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……さて。
鋏探して、少し休むか。
[置き去りにするのに不安がない、とは言わないけれど。
起きるまで付き添っているのは、自分の柄ではなく。
何より、人と顔を合わせたくないから、引っ込んでいるような気がしたから、その場を離れて。
まず向かうのは、*日用品置き場*]
[咳き込んで薬品庫に向かうハインリヒをゆっくりした動作で見やる。ざらついた声で、でも明るく振舞うゲルダを心配そうに左眉だけひそめて]
だいじょぶですよ、すぐ、治ります。
治った人がいるんですから。
だから、無理はしないで。
[ゲルダの肩をぽんと励ますように左手で触れた。
ブリジットへと向き直り]
……エグランティーエさんも。
どうかお気をつけてくださいね。ありがとおございます。
[さっきから何度も心配してくれたことに、ぺこりと一礼]
[そうして、カルメンたちの後を追って衣裳部屋へと向かった**]
とにかく、
できる事やらなくちゃ。
まだ動けるうちに。
[キッチンへと向かう。
なるべく日持ちのしそうな物を選んで火を通し、持ち歩けるようにビニール袋へ小分けしていく。]
―衣装部屋―
[以前カルメンを抱き上げた時よりも、負担が大きかったのは、きっと階段という負荷もあっただろうけど……。]
カルメン、ゆっくり休むといい。
[彼女は眠っているように目を閉じていただろう。
さっきのやりとり、詳細はわからないのだけど…。
この事態だ。どんな心の状態でも、おかしくはない。
今までも、飛び降り自殺の説得など、したことはあったけれど……。自分も同じ立場の、者だけに……
彼女を毛布の上におろした。]
ここは服のある部屋だ。今着ているのが気に入らないなら着替えるといい。
[医務室には、まだ人影はあったろうか。
エーリッヒは、ベアトリーチェは。
薬品庫の側の壁に凭れたまま、
天井の隅を仰ぐ。
いばらの中にひとつ――白い花が見えた。]
[カルメンが起きていれば、少し話をしたかもしれない。
そのあと、扉の向こうからオトフリートが心配気な顔で現れたら>>183
そっと席をはずして、部屋から出て行く。
部屋から出る前、
シャツのボタンは上まで留めて、
胸に手を宛がった。]
→医務室へ
[白い花をつけたいばら。
それは、守るように其処にある
――たとえば今は、ハインリヒの側。
病の影響か、
ゼルギウスなる者が投与した薬の所為か、
あるいはその両方か。
白いいばら《Eglantier》と意志通じるは、
同じ名前《Eglantier》を持つ少女。
ひとならぬものと通じる、その代償は――]
―― →衣装部屋 ――
[身体に伝わる上下の揺れ。
抱かれる相手の温もりを感じながら
意識が混濁と覚醒を繰り返す。
は、は、と浅く繰り返す呼吸は、ほぼ同周期。]
……っ。
[やがて身体が彼から毛布へと離される。
きつく閉じたままでも言葉から伝う
彼の表情がありありと想像できてしまう。]
……ヴィヴィ。
[だからそっと蒼を開き。
もっと確かにしたくて、名を呼んだ。
見ない様にしていた、のに。
大事に思えば思うほど、其れが難しくなる。
彼の体調の悪化。そして、バンドが示す、其れ。]
………ヴィヴィ。
[再び名を呼んで、そっと手を伸ばした。
彼の手へ重ねるように、手が触れたろうか。
じ、と蒼は懇願する様な色を灯す。]
服は、別に。
……このまま、でも、いい。
[だけれど。
けれど、と。其の先を言葉にしようとして。
これ以上を望む事は出来なかった。]
[ヘルムート・エールラーの名はすぐに見付ける事が出来た。ロッカーの鍵が開き、扉がブラブラと揺れているあたりで嫌な予感がしたのだが。]
──これは
酷い。
訴訟を起こせるなら、
起こしたいものだ。
[金属の秘密箱は、精巧な細工を乱す事無く、熔解され無惨な塊と化し、液化した状態でロッカーにこびり付いていた。サファイアブルーの両眼を大きく見開き、一度閉じて深く息を吐く。それ以上の言葉が出て来ない。預ける時点で予想が出来た結果では有るが。]
──…ハッ !
中にある物を必要とすると考えた私の過ちか。
[憤りに任せ、壁に強く拳をついた。金の巻き毛を乱し、荒い息を吐いて、震える肩を抑える。
肩を抑える腕は重かったが、他の者はもっと重く石のようであっただろう。例えば「なるべく貴方をみていましょう。」と言ったダーヴィッドに、祈る事が出来なかった自分を悔いた。]
[そして入れ違う様に気配が訪れるだろうか。
浅く続く呼吸が緩やかに蒼を瞬かせる]
……?
