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[戻ってくると人の姿は先より増えていて。
瞬いた後に、尋ねる]
食事はちょっと作れる気がしないけど。
飲み物、飲む?
まだミルクはあったけど。
─広間─
おはようございます…
あ、あの…何か、あったんですか…?
その、さっき、悲鳴が聞こえたような…
[1階に下りると、数名が集まっていて。
けれどそこにはナターリエやヴィリーの姿は無かったろう。
誰にともなく問いかけたが、返事はあったろうか。]
― 広間 ―
[くす、くすと、猫の反応>>250には楽しげな笑みを浮かべた。
わざとひらひらと手を振ってみたり。]
見にって……おー、みんな勇気のある事だネ。
[見てきたと、ライヒアルトの弁に>>244はそんな言葉が漏れた。
自衛団に伝えに行くのはまぁ当然だろうが、ロクな事にならんだろうなぁとは思った。
ナターリエ相手なら、そう無体を働く事もないだろうが。]
だネ。
あー…お嬢やらフォルカー達は起きてっかな?あと美人の兄さん。
[こちらもまだ今日は姿を見ていない。
ちらと階上の方を見上げた。]
様子見てくるかねぇ?
[と口にするとブリジットの姿が見えた。]
─宿屋外 西壁─
…あ? あー……。
そうだな、そうだろうな。
[ヴィリーの声>>260にオレは納得の声を漏らした。
その声は消沈したように低い]
オレらは容疑者だもんな。
[爺の傷はどう見ても人が為し得ない傷だった。
そうだ、オレ達は元々それを疑われてここに集められたんだから。
爺がやられた以上、コイツらの考える事は容易に想像出来る。
オレはヴィリーにいつも通りに呼ばれても反応することなく、一人納得して立ち上がり、服についた土や雪を払った]
[ふる]
[謝罪には首を振り]
大丈夫、だよ。
ちゃんと、寝た。
[言葉に嘘はないけれど、声は少し掠れていた]
[姉より先にベッドから降りて、身支度を整え始める]
……顔、洗いたい、な。
[今朝の苦しさが蘇るような気がして、見えないところで眉を寄せた]
[姉にもそれが伝わっていたかもとは知らずに]
―厨房―
[すぐ戻るとでもいうように、アーベルとライヒアルトには軽く手を振っただろう。
ゲルダとは入れ違いになって、厨房へと入り、水差しに水とコップをいくつか盆の上に置いて]
気のせいじゃぁねえってか
[頭が少しチカチカとする感触とともに、意識して見たそれは]
―広間―
[自衛団長の遺体がある場所へは女は行かなかった。
自衛団員たちの足について行けなかったというのが正確な所。
覚悟していたとはいえ自衛団からの通告を聞けば衝撃が走る。
待っていてと言った人にただいまを言えぬまま言葉を失った。
不安からか胸元の十字架を右の手でぎゅっと握り締める]
……………。
[胸に仕舞った秘密を思えば何を言っていいかも分からなかった]
― 広間 ―
おはよ、お嬢。
今朝団長の爺さんが殺されたって。
[ブリジットにはそうさらりと告げた。
広間に自衛団が入ってくるのは、その辺りになるのだろうか。]
それならいいけど。
[その様子は大丈夫そうにはあまり見えなかったけども、
自分もあまり人のことをいえるような心持ではなかったので素直にその言葉を受けることにした]
下、降りようか。
俺も風呂とか入っときたいし。
[昨日は入り損ねたので、その理由にまで思い至ると少し暗い気持ちと恥ずかしい気持ちが湧き上がり。
急いでベッドから降りると、エーファと並び身支度を整え始めた]
―広間―
[水を取りに行くゼルギウスを見送って。
>>262ブリジットがやってきてすぐに、玄関から自衛団員が入ってきた。>>249
ブリジットに会釈するのもそこそこに、通達が伝えられて唇を引き締め、深緑を険しくした]
簡単に言ってくれるじゃないか。
人の命なんだぞ。
[後から入ってきたナータが目を丸くしているのに気がつくと、睨むような視線を外して近づいた]
おかえりなさい。
[自衛団への文句とは逆に、弱い声をかける]
―広間→厨房―
[ちょうど聞いていない自衛団の話。
ゆるく首をかしげたものの、とりあえずは今は先に用意すべきかと、厨房へと向かう。
一応、人数だけは数えて]
嫌味だろ、ぜってー。
[薬師に、死者が見えるなんて皮肉すぎる。人としての悲しさがあれども、死者の存在は薬師として、無念さと無力さの表れにさえ思えるのだ。
「なんで、もっとはやくこなかったんだ。」といわれる声が聞こえるようだ。
そんなの、なんでもっとはやく会えなかったんだ。といいたい。
「助けれないのかよ」といわれる声が聞こえる気がする。
そんなの、こっちだってできるなら助けたいんだよ。といいたい。
そしてそんな思いに同意するように自衛団長が恨みがましくこちらを見ているのは、気のせいなのだろうか。]
[エーリッヒの紡ぐ伝承という言葉にピクと肩が震える。
役目を終えたとばかりに宿から出ようとする自衛団員に]
私達だけで何とかしろ、と……?
