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[余計なことなのかもしれない。
けれど万が一だけはどちらにも起きて欲しくないと]
最悪の事態になってしまうまえにっ!
[祈りはその声と力だけをイレーネの元へと運ぶか]
[イレーネに振り払われ、シガーケースが地に落ちる。]
っておい!一体何処に……
[イレーネは何処かへ駆け出し、オトフリートがそれを追い掛けて行った]
お前ら、勝手に動き回らんでくれ……。
[追い掛けようと思ったが。
現状の戦力を見、どうしたものかと考え込む。]
く…
[押し戻され、僅かに身体を傾がせて、剣を持ち直す]
見たいのだよ、私は。
[笑みを浮かべたままで言う]
この愛しい世界が滅びる時を…
[体当たりする勢いで、真っすぐに剣先がオトフリートの腹を貫こうとする]
世界が滅びる時……?
[投げられた言葉への戸惑いは、一瞬回避を遅らせて]
っと!
[交わしきれず、白い刃が胴を掠める。
零れ落ちる、紅]
……楽しいのか、それ……?
[問う声には、僅かに哀しみの響きがあったかも知れない]
[白刃を引き寄せ、その切っ先に滴る血を、ペロリと舐める。恍惚の表情が浮かぶ]
ああ、きっと、恐ろしいことだろうな。
[うっとりと夢見るような声が響く]
[懐から銀無垢の懐中時計を取り出し、見る。]
あんまりにも帰りが遅いようなら、迎えに行くしかないよな。
[十中八九、迎えに行く羽目になるだろうなと*思いつつ。*]
[傷の具合を確かめる。
まだ、動ける。
なら、それで十分]
……恐ろしいとかってレベルじゃ、ねぇぞ?
鍵の書によってもたらされる崩壊は……輪転無き終わり。
全てが『消える』。
記憶も、記録も、命も魂も何もかも。
……未来も何もない。
[それは、虚として視て来た記録の中でも、最も重いもの。
器と感情を得て、最も苦しめられたもの]
[声とともに、暖かいものをふわりと感じた。
影と輝き、そして均衡。
また、声が聞こえたような気がした。]
…誰?
[再び、呟く。
目は、光の筋を生み出す二人から離されないままに。]
『彼は謡った、滅び去り、死に絶えた世界を』
[それは、教会でティルに聞かせた昔語りの、その結末]
だからこそ、私は見たいのだよ。無限の竜。
[ゆらり、幻影の中に、別の影が浮かんだのが見えただろうか?]
「…誰?」
[その言葉が感覚に触れた]
私。ブリジット!
お願い、多分あなたにしか止められないっ!
[そう叫んで、今出せる限界の力をイレーネの元へと。
それは目的のためというよりも、手段を補助するための力]
……やっぱあんた、変態だな。
[呆れたように呟いて、紅を散らしつつ、距離を開ける。
異眸は、揺らめくような影を見据えて]
さあ、終わりにしよう!
[ふいに、影が白く眩しく輝くと、そのまま高く跳躍し、天井を蹴って、オトフリートの頭上に落ちる。白熱の剣の切っ先と共に]
[…ブリジット。その声が、届いた。力とともに。]
…止める?
どうして?
楽しそう、なのに?
[まるで理由が欲しいかのように、呟いて。]
[ブリジットの言葉が返った瞬間に、体は動いていた。
天井を蹴るオトフリート、それを睨むオトフリート。
どちらかが欠ける?
そう思った時に]
…駄目-----!!
[それは彼女の言葉だったか、ブリジットの言の葉だったか。
思いっきり岩肌を蹴り、ふたりの間へと身を割り込ませていた。]
……一人で、盛り上がってんじゃねえってんだよ!
俺は、まだ、終わる気なんざ、ねぇっ!
[滅べぬ存在である以前に。
まだ、時空の『竜』としての生を満足に生ききっていないのだから、と。
そんな思いを叫びに込めた矢先]
……っ!?
イレーネっ!
