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[ギルバートとセシリアのやり取り(>>205>>223)を聞きながら、自身もぼんやりと考えてみる]
もしあの中に人狼がいるのだとしたら、其奴はそのまま村を襲うであろうか。
それともどこか遠くの場所へ行き、そこで何食わぬ顔で人々の中に溶け込むであろうか。
[口をついて出たのはそのような呟き。しかし、それは当然考えてもわかるものではない。ましてやこのような場所に閉じ込められていてはなおさらである]
それにしても、強くなったな、お主。
[セシリアの「お茶にしましょう」発言には意外そうに首を傾げて。
先程玄関口で会ったときは、相当の衝撃を受けていた(ようにマンジローには見えた)だけに、まさか彼女がここまで前向き思考の持ち主だったとは全く思わなかったのである]
[向けられたセシリアの笑顔に、また少しだけ眉がよってしまう]
いや、お前さぁ…こういうときは一番怯えるんじゃないかって思ってたから。
だから、意外だって言うか…
[そこから先は上手く言い表せない。
変わりに問われたことに返事をする]
さっきよりは落ち着いた、って所。
だから、あんまり怖がらせる事は言わないでくれよな?
[勤めて言葉は明るく、冗談めかして]
ジーンさんは真面目な方ですのね。
[立ち去る直前の言葉を思い出してキャロルに話し掛ける]
御主人のアーヴァイン様も立派な方だったのでしょう。
結局お礼も言えず母の話も出来なくなってしまいましたけれど…。
[人が死んだ。黒ずんだ赤色に其れを突き付けられた。
トビーの言葉や人狼の話や一度に多くを突き付けられて麻痺して居るけれど其れは重たい事だった]
[シャーロットが頷くのに、そっかーと素直に納得する。
当たり前のことで、セシリアだからとか考え付かない。
ギルバートとラッセルの様子をみて、なんとなく不思議そうな顔になった。]
ああするの、好き?
[シャーロットに抱きしめられたのを思い出して、問いかける。
羞恥心なんてなかった。]
僕は……やりたくない……。
………見つければ……おおかみを見つければ……。
[これ以上恐れる必要もなく、関係のない人を傷つける必要はなくなるだろうか。
未だ決意としては固まらなかったが、選択肢として「触れること」は大きな割合を占め始めた]
探さなきゃ……。
[ギルバートに縋りつく体勢のまま、その体躯の陰から今広間に居る人物達を覗き見る。
誰が人狼なのか、それは見た目では判別が出来ない。
誰もかれもが怪しく思えて、誰に触れて確かめれば良いのかを迷う。
しばらくは押し黙ったまま、周囲の様子を*伺っていた*]
[マンジローの呟きに、本当に人狼が逃げていたらどうするかを考えるのも必要かと一考。
早くここから脱出できればまだ間に合うかもしれない]
……そうですね……もし私が人狼だとしたら……そのまま遠くへ行きますね。
人狼の被害が出たばかりなんです、使用人さんたちの様子からふもとの村の方たちにもそれは伝わると思います。
なら使用人さんたちは村の方たちに警戒されるんじゃないですか?
だったら村の方たちを襲うのは困難ですよね。
……あ、アーヴァインさんを食べてお腹いっぱいだったらなおさら村の方たちを襲う必要ないですよね……どうなんでしょう……ちゃんと遺体の減り具合を確認するべきかも……。
毎晩人を襲ったっていう記録も書いてあったような……。
[独り言のように、思考を垂れ流す。
不審に思う人がいても考察に没頭していて気づかないだろう]
[突如トビーから駆けられた言葉、きょとんと驚いたようなあっけにとられたような表情。
そして後に思い浮かんだのはハーヴェイのこと]
……
[小さく頷きかけてから、困ったような表情を浮かべる。
好きか嫌いかと言われれば困る。ハーヴェイに限定しては大好き。
けれどもそれを伝える方法が思いつかない]
─1階・廊下→厨房─
ええ、そうするわ。
[浴室へと向かう墓守に頷く。
立ち去り際の言葉には、そう、と苦笑を掠めさせ]
そうですわねぇ。
特に、女の身では、痕が残るような怪我は避けたいところですわ。
[冗談めかした口調で返し。
墓守への評価には、思わず笑みを零していた]
本当に、真面目な方ですわ。
それでいて、話していてつまらないか、というとそうでもないし。
アーヴ殿は……ええ。
子供のような部分もありましたけれど。
懐の広い方でしたわ。
[アーヴァインの事に話題が移れば、ほんの少し痛ましげな面持ちになる。
人の死、旅暮らしでは決して遠いことではないが。
この場でのそれは、意味合いがだいぶ異なる。
そう思うと、気が重かった]
「強くなったな、お主」
[その言葉に思考を打ち切る。
やはり以前の自分と比べかなりの変化があるらしい]
……もうマンジローさん、女の子に「強い」なんて、褒めてませんよ?
