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んなっ……。
[放たれた弾丸。
単発で避けるのは容易いが、さすがにこれは、と思いつつも]
……真っ向、食らってられっかっての!
[銃弾の一発二発は、文字通り食らい慣れている。
急所さえ外せば、と。
多角攻撃でないものは急速転回で避け、超弾分は、数発に集中し、その動きを読み、かわしてゆく。
かわし損ねた物が左の前足と右の後ろ足をそれぞれかすめ、紅を散らすが]
……飛べりゃ、落ちねぇっ!
[強引な理屈と共に加速し、一気に距離を詰め。
すれ違いざま、右腕に向けて爪を振るう]
[新たに入ってきた人の気配にふと振り返る。
あれは、先日アーベルと喧嘩していた――。
這うように、少年の元へ向かおうとして
点滴のチューブに動きを止められる。
から、かたと点滴スタンドを引き摺って彼の傍に寄れば
その怪我と消耗したような様子に]
――大丈、夫?
[引き摺る事もなくなった翼を精一杯に伸ばした]
/*
ナタリーが何ていうかうん。
怖いです。
[届く悲鳴の隙に、空になった左手へ
柄を下に三度銀を滑り落とすと、黒のグリップを握りこんだ。
先ほどの刃より、僅かに重みのある其れを前へと構えて。
――右中指に通された、糸紐を勢い良く弾く。
其の先に結ばれた鈴が、高く、響いて。
その韻に呼応するように。
床を滑って手元から離れた筈の白銀は、
ひらりと手元へと舞い戻って、ぱしりと右掌へと収まる。
再び、少女へ向けて白銀を放とうと、腕を振り上げて]
[10発の弾丸は、数発は掠めたものの致命的なダメージを与えるには至らず、急降下からの右腕への爪の一撃は体を捻るものの、浅く腕を裂く。
しかし、苦痛に表情を歪めることなくむしろ楽しげに顔を歪ませ、]
ええわぁ、そそるで。やっぱ闘いっちゅうのんはこうであらへんと。
[そう呟きつつ、四つ足でいったん路地裏に着地。グググっとばねを溜めると]
せっかくの闘争や。楽しませてんか。
[上空のアーベルにジグザグにテイクオフ。側頭から勢いのついた首を刈る廻し蹴りを放つ。]
/*
弾10発とかきたら、翼で吸収とかいう荒業をしたくn(自重
弾が当たった瞬間に軟化して威力を殺して、
次に硬化して弾を翼の中に閉じ込めて――みたいな。
更にその逆をする事で相手に弾10発をお返しするというエグい手。
そして、そんなエーリッヒを応援する私。
[落ちる球体の破片に眉を八の字に
けれど、響く鈴の音に気持ちを切り替えて。
相手に視線を投げれば、
向く刃は少女に向かって下ろされ]
……熱線乱射!目標動的腕!
[戻った刃に腕を壊すべきと判断。
銃弾程の威力のない光線は、
相手の攻撃を仕掛ける腕を蜂の巣にしようと
光を放つ……1つは上手く放てず火花を散らし]
[アーベルを見送った後、彼女の足は廊下を歩む途中で、一度止まる。
視線を足下へと落とした。]
……さて、どうなるか。
[呟くも、以降は興味を失った様子で部屋へと戻る。]
[感じる手応え、散る、紅。
それでも戦意を喪失するどころか、更にかき立てているようなその様子に掠めるのは笑み]
はっ……楽しむって点は、同意してもいいけどなっ!
[今は、獣の性を枷なく解き放っているためか。
戦いの昂揚感に血が滾るのは抑えられてはいない。
首を狙う一撃は、翼の力を抜き、ひょい、と高度をずらす事で空振りさせて。
なんの何の前触れもなく、その姿が、『解ける』。
銀翼の狼は、銀翼の青年へと姿を変えて]
……おらよっと!
[翼を羽ばたかせて揚力と勢いをつけつつ、くるり、回りながらの後方回転蹴りを放つ]
−中央部建物内部2F・個室(K)−
[扉を閉じてしまえば、其処は閉ざされた空間。
彼女以外には、誰も存在しない。
右の手で、ベルトから小刀を引き抜いた。
己の親指に歯を立て、肉を破る。]
魂鎮(たましずめ)――
我と盟約に従い、汝の真の姿を、今、此処に。
[緋色を滲ませる指の腹で鞘をなぞり、血を与え、呼び起こす。
ドクン、と。鼓動する刃。
握る手に熱が伝わったのは錯覚か。
生物の如く、数瞬の後に姿を変える。緩やかに湾曲した、長く伸びる刃を持つ刀へと。自らの身体の一部が如く、まるで重さを感じさせない。
もっとも、それは、彼女が扱う場合においてのみだが。]
そう、餓えるな。
[眠りから覚めた幼子をあやすような、声。]
[蹴りをかわされ、逆に蹴りをもらうものの、その勢いをうまく逃がして、再びくるりと壁に着地。
狼から人間へと姿を変えたアーベルに喜色を滲ませつつ、弾倉交換。]
へぇ、こらまた器用な。
せやけど、残念やけどそろそろお開きの時間や。
……死んでんか?
[そう呟くと、全弾計19発を一斉射撃。それはすべて跳弾となり、アーベルの逃げ道を塞ぎ、死角からその命を狙い]
はっはぁっ!!
[さらに壁が陥没するほどの踏み込みをもって、彼女という弾丸がアーベルの懐に跳び込む。]
/*
19バーストをするのにかかる時間、
マシンガンクラスでも結構なもので――。
19発目が発射される時には1発目はもう何処かに
いっちゃってると思う私。
どんな銃使ってるんだろう――(津々
/*
いや、そもそも19バーストしたら反動が相当かかるわけで。
それを制御しながら弾をきっちり撃てるナターリエは。
超豪腕――恐ろしい子!(何
……っつーか、正気か、てめっ!
[冗談のような攻撃に、思わず上がる、声。
避けている時間は、ない。ならば]
ちっ……苦手なんだよ、『まとめて』使うのはっ!
[とはいえ、そんな事を言っている余裕はなく、意識を集中する。
獣化と、念動力の同時行使。
寿命にも関わる危険がある、と言われたが、しかし]
こんなんまともに……食らってられねぇっ!
[叫びと共に、念を解放する。
形作るのは、防御壁。
それが機能するかどうかを確かめる猶予はなく]
……んなろっ!
[飛び込む相手に向けて右手を繰り出す。そこにあるのは、銀色の鋭い、爪]
/*
こう、リーチェの主に前面に弾が配備されていると想像。
ガン○ムでいうところのファンネル掃射をイメージしてる私。
弓は――弦の張りより長さとかで変える方が良いかなーとか。
19発って、物理的にも時間的にもね、ね。
――…っ、
[射出する光に、僅かに目を見開いて。
咄嗟に、右の手を横へと薙ぎ払って。
リンッ、と、弾ける様な一際高い白金の音を響かせる。
呼応するように奔る三本の白金が、幾つかの光線を遮るも、
遮るに至らなかった掌と腕の半ばの二箇所を貫いて。]
……っ、…!
[反動か、痛みか。僅かに狙いが反れる。
勢いの殺がれたまま。
左手に握った通常の物より重さを持った其れを
五角を描く頂点の球体目掛けて、放つ]
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