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―過去―
[町で白くなるほど雪が積もることはそう多くも無く。
だから久しぶりのお出かけとなったその日は嬉しくて]
…ねえさま、かあさま、どこぉ?
[街路樹の雪を落としている子供たちに見とれて、数歩そっちに近付いただけのはずだった。なのに振り返った時には母達の姿は無く]
…おうち、どこ…?
[フラフラと捜し歩いたが、見覚えがあるものは広場の噴水位で。
怖くて寂しくて、グスンと洟をすすった]
よっ、と。
[暖炉前で膝を抱えるリューディアの傍らへ行き、カップを一つ、差し出した]
飲む?
飲まないにしても、持ってるとあったかいし。
とりあえず、置いとくから。零さないようにね。
[声をかけてカップを置き、立ち上がる]
……養父さん、大丈夫かな……。
[唐突な狼の活性化。
森の方にも、影響は出ているだろうか。
出ているとしたら、それを調べて無茶をしていなければいいのだけれど]
……取りあえず、いつかみたいに枝直しに行って落ちるとかは勘弁な……。
[はあ、と。ため息と共に呟く]
中、戻るか……。
[白の向こうの黒を見やりつつ、呟く。
それがいい、と言わんばかりに、カラスが一つ、羽ばたいた]
[典型的な迷子だった。
けれど年の瀬の時期、人々は忙しくかまう余裕も少なく。
心細くて本格的に泣き出しそうになった時。
どうしたの、という声がかかった]
かあさま、いないの。
おうち、わからないの。
[見上げれば幾つか年上らしい少年。
白い手袋をした手でぐしぐしと目を擦り答える。
少年は困ったような顔をして、ふと雪を掴んで何かを形作った]
…うさぎ?
[どこか歪な雪像。
それでも思いかけぬ小さな作品に涙が止まる]
―二階・自室―
[昨夜は説明を求めるものに話をし、叩きつけたときに飛んできた牙や爪の破片をとって治療して終えようとしたところ、最後に無茶な動きをした代償により痛んだ体をブリジットに見つかり、腕や肩や足に湿布を張ることになった。
礼を述べれば、ふるふると頭を振り、顔色が翳ったのをみて、何を思ったのか察し、これ以上は何も言わずに、剣の手入れのために自室に戻り、手入れを終えた後、疲れを癒すように寝たのであったが]
…っ?
[思わず木箱に手を伸ばして起き上がる。トンっ。という音がしたからだが、だからといって剣呑な気配は感じず、そっと窓を開けた
すると突き立っている矢と手紙。矢を壁から抜き取り手紙を開く。書かれているのは昨日と同じ形態の文字]
[広間には寄らず、上へ上がろうかと思ったものの]
あ……本、忘れてた。
[昨日、下へと降りた直接の理由は、多分まだ置き去りのままで]
無くしたら、怒られるからな。
[小さく呟いて、結局広間へと向かう。
中に入ると、肩のカラスが挨拶するように一つ、羽ばたいた。
もしかしたら、「ちゃんと連れてきたよー」という意思表示なのかもしれないが]
ジャベリンにしては唐突だな…
[いろいろなことが書かれていた。
だがその中で特に目を見たのは、やはり昨日のこと。だいたい察していたらしいが、それによる村の方針のほうであった]
人狼なぁ…本気だってのか?
[ただ昨日の状況は確かに異常ではある
そしてまた昨日と同じように、紙とペンに同じ形態の文字を書いて、矢に括り付けると、荷物からボウガンを取り出し窓から森へ向けて放った]
[バサリ、][羽ばたきの音]
や、アーくん。
飲む?
[振り返って歩み寄り、むしろ飲め、といわんばかりに押しつけた]
ザフィーアはご苦労様。何がいいんだっけ?
--外、死体の前--
[暫くずっと、雪の中で死体と供に佇んで。][動くだけの気力が無かったともいうが。]
…帰らなきゃ。
[咳は出なかったが。][少しだけ出ていた風邪の兆候が、ぶり返さないとも限らず。]
[のろのろと大袋を背負い。][ゆっくりと歩き、集会場へと戻ってゆく。]
--→集会場--
[大人から見れば他愛ないそれらも幼い少女には宝物のようで]
わたしも、つくる!