[眉をハの字に曲げて、上目遣いでマンジローを見る]
―広間―
[濡れた格好のまま、ようやっと広間に顔を出すと、中の雰囲気は微妙なものだった。
尤も、アーヴァインは殺され橋は落とされたのだから、無理もないのだが。
それにしては、やや微妙な空気の流れも感じる。]
ただいま。
……一応、他に降りれそうな場所を探してみたんだが、やっぱり無理っぽいなぁ。
[そう、外での成果を告げて。]
ああ、タオルないか?
[誰に言うともなくそう尋ねた。]
―浴室―
[掌の血を丁寧に洗い落とし、膝や腹の辺りも水で流した。
先の話を気にした訳では恐らく無いけれど]
そう言えば、食事も未だでしたね。
[余分な肉の無い身体に、グレーの上着と黒のパンツを纏う。
汚れた服は少し悩んだ後、着替えを持って来た時と同じように脇に抱えた。
洗う者はもう館に居ない。
そうして着替える前と殆ど変わらない出で立ちで、鏡の前に立った]
[ああ、今はまだ怯えていなければならなかったか。
ギルバートの言葉にまたひとつ、失敗に気づく。
以前の自分と同じように振舞うのは限界かもしれない。
しかし、まだ。
自分の変化について説明する時は、能力を明かす時でもある。
もしこの館の中に人狼が潜んでいるとしたら――。
少しでも「その時」を遅らせたい]
こ、怖いですよ!
ですけど怖がってばかりじゃダメだと思いませんか?
人狼がもう逃げてしまった可能性も高いですしー……
もしこのお屋敷に残ってるとしたら、対策、考えないとですよね?
[怖がらせることは言うなといわれて、笑顔ではーいと返事。
約束守れる自信はないけれど、と付け加えたいくらいだった]
[左半分を隠す髪を上げる。
色も形も、右のものと違うところの無い左目。
灯も点けず薄暗い中、それでも僅かな光を厭うかのように、そちらだけが微かに細められた]
[黙ったまま、小さく頷く。
髪は流れて元の位置に戻る。
踵を返し、墓守は浴室を出た]
[シャーロットの様子にこちらもきょとんとした。
よくわからない。
困っているので、首を傾げた。]
きらい?
僕はわからないから、どうなのかなぁって思ってるだけだけど。
[と。ハーヴェイが入ってくるのに、視線を向ける。
タオルのありかなんてしらなかった]
―厨房―
[茶を淹れる事は出来ても一から用意した事など無い。
キャロルに聞きながら道具を揃えて湯を沸かすのを手伝う]
殿方には怪我も勲章等と言われる方もいらっしゃいますけれど。
[あれもまた分からない感覚だった。
冗談の様に答えながら小さく溜息を零す]
誠実なお人柄を感じます。
細かい気配りもしていただけて。
[キャロルの評価を聞きながらきっと会話でもそうした人なのだろうと想像した]
[広間に入ってきたハーヴェイを見て破顔一笑する。
人狼について詳しい彼なら一緒に対策考えてくれると思ったからだ。
少なくともむやみに怯えを見せたりはしないだろう]
おかえりなさい、ハーヴェイさん!
えっとー、タオルですか?
[目に付く所にないなら、この屋敷のものでないセシリアにはわからない。
シャーロットとラッセルに視線を送る。
彼らならわかるだろうか?]
―厨房―
子供のようだけれど懐の広い方。
だから母も頼って良い人だと教えてくれたのでしょうか。
[痛ましげなキャロルの表情に目を伏せる]
お話してみたかった。
残念です。
―→広間―
[一度二階に上がり、血のついた衣服は部屋に放り込んでおいた。
処分は後回しにして、ひとまず広間へ向かう]
失礼します。
[何処となく妙な空気が流れていることは墓守にも判ったが、中に入ることにあまり躊躇いは見せなかった]
[縋りつかれているからラッセルの声はよく聞こえた。
だから、やっぱり励ますように軽く背を叩く]
無理はするなよ?
