80 夜天銀月
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… 大好き。
[生前には形にならなかった思いを告げて笑う、
クロエの目から、また一滴の涙がほろりと落ちた*]
(+48) 2013/01/14(Mon) 22:56:19
あ。ナタちゃん食べたんだ……へー。
死んだ前後の事、覚えてないんだよね。あたし。
[食べて以来>>+42というナターリエに、けれどさほど動揺することなく]
ところで、さっきエリちゃん狼に変身してたけど。
ナタちゃんもできるの?
[そう問いかける表情は、期待に満ちていた。
変身できるならもふりたい、全身全霊全力でもふり倒したい――と。
言葉にしなくとも、その表情だけで分かる人にはわかったんじゃなかろうか]
(+49) 2013/01/14(Mon) 23:02:18
[少女のお人好し、と評された部分は母親から受け継ぎ。
良くも悪くも意思を曲げない頑固な所は、祖父であるギュンターと良く似ているか。
銀狼へと一歩踏み出したあと。
淡い光を纏ったまま、もう一度距離を詰めた。
飛び掛かられたとしても、そのまま受け入れる。
淡い光が、何をもたらすかは分からないが。]
(86) 2013/01/14(Mon) 23:08:51
[喰らわなかったわけ。
それは、二つの存在──『朱花』と『護り手』の認識から、意識を逸らし続けていた事と直結する。
前者は、自らがその生を断ち切った、もう一つの命と重ねて。
後者は、幼い日に渡された餞別>>1:288の礼を、ずっと言いそびれて、何かを返したい、という思いが根ざしていたから。
──青年にとっての亡くせぬ理由が、獣にとっての喰らえぬ理由であったから]
……だって、お前。
『今まで』は、邪魔しなかっただろ。
[けれど、それは告げる事無く、淡々とこう返し。
あくまで近づこうとする様子>>85に、今までは抑えていた爪を振るう。
急所を狙ってのものではなく、振り払う目的のそれは、淡い光>>84に阻まれるか。
いずれにせよ、爪が届かぬ、と覚った獣は、本能的に跳びずさり、紅を周囲にめぐらせた]
(87) 2013/01/14(Mon) 23:11:32
[足止めを繰り返していたら、時の条件とやらが崩れてくれないだろうか。
そんな甘い考えは浮かぶが、良案は思いつけない]
……。
[橋に向かったロザは何か見つけられただろうか。
小さなビチェの足跡と違い、自分のはより長く残っているはずだが、道案内に足りるものかどうか。
ロザの願い>>53を叶えるためにも、ギリギリまでここで粘るつもりなのだが]
(88) 2013/01/14(Mon) 23:14:56
ええ、私と二人だけで夜に、会ってしまったので。
おそらく外にでる私を追いかけたのか…後ろからきていた理由は私にもわかりませんが。
[そのときのことを思い起こしながら言葉を続け]
その節は、申し訳ありませんでした。
[謝罪の言葉の後、狼にと唐突な質問。
ただ、その性格と様子から、なんとなく言いたいことは伝わってきた]
どうなのでしょうか、時と場がそろう時と今が言えるかはわかりませんが……
[右手だけは獣のものにすることはでき、それは死する前の記憶の為か。
全身を獣にすることは躊躇いもあり、試みることはしていなかった]
(+50) 2013/01/14(Mon) 23:20:01
『今まで』は、大人になりたくない、守られた子供のままでいたいって、ずっと甘えてただけ。
あたしは、もうこれ以上。誰かの血が流れるところを見たくない。
ラファールもロズお姉ちゃんも、ユリお兄ちゃんも、ライヒお兄ちゃんも。
死んで欲しくないんだ。
…『望み』があるから。
もう甘えた子供のままじゃ、いられないんだ。
[真っ直ぐ碧を紅へと向ける。
振るわれるもの>>87に、思わず眼を瞑ってしまったが。
衝撃がこない事に眼を見開いた後、瞬かせた。]
(89) 2013/01/14(Mon) 23:25:09
[光環が一瞬強く光った。
振り払おうと伸びた爪をやんわりと押し留め、同じだけの力を返して押し返そうとした。
跳び退った獣>>87の足下に、矢の狙いも付け直す]
(90) 2013/01/14(Mon) 23:26:35
[抱き寄せたクロエの身体をそっと包み込む。
半ば伏せられた男の顔が彼女の耳朶に掛かる漆黒に触れた。
気を抜けば泣いてしまいそうだったから
暫くは腕を緩められなかった]
クロエ……、
[呼ぼうとした気配を感じてか彼女の名を囁く。
背にまわされた細工師の繊細な指先が絡むを感じる。
伏せた眸が、うっすらと弧を描いた。
涙の気配を感じても、寄り添ったあの日と同じく
泣くことを止める言葉は紡がない。
代わりに、優しく小さなその背を撫でていた]
(+51) 2013/01/14(Mon) 23:28:54
[ぼんやりと漂う魂。今がどこで、ここがいつなのか何もわからない。
このまま、自分という存在は消えていくのかなと、思いながら。
それでも時折、意識は生者の世界を向いた。]
……ライヒアルト?
