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[通りの騒ぎが起きる前。地竜王と共に竜皇殿へと辿り着く]
ここへ来るのも久々じゃのぅ。
会議が無ければ訪れることもあまり無い。
『とは言えザムエルには教え子が居るのだろう?
度々来ていたのではないのか?』
[地竜王に付き従い竜皇殿の門を潜り歩を進め。懐かしげに辺りを見やる]
そうですのぅ、しばし竜都に留まり指南を請け負ったことはありますな。
あの子も随分と成長したことでしょうなぁ。
[うむうむ、と頷きながら回廊を歩き、会議場のある西殿を目指す]
[ナターリエの言葉にきょとんとし]
いえ。たしかに貴重な経験でしたが、既に学んだことに興味はありませんので。
一人しか使わない書庫に同じ本があっても価値はありませんから。
[読書用・保存用・布教用? そんな概念彼女にはありません。]
―竜都―
[賑やかな通りを歩く竜王の姿は目立つのか。すれ違う竜らの半分くらいは振り返り、主を見る。
今日は黒に近い紫のドレスを身に纏い、髪を結い上げる留め具も紫紺。
紫を基調としたそれらは、何を意識しているのか。黒の随行者にはよく分かったり。
微か、件の王の気配は感じ取れる。
が、それが具体的に竜都の何処からなのか、までは分からない。それに…何やら会うと面倒になりそうな竜の気配もちらと覚えなくもない。]
姐さん、のんびりするのはいいけどさ。
そろそろ行かないと時間、大丈夫か?
[さり気無く、どこか心ここにあらずといった様子の王を促す。]
…別にここで探さなくても向こうでほぼ絶対確実に会えんだし。
ほれ、早く行こうぜ。
「…貴方はこういう時にだけ正論を言うのね。」
[振り返り、睨む様子は王を少しだけ幼く見せた。]
[嵐竜王の言葉に、またくすくすと笑う]
……うふふ。
貴方にとっての、そのお坊ちゃんは、さぞかし可愛いのですのねぃ。
……そういうのが分からない私には嫉妬してしまいそうだわぁ。
―――ふふ。冗談よ。大いなる存在にケンカを売るような真似はしないわ。
それに、「嵐」たる貴方と、「水」たる私は仲間みたいなものですから。少しは……分かっているつもりですわぁ?
『……』
[楽しそうに笑うナターリエを、水竜王は何も言わず、ただじっと成り行きにまかせるように、見守っている]
あらぁ。
お気に召して頂けたのなら光栄。
名は己を示すもの。
覚えておかなければならないものでしょぉ?
[ はたりと手は落ちて、首が幾たび目かに左に傾ぎかけたところに、寄せられる唇。その吐息はさぞかし熱く、口づけは甘いことだろう。しかし、]
影は影。
唯、其処に在るだけのものだ。
花よ蝶よと戯れるには過ぎた存在であろうよ。
[一転して落とす言葉には老獪な響きが混じる。
流水の竜へと流した視線の先、黒曜石は怜悧な光を放っていたであろう。]
[返される名乗りはまた異なる物言いで。
先ほどからの変化にやや、戸惑うものの]
ん、ピアもよろしく、ってさー。
[自身の意識の奥には、言葉として結ばれる小猿の声を伝える。
続けて、耳に届いた義兄の声に]
……そう思うんなら、野次馬根性だすなよなぁ。
[そも、寄り道の切欠は誰が作ったのかというのは、やっぱり言ってはいけない。きっと]
[ユーディットの言葉には、面白そうに彼女を見つめた]
なるほどねぃ。
学習。
でも、それは物事の一面しか見ないという意見ですわよ?
