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― 大広間 ―
[ボクが動いたのは親切心からじゃない。
ただ“キリル”ならそうするかなと思って、やり方も分からないのに動いてみたのだ]
だ、大丈夫ですよぉ。
遅くなってごめんなさい。
[そこまで重くは無かったけれど、水を零さないように運ぶのに苦心した。ということまでは口にせず。
オリガさんの手が伸びてくる。手を浸すならそれを邪魔したりはしないが、それからどうしようと思っていたところに助け舟>>120が入る。
頷き、言われた通りに洗面器を台の上に置いて、後は2人のやり取りを何気なく眺めていた]
……へぇ。
[タオルはああやって使うのか、なんて他の人から見たら今更なんだろう事を密かに感心しているうちに、薬や毛布も運ばれてくるか]
[事態がある程度落ち着いてくれば、広間にいる人に挨拶をする余裕くらいはできた。
ボクは相変わらず“キリル”と名乗って、同時に名乗られる名前を頭に叩き込む]
声?……あ、そう言えば。
[話題に上がった“空耳”の話。
大雨が降り出したり転んだ所為で、すっかり忘れてしまっていたけれど、ボクにも覚えはある]
おいで、とか、お帰り、とか……そんな感じのなら、アタシも聞きましたけど。
[だからそう口を挟んだ。
その声が先程の女主人のものに似ていただとか、そこまで考えは至らなかったけれど]
[そうこうしているうちに毛布や薬を取り行ってくれた人達が戻って来て、僕にも毛布が渡される>>128]
え、僕の分もですか?
…すみません、ありがとうございます。
[驚いて片目を瞬かせ、逡巡する間を空けてから、僕は申し訳なさそうに笑って毛布を受け取った。
膝にかけると暖炉の暖かさもあって非常にぬくい]
アレクセイさん、メーフィエさん、ありがとうございました。
あっ、リディヤさん。
薬ありましたか?
[リディヤも戻って来て>>100、盆をオリガの下へと運んでくれる]
早く熱が下がると良いね。
[薬の行方を見ながら、オリガにそう声をかけて小さく笑んだ]
ベルナルトさんと話してた人、ですか?
[問われて>>129、そう言えばと周囲を見回す。
いつの間にか姿は消えていて、どこへ行ったかは見当も付かない]
出て行ったのは見てないんですが…居ないと言うことは出て行ったんでしょうね。
どこに行ったかは、さっぱり…。
[僕はゆるりと首を横に振る。
聞きたいのがベルナルトとの会話の内容だったとしても、聞いていないので答えることが出来なかった]
必要なものは、今のところは特には。
夕食も頂きましたし。
[入用を聞かれればそう言って再び首を横に振る。
アレクセイが大広間を出て行くようなら、視線だけを向けてそれを見送った]
― 三階・書斎 ―
[書斎の扉を開ければ、真っ先に目に飛び込むのは先に見た鮮やかな紅。
ベルナルト>>133の一歩後ろで、ぎと女主人を睨むけども、女主人は微笑を崩さず。
ベルナルトの問いにも、曖昧で。]
―――……。
[得体の知れない女だと。
いや、この屋敷そのものが、得体の知れないと、その微笑に思う。
男に想像がつくのは、この女は楽しんでいるのだろうということだけ。
ベルナルトが話を切り上げれば、もう用はないとばかり軽く首を横に振る。
ベルナルトに続いて部屋を出る直前、足を止め、女主人へ振り返り。
自身の左目の目尻あたりをとんと指差し、ダメ元で問う。]
……アンタ、なんかした?
[やはり帰ってくるのは微笑のみ。
男は、邪魔をした、と一言残して扉を閉めた。]
― 大広間 ―
[ボクはその時未だに“ベルナルトさん”の顔と名前が一致していなかったし、彼が話している時には丁度濡れタオルを取りに行っていたしで、アレクセイさんに>>129答えることは出来なかった。
彼が去った後で、手持無沙汰なボクは何気なく窓の近くに移動した]
あれ……?
[雨は変わらず降り注いでいたけれど、あれだけ激しい雨なのに、窓は雫が垂れることもなく綺麗なままだった。
よく見れば、窓のすぐ近くには雨は降っていない。まるで避けているみたいだ]
こんな降り方するんだっけ、雨って……
[それとも上に庇でもあったかと、窓硝子にはりついて上を見てみようとする]
― 大広間 ―
お待たせしました。
熱冷ましのお薬を貰ってきました。痛み止めにもなるとか。
1粒飲んでみて、効きが悪ければもう1粒飲むと良いそうです。
[戻ってきた時には人の数は減っていた。
私はオリガ>>109の近くにお盆を置いて、傍についているサーシャ>>141を見ながらメイドに聞いた説明を繰り返した。
渡された小瓶の中には薄紅色の薬が数粒入っている]
熱が高くなると苦しいです。
苦しいのは嫌で、苦しんでいる人を見るのも嫌だから。
[私もほのかな笑みを浮かべて、オリガとサーシャに頷く。
二人の傍から離れると、暖炉の近くに寄ってスープ>>0:208を一杯貰いながら話を聞いていた]
─ →地下一階 ─
[階段を降り、向かう先は13の鐘によって一度見に行くのを断念した地下階層。
一階まで降りて、未だ歩いていない場所を見て回れば、遠くなく下へと続く階段は見つかった]
……ふつーに考えれば、下にあるのは貯蔵庫の類なわけだけど。
[何があるのか、見ておくのは悪くない。
この場から出るのが容易くないのであれば、情報は一つでも多く欲しいから。
階段を降りた先に見えたのは、真っ直ぐに伸びる廊下と、両側の壁に一つずつの扉]
……こっちは……あ、やっぱりね。
[扉の一方は、力をかければ抵抗なく開いた。
その先に広がるのは、整然と整えられた貯蔵庫。
ざっと見回しただけでも、それなりの備蓄があるのは見て取れた]
ま、こんな不便なとこに一軒家建ててる以上、この位の備えはいるか……。
[小さく呟いて、扉を閉める。
さてもう一方の扉は、と向き合うものの、扉にはしっかりと鍵がかけられていた]
およ。
こっちは、出入り禁止?
[押しても引いても開かぬ様子に、むう、と唸って眉を寄せる]
何があるのか、は聞いても答えてもらえないよなあ。
[何となく、物々しい雰囲気をかもし出す扉を見ながらぽつり、呟いて。
それから、青は未だ続く廊下の奥へと向いた]
─ 大広間 ─
1粒ずつ、か。
分かりました。
[リディヤの説明をきちんと聞いて、片目で彼女を見て頷く。
薬はただ飲めば良いってものじゃない。
適量を適切な時に飲んで初めて効果を得られる。
だから説明は間違わないように記憶に刻み込んだ]
─ 大広間 ─
いえ、こういう時はお互い様ですから。
…雨は…そのよう、ですね。
[毛布はそれぞれの手に渡り>>137>>141、礼には柔らかな笑みを返したものの。
オリガの視線につられるように、窓に向けた瞳は微か睨むようなものに変わった。
八つ当たりめいた感情を収めようと、細く息を吐く。
まだ名を聞いていなかった「女性」から名を教えられ>>139、こちらもアレクセイだと名乗り返した後彼女が口にした内容に、軽く目を瞠った]
それは森の中や、この屋敷で、ですか?
…それなら、私も聞こえました。
[オリガ達が”空耳”の話題を交わしていたのは知らなかったから、キリルに向けて自分も同じだと告げる。
それから、こちらの向けた問いに返される答え>>142を聞くと、そうですか、と眉を少し寄せて]
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