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…………。
[ぶりじっとの手の中の端末…につけられた
にぎやかな飾りに目を奪われつつ、
りーぴーの言葉にユリアンが何か言うかもしれないけれど
ぴっとりくっついたまま周りの会話を*聞くだろう*]
[揺れる飾りは、創作動物のマスコットに、ビーズ細工らしきものに、取り取りの五つ玉に、赤い紐に結ばれた鈴に――不思議と、その音色は、殆ど聞こえなかった。]
はい。
[眉を下げて、申し訳なさそうな笑み。]
……私、部屋に戻りますね。
また、後程、
[先程までのブリジットならば言わなかったであろう台詞を口にして、三人に背を向ける。機敏な動きに、*スカートが翻った。*]
[手を振り、去っていくイレーネを優しい目で見送っていたが]
じゃあ、私もちょっと出かけてきます。
ここがどういうところか、ちょっと興味があるので。
[そう言うと、広間を*あとにした。*]
[私がここに居る理由。
それは、蛇に誑かされた愚かなお嬢様……と言うのは、表向きの理由。
私を誑かしたことになっている彼は、組織がSchwarzes・Meteorへ送り込んでいたスパイ。
彼いわく、この遊戯に勝ち残った者は総帥アルトゥル=ウルリヒに会うことが出来ると言う。
彼の未来。それを直接見ることが出来れば、Schwarzes・Meteorを打ち倒す楔となるのではないか。
無論、組織の虎の子である彼女を放り込むことに反対の声も上がった。
しかし、組織としてもSchwarzes・Meteorとの抗争に対して何らかの決定打を欲していたのか。結果として、私はここに居る。
だが、私の護衛として共に遊戯に組み込まれるはずだった彼は、ここにつく前に消息が掴めなくなってしまった。
ここに入る前に組織から伝えられたことによると、未だ彼がどこに消えたかは分からないらしい。
組織の目的を果たすために、私は生き残らないといけない。
身を守るため、最低限の訓練などもここへ来る前に受けては来たが、あまりに不安。あまりに不十分。
どうにかしないと。どうすれば。]
「みらい」とかなんとか言う話を、足をぷらぷらさせながら聞いていた。
未来。
未だ来ぬもの。
手に掴んだ時にはそれはもう「現実」となり、いつになっても追いつくことはできない。
それは、彼女にとっては「約束された生」でしかなく。
虚空を見つめ、ふ、と目を閉じるといつしか夢の中へと迷い込んで行った。]
[半眼になりながら会話に耳を傾ける。
だが意識は少しずつ思考の中に沈んでゆく。
奪い返したのは「未来の欠片」
取り戻せなかったのは「過去の思い出」
それでも諦めることが出来ない「現在の可能性」
不安、後悔、苛立。
元が不安定な制御能力が揺れる。
パチリという音が鳴った]
[どれくらいうとうとしていたかは分からない。
何によって、意識が眠りから引き戻されたかも分からない。
ゆるりと目を開くと、眠っている者も起きている者もいるだろうか。
なんだかいやな夢を見ていた気がして、目の裏が重たかった。]
…あは。
[無理矢理笑う。]
[拙い。
即座にそう思考を戻せたのは幸いだったか。
残っている人数が減っていることにも気付かず、無言のまま広間を出、そのまま建物からも出る。
足早に廃墟を抜け、広場のようになった場所へ。
そこで足を止め、膝を突く。周囲の空気全体が帯電し始めていた]
[何時の間に、部屋を抜け出したのか。
彼女の姿は廃墟と化したビル郡の中にあった。
瓦礫に腰を下ろして、膝を抱え、ぼんやりと、何処かを見つめていた。
風が、ウェーブのかかった髪を流していく。]
[広間に起きている人がいたならば挨拶をしつつ、ふらりと部屋を出た。
自分の部屋へと戻り、顔を洗う。
なんとなく重い目を瞬かせ、あけたままの窓から外を見た。
見える風景は有限。
どこかに、入り口出口がある、場所…。]
…よ、っと。
[窓の桟に足をかけ、壁に鎌を突き刺して足場をつくると、ひょいと屋根の上へと上がった。
風が、冷たい。]
[無作為に飛び交う電子の流れ。
この状態の時に誰かに触れるわけにはいかない]
…ハァ。
[深く呼吸をしながら少しずつ押さえ込んでゆく。
どうにか火花は散らない程度まで整えて、傍にあったベンチの名残を残す石に腰掛けた]
何時以来だよ、こんなの。
まったく、らしくない。
[そのまま一晩、ここで過ごすしかないかなと思った。
部屋に戻れば備品を壊さない自信が無かったから]
[そう遠くない場所で、何かが光ったような気がした。]
……なんだろう。
[近付くのは、無用心かもしれなかった。
けれど、いつまでもここにいても、仕方ないのは確か。
立ち上がり、ふらりと歩みだす。
片手には、普段の癖か、端末を握っていた。]
…ん?
