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[私は言葉もなく、雷精の言葉に耳を傾けた。
手が震えるのが判る。
なれど何も言えぬは喉のせいでなく、雷精の目を伏せる姿ゆえ]
……
[雷精の謝罪に、私はそなたがせいではないと緩やかに頭を振る。
目の前の青年でなくとも、誰も止められてはおらず――私とて止められはせぬのだから。責める事など出来はしない]
『はいき…えりあ』?
[続く言葉には瞬くも、無事、との言葉には細い肩が揺れて。
傍らの碧の獣へと手を伸ばし、縋るように抱きしめようか]
『…ええ、きっとぶじで』
[確信の込められし言葉に、私は静かにそう応える。
淡い菫色は祈るように天へと向けられ、啼き声が一音零れた]
[祈るように啼き声を漏らした麒麟の姿を見つめる。否…見つめていたのは抱きしめられた機鋼竜の従魔か]
『聞こえるか…?』
[この声が、と…それは、誰に向けての呟きだったのか]
[倉庫の中を見渡して。必要になりそうなものをチェックしている。]
キャンプセットのようなものはありますね。
固形燃料もあるので火の心配もいらなそうです。
運ぶとなるとわたし1人だと少し大変そうか。
パッと転送できると楽ですのに。
[食料の山と厨房器具を見ながら考え込む]
必ず、連れ戻しますから。
エーリッヒ殿も、他の皆も。
[鋼の瞳に決意の色を滲ませて、そう告げ、立ち上がる]
麒麟殿は、ちゃんと休んでないとダメですよ?でないとエーリッヒ殿が心配します。
[にこりと笑って]
[私は緩やかに頭を垂れて、少し不安げな様子の彼の仔を優しく撫でる。歌う事も、啼く事も出来ぬ喉の代わりに。
知らせてくれた雷精に礼を伝えようと口を開き掛けて、私は彼の精が腕の中の仔へと向ける視線に気付く。
今まで屋敷から消えたは二人づつ、なればエィリ殿以外にもう一人]
『……だれが きえたのですか? そなたも…?』
[気遣うように見上げて、そう訊ねる。
腕の中の仔を見つめる彼が、それに気づくか否かは*知らねど*]
[何かを思いついた顔になり、ポンと手を叩く]
転送装置に比べたら、あれ1つ動かすくらいは何とかなりそうですね。
運んでもらうことにしましょう。
[蟲形ドロイドにリュックを背負わせて通路を歩き去る*]
[麒麟の問いかけには、気付いたとしても答えはしなかった。ただ安心させるように笑って]
セレス、この麒麟殿を頼むよ?なんだか無理をされているようだから。
[もう一度、従魔を撫でてから踵を返した]
[私は決意の色の滲む彼の精の言葉に、同意するよに頷く。
心配は…もう既にたくさん掛けてしまったけれど。
きっと今もさせてしまっているのだけれど]
『…はい』
[「ボクも」と言うように鳴く彼の仔を優しく撫でて、私は問いに答える事なく笑みて出てゆく雷精を見送る。
彼の仔も頼まれた事に応えるよに鳴き声を上げたろうか]
『……どうか、ごぶじで』
[命の恩人の優しい猫を、そして今までに消えた者達を想い、私は静かに目を閉じる。
彼等を助け出す為にも――直接ではなくともその役に立つ為にも、もう少し休まねばならぬと*心に戒めるように*]
[薄闇の中]
[立ち尽くす]
[白の衣服にはくすんだ赤]
[左手と右足には未だ外れぬ枷]
[片側の青は、ただ、前を見つめて]
[人の形をした右の手を][伸ばす]
[*その先に在るのは――*]
[多少空腹もまぎれてお昼寝中。たまに気配に起きては、襲い来るドロイドを迎撃したりとか。]
…確かに…カレーじゃなさそうだけど…
何処か遠い国の料理だと思えば、多分大丈夫だと…思う。
[とりあえず腹が膨れれば、なんでもいいみたいですよ。]
はらへった…。
[同じ理由で火の竜が起きたことなんて露知らず。
身じろぎをして、目を覚ました。
エルザが起きないよう、そっと体を起こしてからきょろきょろとまわりを見て。
もう一度、*目をとじた*]
[非常用倉庫から持ち出した鍋に飯盒でカレーの準備中。]
スパイス類はあまりありませんでしたから、ブリジット様のように本格的とはいきませんが・・・。
[何故か倉庫にあった大きなアルマイト鍋に野菜とルーをいれて煮込んでいる。*]
―廃棄エリア:第二集積室―
< 猫、ぽかぁん。
おでこの人、すごい。とてもすごいです。
やっぱり食料庫は、おしえちゃだめですね!
