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[ゴツッという音が壁の向こうから響く。]
……ん?
[よっと起き上がり、ドアを開けると、壁に寄りかかっているナターリエ。]
…………大丈夫?
[痛みに零れそうになる声を耐え、唇を噛む。
呼吸を整える間も下からの足音はなく、私は静かに身を起こして、鼻先を上へと上げた。
獣の鼻が昨夜覚えておいた匂いを辿り――急にそれが強くなる、と同時に扉が開いた]
……あ、翠樹の……
[微かに息を飲み、私は震える声で頷く]
…はい、大丈夫です…。
なれど、そなたに…尋ねたき事がござります。どうかしばしの時を。
[真摯な光――敵意ではなきそれを浮かべて懇願する]
そう。よかった。
[そして、真摯な目でこちらを見てくるナターリエをジッと見つめ返していたが]
……どうぞ。
[そう言って、部屋の中へ入ることを促すか。]
…かたじけのうござりまする。
[促しに従い、私は部屋の中へと入る。
扉が閉められるを確認し、私はまっすぐに燃える様な瞳を見つめた]
……手短に申し上げまする。
私はそなたが機鋼竜の『器』へと協力せしを知っております。
私は…全てに干渉せし天聖が属、そして機鋼が王に仕えしが故に。
[差し出す手には白金の腕輪。
その菫青石の天蓋を開ければ、機鋼の力帯し時計が現れる]
< 何か音がした気がしましたけれど、急ぐと水をこぼしてしまいそうでしたし、猫はそっと上にあがります。
ぱたん、と閉じたとびらが見えて。
猫はけげんに思いました。そとに、気配は、ありません。であるなら、中に入ったのでしょうが――そこはナターリエが使っていた部屋ではないようです。
そっと足をすすめました。
気配を消すのは得意です。だって、一匹猫だもの。
人の耳は、獣よりも悪いので、少しだけ声が聞こえました。
「機鋼の王に」……? >
[部屋に入ってきたナターリエに椅子を勧め、自分はベッドに座る。
そして、まっすぐこちらを見つめてくるナターリエ。そして、差し出された手の白金の腕輪、そしてその菫青石の天蓋から現れる時計をジッと見てたが]
…………仮に。仮に私がその協力者だとして。
ナターリェさんは、どうするつもり?
[そう言ってこちらもナターリエの眼を見つめ返す。]
ぁー、確か向こう…だった筈。
[パイプラインを辿る道。
そちらへ向かおうとして、壁向こうからの硬質な音。
とっさに手は腰へ。]
…どうする?
[少女の返事に、小さく息を飲んで。
目を逸らす事なく見つめる瞳に、私の瞳は愁いを帯びようか]
……皆に話す事も、捕らえる事も…出来はします。
なれど、私はそなたを断罪したいわけではありませぬ。
[震える手を握り、私は心を込めて訴える]
どうか…彼の竜の『器』たる幼子に、伝えてはいただけませぬか?
寂しいであらば…側に在るが欲しいであらば、私が参りまする。
代わりに、望まぬ招きをせし者達を…どうか解放して下さる様にと。
< ナターリエは何を言っているというのでしょう。
猫にはすぐにはわかりませんでした。一瞬、気配がゆれたでしょうか。だけれどそれをすぐに戻して、猫はとびらにもうすこし、近づきました。
――そんなこと、させるわけには、いかない。猫にはなんの、力もありませんけれど。
はったりくらいなら、きっと、かませます。 >
見に行くかなぁ。うん。
[壁向こうからの音に、耳はぴるぴるとさせつつも。
ちょっと待って、と言う風に一度手を立ててひらのほうをダーヴィットにみせつつ]
……っふ……ぐ……。
[呼吸を整え、体を丸く曲げて。
気を押さえ込み細く細く紡ぐ、まるで針に糸を通すかのように慎重に。
筋肉が縮み、体の中で骨の位置が変わり、毛が吸い込まれるように消えて行く。
4つ足をついて丸くした背中、玉のような汗がぽたりと手の間の冷たい床に落ち、目を開いた時には再び灰色の髪の大きな青年。
あわ、と一緒に現れた皮の袋から、服を取り出してみにつける。]
っはー、やっぱ疲れる…。
一度なってしまえば、維持にはそれほど力使わないんだけどな。
[包帯は落ちてしまったが、テープで止められたガーゼは手の平に。
そっと右手で左肩を抑えて左腕をぶんぶん回した。
腰から下げたベルトに下げた武器も、一度確認する。
あぁ、そういえばゼノは部屋にいるままだが…まぁ大丈夫か、きっと、と呟いて]
…おぉー……。
[人へと変じる様子に、爬虫類じみた瞳を瞬く。]
獣の姿で居るのが自然なんかね?
…俺らは人の姿に封じられてるから、人型のほうが楽だけど。
[比較的制限の軽い刻印だから、半竜人の姿になるのは容易いが、完全に解き放つのは負担は多きかったり。]
[震えながら、切々と訴えかけてくるナターリエをジッと見ていたが]
……知らないよ。あくまで可能性の話なんですから。
でも、そうだね。多分の話。
……そんなに甘っちょろい話じゃないんだよ。
[視線はジッとナターリエを見たまま。外の第三者には気づいているのか、いないのか。]
自然なのは獣の姿だなぁ。
ま、でも色々便利なんで人の姿で居る事も多いがな。身軽だし。
トカゲは人の姿の方が楽なんかーって封じられてるのか?