本だって、一度読むだけでは分からなかった箇所があるかもしれない。
行動なら、なおさら他の一面があるわぁ。左を向きながら、右を向くのが出来ないようにねぃ。
「俺にとっては小生意気なガキだが、嫁さんにとっちゃ大事な弟、だしな」
[ナターリエにさらりと返した後、草色の瞳は、流水の竜王の方へと流れる。
そこに宿る色は、どこか楽しげにも見えて]
あぁ、やはり貴方でしたか若焔殿。
此方こそ久方ぶりにございます。
[返る声と御辞儀に頷き、若焔と視線を合わさぬように会釈する。そうしてから零れた問いに遅れた答えを返した。]
……はい、恐らくは機鋼の方々の物かと。
強い感情は感じなかったのでご無事かとは思われますが。
[そもそも竜は頑丈な生き物であり機鋼足れば言うまでもないが]
[ 遠きに竜皇殿を捉えたノーラは口を閉ざす。
一歩後に退がり、深く頭を垂れた。その時ばかりは世界の理に即して髪が前へと流れ落ちる。
それは暇を告げるものではあったが、一時の別れを告げる声はなく、影の名の通りに気配も薄くその場を立ち去った。]
―皇竜殿―
「正式なご挨拶は後でも大丈夫と思うけれど?」
[穏やかに掛けられた声にハッとなった。
銀の瞳をした穏やかな女性を振り返り、慌てて頭を下げる]
「それより、その荷物を置いて着替えていらっしゃいな。
あちらに用意がしてあるとのことですよ。
方々が完全に揃われたら会議も始まりましょうから」
はい。ありがとうございます、ディア様。
ではそれからご挨拶をさせていただきます。
[叔母に当たるその人に深く頭を下げて、教えられた部屋へと足早に向かう。
礼服となる白のローブに着替え、そこを出る]
― →回廊―
―竜都―
『――さて、大事無いか。』
うん、へいき。
[小さな声が耳に届く、目的の殿前に着いたのだろう事は安易に予想付いた。
尤も少女は父親の腕に抱かれたままで在ったし、そんな彼女に大事あったとすれば
父親が落として行くか乗り物酔いかの何れかだ。
かく言う私とてその少女の腕を借りてはいるが。小さかろうと巻きつくには動作無い。
…この様な会話はいかに子煩悩であるかと考えさせられるが。
寸瞬の揺れ。王が仔竜を下ろすと共に自らの視界も低くなる。]
へいき?
[投げられた言葉は、――聞かずとも私に向けてだろうか。
たどたどしい言の葉で安否を問われ、無視するわけにも行くまい。
御仔に申し訳程度、舌だけを覗かせると再びしゅるりと腕へと巻きついた。
言葉を返さずして失礼かとも思ったが、親子共々気分を害す事は無かったらしい
意図だけを汲み取ったか、そう、と一つ言葉を零すのみ。
こういう所は、彼の王に近しい。]
[ノーラの耳から唇が感じるのは、冷たい感覚。
知らぬうちに底なし沼に迷い込んだかのような。
その感覚にナターリエは―――凄絶な笑みを浮かべた]
ふ、くくく……。
本当に、面白い。
しばらく見ない間に……ここも楽しい場所になったじゃない?
[そこにあったのは、水と言う狂気に見せられた存在か。
それとも、元が竜ではないという特異さから生まれる感覚か。
ともあれ、ナターリエは、次の瞬間には、いつものような笑みを浮かべながら、唇を離して元の場所に戻った]
『……どう思おうがお勝手に。
影が姿を変え、そこに在ると同時に、水は姿を変え、そこに無いのだから。
戯れもまた、一夜の幻よ』
[どのような巨大な物が落とされても、ただ波紋を広げ、やがて元のままに戻るかのように、水竜王は無表情にそう言った]
―― 大通り ――
[竜皇殿で、自分達の噂がされているとは思いもせず、機鋼竜は大通りの賑わいを冷やかしながら大通りを歩いている]
やっぱり普段より賑やかだなあ。
[少し先で、賑やかを少々超えた騒ぎがあったと知る由もない]
― 竜皇殿前 ―
[ 次に影が現れたのは、会議の場であり、皇竜の居城であり、郷の中枢たる殿の前であった。其処には主たる影輝の長が佇んでいた。
ノーラの予想とは異なり、既に騒ぎからは遠ざかっていたらしい。
何時もの飄とした態はなく、物思う風情で殿を見詰めている。
影が傍に来る気配は感じているであろうに、顔を向けることもなかった。]
ぶえっくし!
[寒くもないのに、くしゃみが出たのが何故かなんてのも、判るわけは…]
なんか…ダーヴが来てる気がする。
[伝わったみたいです]
『……』
[嵐竜王の視線を受けて、一瞬だけ視線を交錯したが、すぐに視線を戻し、低い声音で呟いた]
『極上の偽者を作る。
それが、―――の役目だ』
[自分自身を表す言葉を紡いだときに、一瞬全ての一人称が同時に発生して消えた]
『では俺は各王達へ挨拶してくるとしよう。
どうやらまだ着いていない者も多いようだが』
承知致しました。
何かありましたらお呼び下され。
[挨拶へと向かう地竜王と別れ、その姿を見送り。少々疲れが出たか、やれやれ、と呟きながら軽く腰を叩く]
ぬぅ、この程度で疲れていてはあやつに馬鹿にされてしまう。
いやいや、儂はまだあやつには劣らん。
[気合を入れるように背を伸ばし、額を覆う茶のバンダナを締め直してから竜皇殿の回廊を歩き出した]
[ナターリエの言葉に]
いえ、知識の蒐集こそ私の存在意義ですので。
経験も確かに重要かもしれませんが、それは私にとってあまり重要ではないので。
私は主様の書庫。
この知識をどう使うかはわが主様の意のままに。
[そう言って、スッと瞳を閉じる。
心なしか、その表情には陶酔の気配。]
[流水の竜王の言葉に、疾風の竜王は微かな笑みを浮かべるのみで何も言わず]
[その義弟はといえば、立ち去ったノーラを見送り、丁度義兄を振り返った所]
っつーか兄貴、そろそろいかねぇと……。
お?