何か、光った?
[屋根の上から見下ろすと、ぱちぱちりと断続的に光が見えた。
背伸びをすると、その光は徐々に間隔を伸ばしていっているようで、きょとりと首を傾ける。]
なんだろ?
[ひょい、と屋根から飛び降りる。
片手に握った鎌は夜の闇の中で平たく広く形を変え、まるでグライダーのようにそれにぶら下がる形で光の元へと滑空した。
人影が見えれば、その前にたん、と着地する。]
おっと!
[気を抜いた直後だったからか、その気配に気が付くのが遅れ。
慌てて右手を軸に小さく跳んで距離を取った。
目の前に着地する影を認めて]
…よく降ってくる人だね。
[薄く笑う。パチリと再び火花が散った]
こ、こうもり……?
[にしては、大きすぎる。
ならば、巨大蝙蝠だろうか?というのは、単純過ぎる考え方。
広場に降り立ったそれ――ブリジットの位置から、少年の姿は窺えていなかった――を、幾らか離れた場所から、怪訝そうに見る。]
[滑空中、誰かの近くを横切った気がしてチラリと顔を向けたが、顔を確認する事は無理だった。
着地してその手のものがぐなりと曲がって銃の形になって手の中に納まると、小さく跳んだ人物の方に顔を向けてにこりと笑…おうとしたが、ぱちりと散った火花に驚いた表情。]
あははは、そういえば昨日も降りたところで会ったねぇ。
光ってるの、キミだったんだ。
どうしたの、それ?
[散る火花から目線を離さず、手の中の銃は後ろに回さずに握ったまま、首を傾けた。]
さて、ね。
僕の能力のこと、全く知らないわけでも無いだろう?
[言いながら煩わしそうに右手を振った。
伸びた電光はユーディットからは離れた場所へと。
大きな瓦礫の手前で散ってバチッという音を立てた]
ね、そこの人も。
今苛立ってしまうと危険なんだ。
できれば出てきて欲しいな。
わ……っ
[音を立てて、散る火花。
手を当てるのは遅く、声は零れる。
……ばつの悪そうな顔をして、影から出た。]
ごめんな、さい。
そういうつもりじゃ、なかったんだけれ、ど。
[先日とは違って――放送の件を聞いたゆえか、二人の間に流れる空気に、奇妙なものが混じっていることには、気づいているようで。自然、及び腰になる。]
[バチ、と音を立てて火花が散ったならば、にんまりと笑顔。]
あはははは、イライラしてるんだ。
ボクに当たらない方がいいよぉ、斬っちゃうかもしんないからねぇ。
[笑いながら、火花の散る先に目線を動かした。]
あ、ブリジットさん。
こんばんはぁ。
[こちらにも、上機嫌な笑顔。]
…いや、こちらこそすまない。
八つ当たりみたいになってしまったね。
[どこか及び腰のブリジットには首を振って。
その間もユーディットの銃からは目を離さない]
やっと得た機会だからね。
もっと上手にやるつもりだったのだけれど。
だから斬られたくはないな?
[繋がるような繋がらないような答えを返す。
トントンと地面を蹴っている様子はまだ平静には程遠い]
ブリジットさん、元気ないねぇ?
[声はブリジットにかけつつも注意はティルに集中していて]
機、会?
なぁに、それ?
[トントン地面を蹴る足に、にこにこ笑いつつも目線は流して。
黒銃を握る手はきゅ、と強くなりつつも]
何か、光るのが見えたから……
鬼火かな、なんて。思って。
[普段の物言いを心掛けても、それには程遠い。
笑みも、上手くは浮かべられなかった。]
機会……?
……、斬るとか、どうとか。
物騒ですね。
……ユーディットさんは、元気そうですね。
生き生きとして、見えます。
[今となっては、ユーディットの言う「斬る」は、到底、単なる冗談とは思えない。そして、その感覚に相違はないだろう。]
うん、ボク元気だよぉ。
すっごく機嫌もいいんだ、ボクもご主人様も。
分けてあげたいくらいだよ、あははははは。
[満面の笑みでブリジットを見る。
視界の端、ティルの姿は見落とさないように気をつけつつ]
…いや、何でもない。
僕は僕の思うように動きたい、という話。
[余計なことを言った。後悔が過ぎる。
だからそれでその話題は切り上げるように]
確かに物騒だ。
けれどそれが僕らの生活には馴染んでもいたから。
[薄い笑みを浮かべたままブリジットに軽く首を傾げてみせ]
勝負というとついそちらが浮かんでしまう。
悪い癖かもね?
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