こどもや団長のお孫さんは……
さすがに容疑者から外すべきではありませんか?
[そう言い募ってみるけれど首を振り一蹴されるだけ。
歩み寄るライヒアルト>>273の気配にふと其方に顔を向けた]
――…ただいま、ラーイ。
[十字架を握り締めていた手が緩み
ライヒアルトの服の袖へとその手が伸びる。
不安な時に誰かに触れたがる癖が出たようだった]
― →厨房 ―
[厨房に行くと水を持っているゼルギウスがいる。
ゆるく首を傾げた]
どうかした?
ああ、ゼルギウスは何か飲む?
ちょっと食事は作りたくないけど。
─広間─
わ、たし。
ちょっと、お水、飲んでくるわ。
[発作が起きそうな前兆を感じ、アーベルにかろうじてそれだけ伝えると厨房へと向かう。
そこにゼルの姿があるのに気付けば、青褪めた顔を見せぬように。]
─宿屋外 西壁─
[運ばれて行く爺の躯に一度視線を向け、軽く瞳を伏せる。
髪を長く垂らしたままだったのもあってか、それが女性的に見えたようで。
こちらを見ていた団員数名が少しうろたえてた。
……何なんだお前らは。
消沈していたけど少しむかっ腹が立って来て、オレはヴィリー>>275に続くようにして宿屋の中へと戻ることになった]
― 広間 ―
なー。ちなみに皆でヤダって言ったら皆殺シ?
[くすりと笑みながら団員に言うと、相変わらず自衛団員は険しい顔のままで。
それも辞さないが、その前にお前たちが人狼に殺されるだろうとぴしりと言い切られた。]
あはは、それもそーだ。うっかりしてたネ。
[本当にうっかりかどうか、傍から見ても解らないだろうが。]
……うん。
[頷いた]
[身支度は少しだけ早く終わって、姉の準備が整うのを待ちながら]
ルカねぇは、大丈夫?
