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存在意義って、そこまでのもんかよ。
[かくり、と項垂れる様子に呆れたように突っ込みつつ。
ばらばらと零れ落ちるソーイングセットに、前髪をかき上げつつ、あーあ、と息を吐く。
例え執事として呼ばれたのだとしても、これで役に立つんかい、と。
その瞬間、素で考えていたとかなんとか]
[唸るユーディットの様子には気づいていても、ここで話す事でもないから、と、今は言わず。
それでも、右手は、糸が彼女から見える位置をキープしているが]
[慌てて針や糸を拾うも]
あいたっ!!
[拾うたびに針に指を刺している。その痛みに悩まされながらもユーディットに]
え、と。
他に主様がいらっしゃって、その主様はこの屋敷の方ではないと言うことでしょうか。
[確認するように言葉を紡ぐ。
その間にも指に針を刺していたりするのだが]
[確か、クラスメイトの家――学校に通う者は、総じて裕福な場合が多い――にいたと思ったが。こうしているということは、解雇されたのか。失礼な納得をしながら、拾うのに苦戦しているのを認め、しゃがみ込んで、]
慌てると、余計に危ないですよ?
血、出てません?
[問いかけながら、こちらは危なげなく拾う。]
そうそう、災難ですよねえ。
[アーベルを見上げて、表情を崩した。
口調は変わらず、のんびりとマイペースだ。]
どうにも外は、危ないみたいです。
犬に吼えられましたから。
[嘘は吐いていない。]
はひ?
[涙目になりながら針を刺した指を咥えつつ視線はブリジットへ。
聞こえたのは執事の部分だけのようだが]
えーと……どこかでお会いしたことありましたでしょうか…?
[思い出せないようだ。
アーベルからの突込みには]
だって仕事のために呼ばれたはずなのに、するべき仕事が無いのでしたら、私は何のために呼ばれたのかと言うことに…。
[未だ眉間を揉んでいたが、アーベルの手首に糸を見つけるとぱっと目を開いて]
あーーー!!思い出したぁ!
…あ、いや何でもないっ。
[思わず指をさして少し大きな声を出す。
が、すぐにその指を背中に隠すように後ろに回してふるりと首を振る。
オトフリートの言葉に、再び視線を向けると]
うん、そーだよぉ。
ボクのご主人様は、ボクだけのご主人様で、ご主人様のメイドはボクだけだからぁ。あは。
[しまりのない笑顔を向け、足元にキラリと光った針をかがんで拾い、はい、と差し出した。]
ああ、気にしないで下さい。
[にこりと笑んだ。
彼からしてみれば、一客人に過ぎない自分を覚えていなくても無理はないだろうと思ったから。執事としてどうなのかは、ともかく。]
ご主人様って、それなら、ここにいていいんですか?
[やはりメイドなのかと納得はしながらも、浮かんだ疑問に、同じように針を拾うユーディットの言葉に、声を投げる。]
血は……出てます。
[器用なのか不器用なのか。
拾う度に同じ場所を刺していたりする。
針を拾ってくれたことに気がつくと]
あああ、すみません。
ありがとうございます。
[ぺこぺこと頭を下げてまた拾い始める。
もちろんまた同じところを刺すのであるが]
……見ていて不安だから、大人しくしていて下さい。
[妙にきっぱりと言い切って、拾おうとする彼を制した。
溜息交じりに、怪我をしたらしいその手を取ろうとしながら。]
っていうか、こんなとこに連れてこられた時点で災難?
犬……ねぇ。
躾の悪い番犬でもいたわけ?
[ブリジットの言葉に軽く返す。
彼女の言う犬を普通の犬と捉えているかどうかは、表情からは伺えず]
そんなん、俺に言われても困るんだが。
[オトフリートには、呆れたような口調でこう返す。
思いっきり、扱いは他人事]
なるほど、私とは状況が違うようですね。
では別の場所でメイドをなさっている貴女が何故ここに?
