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─広場・噴水傍─
[馴染んでいるのを確認すると、それを使おうと口元の手巻きタバコに手を伸ばす]
[摘まんだところで離れた場所から上がる声に動きを止めた]
……アーベル。
自衛団の連中、頭に血が昇って何しでかすか分からん。
気をつけろ。
[それは何かあれば風に乗せろと言った青年へ向けた言葉]
[それを伝えようと思ったのは、上がった声の先に居る人物達を見つけたため]
[使おうと思っていた手巻きタバコを胸ポケットへと戻し]
[やおら立ち上がると声のする方へと足を向けた]
―表通り/民家近く―
お前らがちゃんとしてれば爺っちゃんは帰って来たんだ!
何かあったらお前らのせいだ!
[少女は自警団の男に飛び掛る。
不意を突かれて驚いた自警団の男に掴みかかり
手を振り回して引っ掻き噛み付いた。]
……こちら側の意図はどうあれ、
噂が広まれば、そうなってしまう可能性はありますね。
無為に不安を蔓延させる真似になってしまったことは、謝罪します。
ですが、親しいものがいなくなったと知れば、
いてもたってもいられなくなるのは、ご承知頂きたいかと。
[憤りを見せない、静かな口調でエリザベートは言う]
なにぶん、自衛団員の方でも、長く解決出来ていない事件ですから。
[ただ、付け加えた一言は余計なものだったろう。
流石にすぐさま手を上げるようなことはしないが、男は歯軋りする。
カヤが飛び掛ったのは、その直後。]
カヤちゃん、止めなさい。
[驚きに目を見開いたものの、平静を保った口調で言い、
彼女の後ろから肩辺りへと手を伸ばす。
払われようと、掴もうとする意思は強い。]
[小柄な身体は、エルザの手が肩を掴めば簡単に剥がれる。
自警団の男が剥がそうとしていたせいもあるだろうけれど。
後ろに引かれ、地面へと尻餅をついた。]
─ →捜索隊付近─
[声のする方へと近付くと]
[自衛団員と睨み合う形の子供や青年の姉達の姿]
[直後、子供が自衛団員へと飛び掛かり]
[噛み付く子供を引き剥がそうと自衛団員は暴れる]
随分とまぁ、派手にやってんな。
[騒ぎに周囲もざわめき始めるか]
[女性陣と向かい合う団員の後ろから]
[両手をジーンズのポケットへ捻じ込んだまま声をかける]
[進んで止めようとしないのはその性格故か]
お前が連れてかれちまえ!
[自警団にイーッと歯を剥いて怒鳴る。
そのまま、団員の後ろに現れた隻眼を見つけ、
そちらにも睨むような眼を向けて、地面に胡坐をかいた。]
[尻餅をついたカヤの支えになる位置にしゃがみ込み、彼女を見る]
……だからって、その人に飛び掛って、何になるの。
そうしたら、団長さんは帰ってくるのかしら。
その人をやっつけたら、カヤちゃんの気は済むの?
消えてしまったことに、その人達にも責任はあるでしょう。
でも、見つけられない私にも責任はあるわ。
当たりたいなら、私に当たるといい。
[最後の台詞は、叩くとまではいかないけれど、彼女の頬に軽く手を当てた]
そういうことは、言うものじゃないわ。
[眉を釣り上げ、そこで初めて、怒りを孕んだ表情になった。
しかしそれは間もなく消え、立ち上がり、カヤに手を差し伸べる。
言い終えた後にやってきた隻眼の男を見れば、*苦笑を浮かべた*]
[流れでこちらにも睨むような眼を向けた子供には隻眸をただ返すだけで]
[それも直ぐに自衛団員へと向けられる]
んなにカリカリしてちゃ見えるもんも見えなくなるぜ。
それとも何か、お前は女子供を甚振るのが趣味か。
そいつぁ事件性の高そうなネタだ、是非取材させてもらいたいもんだぜ。
ああ、逆か。
子供に甚振られるのが趣味な方か?