[飛び込んで来た命竜の姿に、とっさに剣を光鎖に変える。
それを、思いっきり振るって、飛び込んでくる自分の写しを弾き飛ばしつつ。
飛び込んで来たイレーネを支えるように抱え込んで、前へと跳ぶ]
[割り込んだ娘の姿は目に入ったか…しかし、すでに速度を得て落下する身を留める術は無く…或いは、留める気もなかったか?…そのまま剣と共に貫こうとした]
[ゆらりと立ち上がる影に、オトフリートの腕からするりと離れて怯えた目を向ける。]
…私は、失いたくない。
ふたりとも。
失っては駄目、と声も聞こえた。
[だが声は震えている]
あっぶね……。
[一先ず事なきを得た事に、やれやれ、と安堵の息を吐いて]
無茶せんでくれ……君に何かあったら、命竜のお方様だけじゃなく、火炎の若竜にまで恨まれちまう……。
[ため息混じりに言いつつ、立ち上がって光鎖を手元に引き戻し、白く揺らめく影を見る]
[失いたくない、との言葉に、僅かに影は揺れたか…しかし、その表情は光に溶けて見えぬまま。ただ、剣を持つ腕だけが、真っすぐに伸ばされた]
ならば、行け。二度と戻るな。
[怒りは見せずに、戻る道をただ、指し示す]
[行け、といわれ。
その顔には驚きと悲しみが同時に現れた。
後ろのオトフリートの声に、何かがこみ上げて泣き出しそうな衝動にもかられた。
一歩、二歩、影に近づく。]
……いや、捨てない、で。
[手を、伸ばす。]
捨てはしないよ、愛しい子…
[微動だにせぬまま、影は囁く]
さようなら。
[そのまま、白い火花が弾けるように、消えた]
[影と、イレーネの様子を、静かに見つめて]
……自らのみを求めぬ者は。
拒否するのか、心の魔……?
[呟きは、闇に溶けるように]
[伸ばした手は何にも触れられず、空をつかんで。
何も掴めなかった手をゆるゆると引き戻し、じっと見た。
何もない。]
…あぁ。
[その場に、ペタリと座り込んだ。]
[光鎖を右腕へと巻きつけて。座り込むイレーネに、そっと声をかける]
……これから、どうするにしろ、ここは、危険だ。
一度、もど……。
[戻ろうと、言いかけた矢先。先ほど受けた傷が痛みを主張して、その場にがくり、と膝を突く]
あのやろ、思いっきり、斬りやがって……。
[岩の上、いつの間にか寝転がり。]
[掌には水の球。]
[あの時飛ばした雫が映し出す場面。]
結局、彼女を変えたのは、貴方のやり方じゃぁない、って事かね?
世界を構成するのは、いろんなモノたち。
そして混沌はそれらを内包するもの……じゃないのかな?
[その呟きが届くかどうかは知らぬけども。]
[取り巻いていた薄い紫の光が、更に薄れて弾けた。
光はそのまま周囲に溶け込んで]
ごめ、ん……あり、が、と……
[切れ切れの声は二人のもとへと届いただろうか]
[それまで遮断しきっていた周囲の気配も少しずつ戻ってくる。
しかしそれ以上は意識を保つことが出来ずにバタリと倒れ。
2本ほど緩んだ鎖細工がシャラリと*音を立てた*]
[へたりこむ彼女のすぐ後ろ、ひざをつく音。
体を反転させると、赤い血を滴らせながらもオトフリートが痛そうな表情をしているのが見えた。]
…正しいのか、わからないけれど。
[言い訳のように呟いて、オトフリートの傷に手をそっと当てる。
やわらかく、生命の癒しの力が染み込んでいく。
彼女はその生命の焔が揺らめくのを、目を細めてみた。]
[生命の力、それが傷を癒す感触に、ほっと息を吐く]
ありがとう……助かったよ。
[ふわり、浮かぶ笑みがどこか無防備なのは。
力の感触が、養母を思い出させたためだろうか]
[礼を言われ。
眉間に僅かに皺をよせながら口の端は少しあげるといった複雑な表情をして、うつむいた。]
…あ。
[そのまま、くらりと眩暈を感じて両手を地面についてぎゅっと目を閉じた。
転んだ時にすりむいた手足や顔を癒すのをすっかり忘れていた。
眩暈が治まっててを見ると、薄紫の光がそっと消える所だった。]
あぁ。
[この光のおかげだったのか、と思う。]
―墓地・明け方―
[癒しの眠りに着いた竜は、その弛緩した寝顔を晒したまま。]
[流れた血は乾き、大地へ落ちた血は吸い込まれ、むせかえるような甘い香りもいまは無い。
ミハエルは、立てた膝のうえに腕を置き、その上に頭を載せている。]
…様々なものが失われていく。
私にはそれを留めるすべが無いのだろうか。
[呟いて片方の手を伸ばし、ダーヴィッドの傷口に血糊で張り付いた木の葉を剥がす]
[そういえば、と思い出して。]
…何かあったら…うらまれ…?
