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─ 黒珊瑚亭 ─
ごちそーさん。
俺、浜の様子見てくるわ。
[そう言って、ユーディットの頭に手を置き]
爺様達の話だけじゃらち明かないし、他の連中にも話聞いてくるよ。
用が済んだら戻ってくっから。
[関係が近かろうが遠かろうが、人の死に引き摺られる気持ちは何となく解るから。
看板娘が少しでも落ち着けば良いと、何度か頭をなでてから席を立った]
― 浜 ―
[やんちゃ盛りな年頃のカヤの素直な反応に
思わず小さく喉を鳴らしわらう]
やだ、って即答しないだけ進歩かね。
今はそれで十分だ。
カヤが思うようにすればいいさ。
[帽子のてっぺんに一度軽く触れようと伸びる手]
[気にする風でもないカヤの反応には微かに安堵する。
見上げる眼差しに紺の双眸重ね]
カヤにかっこいい細工って言われるのは
最高の褒め言葉かな。
ありがと、……、って、なんだ、それ。
どこで覚えてきた、そんな言葉。
[女性関係の浮名が子供の耳に入っているとは思わず
些か慌てるような反応になる]
別にモテてないし。
嫁もいない恋人もいない野郎を捕まえて
言う台詞じゃないっつーの。
[困ったようにわらいながら軽い響きで返した]
――ああ、同じだな。
[頷くカヤに柔らかな笑みを向ける。
父の話は滅多にすることは無かったが
こうして話してみればその存在が大きかったのだと思えた]
細工に興味あるなら今度店に遊びにおいで。
どっちかというと女性に贈る品が多いから
みて楽しめるかどうかはカヤ次第だけどな。
[思い立ったようにカヤがアーベルの船を見に行くと言えば
ああ、と一つ頷いて]
またな。
まだ瓦礫が残ってるかもしれないから気をつけるんだぞ。
[走り去るカヤの背にゆらり手を振り声を向けた]
─ 黒珊瑚亭 ─
[見れば宿の主はまだ自衛団長と話している様子だったので、声をかけずに出ていこうとしたのだが]
ん?
何、爺様。
[自衛団長に呼び止められて、足を止め。
問いかけると、此処に集める予定の中に自分も含まれていることを教えられて目を丸くした]
は、俺も?
いや、別に良いけどさ、何で俺も。
[当然の如く浮かんだ疑問は、後で話すと言う言葉だけで封じ込められて]
解った、とにかく聞きゃいいんだろ。
すぐ戻ってくるから、ちょっと待っててよ。
[そういうと、自分の家の船の安否を確認するため、浜へ向かった**]
[浜で不穏な噂を耳にする。
人死があったという内容だった。
けれど其処で詳細は知れない。
嵐によりそのような事故が起こったのだと
その時は思ったが――。
事の詳細は自衛団による招集で知れる事となる**]
― 黒珊瑚亭 ―
アーベル。
[浜に出ようとする青年>>155に声を掛けて引きとめた]
何人か集めて話をする。お前さんもその内の一人じゃ。
漁師に浜の確認をするなとは言えん。
だが、終わったらここに戻ってくるようにの。
ユーディットもじゃ。
必要がなければ、ここにいてくれるとありがたいの。
[その後、何度か団員に呼ばれて宿を離れ。
呼び集めた全員が来たところで話し始めた]
呼び立ててすまなかったの。
じゃが、この村の危機に繋がる話がある。
この場に呼んだ者には特に聞いてもらわねばならん話じゃ。
[順番に全員の顔を確認してゆく。
子供達相手でも、その厳しい視線は変わらなかった]
浜に上がった遺体があることは聞いた者もおろうかの。
外から訪れていた男だが、身体に残っていた傷に不審があった。
人狼にやられたのではないか、というの。
人狼の伝承はロミやカヤでも聞いたことがあろう。
けれどあれはただのお伽噺ではない。
現実にもおるのじゃ。人狼というものはの。
[否定の言葉が上がっても、取り合わずに先を続ける]
牙と爪を持ち、人を食らう存在。
儂はその存在を、直に知っておる。
[常につけていた手袋を外し、左手の甲から腕にかけて走る古傷と、傷を覆うように埋め込まれた銀を。右手の甲にも刻まれた結社の印を見せた]
これが証拠じゃ。
人狼の牙を受けた跡と、結社の印。
儂は人狼を滅ぼす結社に所属する一人だ。
結社についても知っておる者はいるかの。