[口元に浮かぶのはからかうような意地悪げな笑み]
[それに激怒したのか恥を感じたのかは知らないが]
[言われた団員は顔を真っ赤にして去って行く]
[覚えてろよ、と三下並みのセリフを残して]
……あの調子じゃ自衛団瓦解も遠くねぇな。
あてには出来そうにねぇ。
[去り行く団員の背を隻眸で見つめ]
[軽い舌打ちを漏らした]
……ぅ。
[エルザがじっと自分を見て、自分よりずっときれいな声で喋るのに
少女は、翠の大きな目をくりくりと動かして、じい、と見詰め返す。
頬に手を当てられるのに、一度きゅ、と目を瞑り。
眉を釣り上げた彼女の様子に此方は眉を引き下げて、
情けない表情で彼女の手をとり。
隻眼の男に苦笑を向けるのまで、苦虫を噛み潰したような表情。]
…あてには…
[隻眼の零した言葉を、小さく繰り返しながら
マフラーに口元を埋めて帽子を目深に被り。
エルザに立たせて貰った後、少女は俯いていた。]
[隻眸を女性陣へと戻すと]
自衛団の連中、いきり立ってるみてぇでな。
怪しい奴は連行するなんて言い始めてる奴も居る。
余計な揉め事も起こさねぇ方が良い。
[その忠告を残し]
[用は済んだとばかりに踵を返す]
怪しい奴は連行?
…勝手な事言いやがって。
[男の言葉に、少女はまた眉を釣り上げたが
エルザを一度チラと見て表情を、戻した。
それから隻眼の背へと、声を投げる。]
…この状況でも、こないだの約束は生きてるか?
――何かあったら、買ってくれんのか?
[投げかけられる問いに足を止め]
[隻眸を子供に向けるように半身の体勢を取り]
………もちろんだ。
[返す言葉はただそれだけ]
―路地裏―
[昼間でも薄暗い場所に足を踏み入れてから、果たして何時間程経ったのか。
気後れしてか、彼は2人から少しだけ遅れてついて行く。
その足が疲労に鈍り始めた頃になっても、思う様な収穫は得られなかった]
…ですね。
[行商人の提案に頷いたところで、青年に話しかけて来る1人の男。
彼はただそのやり取りを静かに見ていた]
――ん。
[マフラーを鼻の上まで引き上げ帽子のつばを引き下げ。
少女は踵を返した男の背に一度ふん、と鼻を鳴らした後、
ぱちん、と自分の頬を叩いた。]
ご忠告、感謝します。
[隻眼の男に感謝を述べ、少女との会話に二者を交互に見た。物言いたげな様子はあったが、言葉にならずに終わる]
[短い返答の後に再び踵を返し]
[視線を外す直前に頬を叩く姿を見て小さく口端を持ち上げた]
[尤も、彼女らにはその笑みも後姿に隠れて見えぬだろうが]
使えるもんは使わせてもらうさ。
喩えどんな奴からの情報でも、な。
[紫煙混じりの呟きは極小さなもの]
[渋みの交る薫りを纏わせながら]
[彼女らの傍から離れて行った]
……いったん休憩にしましょうか?
捜すのは大事だけど、お腹が減ったら良い考えも浮かばないもの。
団長さんだって、ちゃんと食べないと、心配するんじゃないかしら。
[再び少女を見るときには微笑を浮かべて、そう*提案した*]
[一瞬の表情には気がついたのかどうか。
短く息を吐いた]
行こうか。
[男と青年の会話が途切れるのを待ち、声を掛ける。
2人が動き出せば彼もまた少し遅れて、視線を気にしてか俯きがちに歩き出した。
表通りの喧騒はここまでは届いて来ない]
[暫く自分の頬に両手を当てたポーズのまま固まって。
隻眼の男が随分離れてから、くるり、後ろを振り返る。
一緒にいた女性陣を見上げて声をひそめ眉もひそめ]
…――
[低い声を発しようと口を開けた時に、エルザの提案が降って来て。
ん、と声を上げて、零しかけた言葉を飲み込んだ。]
―食堂―
[とりあえず手近な食堂に入り、食べ物を注文して。
運ばれて来た揚げた魚を綺麗にぺろりと平らげると、
少女はじっと空の皿を暫く見詰めた。]
…爺っちゃん、浚われたんかな。
[ぽつり、呟く。]
─ →広場─
[再び広場に戻って来ると]
[周囲を注意深く見やり、耳を澄ます]
[そこかしこで自衛団長の失踪は噂になっていて]
[自衛団員もまた見回りをしながらその対処にあたっている]
…隠したところでいつか露見するもんなのにな。
御苦労なこった。
[露見させる側の男は、自衛団員の行動を鼻で笑うのみだった]
[もちろんこれを聞き咎められるのは面倒なため]
[その声量は周囲に聞こえぬように潜められた]
─広場・噴水傍─
[再び噴水の段差へと腰掛けると]
[短くなった手巻きタバコを摘まみ、弾いて中空で燃やし尽くす]
[巻き添えで燃えた舞い散る花弁も、この時ばかりは芳しい薫りではなく]
[花弁の焦げる匂いと渋みの交る薫りが混じって宙へと立ち上った]
……味も薫りもねぇのがネックだな、この媒体は。
[そんな愚痴を漏らしながら]
[胸ポケットに戻した手巻きタバコを取り出し口に咥える]
[指を鳴らし火を灯し]
[立ち上るのは文字通りの*紫煙*]
―食堂―
[脂でテラつく唇をぺろりと舐めて、
両手で水のたっぷり入ったカップを持ちごくごくと飲む。
決意の表れのような言葉は、果たして回りにどう捉えられるのかという心の内は秘めたまま。
俯いたまま上目で周りを一度見渡して]
じゃ、オレもうひとっ走り行ってくる。
[カタン、と元気良く立ち上がった。]
―大通り―
[細い道を抜けて、大通りに出た。
日は傾き始めていただろうか。
漸く光を浴びて安堵したかのように息を吐いた]
さて、どうします。
女性陣に報告を?