[促した所、人群れが散らばりよくなった視界の先に、覚えのある姿が見えた気がして一つ瞬いた]
機竜王と随行者のエーリッヒ=ブラゥ殿。
[滑らかに刻まれた記憶から名を取り出し示す]
ご存知のようですね。
ご心配なら行かれても?
[砂漠の波のように伝わる感情の色に青年は口元の笑みを深める]
[ どちらも口は開かぬ。影は影であるがゆえに。
沈黙は幾許であったか。
イズマルームが漸く顔を上げたのは、異なる属の長の訪れを知ってのことであった。茶、と一言には表しきれぬ長い髪。所々に絡まる緑葉。樹竜王であると悟るより先に意識が向いたのは、彼の抱く幼児の姿であった。]
「……連れて来たのか」
[ 久しいとの挨拶より何より、先ず呆れの混じった声が出る。
竜の個体数は少なく、仲間意識は他の種族より強いとは言え、公の場にとの思いがあったのだろう。]
あ、御師様。
[回廊へと入れば、一時共に過ごし、知識に限らず多くの事を教えてくれた相手の後姿が見えた]
お久しぶりでございます。
地竜王様の随行は御師様でしたか。
[足早に近付き声を掛けると、静かに一礼した]
[命竜王は大人しく随行者の弁に従う。今回はこちらが正しいと、理性が判断した為に。ただ皇竜の居城へ向かう王の足が先ほどより随分と早くなったのは、八つ当たりを兼ねての様子。
その様子を、自身は肩を竦めて見送る。
ヒールであんだけ早く歩けるとか器用だなとかどうでもいいことをおもったりしていると、自然距離は離れたが、すぐに追いかけるつもりはあまりなかったり。]
おーお、元気なもんだな。あの分だとすぐに向こうには着くか。
…おお。遅刻させずに命竜王を送り届けたとか。
流石俺。
[至極適当な事を呟いたり。]
あれ?
[通りの行く手に、明らかに他とは違う強い気配が幾つか感じられて目を細めた]
うわーうわー、すっげえ。
[同意するように、肩の機械竜がちかちかとオレンジの明滅を繰り返した]
…んまぁ…あいつなら、至近距離でプルトニウムが臨界しても平気だろうから…
[広い額にかかる前髪をくしゃりとかいて…]
あ!師父!ご無沙汰してますっ!
[老竜の姿にぺこり。
元々、武技にはそこそこ秀でていたものの、霊力的発達は遅れていたため、幾度となく指導をうけていたもので。]
『――おや、』
[久しいな、と。独り言にも近い王の声に視線を向ける。
数度しか合間見える事はなけれど、影輝を司るお方に相違無かろう。
尤もこの縮した姿で会う事は無き故、私に気付くかは判らぬが――
幼子も釣られたか、同様に視線を向けるのを感じた。]
…?
[まぁ仔に、誰と察しろと言うのは無理も無かったか。
地へと下ろされた仔は、心許無げに父親の足元へとしがみ付く。]
『――まぁな。少し思う所があった。
どうだ、可愛かろう。私の仔だからな。』
[ゆるりと仔竜の金を撫ぜながら言うは、唯の子煩悩。
…呆れの声にも然して気を止めぬ様子だが、自慢は如何なものか。]
[久々の竜皇殿内を眺めながら歩いていると、後方から声がかかる。ここ200年で聞き慣れた教え子の声]
おお、エルザか。
久しいのぅ。
[振り返り顔に深い皺を刻みながら穏やかに笑み返す。相手の一礼に一つ頷きを返し]
うむ、王のお呼びがかかっての。
幾度目かの随行と相成った。
お主も壮健じゃったかのぅ?
「お、賑やかなのが来たな」
[ぽつり、嵐竜王が呟きを落とす。その視線を辿ったなら、機鋼の竜王の姿は容易く目に入り]
あー、あいつ。
[その傍らの青年の姿もやっぱり目に入るわけで。
気づくかどうかはわからぬものの、手を振ってみた。
小猿も一緒に手と尻尾を振り]
ほんとにこんなに沢山、いらしてるんだなあ…て、あれ?
[わくわくと竜王達の姿を目で追い、気配で探していたところへ、手を振る見知った姿]
あ!ティルさん!
[満面に笑みを浮かべて駆け寄っていく]
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