それにしても…… >
あっちの部屋も、ドロイド出るかな?
…… * だいじょうぶだと、いいなぁ *
[厨房の惨状なぞ露知らず。深い眠りからようやく完全に覚醒する。その顔から疲労の色は消えないが]
……だる……。
体力まだ戻ってねぇんかな。
[もぞもぞと緩慢な動きでベッドを降りた]
[体力が戻らないのも当然と言えば当然。色々あってろくに食事を取れていないのだから。人間であるハインリヒに取って、何か食べなければ体力の回復も難しい]
うー、腹減った。
昨日も結局食べ損ねたな。
[空気を入れ替えるために窓を開ける。風が入り込み頬を撫ぜた。それに乗り、何かの匂いが漂う]
………。
何だこの微妙な匂い。
[何だか食欲が減退しそうになった。風にその匂いを運ばないように命じると、ようやく一息つくか]
厨房は危険そうだな…。
…果樹園何か生ってねぇかね。
[危険を感じ厨房には向かわず。階下へ降りると広間の前を通らずに裏口から庭の果樹園へ]
―二階個室―
[「休んでないとダメ」
雷精の残した言葉の通り、私はもう一度瞼を閉じて――今度は安心した彼の仔と共に――眠りに落ちて。
目を覚ましたのは、いつであったか。
私は緩やかに首を振り、乱れた髪を頬から払って褥から身を起こす。振動に目を覚ましたか、傍らの碧の獣が小さく鳴いて伸びをするを優しく見守り、羽を指先で整えてやる]
『…ええ、もう だいじょうぶ』
[心配そうに鳴く彼の仔へと、柔らかく口を動かして。
私は口内に未だ残る血の味を消す為に、静かに褥から下りた]
[水を求めて、私は裾を引きながら緩やかに階段を下りゆく――
途中で、獣の鼻がそちらに行ってはならぬとの警戒を発して。
どうやら同じ意見に至ったらしき彼の仔と共に、静かに厨房を避けて、瑞々しい果実の生る果樹園へと向かおうか]
─果樹園─
[様々な果物が生る果樹園。その中のリンゴの木へと近付き、赤々と生っている実を一つもいだ。1個貰うな、などと声をかけつつ]
…あのリンゴもここのだったのかね。
[先日陽光の精霊から貰った(顔面に投げられた)リンゴ。それを思い出して一人ごちる。シャリ、ともいだリンゴに齧り付いた]
[適当な木の根元に座り。背を預けて。ぼんやりとしながらリンゴを租借する。ふと、果樹園をうろつく黒い影を見つけた。それはどこか陽光の気配がする黒い猫]
あー、ヘルガの猫だっけか。
……おめーの飼い主、一体何なんだろうなぁ?
[それはヘルガの正体についてではあったが、一番かかっていたのは昨日ミリィが逃げた時の様子。草のカッターが向かってくるにも関わらず、何もせず、何も起きなかった。いや、何も起きなかった訳では無い。何もしなかったのに、”ヘルガには傷一つついていなかった”のだ]
[痛む喉に固き果実は辛くて、私は柔らかな実のなる温室へとゆく。
機鋼界の制御が狂いつつある中、たわわに実るは陽の麗人の恵みであろうか。
見た事なき果実の数々に目を丸くする彼の仔を、優しく導いて、辿り着くは紫と翠の垂れ下がる棚]
『いただきまする』
[唇の動きでそう告げて、豊かに房なすその実へと指先を伸ばす。
一房は食べられぬやもと思い、幾粒かを摘んで掌へと転がせば、彼の仔は興味深げにその珠を突付こうか]
[うろつく黒い猫の興味を引こうと、猫探しの時に鳴らす音を投げかけてみる。一度黒猫はこちらへと視線を向けたが、寄ってくることは無くまたうろうろ]
……飼い主が飼い主なら、ってことかね。
[嫌われていると認識したらしい]
[瑞々しい果実を食み、喉を潤して。血の匂いを嚥下する。
濡れた指先を舐めれば、彼の仔も真似をして前足を舐める姿に、仄かに目元を和ませようか]
[葉に包んだ土産を前足に抱いて飛ぶ姿を招きつ、私は翠の木立へと足を向ける。彼の仔に見せたき物がありしゆえに]
[風が緩やかに流れる。昨日より風精の数は少なく、元々このエリアに存在するくらいにまで落ち着いている。耳に届く声は相変わらずいつもより減っているが]
[リンゴを食べ終わり、流れる風を身に受けていると、小さな黒い影が目の前、立てられた膝の上に降り立った。それは対なる獣が連れていた鳥]
あれ、お前アーベルと一緒に居たんじゃ無かったのか?
