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[跳ね上げられた糸を、引き戻し]
ああ……立ち止まってたら、何にも掴めやしない。
[だからこそ]
俺は、先に進む……それを阻むなら、ぶち破るのみ!
[言葉と共に、迫る雷撃に、舌打ち一つ。
一条は避けられたものの、時間差で来るもう一条は、態勢的に完全には避けきれず]
ちっ……。
Tanzen Sie einen Faden!
[念を強めた糸を叩きつけるように舞わせ、力の拡散を試みつつ、後退して、直撃だけは回避した。
それでも、伝わる衝撃はかなり、大きい]
[ぽつぽつと紡がれる歌声は発音も危うげで。
到底彼のものと似ても似付きやしないけど。
そういえば、アーベルは何処へ行っただろう。
遠くなければ、空から探せば見つけられる。
そう思い、窓にまた足をかけようとして寒さにふると震える]
――さむ、い。
[近付く者の気配には、まだ気付かずに]
……、だから。
[――室内で凍死する心算は、無いんですがね。
直ぐに弱まった六花の舞を見上げて、眉を寄せる。
この降り頻る白の原因も、仕掛けも判っては居るのだが――
判っていたところで、少なくとも現状対処する術は
…残念ながら、持ち合わせて居ないのだし。]
――、…。
[溜息を零して。再び、キーを叩く。
再度モニタに映し出されるのは、――白を降らした少女。
右下に表示された、場所を示す数値を記憶に入れると
素早い手付きで――僅か苛立ち交じりに、画面を閉じた。]
[背中で泣き出した李雪についてきたらしい藍苺が若干気まずそうに姿をあらわしたのを見れば、僅かに苦笑する。
猫はするすると定位置の肩に乗り、ちらりと金の少女のほうを振り向いたが尻尾をくるりとくねらせれば、どっちもどっち、とばかりににゃーと鳴いた]
…じゃ、お先。お前も風邪引く前に戻れよー。
[李雪を背負って立ち上がると、手を触れない主の変わりに黒い仔猫は尻尾を間歩く振ってにゃあと鳴き。
しばらくして、二人の姿はメディカルルームへと移り、ベッドの上に李雪を降ろせば、無言のまま手当てを始める]
−そしてメディカルルームへ−
[もぞ、と起き上がる。
たっぷり寝たので、ねむたくはなかった。
むぃむぃ文句を言いながら、見上げると点滴は終わっていたので腕から針を勝手に引き抜き、部屋を出た。]
…あーあ、一張羅…。
[歩くと、スカートとエプロンがぱっくり割れている間から足が出、しょんぼり。]
破れるものならね。
[雷撃の軌道を追うようにして距離を縮める。
刃に纏わせた雷光の音が高くなり、白色の光となる]
こちらも掴みたいものがある。
[後退し糸で迎撃するのを見て、更に一歩踏み込む。
浮揚に回していた力が一時下がり、片足が地面についた。
そのまま左手の刃を突き込むようにアーベルへと伸ばす]
簡単に破れるとは思うな。
生き物たちは肩を寄せ合って、
厳しい冬の寒さにも耐えていく。
けれど、ひとりぼっちの子は?
雪をにくいと怨むのでしょうか、
それともきれいと思うでしょうか。
<灰色の空を舞う白はうつくしい。
生を奪う冷たさを有しているなど思えぬほどに>
……寒いのなら、暖めてあげようか。
[声は、イレーネの背後から。]
[背後からの声に、室内を振り向く。
謎かけのように紡がれる言葉には]
ううん、別に――良い。
このくらいならまだ凍えないもの。
それに、寒い時はね。
温かいものをいっぱい感じられるんだよ。
[そう言って、手を自分の頬に当てて見せる。
冷たい指先は頬の熱を温かいと感じ、
掌の中心に触れる頬は掌を温かいと感じる]
……はっ……そうでなきゃ、面白くねぇってな!
[簡単に、という言葉に、笑う。
突き出される、白く輝く雷光の刃。
まともに食らえば、さすがに身は持ちそうになく。
雷撃を迎撃した後、一時力を失っていた糸に再び念を込める]
Verhaften Sie meinen Feind!
[命じるのは捕縛。
刃がこちらに到達する前に、本体を押さえ込もうと。
地面に落ちていた糸が力を得て、ティルを中心に螺旋状に舞い上がる]
[猫の声に球体6つ、緩やかに明滅。
球体は少女を背負ったユリアンを取り囲んで。]
[おともだちと一緒にユリアンの背に揺られながら
着いたのは、前にいた場所を思い出すお部屋。]
…………。
[そっと、寝台に降ろされ、
そっと触れられて、その足の痛さにやっと気づく。]
…なんだろ。
[操作盤のようなものがあるので、触ってみた。
ピ、と音がしていっぺんに沢山のモニタに電源が入る。
この「遊戯場」の、いろんな所を映しているようだった。]
へぇ。
ここから、誰かが見てる、のかなぁ。
じゃ、ここに居ればここに人が来るのかな。その人脅せば…出られたり、するのかな。ふふ。
[寒いと感じるのは、雪が冷たいから。
冷たい雪が降るから、ではない。
ならば、イレーネが温かいと感じるのは、
――温かいと知っているから?
同じように頬に手を当てても、頬が指先の冷たさを感じるだけだった。
体温を奪っていくようにしか、思えない。]
……わたしには、わからないみたい。
[首を傾げた。
しゃらり。
玉は絶えず、音を奏でている。黒は、深い。
それは、聞こうとせずとも、脳に直接伝わっていく。]
<雪は変わらず降り積もる>
[むすっとした表情のまま、手馴れた様子で消毒し、薬を塗布し、くるくると包帯を巻く。
その瞳は一度も李雪を見なかったし、ましてや声を発する様子もなく。
傷の手当が終わればわざと大儀そうにひとつため息をついて巻き終わった包帯の端をぽん、と叩いた。
終わり、と]
楽しむか。
確かに我らは悪魔とすら踊るもの。
[刃を突き込む直前、周囲の糸に視界すらも塞がれる。
刃ともなりうる糸に絡め取られるわけにはいかず]
Wendung!
[その身体に達する前に刃の軌道を変え、糸の一部を切り裂くように掻き分けて。
白刃に纏わせていた力を己の足元へと集中させた。
踏み込んでいた足を撓め、宙にあった足で作り出した磁場を蹴る。
包み込まれるよりも一瞬だけ早く上空へと跳び上がり、空を蹴るようにして後方へと移動して]
流石だよ、本当に。
[体勢を整え直しながら、再び刃へと雷光を這わせた]
[椅子に座り、足を抱えようとしたが左足は包帯が邪魔で曲げられなかった。
むっすーとした表情のまま、モニタを睨むように*見つめる*]
[体温が体温を奪っても、それは体温にしかならないのだ。
私が私のものを奪っても、それは奪うという行為にはならない]
分からない?
じゃあ、手が冷えてる――のかな。
でも、それなら手は貴女の頬を温かいと感じる、よ。
だから、絶対温かいの。
[それは、どちらかが実際温かいわけで。
その両方を感覚として同一人物が持つなら、
必ずどちらかが温かいと感じるのは道理。
彼女の持つ飾りが奏でる音がしんとした雪景色を背景に響く]
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