『あんな事を言える人間だとは思っていなかった』って……失礼ねぇ。私をなんだと思ってたのかしら……。
[ライヒアルトの声>>4:129が聞こえて、溜息をつく。]
ま、良い人間ではないという自覚はあるけれどね……。
死ぬ者が少ない方が良いと思うのは、普通のことじゃないかしら……。
[そんな言葉を綴ったりした。]
(+52) 2013/01/14(Mon) 23:29:09
――…ん。
しわしわのおばあちゃんになっても
クロエは可愛いと思うよ。
直ぐに笑えなくても、さ。
穏やかな日常が戻って、
いつかしあわせを感じられるようになって
またわらって暮らせる日々が来て――…
また会えるその日まで、見守るつもりだったんだ。
守り合い、支えあう。
その約束、果たせなかった代わりに……
[会いたかったとクロエが言えば、
ん、と短く返事をして頷く気配を漆黒の髪に伝える]
(+53) 2013/01/14(Mon) 23:29:12
[思いもよらぬクロエの言葉>>+48に
彼女を抱く手の力が緩んだ。
はた、と瞬いて、軽く身を引き
クロエの顔を覗こうとする]
――――… 。
[沈黙が流れ]
俺も、キミが好きだよ。
[秘め事を打ち明けるようなささやかな響きが落ちる*]
(+54) 2013/01/14(Mon) 23:29:27
─ 外 ─
[そないなことを考えとったら、息苦しさが募ってきて。
けほ、て一つ咳して一旦考えぇを止めた]
従ごうても 従わんでも 苦しい
ホンマ そん通りやわ
[ナティがゆぅとったことを繰り返して、屋敷ん方へ向かう道をサクサク踏んでく。
そん途中やった、そこそこ真新しい足跡>>88を見つけたんは]
(91) 2013/01/14(Mon) 23:31:52
……… ん ?