[少年と二人、あれやこれやと雪を固めてゆく。
泣いていたはずの顔はいまや笑っていて]
「レーネ!」
[届いてきた声にパッと顔を上げると、そこにはコートを纏い淡い青の手袋をした青年の姿が]
にいさま!
[少年は良かったねと笑って。
じゃあね、と兄がこちらに来る前に走って行ってしまった。
彼も本当は忙しかったのだろうか]
ありがとー!
[後姿に叫ぶ。辿り着いた兄や母には勿論しっかりと叱られたのだが。その時の楽しさはしっかりと少女の中に刻まれた]
─広間─
て、え。
[押し付けられたカップに、思わずきょとり]
なに、コレ……ミルク?
[ずっと外にいて冷えた手には、カップ越しの温もりも少し熱いように思え、取り落としそうになるのを慌てて支える]
というか、ザフィーアがご苦労様って、何が?
[そして窓を閉めて、体を軽く動かす
昨日は全身が満遍なく痛かったが、それはだいたいいつものこと。一夜寝たらだいたい治まった。とはいえ、特に痛んでいた部分はまだ治まってはいないが、痛いだけならば特に支障もない]
さて…自衛団はいなくなっちまったけど、状況は変わらず、どうするかね
…単なる荒事なら慣れてんだがなぁ
[そう言葉を漏らして、嘆息を一つ。木箱を背負いなおすと広間へ行くことにした]
うん、ホットはちみつミルク。
あったまるよ。
[にへら、と笑みを作った。
――浮かべられていただろうか]
どうせ、御飯も食べてないんでしょ。
飲まないし食べないとか言ったら、
鼻からにんじんジュース飲ませるよ。
[空いた左手の人差し指を突きつける]
さぁて、なんだろうねえ。
ザフィーアだって、寒いしお腹空いてるよねえ?
[そこまで言ったところで、いつの間に目覚めたのか、ぐったりとしているエーリッヒの存在に気づいた]
……と。
パンとスープがありますけれど、持ってきますか?
―広間―
よぅ…あまりいい目覚めじゃねえだろうが、あれから何か変わったことはあったか?
[広間に居る面々にそう声をかけ、暖炉の傍にいき、薪をくべる、と同時に紙をその中に入れて木箱を近くに置き、席に着く]
--集会場・一階広間--
[外にずっといて、体中が冷えてしまったからか。][中に入っただけで温かな空気に包まれ。]
[広間にいた人達にペコと頭を下げる。]
おはようございます…。
[何時もより小さめな声で言って、中へと。]
……ほんと、甘いの好きだなお前。
[一見、いつもと変わらない言葉と笑み。
でもどこか、微かに違和感めいたものを感じたのは気のせいか、それとも。
ただ、それを指摘するのもいい気はしないから、こちらもいつも通りの言葉を返し]
……ていうか、それ、なんて拷問。
[ニンジンジュースの話には、わりと真顔で突っ込んだ。
肩のカラスは、呼びかけを肯定するようにばさり、とまた羽ばたいて]
……ん、そだな……。
つき合わせて、寒い思いさせちまったし……パン、あるなら、ついでにザフィーアにも頼む。
―回想―
[目を閉じたままでいると、腕の中の重みがいくらか増したように感じて。
見ればイレーネが緩やかに眠りに落ちたところ]
無理もないわ…今日だけでいろいろありましたもの……。
[そう言って、慰めるように背を撫でて]
[その寝顔に誘われるように、ゆらりと体が傾ぐ]
あ、おはようございます。
変わったこと…… ですか。
[マテウスの問いに真っ先に思い浮かぶのは、外での自衛団とのやりとり。
けれど、ブリジットも帰ってきたことで、皆の前で口にすべきか、悩んだ。言わないでいるわけにも、いかないことではあるが]
や、……って、ブリジットも飲む?