[彼の者の下から逃げていたとは知らず、鳥に向かってそう声を投げかける。否定するように、ぴー、と鳴いた鳥は再び羽ばたき宙を舞う。眩しげにそれを眺めると、その先に影を2つ見た]
ん…ナタ・リェと、セレスティン?
[昨日オトフリートから倒れたと聞かされていた天聖の者。傍には機鋼の従魔の姿。2つの姿を見つけて、思わずその名が口から漏れ出た]
―果樹園―
[足を向けしは、私が種を植えし地。
なれどそこで待っていたは、小さな双葉でなく小さな若木。
不可思議そうに見つめる彼の仔の鼻先へと優しく触れ、次いで若木の萌える緑へと触れる。そなたと、こなた。そう告げるよに]
『そなたは まだ わかぎ』
『いずれは おおきくなり 実もなろうが』
『今は まだ まもられるが良い』
[彼の仔は幾度か瞬いて、小さく鳴いてみせた]
―厨房―
[オトフリートに何をどうしたのか聞かれれば]
お肉炒めて。野菜も入れて。見たことのあるハーブ入れて。
[見たことのある?]
黄色い調味料と、あれとそれとこれと…これを入れて。
[赤黄茶緑白。最後のが砂糖の壺っぽいのは気のせいか]
煮込み始めたところだよ?
[甘辛くてちょっと苦い。そんな代物になりかけていたが。
今ならまだ薄めて味を作り直すのも可能だろうか。
自分でも味見してごらんと言われればやっぱり硬直]
…おかしいなぁ。
[そんなこんなで徹底指導受けながら作り直し開始。
ちょっと不思議風味は残ったけれど、匂いも味もとりあえずカレーらしいものになった…かな?]
こっちのスープはどうすればいい?
[こちらはまだ味も何もつけていなかったから。
マトモなものが出来上がることでしょう。
陽光の精霊も作ってくれてるようですし。きっとちゃんとした食卓に*なるはず*]
[よっ、と言う声と共に木の根元から立ち上がり。ナタ・リェ達の傍へと歩み寄る。宙を舞っていた鳥もその後をついてきた]
よ、もう起きて大丈夫なんか?
[声をかけた相手が完全なる人型を保てぬ姿であるのを見れば、疲弊も大きかろうとその身を案じ。宙を舞っていた鳥はハインリヒの肩へと降り立つ。ぴー?と鳴いて首を傾げるような仕草をしたか]
[その場から立ち去りゆこうとする背に、聞き覚えのある声がかかる。風が吹いて髪を乱すは、主が為に引きとめんとするかのよう]
『…かぜの』
[唇を動かして、小さく頭を下げる。
既に人間と知るが故に、近づくか、近づかぬか…しばし迷う。
その間に疾風の男は近づいていて、私は少しだけ首を竦める。
彼の仔は肩の鳥を興味深げに見つめようか]
『……ええ もう やすみましたゆえ』
[風に愛されし男には、口の動きだけでも滑らかに通じようか]
[首を竦めるのが見えれば、必要以上には近付かず。手を伸ばしても触れない位置辺りで立ち止まる。動く唇、されど発されないその声に僅かに目を見開くか。それでも何を言いたいのかは風がその補助をしてくれて]
そか。
…あんまり疲れは取れて無いみたいだな。
喉も、痛めてるみてぇだし。
[自分の喉を示しつつ。肩の鳥は興味を示されればぱたぱたと羽ばたき己を見つめる従魔の前に舞い降りる]
[恩人に癒してもらえば、とも思ったが、彼の娘はここには居らず。この者を一番心配するであろう流水の猫も居なくて。人間を恐れるとも知っているが故にどう声をかけるか迷っているのが目に見えて判るだろうか]
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