… もしかせんでも リアん足跡 やろか
[他ん人ゆぅても選択肢は少のぅし、ほぼ間違いないやろ。
うちはそう思い込んで、足跡追って森ん中分け入った]
[急流沿って上った方が早いっちゅー突っ込みは無しやで。
うちそこん居ること知らんのやから]
(92) 2013/01/14(Mon) 23:32:01
少女 ベアトリーチェは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:33:25
― 森の中 ―
[聞こえた遠吠えに>>62引き寄せられて、旅人は、銀の狼と少女の対峙する場所に居た]
ふうん、そういう仕組みだったんですか。
[少女が伝えた「真実」は、耳にしたものの、さして意外の感はない。人とは、そういうものだと旅人は思っていた。巻き込まれた方はたまったものではないが…あるいは、それこそ天命というべきか…少なくとも、旅人自身は、自らの死は自業自得と認識していた]
女の子だねえ。
[少女が、獣に向けた告白には、僅か、目を細めて。せめて彼女が死なずにいればいい、とは、今も思うけれど…それは死者である旅人が願うべくもないことだった]
(+55) 2013/01/14(Mon) 23:34:17
少女 ベアトリーチェは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:38:06
研究生 エーリッヒは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:38:24
少女 ベアトリーチェは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:40:30
狩人 ユリアンは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:40:52
家事手伝い ローザは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:41:24
狩人 ユリアンは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:42:20
研究生 エーリッヒは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:44:35
[例えば、狼が少女の願いに従ったとして、祖父を殺したのが彼である事を、少女は思わずに居続けられるだろうか?狼は、少女を喰らう衝動を抑え続けられるだろうか?例え、この「場」が崩れても…]
二度あることは…
[呟きかけて、旅人はやめる。それが呪言にならないように]
(+56) 2013/01/14(Mon) 23:44:47
[押し返そうとする力>>90がなんであるか、確かめる余裕はなく、その流れのままに後ろへ跳んで。
語られた決意>>89に、ぐる、と低い唸り声を上げた]
……は……いつの間にか、言うようになりやがって。
爺様が聞いたら、どんな顔したやら。
……ま、聞けなくしたのは、俺だけど。
[なんでもないことのように、さらり、告げて]
……死んで欲しくない、って言うのは、簡単なことだよ。
けれど、実行を伴うのは、難しい。
……ここにいるのが、『人』だけなら、そうでもないかもしれない、けれど。
(93) 2013/01/14(Mon) 23:56:10
[淡々と告げながら、身を低くして四肢に力を込める。
それが跳躍の前動作であるのは、狩人の目には見て取れるはず]
……『獣』が存在する限り。
容易くは叶わない。
[紡ぐ言葉はどこまでも。
相容れるを、受け入れぬもの]
(94) 2013/01/14(Mon) 23:56:18
─ 外 ─
[足跡を見失わんよう追い続けて]
…… ぁ 、 おっ───
[リアん背中>>90が見えたさかい、安堵の息吐いたんやけど。
そん先に見えぇ銀色>>94に漏れかけた声が止まった。
当然、足も止まりよる。
目ぇもしっかり見開いてん。
近付いたらあかんて、頭ん中で何かが叫んどった]
(95) 2013/01/15(Tue) 00:03:09
[気分がいい。今ならどんな動きもできる気がする。
でも狙いは変えなかった。
これが「与えられる快楽」なのかと実感できたら、途端に気味が悪くなったから。だけど]
……エリ!
[跳躍の前兆>>94が見て取れて、狙いをずらし前脚そのものを狙って、銀の鏃が光る矢を放った。
止め切れるかは分からない。放ってすぐに二本目を背中から抜いて番える。
今度はじっくり狙いを付ける余裕はない]
(96) 2013/01/15(Tue) 00:04:02
…いま、の。
[護らないと>>4:94、と言っていた人の顔が浮かぶ。]
近くに、いるの?
[こて、と首を傾げて。
思わず銀狼>>87と共に、周りに視線をやったものの。
聞こえた事>>93に、碧が悲しみに染まったが。]
……れでも。それでも、あたしは!!
叶わない、なんて言葉で、簡単に諦めたくない!!
[拒絶の言葉>>94に拒絶を重ね。
銀狼へと両腕を延ばした。]
(97) 2013/01/15(Tue) 00:10:22
[暖かな手が、背を優しく撫でてくれる>>+51
その感触に、あの日と同じく気持ちごと抱き止められる心地がした。
涙を受け止めてくれる手に心癒され落ち着いていくのを感じる]
…ばか。
しわくちゃで、分からなくなっても知らないんだから。
[くすりと笑みが零れた。
くすくすと笑ううち、伏せていた顔が少し上がる。
間近に見える蒼に、引き寄せられるように漆黒が向かう。
縋りつくようにしていた腕の力を少し弱めて彼を見上げた。
蒼い眸が、どんな細工よりも綺麗な宝石のようだと思う]
(+57) 2013/01/15(Tue) 00:11:28
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