[誰か、と緩慢に視線を遣り、
せんせいだと解ればきっと身を強張らせ。
せんせい、とかすれ声で一度。
名を呼んでは、逃げるように*視線を外すだろう*。]
>>192
[カルメンが握ってくれた手から、安らいだものを感じて……微かな笑みが毀れた。]
君は綺麗だから、
綺麗な服を着るといい。
[そして、オトフリートが入ってきたことを仕草で告げる。]
じゃあね。
―回想/医務室へ到るまで―
[盲目の少女を抱え上げたにしろ、
少女が自力で降りるにしろ、
その歩みは慎重故に、遅いものだったろう。
下る途中でダーヴィッドが傍を降りていったか。
辿り着いた場所。丁度カルメンがナイフを振りかざした瞬間。]
ベアトリーチェさんっ。
[抱えていたなら護るように強く抱きしめて、
彼女が歩んでいたなら引き止めるように抱き寄せる。
ノーラも傍に居たなら、目配せで後ろにと促して。]
……こんな状況だから、精神的にまいってるのかも。
[安全が確保され、カルメンが衣裳部屋へと運ばれると、
そんな言葉が漏れた。
そして医務室の惨状と各々の病状を確認すると、
少し顔を歪める。]
一度、皆さんの病状や進行度合いを確かめたほうがいいかな。
弱ってる箇所を知っていたほうが、支えあうには良いだろうし。
[薬品庫から咳が聞こえる。
思い出すハインリヒの視線――同じ視線をそちらに向ける。
どちらが無理をしているのかと。
視線は泳いで、ハインリヒを心配するブリジットへ。
困ったね――そう言いたげな表情で微苦笑を。]
[ゲルダにも喉を心配するような視線を向けたのは、
去り際に聞いたオトフリートの症状が進んでいると知ったから。]
一先ず、お嬢様方の治療をしましょうか。
[穏やかな口調で次に眼差しを向けるのは、
ベアトリーチェとノーラにか。
消毒は――薬品庫に一番製造年月日が新しいものを並べてみたけれど、それが使えるものかは分からないから。
とりあえずは、患部を清潔にと、水で洗うことを促す。]
―――…。
[そう促し終えると、視界に改めて石化した老人を映す。
少し目を伏せて、黙祷を捧げた。]
―回想/了―
─ ロッカー→厨房 ─
[ロッカーを出ると、大広間にある、生々しい表情のまま石と化した中年女性の像が視界に入る。必要有ればそれらを躊躇無く壊すと言ったが、像を見て何も感じない訳でも無い。]
──ゲルダ。
小分けにして持ち運べる食事を作っているのか。
そうだな。
時間も無い。出口の封鎖された一階に
何時までも留まっているわけにもいかぬ。
二階の部屋奥に、三階へ続く隠し階段があった。
と、私が、残った最後のシチューをさらえてしまっても良いか。
緊張している時は空腹を感じ難いが。
行き詰まった時は、食事で気分転換する事にしている。
[缶詰の仕分けを手伝おうとして、賞味期限の記述場所を知らない無知を露呈する。缶詰を開けた事も一度も無かった。]
嗚呼、美味だな。
学生時代に姉兄妹弟が10人も居る
友人宅で食べた夕飯の味に似ている。
[黙祷が済む頃には、ゲルダは厨房に向かっていた。]
男はね、強がりたいときもあるんだよ。
特に、ブリジットさんみたいな可愛い子には、
ツヴァイさんも弱み見せたくないんじゃないかな。
可愛い子には、かっこよくみせたいものなんだよ。
[再度、ブリジットと視線が合えば、
貴女も気を揉み過ぎないように――と、
パチリ、片目を瞑ってみせた。]
―― 衣装部屋 ――
[右に、振れる足取り。
階段の途中で、小さな舌打ちが漏れた]
あ。
[目的地に着くと、自分が手を伸ばしたと同時に開く扉。
出てくると言うことは、とりあえず無事なのだろうと息をつく]
すみません、ミスター、……
えと、ミスター。
[ぺこりと会釈して、すれ違いに部屋へと入る。
カルメンの姿が見えると、ゆっくり笑いかけた。
彼女に視線を反らされた事は、気がつくことが出来なかった]
カルメンさんは落ち着かれましたよ。
オトフリートが来たんで、あとは預けました。
やはり、精神的に参っているようですね。
[顔色はいいとはいえないだろうが、とくに問題はないといった感じで。
医務室でまず水を飲む。]
だいじょぶですよ。だい じょおーぶ。
取ってくったり、しません。
[ただ、自分を呼ぶ声音は固かったから。
だから、彼女の前に膝をついて下手くそなジョークを口にする]
なに、か、ありましたか?**
病は気から……っていうしね。
心配されるっていうのは、多分、悪いことじゃないよ。
[令嬢に柔らかく微笑む。
必要とされていると思うことは、
きっと生きる力になると、そんな風に思うのは
――誰にでもあるという癒しの星の存在を信じる故。]
でも、心配されすぎるのも、良くないかな。
[時にそれは、互いの負担にもなるから。]
大丈夫、ツヴァイさんが無茶するなら、
僕が押さえつけてでも休ませるよ。
多分、今は休んでると思うんだけど。
[ハインリヒが聞いていたら、
そのまま返されそうな言葉を紡いで。
戻ってきたダーヴィッドに片手を上げてみせる。]
[水を飲んでから、石化した老人の元へ。
もう動かない。
顔に寄った皺もそのままに硬化している。]
結局、お名前も知らないままですね。
[その手をさする。
近い日、自分もそうなる姿を想像する。
火の中で、酸素と水を求めて死ぬのと、どちらがつらいだろうか?
冷たすぎる死に目を伏せた。]
――……ツヴァイも悪いのか?
[>>207エーリッヒとブリジットがハインリヒの話をしているのを小耳に挟んだ。]
彼は自分のことは見えない性質かもな。
そうですか。
オトフリートさんも病状が進んでいるようなので、心配ですが。
でも、あの人なら精神面は預けておいても大丈夫ですね。
[カルメンの具合を聞いて、少し安堵した色を見せる。
医者の卵は、ふっと思い立ったように足を動かす。
医務室の備え付けの机の引き出しを開くと、
思ったとおりに、時間の経過を感じさせる黄ばんだカルテ用の紙があった。]
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