1人で危ない事はするな…。
もし、見つけたら…
[一度言葉を切る。声を落とす。
ラッセルだけに聞こえるように]
……俺がそいつを退治してやる。
[殺す、と言う言葉は避けて。
それがラッセルを安心させるならば、とひそかに決意する]
[トビーへの返答に、困っていると向こうは首をかしげた。
嫌い?と問われれば]
……(ふるふる
[首を横に振る。少なくとも嫌いではないから。
そんなことをしているとハーヴェイが広間にきて]
……っ
[トビーとハーヴェイを見比べている。
ハーヴェイに今すぐ駆け寄りたい気持ちもあったが、トビーの疑問にもまだはっきりと答えられていなかったから]
[タオルの位置は自分ならわかる。セシリアがラッセルと自分へと視線を送る様子はその所在を求めてのことだろうと推測はつく]
……
[トビーに少し申し訳なさそうに頭を下げながらもハーヴェイのもとにいく口実ができた。
ハーヴェイの方にかけよると、とってくるという風に口を動かしタオルを取りに広間をでていった。]
─厨房─
男というのは、子供の部分を残している事が多いものですから。
[傷は勲章、という話に、軽口めいて返しつつ。
茶葉を探すのと同時に、どこに何があるかを把握してゆく。
今はまだ落ち着いているが、その均衡が破れた時に備えておくべきだろう、との判断があった。
食料と、有事に使えるものの配置は叩き込んでおかねば、と]
少し、真面目すぎる部分もありますけどね。
[それでも、相槌を打つ様子は常と変わった風もなく。
アーヴァインに対する言葉は、そうかも知れませんわ、と呟くよに返し]
……?
どうか、なさいました?
[突然の、驚いたような様子に、ひとつ、瞬いた]
[こちらの言葉にもあまり変わらない様子のセシリアを少しだけ見つめる]
…無理してないんならいいんだけどさ。
怯えすぎてハイテンションになるやつとか、たまに居るから。
[そう言って、先ほどマンジローにしていた話をふと思い出して]
逃げても村に下りたとも限らねぇしな。
[対策、と言われて、ちらりとラッセルを見て。だけど、彼の事はセシリアには告げるつもりはなく]
ほんと、頼むぜ?
[明るく返された返事には、念を押すようにそう言った]
[シャーロットがかけよっていく様子に、ああ。って納得した顔。]
気にしないでね、シャーロットさん!
[広間を出て行くのを見送った。
自分はまた、のんびりと話をきいたり、端にいって一人で指で*遊んだり*]
―広間―
[広間に入る直前に発された問いは、墓守には聞こえていなかった。
入れ違いのように出て行く養女を見送る。
客人達の邪魔にならぬように、扉の横に立った]
―厨房―
[キャロルに尋ね返されても答えずにただ凝視する。
焦点は合って居る様な居ない様な。
何処か深淵を覗き込む様にキャロルの顔を見ていた]
白い星…?
[疑問系で呟く。
其れが何を意味するのか本人が理解して居ないかの様に]
あっ。
[茶器を手にして居る時で無くて良かった。
数拍の後に口元を両手で隠して目を見開いた]
―広間―
[笑顔のセシリアに迎え入れられて、こちらもにこりと笑み返した。
今はまだ、セシリアの変化には気づいていない。
セシリアの視線の先を辿ると、ラッセルとシャーロットを見つけた。
何か逡巡しながらも、近づいて取ってくるという仕草を見せた彼女に笑んで。]
ああ、頼んだよ。
[そう広間を出て行く様を見送った。]
マンジローさん、女の子には「かわいい」とか「きれいだよ」って言ってあげないとダメなんですよ?
[以前の自分なら口が裂けてもいえないような言葉がすらすらと出てくる。
楽しい。無意味な抑制を捨て去れば、こんなにも自由なのか。
そこまで考えて、ああ、また以前の自分なら言わないようなことを言ってしまったと気づく。
どうにも歯止めが利かなくなってきた]
[トビーから駆けられた言葉にはちょっとだけ気恥ずかしい感じとか感じたかもしれない。
広間を出る時、ユージーンとすれ違い軽く頭をさげる。
程なくしてタオルを数枚とって広間に戻ってくる。]
……
[ハーヴェイにタオルを一枚渡して、残りは机の上に。
そしてすぐにぬれたままのハーヴェイにしがみつくように抱きついた]
─厨房─
……エッタ様?
[突然の変化と呟かれた言葉。
意を捉えきれず、僅かに眉をひそめる]
エッタ様?
どうなさいましたの、何か、ありまして?