大陸であれば稀に聞くこともあろう。
人狼のような脅威を滅ぼすために活動をしておる組織だ。
この傷もあり、一線からは引かせて貰っておった。
二度目に牙を受ければ変容してしまう可能性を否定しきれなんだからじゃ。だが、今でも少し変わった力は使える。
それで、ここにいる皆に集まってもらった。
儂に出来るのは、力の影を辿ることじゃ。
結社から、島に人狼がいるか確認するように命じる手紙が届いて確認したところ、残念ながら反応があった。
それがここに集めた11人じゃ。
しかし昔のようにはいかんでな。数が多くて確実とは言えず、人狼なのか、他の力ある者なのかもまだ分からん。
何事もなければ、と思わなくもなかったが……嵐で閉ざされ、遺体が上がった。この状況で見ない振りは、できん。
村を守るのも、儂の使命じゃからの。
人狼は強く恐ろしい存在じゃ。
村を滅ぼさぬために取れる手段は、残念だがお伽噺と同じものしか無い。
犠牲者が出た以上、猶予はないんでの。
手荒な方法でも取らせてもらう。
[一度深く息を吸い込んで]
日に一度、この中から一人を選び。
……死んでもらう。
[厳かに宣言する]
選べぬというなら、自衛団で一人選ぶ。
必ず一人は、ということじゃ。
[強く言い切った後、軽く目を伏せる]
とはいえ、いきなりでは無理なのも分かっておる。
明日の夜にもう一度集まり、一人目を決めてもらおう。
村の皆にも事情は伝えてある。
個別に話したいことがある者は、詰所まで来るがええ。
今は以上じゃ。
[その場で強く引きとめる者もあっただろうか。
けれどそれ以上はあまり長く話さず、詰所へと戻って行った**]
― 少し前/黒珊瑚亭 ―
おはよう。
[朝の挨拶をする時も、表情は硬かっただろう。
アーベルもユーディットも、11人の中に入っていたからだ]
人を集めて話がしたい。
その後も何度か借りる事になるんじゃが。
[黒珊瑚亭の主人も、話している内に表情が硬くなっていった。アーベルとユーディットもいる場所で話し出したことにより、自分の娘も集められた中に入っていると分かったからだ]
……すまんの。
[黒珊瑚亭の主人とギュンターは親しかった。自衛団長が結社の印を持つと知っている数少ない人物でもあり。
話が始まる前から、推測が出来てしまう人間だった**]
─ 黒珊瑚亭→浜 ─
[自衛団長からの呼び止め>>158には、わかったと返して黒珊瑚亭を後にする。
いったい何の話をするのか濁されたままなのは正直すっきりしないが、今優先すべきは海の状態と船の安否の確認と自分に言い聞かせ浜へと駆けるも]
…爺様にも、もやっとすっけど。
なーんでよりによって、浜で死んでたんかねぇ。
[嵐に巻き込まれた訳ではないにしろ、浜で死体が見つかったというのが、足取りを重くさせる。
父の漁師仲間であり、もう一人の父みたいに慕っていた人の亡骸を見てしまった時>>84の気持ちが、蘇るから]
…せめて、カルやおばさんの耳に入ってなきゃいーけど。
[彼の家族───特に彼の妻だった人は悲しみを色濃く引き摺っているように見えるから。
今回の件も過去と重ねてしまわないと良いと思い願う。
大して広くない島で噂が回るのも早いことを思うと、無理な話だとも分かってはいるのだが]
─ 浜・漁師小屋 ─
[考え事をしながら駆けていた為、途中誰かのそばを通ってもこちらから気づくことは無く。
呼び止められれば足を止めはしても、急いでいるからと長居することはなかった。
足取りは多少重くとも、大の男が駆けていけば程無く目的の場所にはついた、けれど]
うっわ…
[想定以上の惨状に、言葉を失った]
─ 浜・漁師小屋 ─
…あー…ひっどいな、これ。
[不幸中の幸いというか、自分の家が所有する船は無事だった。
が、他の家の船─小屋に入らない大きさのものは軒並み酷く破損していて。
海面には木屑や船に乗っていたのだろう小物やら何やらが散乱して、魚の姿どころか海底の珊瑚も見えぬ程濁りきった水の色]
……こりゃしばらく漁は無理、だな。
[昨日一人で船を引き上げていた最中は両親の不在を呪ったりもしたが、現状は両親不在でよかった、と心から思う。
こんな状態見たら発狂しかねない。]
─ 浜・漁師小屋 ─
ん?
