69 赤き燈灯る崖の上で
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使用人 グレンは、最後に一度だけメイを振り返る。
2011/12/10(Sat) 22:36:21
[意識は急速に遠のく。
痛みすら感じないまま、熱を失う身体は力も同じく失って。]
(いや。)
[それでも、手を伸ばす。
外へ、助けを求めるように。]
(いや。)
[死にたくない。
死にたくない。
死にたくない。]
(だって。)
(+9) 2011/12/10(Sat) 22:37:32
(次は、ちゃんと殺せる。)
[震えの止まった手を確かめるように軽く握った。
メイに注がれていた視線は、すっと扉の外に戻された。*]
(71) 2011/12/10(Sat) 22:38:16
(+10) 2011/12/10(Sat) 22:38:46
― 一階廊下 ―
[信じられないというように聞き返す執事>>68に、無造作に頷いた]
……あァ。
あっちの部屋で死んでる。
――アーヴァインよりかは、綺麗な死に様だけどな。
[表情をなくす執事にこっちだと、促して歩き出す。
報告する声は淡々としているが声を落としているわけではなく。
ソフィーや他の人たちが近づいていればきっと聞こえていただろう]
(72) 2011/12/10(Sat) 22:39:42
―翌日―
お茶でもいただいたら違うかしら。
[昨日と違って目覚めるのは早かった。
しばらくぼんやりと過ごしてから、黒を基調とした衣装に着替えて部屋を出た]
おはよう。どうしたの?
[階段の先に立ち尽くしているソフィー>>58を見つけて声を掛ける]
(73) 2011/12/10(Sat) 22:40:14
[だから、死ねない。
死ぬわけに、いかない。
そう思いはした、けれど。
人ならざるものに、ただの人が抗うことはできず。
薄れる意識が最後に思ったものは、聴きたかったものは。
金の髪の、あの人の──…]
(+11) 2011/12/10(Sat) 22:42:13
使用人 グレンは、メモを貼った。
2011/12/10(Sat) 22:43:47
─ 一階廊下・階段傍 ─
……いつまでも、ここに立っててもなあ……。
[そう思い、歩き出そうとした矢先ににかけられた声>>73。
数度瞬き、慌てたように振り返る。
とっさすぎて、すぐに視点は合わなかった]
あ……おはよう、ございます。
いえ、その……ちょっと、考え事、してて。
[それでも、声からそこにいるのが誰かわかったから。
異常を気取らせまい、と早口に返したのは、こんな言葉だった]
(74) 2011/12/10(Sat) 22:44:44
─ 一階廊下 ─
そん、な。
[肯定の言葉と、頷きと>>72。
それを受けて声が僅かに、震えた]
[死の状況を聞いて、促されるとケネスの後に続く。
衝撃が大きすぎて、周囲に気を配るのも忘れ先へと急いだ]
(75) 2011/12/10(Sat) 22:45:01
―→一階廊下―
[目的の人物>>58は容易く見つかった。他の人物>>73も傍にいたけれど。
一瞬浮かべた笑みは、背中を向けていればきっと見えなかったはず]
おはようございます……、何かありました?
[階段から降り、まずは挨拶の言葉を掛け。
ついで二人の様子を見比べ、問い掛けた]
(76) 2011/12/10(Sat) 22:47:37
薬師見習い ニーナは、メモを貼った。
2011/12/10(Sat) 22:50:06
― 一階廊下奥 ―
[執事をつれて廊下を歩く。
書庫と反対側の奥。
赤い色と血のにおいは近づけば執事もきづけるだろう。
部屋>>20の中、倒れたままのネリーの首元にある噛み傷がただの殺人ではなく人狼の仕業だと物語っている]
……見つけたときのまんま、だ。
昨日、あんたらが始末したのは人だったのかもしれねェなァ……
[執事がネリーへと近づくのを見ながら、昨日のことを目撃していたこともあわせてつげた]
(77) 2011/12/10(Sat) 22:51:27
― 昨晩(>>37〜) ―
[赴いたのは客人の一室だった。
控えめなノック。]
話があります。
[ドアノブを掴み、開いていればそのまま開いた。]
(78) 2011/12/10(Sat) 22:51:48
─ 一階廊下・階段傍 ─
あ……ハーヴにいさん。
おはよう……いや、特に、何も……。
[降りてきたハーヴェイ>>76の表情の変化には気づけず。
そして、夜が明けるまでに訪れた『異変』の事も知らぬままだったから、返せたのは、こんな言葉]
(79) 2011/12/10(Sat) 22:52:30
─ 一階廊下・階段傍 ─
考え事でぼんやりしてたのね。
[ソフィー>>74と視線が合わないことに浮かんだ疑問は、後ろから届いたハーヴェイ>>76の声に散っていった]
おはよう。
わたくしはまだ起きてきたばかりだから何も。
[慌しげな足音>>75は聞こえてきただろうか]
(80) 2011/12/10(Sat) 22:53:30
― 昨晩 ―
[月の光が差し込む、蒼い室内。
その人物はどのような姿をしていたか。
男の黒曜石の眸は闇に融け、
白目が暗い蒼として見えるだろう。
然し、この闇の中であったとしても、
目の前の者は、良く見通せたに違いない。]
(81) 2011/12/10(Sat) 22:55:22
― 階段 ―
[眠ることができたといっても、やっぱり遅かったようで。
昨日はネリーもくることもなかったし、朝、起きるのは遅い。
目をこすりながら、寝ただけでは赤みもはれも引ききらなかった目元で。
そっと階段へと向かおうとして]
…?