ここの主様がお呼びになられたのでしょうか。
[ユーディットの言葉に納得するように頷いて。
しかしすぐに浮かんだ疑問に首を傾げた。
その最中、拾った針を差し出されて]
あああ、ありがとうございます。
すみません、皆様にご迷惑を…。
[渡された針はソーイングセットへと仕舞う。
手伝ってもらったお陰で落としたものはどうにかソーイングセットに収まったことだろう]
[ブリジットの言葉には、にっこりと笑って]
だってここに居る事も、ご主人様の為だからぁ。
あはは。
犬?
随分凶暴な犬がいるんだねぇ。
[じ、と裂けたスカートを見た]
[拾おうとする手を制され、きっぱりと止められると]
……はい。
[すごすごと引き下がる。
怪我をした手を取られると、きょとんとした様子でブリジットを見返した。
アーベルの呆れ口調には]
それはそうなんですが…すみません、アーベル様に申しても分からないことは分からないのですよね。
失礼致しました。
[しゃがんだままだが謝罪のために頭を下げた]
それもそうですね。
[本当に災難と思っているのか否か、彼女の物言いも、軽い。
アーベルの問いかけに、ええ、と首肯した。]
そうですよ、躾が悪いですよね。
見境なく、襲うだなんて。
周りは廃墟かと思えば、砂漠みたいな場所は広がっているし、
外への出口も、結局、見つからなかったし。
[はぁ、と大袈裟な溜息。
ユーディットにも、本当です、としみじみ言う。]
[オトフリートの言葉にも同じ笑みを返しながら、視線を針を刺した指に移した。]
ここの主がどーとかは知らないよ。
ボクはボクのご主人様の言う事を聞くだけだもん。
ね、血ぃ、出てるよ。
[視線は赤から外さずに。]
……どれだけ刺してるんですか。
[赤の見える指に、またしても溜息。掌で拭うようにオトフリートの手を擦り、スカートのポケットからハンカチを取り出して、とりあえず、くるりとその手に巻いた。傷の手当てというよりは、余計な事をしないように、という静止の意味合いを込めて。]
救急箱くらいあるんですかね?
それとも、持っていらっしゃったり?
[セーターの位置がずれて、ベルトが覗いた。小刀までは見えたかどうか。見えても、鞘程度だろうが。
自分の手に移った赤を舐める。]
いやま、別に謝らなくてもいいんだけど?
[頭を下げるオトフリートに、ひらひらと手を振りつつ言う。
こいつ調子狂う、と思っているのが、口調に現れているかも知れない]
見境なく、ってのは、穏やかじゃありませんこと。
招待主は、よっぽど客に帰ってほしくないらしいねぇ。
[大げさなため息をつくブリジットに、飄々とした口調で言って。
僅か、思案の素振り]
……とはいえ、建屋の中にこもってんのは性にあわねぇし……ちょいと、散歩にでも行って来るかな。
はぁ、そうですよね…。
主様がいらっしゃらないと、私は何のために呼ばれたのかが分からなくて…。
[ユーディットの言葉にかっくりと項垂れる。
血を指摘されると]
…ええ、出てます。
さっきから何度も刺しているもので…。
[めそめそ。
ブリジットにより掌を拭われると]
ああそんな、貴女の手が汚れてしまいます!
いつものことなので、しばらくすれば治りますから…。
[言いつつも大人しくハンカチで手を巻かれる]
いつも怪我をするので包帯と絆創膏をいくつかは持っていますが…。
[足りるでしょうか…、と言葉を漏らした]
[ブリジットのセーターの下、ベルトがちらりと見えて一瞬視線を移したが、すぐに赤を舐める舌を目を細めて見た。
その後はアーベルに視線を移し]
あ、ボクも出ようかなぁ。
砂漠?とか色々面白そう。
[ひょい、とおりかけていた階段を飛び降りた。]
駄目ですよ。
傷口から黴菌が入ると危ないんですから。
[ぴし、と人差し指を立てて、くどくど。
ブリジットの方が歳は下のはずだが、立場はまるで逆だ。]
いつも、ですか。
んー……
医務室みたいなの、ないんですかね。
[立ち上がり、周囲を見回す。]
[救急箱とか包帯とか医務室とか。
飛び交う言葉に思い出したのはメディカルルームの存在]
……一応、治療設備とかもあるらしいが、ここ。
[モニタールームの反対側をひょい、と示して]
面白いかどうかは、知らんけどね。
退屈はしないんじゃねぇの?