[ちら]
[何となく元気がないような隣を見て問う]
[昨日の顛末は知らない為に]
[頭がチカチカするのは、話に聞いていた影響というものか。
深く息を吐き出し落ち着けると映された像も消えたところで話しかけられ>>280びくっとして振り返る]
……って、ゲルダさんか。
いや、ちょっと…まあ…ね。
水を取りにきたってだけだよ
[と、お盆の上に乗ってるコップと水差しを示してみせる自分がどうしたといわずに、何をしに来たかだけこたえ]
そだね。んじゃ何か温まるものお願い。
―広間―
[伸びてきたナータの手を避けることはしない。>>279
普段よりも少し温かい手で、逆にその手を握りもした]
こうなるかな、と思ったから。
一人で行かないでって言ったんだよ。
[ナータに触れられるのは大丈夫となってから、不安な時にはこうしてよく手を握ってもらった。
そのお返しではないけれど、元気づけようとするように加減しながらもぎゅっと力を入れた]
ああ、ブリジット
[顔色は抜きにしても、まだ一度も見てなかったためブリジットの無事だった姿>>281にはほっとしつつも、盆の上のコップに水差しより水を注ぎ差し出した]
―二階・双子部屋→―
[妹にやや遅れて、今日はエーファによく似た感じに髪も整えていた。
昔は、よく意識して同じにしていた気がする。
いつからか、自分の方が変えるようになって、両親が二人の区別つくようにと用意したリボンも使わなくなっていた。
あのリボンはどこにやったっけかなとふと考えたり、二人並ぶと今日はより見分けがつきにくくなっていたかもしれない]
大丈夫、なんとか。
見られたのは俺の不注意のせいだし。
[事情をよく説明してなかったので、向こうが疑問の様子を浮かべるなら昨夜のことを話すだろうか]
とりあえず、行こうか。
[事情を説明したなら少し急かすように、そうでなければ促すようにだっただろうか]
─広間─
[自衛団員と、ナターリエ、アーベル、それぞれの問答に、小さく息を吐く]
……石頭の配下は、そろって石頭、ってか。
[吐き捨てるよに呟いて。
>>284 頭の上に手が置かれると、くらい翠をクレメンスに向けた]
やめとけ、って、言われても、さ。
悠長に、構えてらんない、し。
……伝承を、なぞる事が、是とされたなら、どうなるか。
俺は、その記録を、幾つも見てきたんだから。
[かすれがち、途切れがちの声で綴るのは、緊張を抑えているから。
自衛団員の思考はわかる。恐らくは、動揺もしているのだと覚れもする。
なんでかんで、団長が慕われていたのは、知っていたから。
勿論、だからと言って一方的な通達を容認できるわけではないのだけれど。
逃げられない、という認識もあったから。その思いをそのまま、言葉に変えていく。
真白の猫が、不安げに、鳴いた]
― 広間 ―
[建物の中に戻ったのは、丁度、自衛団員達と入れ違いだった会話のいくらかは耳に入っていたかもしれないが、それには言及せず、ずっとここに居たであろうクレメンスに視線を向ける]
で、やっぱり人狼探して殺せって?
[相も変わらず、問う言葉は端的]
[クレメンスから掛かる声に一度其方に顔を向けて]
ただいまです、おにいさま。
[いつものように笑みを浮かべることが出来ぬまま声を返す。
皆殺し、などとアーベルの口から漏れれば
ライヒアルトの手>>287と重なる女の其れがピクと震える]
……考えなしでごめんね。
[詰所であった事を思えばおとうとの考えが正しかったと知れて
素直に小さな声で彼にあやまる。
繋いだ手から伝わる温度に励まされる気がしたけれど
常よりその温度が高いように感じられもして]
ラーイ、もしかして、まだ熱があるの……?
それとも、私の手が冷たいだけ……?
[菫の眼差しはライヒアルトの手へと落とされた]
あー、まいったね。
薬師にとって商売繁盛ってのは目出度くないんだけどね。
ま…精神的な負荷って大きいからね。健康なやつでも崩れる。
[そうすると病気なやつはもっと危険なわけだとは口にはださずにゲルダ>>289に答えて]
んー…そですね。
できればスープ系頼んでもいいですか?
こんなときなんで、しっかりしとかにゃならんので
─ →広間─
[宿屋に戻ったら、中からも自衛団員が数名出て来た。
何だ? 何かあったのか?
オレの瞳は去って行く自衛団員達を追うも、奴らは答えはくれなかった。
まぁ声かけなかったからな。
でも疑問は直ぐに解決することになった。
先に入ったヴィリーが問う声を聞いたから>>293]
……は、マジ、で?
探すったって、手段もねぇのに、どうやって。
手当たり次第に、とかじゃねぇだろうな。
[問うようで、誰に問うたかも分からない声は、多少震えていたかもしれない]
─ 広間 ─
っと、お帰り。
[自衛団員の方にばかり気が行っていた為、遅れながらナターリエに軽く声をかける。自分の言葉に反応していた事は知る由もない。
その後でヴィリーが戻ってくるのが見えたらひらと手を振った。]
旦那もお帰り。昨日も大変だったのに、報告とかお疲れサン。
[顔に残ったあざに、昨日の事とか思い出し、常の笑みを浮かべながら軽い労いを。]
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