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[女は椅子に座ったまま、顔を覆う。
紅茶のカップは既に空だった。]
…最初から、この心算で泊まれって言ったんだ。
[自分達の中に管理人を殺した紅の月の者がいるという嫌疑がかかっているのだ。
――そっと息を吐き出して、辺りを見回す。
有り得ない。
この中にいるわけがない。
けれど無実の証拠を見つける事は、有罪である証拠を探すよりも難しいのだ。]
リディ、平気?
辛かったら、貴女も休んだ方が良いよ。
[視界に入った彼女はどうしていたか。
女はそっと傍に寄りながら声をかける。]
一人でいたくなかったら、誰かと一緒にいなね。
[このような状況で何方が落ち着くかは分からない。]
[それからそっとアーベルの方に歩み寄る。]
ねぇ、アーベルさん。
ギュンターさんにお願いして、リディ達だけでも家に帰してあげられないかな。
[女は村と教会とを繋ぐ橋が落ちた事は未だ知らなかった。*]
…そっか…
じゃあ、私達、出られないって事…。
[逃げ場はないのだと悟った女の声は震えていた。
ギュンターは紅の月の者探しをやるのだろう。
疑わしい者を殺すのだろう。
それは本当に紅の月の者なのか。
悪い夢であって欲しかったが、一向に醒める気配はない。]
ありがと。
…私、図書室に行ってくる。
[そう言って、女は広間からふらりと出て行った。
知っている事はあまりに少ない。
先ずはそれを知らなければならないと。*]
─ 宿泊施設・広間 ─
[広間へとやってきた時に受け取ったお茶>>119は、飲み切れなかった分が冷え行く最中。
願いは聞き入れられる形となり、詳しくは調べると良いと言い残して団長は広間を出て行った>>125。
詰まり気味だった息が緩やかに吐き出される]
ゆっくり休んでください。
[部屋で休んでくる>>131と言って立ち上がるユリアンにそう声を向けて、ナターリエ自身もまた広間を出るべく移動を始める]
お茶、ご馳走様でした。
私のカップは自分で片付けますので、そのままで。
[まだ残っているから、と。
カップとポットを片付けるために厨房へ向かうゲルダ>>127へと告げて、広間を出た*]
─ 宿泊施設・厨房 ─
[使った食器を水に浸して洗い、すすいで、乾かす。
その作業がひと段落すれば、冷え切った指先を擦り合わせて暖めて、]
どうしたものか……
ま、図書館、かな。
[ひとまずの目的地を、先ほど団長が言い残したその場所に決めた。
一人頷いて、厨房を後にする。]
―― 宿泊施設・広間 ――
[席を立つ少し前、シスターがこちらに近づくのに気付いたノーラがこちらを見るのに気付いた。>>133
肩を押さえ顔色の悪い様子を気にしているように見えたから、大丈夫と言うように笑ってみせる。
とはいえ、全然大丈夫ではなく、部屋に戻ることにしたけれど。
部屋に戻ると伝えれば不安げではあるけれど返る声>>135
本当は自分がもっとしっかりしなきゃいけないのに、これでは心配させる事しか出来ないから]
アーベルさんにも心配させちゃってごめん。
多分、少し休めばよくなると思う。
ダメだったら、薬はその時にお願いするよ。
[こんな時でも落ち着いているように見えるアーベルが、ほんの少し頼もしく見え
薬についてはそんな風に返して>>137]
アーベルさんがしっかりしてるみたいでよかった。
俺ももうちょっとちゃんとしないとね。
えっと、みんなのこと、宜しく。
[残っている女性たちの相手を任せることになってしまうけれど、きっと彼なら大丈夫だろう。
そんな変な信用を置いて、広間を後にした。*]
―教会・図書室―
[女が探すのは、詩人の歌。
けれど読んだのは随分と昔の事だ。
記憶にある内容は茫洋としており、題名も覚えておらず。]
仕方がないけど、
参考に出来る本くらい教えてくれればいいのに。
[ギュンターから見れば、皆、容疑者だ。
そんな相手に情報源を易々とは渡してくれまい。
勝手な思い込みから、ギュンターに問う事はしなかった。]
―― 客室 ――