[飛び降りてきたユーディットにどこまでも軽くこう返しつつ、外の方へと足を向け]
外ですか?
気をつけて下さいね。
[心配のいろを浮かべるも、無駄と思ったか、止めることはせずに。]
あ、出口見つけたら教えて下さい。
[念を押すのは忘れなかった。]
[人差し指を差され言い包められると、う、と大人しくなり]
…すみません…。
[小さくなった。
医務室の言葉と聞こえたアーベルの言葉に視線をそちらに向け]
治療設備が?
…ますますここが分からなくなってきました。
何だか、設備が一般のお屋敷ではないような…。
あ、お出かけですか?
お気をつけて。
[外へ向かおうとするアーベルとユーディットには呑気にそんな言葉をかけた]
[外へと向かうアーベルの隣にたた、と寄り。
ひょい、と軽い足取りで近寄ると、耳元に少し口を近づけて本人しか聞こえないであろう小声で囁いた]
ねね、キミ、「戦ってた」ことない?
ボク見たことある気がするんだけど、気のせい、かなぁ?
あは。
ご心配どうも、と。
ま、荒事には慣れてるんで、ね。
[ブリジットの言葉に、ひらりと手を振りながらさらりと返す。
むしろ、荒事が日常と言っても差し支えはないのだが]
出口は……もし、見つかったら、ね。
[はっきり言って、期待はしていない]
設備?
……大仰な言い回しですね。
とりあえず、行ってみましょうか。
[言うなり、当人の意志も聞かずに歩み出す。
途中で足を止めると、はた、と振り返り、]
あ、オトフリートさん、
ソーイングセット貸して下さい。
[寄って来たユーディットの小声の問いに、ふ、と笑みを浮かべる。
対峙した経験ないし、その際の姿を見た事のある者であればすぐにそれと察する事のできる、『銀翼の孤狼』としての笑み]
……俺、そんなに印象薄いかねぇ。
あっちでは、それなりに名は通ってるつもりなんだけど。
[その笑みと共に返したのは、遠回しの肯定]
え、あ、は、はいっ。
[治療設備へ向かうという言葉と、ソーイングセットを貸して欲しいと言葉に一緒くたに返事をしてしまう。
拾ってもらった針と糸を収めたソーイングセットをブリジットに渡し、治療設備へ向かう後を追う。
その設備で治療するとなれば、大人しく治療を受ける*ことだろう*]
[アーベルの笑みには、にっこりと笑い返して]
あ、やっぱり?
印象薄くない筈だよぉ、だってボクが対戦もしてないのに覚えてるって相当だもん。
ふふ、じゃぁ、ボクとご主人様と、近いのかなーそうでもないのかなーあはは。
[歌うように言葉を紡ぐとふわり、と長いスカートを揺らしながらステップを踏むように何歩か歩きつつ、オトフリートの言葉には振り返って]
はぁい、気をつけるよぉ。
出口も見つけたら教えるねぇ。
[手を振った。]
[手の怪我の治療だけには勿体無い程に、設備はしっかりとしていた。用途の知れない、通常使われなさそうな薬品までも置かれているのは、不安をも呼び起こしたが。
受け取ったソーイングセットは傍らに置いて、有無を言わせずオトフリートを座らせると、慣れた様子で手当てを済ませ、大袈裟にも見える程に包帯を巻いておいた。]
これでよし、と。
それじゃあ、これは借りていきますね。
わたしは個室に行きますけれど、どうします?
まだ、空きはあるみたいですよ。
……間違えないように、目印でもつけて置くべきかな。
[一方的に言うと、パタパタと片付けを済ませて、二階へと向かう。
*ハンカチは置き去りにして。*]
知られてたんなら、それは光栄?
[冗談めかした口調で言いつつ、低く笑う]
しかしまあ……なんであっちでは会わずにこんな所ででくわすのやら。
[ひょい、と軽く肩を竦めつつ、外へと踏み出す。
出迎えるのは、冷えた冬の大気に包まれた廃墟。
そこだけを見ていると、砂漠のような場所がある、という話はやや、荒唐無稽にも思えた]
そーだねぇ。
ここで戦え、とか言われたらちょっと、面白いねぇ?
