情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
そう、なのかな。
[自分の気持ちを語るというには、少し不安定な声。
考え込むように目を伏せたけれど、すぐにナターリエをじっと見詰める。
蒼花として――違う。わかっている。だけれど、そう言うことはない。
痛みはあるけれど、それに蓋をする]
そうだね、きっと君も――僕と同じように、役目が望むのだろう。
シスター…ナターリエが彼を庇っている間、苦しかったんじゃないかな。
[彼、といって、視線はライヒアルトの体へと落ちる]
責めていいんだよ、僕のことを。
……僕は君にも言っていないことがあるんだ。
……変わってしまうほど、苦しめたんだね。
[>>+66少年にも気づかれたと知り、意を決して歩み寄る。
金色で見上げながら何度か口を開いて閉じて。
ようやく言葉に出来たのはそんなことだった。
視線は夜闇へと落ちる]
僕は、彼に詳しくないよ。シスター。
ただね、"朱花"なら、
……許さないんじゃないかな。
[言葉を出せば、首筋の痛みがわずか、引いた。
それが答えだった]
……ごめんね、ナターリエ。
僕は、花より人で居たいんだ。
[少し笑って、それから、落としてしまったストールを取る。
自分の手から離れてしまった猫はどこにいったのだろうか。
少し考えるけれど、すぐに首筋を、花を隠した]
エルが戻ってきたら、ちゃんと運ぼう。ライヒアルトの部屋は、どこだろう?
それとも君か、…司祭の部屋かな。
[そう尋ねて、首をかしげた]
アーベル、寒いところに居させてごめんなさいね。
待っていてくれて、ありがとう。
アーベルも、お風呂頂いたら?
[血に濡れた服は、ひとまず水につけ目立たぬ隅に置いておいた。
入浴自体には然程時間をかけることはなく、程なく着替えも済ませると外で待っていてくれたアーベルに声をかけた。
廊下は冷えただろうと、彼にも入浴を勧めたが何と返されたろうか。
今入るのか、後でか。
どちらにしても自分は暖炉の熱で髪を乾かそうと、広間に向かい。]
…フォルカー、ちゃん?
[隅に座る、彼女に気付き名を呼んだ。**]
[人狼は誰か。
――自分を蒼花だと知っているのは、誰か。
知らないのは誰か。
頭の中では理解してしまう。
だから蒼花は、意識を苛んでゆく。
痛みが止まることは――無い**]
ああ、そうだな…易しくて…優しくないな
[頷いて、そして黒猫が気にしていたほうへと向かったエーリを見送った後小さく呟いた。
実年齢では下だが、見た目上今はこちらが上という考えらしい。
エーリが向かった先に誰が居るのかということも確認せずに、目を閉ざした。
クレメンスが後に尋ねてきても、おんぶするのとかは拒否するだろうし、説教なども受ける気はほとんど*ないだろう*]
……ごめん。
[>>+68二対の翠から逃げるように金が逸れる。
別の闇に囚われているような青年の姿は見えただろうか。>>+64
謝る資格もないと思いながら、それでも口にして。
曖昧な問いに、また項垂れた]
うん。
結局何も変えられなかったけれど。
[痛くても、あの場に残って居たかった。
それは他者にも痛みを強制すると知りながら]
[>>+71伸びてきた片手に気づくと怯えながらも、逃げずに。
もうこれ以上逃げられないという思いがあった。
予想していた以上にその手も声も優しくて。くぅ、と喉が鳴る]
うん。同じだったのにね。
[自分の願いだけを押し通そうとした。
そのせいで、まもりたかった人にまで辛い思いをさせている]
エーリはそれを探してた?