[決して軽いとは言えない足取りで部屋へと向かう。
ギュンターも部屋にいるだろうか。
なにやら訊きたい事はあるけれどきっと聞いてはくれないだろうし
何より自分にそんな気力がない。]
とりあえずちょっと休めば何とかなるでしょ。
治まったら、図書室に行って調べてこようかな。
[部屋に戻ると鞄を開け薬はあったかと探してみる。
けれどあいにく見当たらず、頼んでくればよかったと溜め息をついた。
寝てれば治るかも知れないし、もし、今回の事が原因なら
薬は意味がないかもしれないけれど。]
ほんと、なんなんだよ……人狼、とか。
あのなかにいる、って……
[信じられるか、と思うとまたずきりと痛む。
状況を否定すると痛むのだと気付いて顔を顰める。
ベッドに転がり目を閉じた。そんな物は気のせいだと言いたげに。
だけど、もし本当に人狼がいるのならば]
………ころさ ない と
[寝言のような小さな声を残して、短いまどろみに沈んで行く。*]
─ 宿泊施設・広間 ─
あー、別に、謝んなくていーから。
そもそも、いきなりわけわかんない事になっちまってるし……とりあえず気持ち鎮める方がいいよー。
[ごめん、というユリアン>>146に、ひらひらと手を振って軽く返す]
任されていい状況なのかはわからんけど、ま、おっちゃんの仕事は引き継がないとだからね。
そっちはゆっくり、休んできなって。
[宜しく、という言葉>>147に苦笑めいた表情を向けて。
そこから一人、二人と集まっていた面々が広間から出て行くのをしばし、見送って]
さて。
こんな状況だけど、やる事はあるんだよなぁ。
[唐突に非日常に叩き込まれたが、だからと言って日常が全消滅するわけじゃない。
橋が落ちたとなれば相応、考える事は増えるなあ、と。
そんな事を考えながら、ひとつ、息を吐いた。*]
─ 宿泊施設・地下室 ─
[広間を出て向かったのは、管理人が見つかったという地下への道。
アーベルの尽力により、廊下や階段の上にあった血溜まりは消え、拭き取った跡だけが残っていた]
……っ、……
[一度深呼吸し、意を決した面持ちで地下への階段を下りていく。
手にした灯りは小刻みに震えている。
遅々としながらも足を進めるのは、管理人を弔いたい一心から。
やがて階段を降り切り、視線を奥へと向けると、薄暗い明かりの奥に一つの塊が見えてきた。
呼吸を止めたいくらいの匂いも漂っている]
管、理人、さん……
[灯りを塊 ── 毛布がかけられた遺体の傍に置き、顔の部分だけを出すように毛布を捲る。
直視出来ず一度目を逸らしたが、もう一度深呼吸して視線を管理人へと戻した]
──── 主よ、………
[魂を送り出すために捧げる祈り。
両手を胸の前に組み、震える声で聖句を唱えることしばし。
祈り終えた後に大きく息を吐いた]
……ここにいる誰かが、管理人さんを殺した、だなんて…。
[未だに信じられない話。
けれど、管理人が死んでしまったことは事実で、それを否定するものは見当たらない。
毛布をかけ直そうとして、僅かにずれた毛布の下の傷が目に入る。
人の業とは思えない傷痕。
思わず顔を顰めてしまう]
まるで獣の……、
[そこまで呟いて、はた、と思い出す。
この傷痕を見て、”誰かに殺された”と思えるだろうか。
今でこそ、『人狼』の存在を示唆されているが、最初に見たなら”獣に襲われた”を考えるのではないか]
どうしてあの時、
[彼は”管理人が殺された”と言ったのだろう。
事故じゃないと言い切った時も、やけに確信的な言い方だったように思う]
…………─────
[言葉を失いながら、毛布を直して灯りを手に立ち上がる。
何故、どうして、と思考が頭を巡る中、どこか冷えた想いが心の中に宿っていた*]
ねぇ、ゲルダ。
ギュンターさんの話、信じられる?
管理人さんの事も話に聞いただけだから、私、まだ信じられなくて。
[それらしき本を探しながら、彼女に問うてみる。
女も血痕は見ている。
けれど人の力で行われたとは思えない殺され方をしているなんて。]
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