[先ほどのオトフリートの言葉を小さく小さく呟いた。
そしてあの甘い囁きをくれる魔と。
色んな思いがよぎってまた何かが溢れ出しそうになり、まるで押さえつけるかのようにぎゅっと両肩を抱いた。]
−午前/ベアの家−
[アマンダは、一人でベアトリーチェの家を訪ねていた。
けれど、ちょうど留守だったらしく、誰も出ては来なかった。
もしかしたら、帰らぬ娘を心配し、探しに行っていたのだろうか]
……ここに、置いておくね。
[扉の傍にスケッチブックを残して、踵を返す。
「また、明日。」
そう彼女は言っていたけど、今度会う時には忘れ物を返すだけの余裕はないだろうと思って。]
[小さな呟きに、ああ、と頷いて]
約束したからね、俺は、養母殿に。
必ず君を見つける。そして、一度は竜郷へ連れて帰ると。
若竜……ダーヴィッドも、同じ事を頼まれているようだし。
彼は彼なりに、君の事を心配しているようだしね。
[冗談めかした口調で言いつつ立ち上がり、肩を掴む手に、自分の手を重ねて]
……とにかく、いつまでもここにいると、皆心配する。
これからどうするかは、ゆっくり考えるとして……一度、一緒に戻ろう?
―西・桜の木の下―
[コエはないけど。気配は感じ。
きっと「消されて」はいないことに安堵]
[それでも不安を完全には消えない。
せめてコエだけでも聞き、姿だけでも見たくて]
[探し回るも少年の姿は何処にもなく]
[...は考える。コエも花もない世界で、
彼が翠樹の魔を見つけるのに頼れるのは己のみ]
[そして思い出す。
さっきKirschbaumで少年が言いかけたコエを]
――すこし、森にいきたかっ……
そうか、森にいるんだなティルは。
なんで今まで思いつかなかったんだよ。僕の馬鹿
[...は慌てて森へ走った]
[ゆっくりと顔を上げて、オトフリートの吸い込まれそうな目を見つめて言葉を紡ぐ。]
…貴方の、養母?
それは、誰?
心配。
私を?
…私がすることをじゃなくて。
[手の上に重ねられた手の暖かさに少し安心感を覚えながら、ゆっくりと立とうとして、ふらりとフラついた。
思わずすぐ横の岩に手をつき…トラップが作動して、上から岩が落ちてきた。]
…あ。
[シャラリ、音に振り向けば倒れているブリジットが見えて。]
[ひょいと岩から降り、抱えて壁際へと。]
……チカラ使いすぎだってば。
皆、後先考えないんだからなぁ……。
[やれやれ、と肩を軽く竦めた。]
―墓地・明け方―
[アマンダは暫くその様子を見守って居たが、東の空が白みはじめる頃には、墓地をあとにした。少女の残したスケッチブックを小脇に抱いて。]
[ミハエルは何処にも怪我を負って居ないのに、血にまみれていた。血を吸った服は乾いて、肌に張り付いてとても不快だと思った。]
―森/暗みがかった緑の樹の根元―
[白い苗床の身体は少し脈打ち、
ゆると動く姿が生を感じさせる。
胎児のよに丸まって、
コエが聞こえたなら、その口元に微笑が浮かぶか。
優しいコエ。
力を受け入れ眠りにつくこと。
それは苗床として自然なことで、それでも今は]
起きなければね
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