[目を見開く様子に、それは更に増して。
身をかがめて、目線をあわせるよにしつつ、再度名を呼びながら問いかけた]
[広間に帰ってきたハーヴェイには一礼して。下りられる所は無いという言葉にはやはりと言って顔を曇らせた]
さようか、ではやはり村の方で橋を架けなおしてくれるのを待つしかないようでござるな。
[村が無事であれば、と言う言葉は飲み込むことにした。この状況では、いくらでも悪い考えばかり浮かんでしまう。どのみち確認のしようきないのだから、余計な事は考えないほうが良さそうだ]
[ギルバートに明るく答える]
だ、大丈夫ですよ、無理なんてしてません。
……落ち込むばっかりより、明るいほうがいいでしょう?
わかってます、怖い事は言いません!
[神妙な顔で言い切り、苦笑い]
ありがと……うぉっと。
シャロ、濡れるから。
[受け取ったタオルを頭に乗せてると同時に、しがみつくように抱きついてきたシャーロットの頭を、落ち着かせるように撫でる。
養父が殺された状況では、怖がるのも無理もないとは思うものの。あまりひっつかれると、二人してぐず濡れになりかねない。
無理に手を離すことはしないが、離れるようにとやんわり告げた。]
─厨房─
白い星が視えました。
キャロルさんの内に。
[視線を合わせて名を呼ばれ泣きそうな声で答える]
キャロルさんは信じていいと分かりました。
如何してかは分からないけれどそう確信出来ました。
でも。でも。
[混乱した様に言いながらキャロルに抱きついた]
やだ。死にたくない。
だな。何時になるかはわからないが…。
まぁ向こうにはギルバートの両親もいることだし、かからないって事はないと思うけど。
[頭を拭きながら、マンジローにはそう返す。
ギルバートが居なかったら、橋などかけずに捨て置かれていたかもしれない。
そうならないだろう事に少しだけほっとしていた。]
あとはつつがなく無事に帰れる事を祈るばかり、か。
[人狼の事さえどうにかできれば。
人狼の話は不安材料でもあり。
切り出していいのか分からなかったので、曖昧に言葉にするのみにしておいた。]
それはもちろん、おなごにとってはそう言われるのが一番であろうが・・・。
いや、決してセシリア殿が綺麗ではないとかそういうわけではござらぬぞ!
「芯が強い」と言うのもおなごとして一つの美徳だと、そう言いとうござった。
[セシリアの言葉には苦笑いを返す。
一方で、彼女はこんなに饒舌であったか、首を傾げつつ]
[周りを伺う様子のラッセルを抱えたまま、とりあえず落ち着くまでは置いておこうと。
そうして、セシリアに、今度は軽く笑顔を向けて]
まぁ、確かになぁ。
今くらいはゆっくりしてもいいのかもな。
いい返事だな。
[最後にもう一度笑って見せてから、ソファーの背もたれに体を*預けて*]
[頭を撫でられると嬉しそうにさらにすりすりと擦り寄り、
けれどもぬれるからと離れるように言われればおとなしく言うことを聞く。]
……
[近くの椅子に座りハーヴェイが体を拭きながら皆と話す様子を眺めている]
─厨房─
白の、星? ……私の、内に……。
[言われた言葉を繰り返す。
それが何を意味するのか、予測できるものがないわけではないが、確信はなく]
……そう、言っていただけるのは、とても嬉しいですわ。
[信じていいとわかった、との言葉。
それがどんな所以によってもたらされたにせよ、拒絶する理由はなく。
抱きついてきたヘンリエッタの背を、宥めるように撫ぜた]
……私としても死にたくはありませんし。
エッタ様が死ぬのをみたくもありませんわね。
[如何して、という疑問に答える術はなかった。
それが、どこへ向けられているのか、定かではないから]
そうか、ギルバート殿のお身内が・・・
[確かにそれならば、村側の動きも早いであろう。それは今の我々にとってかなり希望の持てる材料になりそうだ。あとは、この天候さえ回復すれば・・・]
・・・考えるだけ無駄でござるぞ。
ただ、努々油断だけはなされぬよう
[ハーヴェイの不安は自分にもすぐ理解できた。
小さな声で余り考え過ぎぬよう忠告しておく]
[マンジローに向かってにーっと笑う。
子供のような、表裏のない笑顔。]
えへへ、お褒めに預かり光栄です!
…………そうですよねー……守られるだけじゃ……。
[むしろ積極的に打って出ようとさえ考えている。
しかし自分ひとりの力では無理だろう。
やはり何か、対策を考えなければ。]
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