俺は、見つけられなかった。
[冷静に考えれば、あのまま突き進んで無理を通そうとしても、まず通らなかっただろうと思う]
もっと良い方法があったのかな。
[手伝うだけでなく、自分からも調べていればヒントがあっただろうか。後悔は先に立たず]
[>>+72 くぅ、と喉を鳴らすのに応えるように、夜闇がにぃ、と鳴く]
……うん。
もしかしたら、あるのかな、って、思ってた。
[伝承の中には、人狼がどうなったのか、曖昧な記述のものも幾つか存在している。
人と狼が手を取り合い、どこかへ消えた、という御伽噺めいたものもあった。
ただ、教会に残されている記録では、人狼は全て屠られたか、或いは全てを喰らい尽くしたかのどちらかしかなくて。
だからこそ、それが気になって、調べていて。
持ち込んだ資料には、それら『例外』に対するまとめもあったのだが]
少しでも、いたいのが減らせるなら。
見つけられてると、よかった、ね。
[>>+73夜闇の翠に金を向けて。ゆらり尻尾が揺れる。
クレムの言葉を思い出せば、こちらが本来のエーリなのだろうか。
けれど話できるのは少年のようなので]
手伝ってる時は、そんなこと思いもしなかった。
人狼は神に逆らいし獣。滅ぼすべきもの。そうあったから。
[まさか自分がそうだなんて、もっと思いもしなかった。
伝承は旅していた幼い頃に聞いたものが多く、それらは子供向けの御伽噺だと馬鹿にすらしていた。だからエーリの持ち込んだ資料を見る機会があっても、借りて読んだりしようとはしなかった]
でも。俺は。
[神に見捨てられたかと思っても。信仰は兄や姉、弟妹達との思い出とも深く関わっているから。中途半端に捨て切れなかった]
ちゃんと調べなかった、バチが当たったのかな。
[苦く笑う]
[ラーイの様子に、静かに背中を撫でて。
そっと、その場をはなれようと。
見た目が若かった事に気付いただろうか。
もし、引き止められたらそのまま二人の傍にいるつもり。]
[>>+74 本来の、といえば、そう呼べるのは夜闇の猫。
しかして少年の姿は、痛みを知る前への回帰を望む本能が取らせているもので、夜闇はそこから溢れた部分だから。
どちらも本人と言える]
うん……みんな、そう、思ってるから。
……でも、かーさん、違ったの。
だから、調べたくなったの。
[研究を始めた理由は、今は亡き母。
故郷を失い、親類を頼ってこの村に流れてきた、という彼の人は、もしかしたら人狼と関わりがあったのかもしれない。
今となっては、確かめる術もないが]
そんなこと。
……ない、よ、きっと。
[苦く笑う様子が見えたなら、また、ぽふぽふと撫でる]
そんな風に思うと、みんな、いたい、よ、きっと。
[>>+75クレムの髭の無い顔は、昔はよく見たというか、最初はそっちで記憶されているものだから。気がつくのが一度落ち着いてからになってしまったらしい]
そうだったんだ。
そんなことも、知らなかった。
[友人と呼ばれるほど気安くまでなっていても。
過去に触れようとしなかったのは、自分は父の最期を思い出したくなかったから。自然の病だけであそこまで酷くなったとは思えない。死の詳細は教われなくても、思うところはあって。
今となってはそれもまた確かめようがないけれど]
そうかな。
そうなら、いいけど。
……傷つけたい、わけじゃない。
[金色を伏せ、尻尾は足の間に縮こまらせながら。
ぽふぽふと撫でられる感触に、笑みの苦さを*薄れさせた*]
……いわなかったから。
かーさん、狼の事、話すと、つらそうだったから。
[だからこそ、母が死してから、興味が向いたとも言える]
うん……きっと、そう。
だから、そんな風に思うの、よくない。
[静かな言いながら、また、ぽふぽふと撫でて]
いたい思い、させたくないの。
みんな、同じ、なんだから……。
[呟くような言葉に続けて、夜闇の猫がにぃ、と鳴いた**]
―一階・広間―
[ただなにをするでもなく、ぼーっと席に座っている。
ここしばらく、ろくに何も口にしていなかったけど、気にならなかった]
ああ、ブリジット……
[声をかけられて、向ける赤の相貌はどこか朧気な様子だった。
アーベルの姿も一緒にあるならば、そちらを見る時に感情のあらわれを見せるだろうか*]
[男は先刻から、宿の中の様子を見つめている。赤い瞳は、普通の人間より遠くを見ることが出来た。多分、幾度か口にした獣の血が、そこに凝っているのだろう。何度血清を飲んでも、呪いのように癒える事の無かった右目の意味が、今になって判るのも皮肉だ]
