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[答えられなかった疑念の追求より、
音声の方に自然と意識は向いて、目を眇める。
声の主が誰かを確かめているだけなのだが、
傍目には睨みつけているようにしか見えない]
[ミリィの言葉に、こちらが首を傾げる。]
あー?
関係があるかどうかって……
そんなん知らんよ。
[きっぱり。]
ただ、俺は過去に生者を描く事件があった可能性を示唆しただけで、その噺のオチが尻切れトンボである以上、その事が招く結果もわかるわけないんだし。
……ただ。もし。この噺が事実で、その結果を正確に残した文書が密かに在ったとして、それを誰かが読んだとしたら。
[低い肯定に、しばし、言葉を失う。
微かに見える蒼は、自身も身に帯びる故に、それを否定する事はできず]
……なんてこったい。
よりによって……お前かよ。
[恐れながらも待ち望んでいた、後継者。
己が死を看取り、重荷を引き継ぐ者。
ただでさえ、一人残して先に逝く己が定めを憂いていたというのに]
……中々、思うようにはいかない、な。
[そして、顔を動かした薬師の傍に、一歩近づき、その耳にだけ届くように屈み込んで囁く]
・・・・俺がおとぎ話を読んだ時に思ったことを正直に言おう・・・・
「生者の心の力は、死者よりも強いかもしれない」
・・・・同じ事を誰かが思わなかったとは限らない。
[告げれば、薬師が自分をこそ疑うかもしれないと知ったうえで、そう告げた]
―道端―
え、え?大声だめなのだ?
[と聞く声も大きかった、わたたっと口を塞ぐも手遅れか]
…??でも何で、大声だめなのだ?
…だいじょうぶなの? 怪我とかしてない?
あーあたしは、長様のお見舞いにいってきたのだ。
…リディねえちゃんこそ、どっか行ってきたの?
[言外に、そこで怪我をしてきたのじゃあるまいな、という心配も少しだけ含んでいた。リディの活発さは知っているつもりだった]
仮定に仮定を重ねるか。
何の手がかりがないよりはマシだろうが。
私は、それを話してどうするつもりだったか、
その意図のほうが気になるがな。
さっきも言ったが、持って行き方が妙に感じる。
[ユリアンを横目に見やり言ったものだから、
オトフリートが近付くのには微塵も気付けずに]
……っ、なにをするかーっ!!
[先程のユリアンの忠告などさっぱり生かされず。
手の甲がちょうどオトフリートの額辺り目掛けて振るわれた]
[遅れてオトフリートのことばを咀嚼してみれば、
違和感ばかりが募る。
が、それを冷静に考える暇はなく、彼を一瞥して、
大声で名を呼び合っていた少女らの方に向かった]
……覚えてはおく。
[そう、一言だけ言い残して]
[オトフリートの言葉にくしゃと髪を掻き、]
あー、一般の目に触れるとか触れないとかいう問題じゃないんすけど。
……はぁ、今から言うことはあんま考えたくない話なんすけど。
仮に。仮にですよ。
昔これまでの絵師様の誰かが、誰か……この場合は好いていた人物だったんですかね、を生きたまま絵に描いたとしたら。
そして、それを時のこの都市の首脳陣がもみ消したとしたら。
……御伽噺以上のトンデモ話ですが。
真実は小説よりも奇なりともいいますし、ね。
え。え。
けんかは、いけないわ?
[ミリィが大きな声をあげて
手を振るうのを、びっくりした顔で見る。]
さっき、そういってたわ?
ぬおっ!
[顔を上げたと思った瞬間に飛んで来た裏拳もどきに額をはたかれ、変な声が出た]
・・・・・
[無言で額をさする姿には、ちょっとだけ哀愁が漂っていたかもしれない]
―道端―
そう、ダメなの。
ミリィせんせーに気付かれちゃうでしょ。
[手遅れだ]
長様のお見舞いかー
忙しそうだったからいかなかったけど、どんな感じだったの?
まあ、怪我とかは気のせいだよ、うん。
舐めとけばなおるって!
―道端―
[だいたい、何も聞かれる前に
「大丈夫だよ!」が出てくるあたり怪しい、など思いつつ、
じーっとリディを注視した、思いっきりした。
そして彼女の抱えているタオルにも気づいて]
ビーチェ、ないしょ!
ね?
[大慌てでタオルを隠すが意味はきっとないだろう。
後ろ手に持ったのなら、後ろにいるミリィが近付いてきたら見えてしまうし。]
ミリィせんせーって意地悪だからすっごい沁みる薬つけるんだもん。
くるくる巻いておけば大丈夫なくらいだからさ!
喧嘩じゃないから平気だ、うん。
[つい手が出てしまったので、ちょっと気まずい。
しかも、その原因は主に自分である。
エルザに言って、半ば逃げるように少女二人のもとへ]
[間を置いて、紡がれた言葉。
低い位置で拳を握り。
目線だけを横にずらした]
…だから、嫌だったんだ。
[いずれは明るみに出るとしても、言わないでいれば、その間は何事もなく過ごせると。
『昇った』こと自体は既に知れていたと、それを知る由もなく]
[ユリアンの言葉に、視線を戻す。片手は額をさすった形のままだったが]
司書の記録から事実を消す事は出来ない。
それが、司書が司書である理由であり存在意義だ。
だが、信じないというならそれもいいだろう。
お前は、本当は、伝説も何も信じていないのだろうからな。
[額をさする手の陰で微笑みが浮かんだのは、見えなかったかもしれない]
[ミリィの言葉にスッと目を細める。]
そうっすか、そう思うならどうぞご勝手に。
たしかに仮定の上に仮定を重ねるなんて、理論家としてはどうかと自分でも思いますけど、なにぶん情報がありませんから。
そういうミリィ先生には何か心当たりとかあるんすか?