あ、おっさん達。
ひっどい目に遭ったね、片付け手伝…へ?
[眉を顰め、海を見ている所で呼ばれた声に振り返ると、険しい顔の漁師仲間がいた。
彼らの方が余程被害が大きいだろうと手伝いを申し出ようとしたのだが、「昨日は何ですぐ来なかった」という問いにそれを遮られ。
質問の意図がわからず、きょとんとしてしまった]
や、うん、ごめん。
ちょっと他事してたもんで出遅れた。
[また跡取りとしての意識が低いというお叱りかと思い、素直に謝りはしたのだが。
漁師仲間は互いに顔を見合わせ、微妙な空気を漂わせながら離れていってしまった]
─ 浜・漁師小屋 ─
…何、今の。
[呼び止めようにも、何処か異様な雰囲気に声をかけることもできず。
怪訝に見送った後、落とした呟きを拾う者は居たかどうか。
漁師仲間の様子は気にかかったが、自衛団長の指示を考えれば後でまた聞いてみるか、と髪をかきあげ。
漁師小屋の中と外をざっと見ても、急ぎ片付ける必要は無さそうだったので]
…一旦戻るか。
あんまり爺様待たせてもアレだしな。
[黒珊瑚亭に戻る為、踵を返す。
誰かの姿が見えれば自衛団長から話を聞くように言われていることを告げ。
それがカヤならば、加えて罠の仕掛けを教えるのは時間ができてからな、と話した]
― 浜 ―
はい、すいませ……
いえ、ありがとうございます。
[12年前。突然の出島の後、
家族は、島の人間とは一切の連絡を絶ち、
自分も、接触を禁じられていたから]
[薄情だと思われていはしないかと、内心で案じていたけれど。
ゼルギウスに、謝ることではない>>137、と言って貰えれば、
心の何処かが少し軽くなる心地がした]
え? 背丈、ですか。
どうでしょう…。
[島を離れる前は、まだ大人に頭を撫でられる程度の高さだった
けれど、今はどちらが高いだろう。
気にもしなかったことに、少し戸惑った様子で首を傾げ。
ゼルギウスが治療を開始すれば、静かに見守った]
― 浜 ―
はい、今度は食事でもしながら、ゆっくり。
お会いできて嬉しかったです。
ありがとうござました。
[治療を終え、老人を家まで送るというゼルギウス>>138に、
慌てて自分が送ろうと、申し出たけれど。
補充したいものがあるとの言葉に頷き。
謝罪には、それこそ謝ることではないと、首を横に振った]
……あ。
僕の方が、少しだけ高かった、かな…。
[老人に、怪我と船の労いと、
早く治るようにと祈り混じりの言葉を掛けて。
二人の背が遠ざかるのを見送りながら、
ふと、立ち上がった際のゼルギウスの視線の位置が
やや低めだった気がしたのを思い出す。
父も兄も大柄だったから、自分もどちらかと言えば高い方だが。
何処となく残念なような、奇妙な気持ちで二人を見送る]
― 浜 ―
……姉さんのことは、聞かれなかったな…。
[ぽつり、呟き声が漏れる。
遠くなりゆくゼルギウスの背を見つめる瞳が、
何かを探る様に、鋭く細められ]
姉さんが、家族の秘密を伝えてしまった相手は、
誰だったんだろう…。
[姉は、最期まで相手の名を漏らさなかったから。
12年前、姉が信頼していそうだった相手の顔が、
いくつか脳裏を過る]
[まだ代わっていなければ、信仰していた教会の牧師、
病弱だった姉が薬を頼んでいた、ゼルギウス、
それから、比較的年齢の近かった、あるいは親しかった人達……]
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