おーお、どいつもこいつも、毛羽立っちゃって。
[生きている時に、こんな状況は何度も見てきたし、自ら作り出して来た事もあるのだが]
[誰が誰を殺すのか。いずれにせよ、血が流れずに終わることはない]
一番食いたい相手は一人だろうがねえ。
[男が、最初から見て来た「獣」が、それを選ぶかどうか…多分、それ次第で、舞台の結末は、変わる**]
[向けられるゲルダの眸>>79。
彼女の心の内は知れないから今はその言葉に意識を傾ける]
双花に伝えられたらと何度も思いました。
けれど、私の苦しみなど比べ物にならぬほどに
私がおとうとを選んだことで……
それ以上の苦しみを、他の方々に負わすことになりました。
[苦しみを理解する彼女もまた同じ苦しみを負うのかも知れない]
苦しい、などと私が言ってはならないのです。
[ゲルダの視線がおとうとへと向けば釣られるように其方をみる。
伝えることで大事なひとを苦しめたことも何処かで理解していた。
伝えないことで犠牲を増やし誰かを苦しめたことも理解している]
ゲルダさんを責めたいとは思いません。
誰しも秘密を抱えるもの――…朱花――…神のいとし子たる兄も、
あなたを責めようとは思わぬと思います。
自分よりも他を心配してばかりいる、優しいひと、でしたから。
[悩んでいたことに気付いていただろうあに。
手を差し伸べようとしてくれたのに彼の手を取る機会を逃した。
もう一度会いたいと思うが仮令どのような道を辿ろうとも
会えぬだろうこと――顔向けできぬことを知っている]
――…“朱花”が許さぬなら“蒼花”は…
[クレメンスであれば許してしまいそうだったが
双花である片方が許さぬことをもう片方が許すのだろうか。
花か人か、ゲルダの応え>>80に微かに目を細める]
分かりました。
[これ以上彼女に義兄の影を重ねるのは酷か。
先に花を手放したのは支えるべき自分なのだ]
私にはもう“役目”しかないのです。
[部屋を聞かれれば階段から二番目にあるライヒアルトの部屋の扉を指し示す。本当なら自分で運びたいがそれをするだけの気力も体力も無かった]
[ナターリエという“個”があれたのは其処に兄と弟が居たから。
教会には父と子供達もいるけれど、今は喪失感から其れを見失う。
血は繋がらずとも本当の家族のような人たちがずっと傍に居た。
その存在が傍に無いことがこれほど寂しいとは知らなかった]
ラーイ、ごめんね。
[そ、とライヒアルトの頬に掛かる髪を撫でる]
おにいさま、ごめんなさい。
[守りたいと思ったふたり。
おとうとが人狼であると知りあにが朱花であると知った時、
おとうとの苦しみを和らげ、尚且つ、導き手たるあにを少しでもながらえさせる術を考えて、おとうとを引き止めた。
それなのに、今、こうしてながらえてるのは自分。
ふたりの想いが嬉しくも、哀しい。
女もまた同じかそれ以上に、ふたりを想っていたから――]
― 浴室 ―
ん、昔はネ。そう思ってた。
俺は人狼に会った事があるのサ。
綺麗な銀色した、狼二匹に。
そいつらは人を食った残骸だけ残して、森の中に消えていった。
…俺そん時、子供心にちょっと人生に絶望しててさ。
そんな中で、圧倒的っていうのかな…とにかく凄いモン見せられて、惹かれた。魂取られたんじゃないかってくらい、魅せられたネ。
[狼になりたかったかと問う、幼い瞳に返すのは語る事が無かった過去の一端。それは放浪する直前、転換期の訪れの事。
子供の頃の強い憧れ、なんてぬるい物ではない、強い執着だった。
今は狼に成りたいと思ってはいないけれど――なぜなら彼らとは違いすぎる自分を知ったから。
それでも執着はささやかなユメへと変わり、今も胸にある黒い小瓶にほの暗く収まっている。]
ま、今は大人だシ?あんまり思ってないケドね。
それにさほら、俺人狼じゃないから、俺が死んでも終わらない。
終わらなければ、まだ死ぬから。
悲しいねェ。
[言いながら、口元には軽い笑みがあった。
そうなったらその時だネ、と。
内心はそんなもの。]
勿体ない事言うネお嬢。
[殺されてめいいと言う主には、微かな笑みを浮かべて、小さく息をつきながら撫でた。]
俺は気紛れだから。
どうしたいとか、するとかは言わないヨ。
[確約はせずに、ただ主の心を受けとめた。
そして浴室を出て、背を扉に預け主を待った。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新