俺の妄言よりも信憑性のある。
ミリィせんせー?
[きょろきょろ見回して、ミリィたちに気づく]
あ、うん。
長様は…よく眠ってらしたみたいに見えたけど…。
心が戻らずこのままこんすいじょうたいだと…たいへんなんだろうね。
[むぅと眉根をよせて]
ちょうど薬師さまがいるのだから、みてもらうといいのだ。
[と、彼女の後ろのミリィをみやった]
あたたたた
[さすがに痛かったのを我慢はできず、うらめしげに後ろを見た。
思わずちょっと痛い右足が、地面に軽くつくくらいになっている。
軸足は一応大丈夫のようで、良かったのか悪かったのか。]
誰も悪いとは言っていないが?
私が気にかかったのはお前の自称妄言より、
その原因となった、其処の司書だぞ。
仮定を作るのは自由だがそれに振り回されんように。
[向かう間際に言い返して、]
……、……心当たりなどあったら苦労せん。
[傍目には奇妙な間を置いて、それきり意識は別に向いた]
[ユリアンの言葉と、
オトフリートの姿と、
向こうへ行ったミリィの背中を
眉を力いっぱい下げて、順番に見る。]
…――
[無言で眉を下げて
ふる、と一度横に頭を振り。
くるりとワンピースの裾を翻し、走り出そうと踵を返した。]
そんな反応をする、後ろめたさのあるお前が悪い。
[自分の事は棚に上げる大人でした。]
お前はむしろ、見舞いに来られる側じゃないのか?
[手を伸ばす。がっしり、肩を掴もうと]
……ほんとにな。
よりによって……こんな時に、昇らんでもいいだろうに。
[零れ落ちるのは、ため息混じりの言葉。
先に、薬師に向けた言葉と、彼女に投げられた言葉。
それが、ここに来て、重さを増したような気がしていた。
それでも]
とはいえ、『昇った』以上は、成すべき事は成さないと……な。
[逃げられぬ定めであるのは、自身が身を持って知っているから、静かにこう告げて]
それに……お前が『新たな月』であるなら。
今回の件の事で、伝えておかないとならん事もある。
揺れる乙女心よりはうしろめたくありません!
って、肩はだめだめ!
さっきぶつけてたみたいだし!
[けっこう慌てて、一歩下がって、足がぴきーん。]
エルザ?
[踵を返したエルザに気付いて、その姿を目で追う]
・・・・・気をつけろ。
[けれど引き止めはせずに、声だけをかけた]
[オトフリートの言葉に、お手上げのポーズ。]
いんや、オトさんがそう信じてるならそうなんじゃね。
俺の方だって仮定に仮定を重ねたトンデモ理論だし。
それに、過去の司書が云々言い出したところで、結局水掛け論で終始するだろーし、な。
[だが、続く言葉にはスッと目を細め]
……残念ながら自分で目にしたものしか信用できない頭なんで。
[感情を殺した冷たい言葉。]
だっ
[押える。押えた。頑張った]
……れが、揺れる乙女心かね。
そうか、ぶつけていたのか。
痛い思いをするのと苦い味が好きじゃなければ、
大人しく診療所まで来い。
診療所にいっても、痛い思いと苦い味を味わうに違いないと思うんですが、
そこのところ、どーでしょーか?
[あわれっぽさをよそおってみた]
両方ないならいきまーす
リディねえちゃん。大丈夫…?
お薬が苦かったり、染みたりするのは一瞬だけなのだ。
お怪我がいたいほうが、つらいのだよ?
[薬の苦さなどは平気な性質なので簡単に言う]
泳ぎにいってた、の?
[海ルートの脱出するのに挑戦してるんだっけ、
そう尋ねようとして、何故か躊躇われた]
[ミリィ。オトフリート。ユリアンの会話を黙って聞いていた。少しは遠慮していたのもあるが、全部が全部ではない。
単に、片や医師。片や教師であり司書。片やまだこの街で誰も成してない気球作りに挑戦する幼馴染
知識の絶対量から知恵の扱いかたまで差があるのは仕方ない……そもそもの出来が違うんだとかはあまり思いたくないとか]
…ちょっぴり頭痛してきたかも…
あ、だいじょーぶだいじょーぶって……
[ちゃんとベアトリーチェを見て、
おくすり苦いの話には、ちょーっと目をそらした。
ミリィを見るのも、無理だったかわりに、ぼそっと呟く。]
お怪我の方が良いな、なーんて……
ああ、うん。そう。
でもしばらくは無理だね。
ちゃんと治したらまた挑戦!
素直に来ないとひどくなるだけなので選択権はない。
ベアトリーチェのほうが余程、わかっているぞ?
[きっぱり。]
おーい、そこの男ども。
か弱い少女が怪我をしているんで、捕獲するのを手伝ってくれ。
[先程話していた面々の方へ、大きめに声を投げる。
か弱いと言っている割に、獣か何かの扱いだ]
成す、って。
…どうすれば。
[『絵師』の役割以上に。
そもそも絵自体において、大した知識があるわけもなかった。
己は別の道を歩んで来たのだから]
…何?
[続いた言葉に、目線を上に上げた]
ちょ、ミリィせんせー 卑怯者!!
[慌てた。
慌てて逃げようとしても、決して逃げられないのはもうわかってしまう。]
っていうか言ってることが内容矛盾です!
だいたいひどくするって、すとれすかいしょーにしないでください!
[ユリアンの言葉に、額に当てていた手を降ろし、まっすぐにその顔を見つめた]
では、ユリアン。
お前は「外の世界」の存在を、信じるか?
[問いだけを投げて答えは聞かずに、図書館へと歩き出した**]
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