[一息置いてから、2人に向けて*切り出した*]
じゃ、なんか見つけたら教えてな!
[少女は人ごみの中へと駆けて行く。
――食べた分のコインは置いていかなかったけれど
きっと誰かが払ってくれるのだろうなんて思って。
マフラーに鼻先まで隠し帽子を目深に被り
少女は噂話しに耳を傾ける。
どうやらやはり、目撃者は居ないようで。
人知れずマフラーの下、口元は僅かにその端を*上げた*]
―大通り―
[アーベルと下街の住人の会話はやはり見ていただけ]
[行こうというライヒアルトに頷きアーベルにも促す]
[ついでのように軽く肩を一度だけ叩いた]
ああ、戻ったことは伝えておかないとな。
向こうで何か掴めた可能性も皆無ではないのだし。
[表通りに戻ればやはり小さく息を吐く]
[ライヒアルトに切り出されれば頷き答えた]
[ただ内容とは裏腹に期待はしていないという口調で]
確か団長さんの巡回ルートを話していたと思ったが。
今はどの辺りにいるだろうね。
[どう思うと*尋ねた*]
[だからか、少女の声に気づくのは遅く、]
あ、カヤちゃん――
[席を立ち後を追えど、小柄な姿は人混みに消えていた。
吐息を零して一先ず戻ろうと振り返り、ぴしりと固まる。
その反応の仕方は、流石姉弟と言えたかもしれない。無論、誉められはしないが。]
[エリザベートの視線の先には、楽器職人の姿があった]
[4人で探索をしていると、自警団の男から声を掛けられる
だが、その態度は横柄にして不遜
トップが居なくなっただけでここまで崩れるか、と内心で呆れ返る
するすると降りてきたカヤが男に啖呵を切るのをジィと見ていたが]
でしたら、有言実行
素人相手に時間を潰す暇があるのでしたら、さっさとギュンターさんを見つけ出して、その不安を取り除けばいいんじゃないかな?
[にっこりと笑顔を見せながら、自分も挑発してみる]
これは、その――
[問答無用とばかりに引っ張られていく彼女には、
カヤの分だけでなく、
自分の代金を払うことも*叶わなかったのだった*]
─裏通り→大通り─
[肩を叩かれ、一つ、頷く。
伸ばした前髪の奥、その表情は窺い知れず。
ただ、裏通りの住人たちにひら、と手を振り、先に立って歩き出した。
周囲を揺らめく風は、さながら気遣うかのように。
大通りに出たなら、今後の事を問われ。
一つ、息を吐く]
……そう、だな。
色々と、心配なとこもあるし。
[零れた言葉は、風が運んだ『声』からの予測に基づくもの]
状況的に、自衛団も浮き足立ってそうだし。
……ちょっとの事で、騒ぎになるかも知んない。
[言葉自体は、多少唐突やも知れないが。
裏通りに入る前の自衛団にかかわるやり取りの事もあれば、さほど不自然さも出ないやも知れず。
昨日の自衛団の詰め所でのやり取りは、場にいた団員が話せばすぐに知られるだろうけれど。
それでも、どこに信を置くかの見極めが定まらぬ内は、それに関して語る事は躊躇われた。
その場にいる一方が、心情的には信を置きたい相手であっても]
とりあえず、姉さんたちとの合流と情報交換は、そっちは二人に任せていいかな?
俺は、俺のルートでもう少し当たってみるから。
[軽い口調でこう言うと。
二人の返答も聞かずに駆け出し、近くの屋根へと飛び上がった]
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