[あははは、と口を開けて笑いながら、アーベルに続いて外へと革靴を下ろした。
ふわ、と風がスカートや髪を揺らし、さむ、と呟かせた。
ひょいと少し周りを見渡し、西を向いて目を細めると]
じゃあ、ボクちょっとうろうろしてくるよ。
また、ね♪
[アーベルにも手を振ると、ゆっくりと西へと向かって歩き出した。
腰の後ろ、エプロンのリボンの蝶々結びに無造作に突っ込んだ黒い銃が、少し*揺れた*]
ここで戦え、ねぇ……。
ま、確かに、面白いかも?
[くく、と笑いながらの言葉は、半ば本気やも知れず。
またね、と言いつつ歩き去るユーディットに、ん、と言いつつひらりと手を振り、その背を見送る]
……さって……。
[周囲に誰もいなくなった所で、自分は廃墟の奥の方へと。
鉄筋の覗く廃ビルの一つの前で足を止め]
Reine Luft……Anfang.
Erstarren Sie.
[小さく呟き、糸を解いて]
……一応、確認しとくか。
[ヒュ、と音を立てて上へと伸ばされた糸が、むき出しの鉄筋に絡みつく。
ぐ、と両手で引いて、安定を確かめ]
……それなりの強度は残ってる、と。
いざとなりゃ、使えるな。
[何に、とは言わずに。
地を蹴り、糸を手繰るよに鉄筋の上へと飛び乗る。
そんな動作を数回繰り返して、廃ビルの屋上へと上がった]
Halten Sie einen Faden an….
[屋上まで行った所で、糸の動きを止め、再び手首に巻きつける。
目を閉じ、深呼吸一つ。
意識を凝らすのは、『もう一つ』の力。
銀の羽根が舞い、蒼の青年は翼持つ銀の獣へとその身を転ずる]
期待はできねぇけど……上が空いてるかどうか、確かめて損はねぇしな。
[そんな独り言と共に、舞う。
……数分後、予想通りとも言える見事な期待はずれを食らい。
鉄筋の上に座ってやれやれ、と嘆息する銀翼の青年の姿が見られる事になるのは、*言うまでもない*]
―個室H―
[無防備に、アーベルによってベッドに移されてなお身動ぎこそすれ目覚める気配はなく。
警戒心はそれなりに強いはずの彼女の無意識は、しっかりと青年に既知と安心を感じていたようで]
ん――良いにお、い。
[目覚めは空腹心をくすぐる匂いによって訪れた。
ふら、とそれに釣られるようにベッドを降りると、匂いを頼りにとある部屋の前に辿り着いた]
―個室L・扉の前―
[開きっぱなしの扉からは料理をしているらしい人影が見えただろうか。
はたはたりと翼を揺らし、少女はじ――とその様子を見詰めている。
『きっとあの人がご飯の持ち主』
勝手にそんな事を思い込み、邪魔をしないように彼が料理を終えるのを待った。
無造作に廊下に座り込み、時折翼の先を揺らして。
彼がこちらに気付いたなら、期待の色を目に――けれど何処か遠慮がちに「食べちゃ駄目――?」と*問うだろう*]
[木立の中を、ぷらりぷらりと散歩する。
歩くたびにふわりふわ、スカートは揺れ、草を踏むと靴の下でさくりと音をたてた。
少し太めの木の前に立ち止まると、にっこりと笑って足を止めた。]
さ、てっと。
『オプス』
[呟きながら腰の後ろ、エプロンを結んだところに無造作にさしてあった銃を右手で取ると、脇で一度振る。
振られる軌跡を残すように黒い線が延び、ぐなりと動くとその手には大きな鎌が握られていた。
黒い光を持つ細い柄はしなる素材のようで、薄い刃はゆらりと揺れる。
すいと手前に持つと、エプロンのポケットから少し固い布を取り出すと、刃を磨き始めた]
[存分に磨くと、黒く光る刃に自分の顔を映し、にこりと笑ってみる。
片手で持ち、上に持ち上げて光に透かす様に持ち上げて見上げる。
光を反射させ、影になった木に明るい筋が入った。]
どぉですか?
[小さく呟く。]
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