んだ。
昨日あんなことがあっても、言動はいつもと変わらない。
僕は変わらず日常を周囲に纏っていた]
─ 宿・一階 ─
[向けられる半目>>115に、眉がへにゃり、と落ちる。
気を許せるというのは時に、隠し事が全くできない、という点で厄介だ、なんて思ったりもしたが。
持ってきた缶を見て、首を傾げる様子に気づくと、自分も深緑をそちらに向けた]
あー……これ、ね。
気晴らしに、紅茶淹れさせてもらおっかなー、なんて思って。
……本読む気にも、なれんしさ。
―宿・一階―
[落ち着かなそうな様子に少し逡巡したあとで声をかけておきました。]
・・・。
あんまり、顔色が良くないね。フォルカーくん。
無理はしない方がいいよ。
此処にずっと全員そろっていなければいけないわけではないのだし・・・。
─ 宿・一階 ─
……原因って……。
[さらり、と返された言葉>>117に、一つ瞬いて。
何となく、合点が行くと、ああ、と短く呟いた]
……と、お戻りになられたよーですよ。
[とか、言っている間に、話題の当事者が戻ってきて。
軽く、肩を竦めてこう言った]
― 宿一階 ―
[行商人>>110にも挨拶を返して、足りない姿を数える。
加工師と彫刻家は家に戻っているかもしれない。
デザイナーがどこにいるのかは知っている。
いないのは、あと一人]
うん。
[修道士>>115の仕草に、指を揃えた手で胸の前を撫で『分かった』と示した。含められた意味も頭では分かっているつもりだった]
ベアも、おはよう。
[少女>>116の姿が見えると、同じように安堵の表情を浮かべた。
琴線に触れるものが無いから大丈夫と思っていても、やはり姿を確認できないと不安でしかたがなくなるものだった]
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