…色々大変なんだなぁ。
じゃ、わがまま坊主の顔でも拝みにいくかねー。
[地味に色々勘違いもしつつ、ごき、と全然身軽そうじゃない体で、顎に手を当てて首を鳴らし。]
[少女が視線を逸らさぬように、私も視線を逸らさぬまま応える]
…そなたが可能性、と言うであらばそれでもよい。
多分の話でも…構いませぬ。
私が考えが甘いであれば…違うと言うであれば、
彼の竜は…何を望みしや…?
[淡い菫色は灼熱の色をただ見つめて]
< とびらの開く音は聞こえたかもしれませんけれど、猫の意識は部屋の中。
問いへの答えを待っています。
くちびる湿らせ、猫は静かに……盗み聞きぞっこうちゅう。 >
< 大きく気配はゆれました。
あわててリディのそばに走ります。さすが、足音はしませんでしたが。
その口をふさいじゃえばいいんです!
というのはなかば、盗み聞きの負い目と、ばれたくないっていう気持ちで、パニックになってしまったからでしょう、か >
[ナターリエの問いかけにくすりと笑うと]
そんなの私の知り及ぶ範囲じゃないよ。
ただ、寂しいなんてのは、その協力者がそばに居てやればそれで済む話。
拒否したなんてのは、協力者の意義自体が歪むから問題外。
だから甘い話。そう考えただけ。
< すくなくとも、かろうじて聞こえた範囲。知り及ぶところじゃない、って、どういうことか。
考えるまえに、瞬発力をいかして、じゃんぷ!
手を伸ばして――その腕をとらえようとしました。
ねえ、猫。逃がしてあげれば、よかったんじゃないかしら? >
こっちか?
[パイプラインを辿る道。
壁向こうからはもう音がしなくなった為警戒を解いて(こう見えてもそこそこ警戒はしていた)、歩こうかと足を出す。
冷たい床には、柔らかい皮のブーツでも足音がした。]
[少女の小さな笑いに、私は哀しげに瞳を揺らす]
寂しくなくば、何故に連れてゆくのですか。
連れて行かれた者達は少なくとも望んで行ったではありませぬ。
それに…協力せし者は何ゆえ彼の竜へと力を貸しておるや。
そなたは何を知り、何を望みて動く…?
…――っ!?
…無駄に強いから、制御しきれないんだよなぁ…。
[例の機竜の仔の力が、封じられていない野放しの状態での力なわけで。]
ブレスも余計なとこまで燃え広がるからから、コイツ通さないと危なくてねぇ。
[軽く掲げてみせる銃は、唯一鋼を扱える特別な精霊が作ったもので。
ガラス玉の飾り緒がきらりと揺れる。]
< 気づかれる って思った瞬間、
猫は、その勢いのまま、近くにあった扉をあけて、リディをおしこもうとします。
もちろん、自分もいっしょに。
口ふさいだほうが、いいかもしれない。
そう思ったら、おおえる場所は、ひとつしかないわけなんですけれど。だって、猫にとっては、たいした意味などもってませんもの。 >
制御は大事だな。うん。
お、いい細工だな…なんだろう、大地の匂いが少しする。
[ダーヴィットの銃に、目を丸くしつつ微笑む。
ゆっくりと歩いて行くと、なにやら閉じられた大きな扉が見えてきた。
読めるかは分からないが、「メンテナンスエリア」と書いてあるようで。]
だから、知らないって…………ん?
[突然、聞こえた足音。そして聞こえてきた声。怪訝そうにドアを開けきょろきょろと廊下を見回すが、すでにリディは部屋に押し込まれた後。]
……何だったんだろ?
[そう言って首傾げ。]
[広い通路に響く足音。
みちなりに流れ、集約していくパイプラインは、彼の竜のへと活力を供給していて。]
…そーいや、熊オッサン通れるのかな…。
[たしか、あの隙間はギリギリだった気が。]
ここなのか?
[扉の横にある光る四角いモノを触る。
ンイー、と音がして、左右に扉が開いた。
が、そこには目当ての機竜ではなく、沢山の細かいパーツが並んでいて。
少し広くなった部屋からはまだ廊下や扉が沢山並んでいたが、中央に通じる扉は開ききっており、その中に見えるのは…銀の、骨。
一本の太い銀の骨から何本も細かい銀の骨が生えており…それはまるで、翼。]
[翠樹の少女の後ろから、私も廊下を覗く。
既に姿も気配もなけれど、獣の鼻はそれが彼の猫だと教えてくれた]
……なにゆえ…?
[疑問はあれど、いま成すべきはそれではなく。
私は驚きを押し隠し、知らぬと言い張っていた少女を見下ろす]
……あくまでも知らぬと…そうおっしゃるのですね。
なれば…私に出来る事は………
[獣の耳が垂れて、愁いの瞳を睫毛に隠す]
…翼。
[作りかけの鋼の骨格は、力強く広がる。
…かつて自分の背にあったものとあまりに似ていて。
ただじっと、それに見入る。]
…これが、機竜?
どこに意志が…あるんだ??
[ぽかーんと見上げ。
この骨組みから作られる翼が設置されるのだとしたら、相当大きな事だけは分かるが、胎動もしていない骨組みからは意志などは感じられず。
残念、ここはファクトリーじゃなくてメンテナンスエリアの一室ですからー。]
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