[階下の声に、上から下を覗き込んだ。
ぱち、ぱち。と瞬きして]
(82) 2011/12/10(Sat) 23:02:23
― 昨晩 ―
[後ろ手で扉を閉めた。]
お前が、
[肉声で小さく囁く。]
人狼だな。
[問いかけではない。]
(83) 2011/12/10(Sat) 23:03:58
(84) 2011/12/10(Sat) 23:04:07
−昨夜、自室−
はいはい、どんなご用?
[戸に鍵をかけて居なかった>>78事を少々悔いつつ、
来客に小さく微笑む。
幸い血の付いた服は畳んで下着姿。
これから寝るつもりだったとでも言えばごまかせるだろう…]
(85) 2011/12/10(Sat) 23:07:20
― 一階・階段傍―
そうですか……
何か騒がしい気がしたものだから。
[何ら情報を得ていないらしき二人の返答に、足音のほうを見遣り。
彼らに見せるのはいつもの作りものの顔だった。
そうしながらもさりげなく奏者の傍に位置取り]
後で話があるんだけど、いいかな。
[音量は潜めて、彼にだけ聞こえるようにした心算]
(86) 2011/12/10(Sat) 23:09:23
─ 一階廊下奥 ─
[連れて行かれた先で漂う臭いに無くしたままだった表情が変化し、顔が顰められる。
部屋の中に居た変わり果てた姿のネリーを見て、右手で目の辺りを覆った]
ああ、ネリー……。
こんなことに、なるとは…。
[目の辺りを覆った右手は下へと滑り、今度は口許を覆う]
…人狼に襲われたのは、間違いありません、ね。
───貴方は、まだ人狼が居るとお思いなのですか?
[視線はネリーに向けたまま、ケネス>>77へと問いかけた。
その言葉にメイが襲った可能性を暗に含めて]
(87) 2011/12/10(Sat) 23:09:35
[けれど、断定するような口調>>83に目を細め、
何時でも飛び掛かれるよう身構える。]
…話って何かな?
お兄さん?
[この部屋で仕掛ければ始末は効かない。
故に、警戒しながら問いかけた。]
(88) 2011/12/10(Sat) 23:09:59
─ 一階廊下・階段傍 ─
ええ……色々と、考える事、多かったから。
でも、全然、まとまってないです、けど。
[オードリー>>80に、力なく笑いながら頷く。
慌しい雰囲気>>75は微かに届き、首を傾げる]
……書庫の方? 何か、あったの、かな……。
[そんな呟きをもらしていた所に届いた声>>86。
碧を数度瞬き、訝るような視線をハーヴェイへと向けて]
……いい、けど。
[こちらも小さな声で応じて、一つ、頷いた]
(89) 2011/12/10(Sat) 23:15:40
(90) 2011/12/10(Sat) 23:16:34
― 一階廊下奥 ―
[書庫とは反対側の廊下の奥。
執事の問い>>87に、死体に視線を向けたまま。
口元に皮肉な笑みを刻んだ]
そうさなァ……昨日、あんたらが殺したのが人狼で、人狼が一匹だけなら、この嬢ちゃんは夕方に死んでたってことにならァな……
俺は昨日の夕方で歩いたとき以外はほとんど部屋にいたし、メイドの嬢ちゃんがどこにいたのかなんてェのは見てないが。
他に見た奴がいたとしたら……人狼はまだいるってことなんだろうなァ。
それに、不思議と人狼騒ぎがおこったときに、人狼が一匹だけだった、なんてェ話はあんましきかねェからな。
他にいてもおかしくはない。
[軽く肩をすくめて答える。
それはメイドの死を悼んでいるようには見えず。
ただ運が悪いものをみるように、死体を見ていた]
(91) 2011/12/10(Sat) 23:18:30
……他の奴らにも伝えてくるか……
ちっこい嬢ちゃんにゃァ刺激が強いだろうしなァ。
[そういって、執事を残して廊下へと出る**]
(92) 2011/12/10(Sat) 23:18:34
使用人 グレンは、喉が小さく鳴る。
2011/12/10(Sat) 23:19:12
[人差し指を、自分のシャツの襟首に引っ掛ける。]
お前は、他の人狼がやった事に巻き込まれ、
ここから生きて帰りたいだけなのだろう?
その為に狩りを行っている。
[目の前の少女しか知りえぬ事を告げる。]
ネリーを襲おうとした時も、
一度失敗しかけた筈だ。
(93) 2011/12/10(Sat) 23:19:30
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