[手元に一つ残ったマグカップを掲げてみせた]
甘いけれど。
[そのまどろみを破るような強さで扉が開かれ。
静かに、と抗議の声を上げようとするも、皆の姿に言葉を失くし]
[普段、それと縁のない彼女にもわかる。
とても嫌な、血のにおい]
……何が……
[誰も答えない。重く固い表情のまま]
[治療の合間、ぽつぽつと言の端に上るそれで
外で起きた事の顛末を知り、胸元のロザリオを握り締め十字を切る]
[そのまま、部屋に戻るつもりにもなれず。
一人になりたくなかったのかもしれないが]
[イレーネを支えたまま、壁に凭れ。
眠れぬまま時を過ごして]
[気付けば朝の日射し。
外で誰かが叫ぶ声はよく聞き取れない]
[だけど、よくない事だということだけは、その声の荒さで知ることができた]
……本当に、被疑者になってしまったのですね。
[広間に集まる人々を見渡して]
[誰もそうは見えないのに、と小さく溜息をついた]
―→現在・広間―
…あぁ、もらう。
[手をついてなんとか身を起こし、ソファーの背に身体を深く預ける。]
…さっさと治さなきゃなぁ。
[胸元の手帳を取り出そうとして…]
…げ。
[からっぽのポケットに、思わず蒼白。]
あ、どーも……。
[広間に入ってきたマテウスに、一礼して]
昨夜……ありがと、ございます。
[ぽつり、小さな声で呟く。
礼は、立ち上がる契機をくれた事へのもの。
続くようにやって来たブリジットには]
ブリス……?
どっか、行ってたのか?
[案ずるような口調で、問いを投げ]
[ユリアンの手に一つ残っていたそれをみて、自分の分じゃ?と少し躊躇ったが。]
[体が冷え切っていたのもあって、折角だから遠慮せず、こくと頷き受け取る。]
甘いの好きだから。
[ほんの僅かに笑みを浮かべて。][中にあった白い液体に口をつけた。][甘く温かな味が、内側から染みて。][強張っていたものが少し解れた。]
[聞こえた声に、そういや、こっちにもちゃんと礼言わないと、と思いつつ、エーリッヒを見やり]
……どしたの?
[蒼白になる様子に、思わずきょとん、と]
何を言う。甘いものは人類の宝なのだよ。
理屈は忘れたけれど、体の疲れにも心の疲れにもいいんだから。
そして、拷問が嫌ならちゃんと食べなさい。
[大きく頷きながら、したり顔で語る]
了解、あっためてくるー。
[両手も空いたことだからと、軽く手を振り、]
そう、よかった。
[ブリジットの様子に安堵を含んだ声で答え、再びキッチンに入る]
[先に中にいたアベルの頬を見て、薬が少し効いたのか腫れも殆ど残っておらず。][それは少しほっとして。]
[どこかへと問われ、一拍、間が空いたが。]
うん。…直してきた。
[誰を、何を、とは、言わない。]
あ、
[差し出されたカップ。
その手の主の顔を見る。口を開きかける。
昨日の記憶は朧気だった。熱の所為か、――まさかその直前のピアノの所為、なんてことはないだろうが。
何があったかを聞こうか否か躊躇い、結局止めてしまった。]
・・・・ありがと。
[代わりに出たのは、置かれたカップへの礼と、曖昧な笑みだった。]
[側で眠ったままのイレーネを、そっと壁に凭れさせて。
不自然な姿勢でいたせいか身体は難くなっていたけれど、
それでもどうにか立ち上がる]
[広間に集まる人々に。
昨夜の事件の目撃者たちに
どう声を掛けて良いのかわからずに]
………皆さん…お怪我は大丈夫ですか?
[そんなことしか言えない自分がもどかしかった]
いや、確かに甘いものは疲れに効くけどさ……。
[だからこそ、見回りの際にはいつも飴玉を持ち歩いている。
もっとも、冬場はそれよりも酒で身体を温める事の方が多いのだけれど]
はいはい、食べますよ、食べますよ……。
[大げさなため息をついて]
なおしに……。
そっか。
[ブリジットの短い返事から、何かを察したのか、答えは短く。
空いている椅子に座り、カップに口をつける。
柔らかな甘味と温もりに、一つ、息を吐いて]
[外からブリジットが戻って来たのが見えた。階下にも、ざわめきが戻って来たのを感じる]
腹が減っては戦は出来ぬ、かね。
[男は立ち上がり、広間へと向かった]
―二階→広間―
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