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─医務室─
[薬が効いているのか、すやすや眠っている。
利き手はしっかり包帯が巻かれ、咬傷なので炎症から発熱するかもしれない。]
…んにゅ…わんこぉ……うそついちゃ…だめ……
[夢をみているのか、微かな寝言。]
[寝台から浅く身体を起こしていたハインリヒは
端末をいじり終わると閉じ…ようとした時、リディの寝言に気づく]
…………ごめんなぁ…リディのお嬢ちゃんに恨みがあるわけじゃないんだけど
[それでも、それぞれの立場の違いから嘘をつき続ける必要はあって。]
傷跡…残んなきゃいいが…
[白い寝具に包まれて眠る彼女を心配そうに見やると、
ぱたん…と、音を立てて端末を閉じ]
─緑地エリア─
……あちゃ。食い尽くされた。
[無残な姿を晒す非常食袋の様子にぽつり。
考え事をしている間に、中身は小鳥さんたちに美味しくいただかれてしまったらしい]
……またつくっとかねーと。
ライが出てると、どーしても熱量消耗激しいからなぁ……。
[なら、ステイにしとけ]
―廊下―
……ぬぁー…。
[ぺたぺたと当ても無く廊下を彷徨い続けて既に1時間。
第一声から奇声を発するクセを如何にかした方が良いと思うのだが
しかし本人はそれ所じゃないので、全く気付いていない。
それこそ今日中にでも【人狼】を捕らえないと
全部持って行かれて終了、と事に気付いたのは良いのだが
そもそも【人狼】がどんなのか、...には全く想像がつかない訳で。]
……こーいう時、頭悪いとどーにも。
[今更気付いたぐらいだしね。]
[気配を消したまま、タイピンを握り締め考え事]
『あー、どうしましょう。
このままだとPF捕まりそうですね。
いっそうこのままこのタイピンを提出して「私、人狼の人に脅されてたんです!」と泣き落としするべき?
私一人の身の安全を図るなら、それが一番ベストですかね。』
[結構*本気で考えているかもね*]
に、しても、なあ……。
[ホログラフの空を見上げて、一つため息]
ものすっげー気になるんだけど、さらわれた連中って何処にいるんだ……?
この中からは、出られないんだよ……な?
[隔離室の隣だなんて知りません。
取りあえず、食堂に行こうとふらりと歩き出し]
……【人狼】って下手したら俺よりスゲーんじゃね?
[コンピューターやらの事は、ぶっちゃけさっぱり判らないが
(何せ今まで使用してきた端末も、基本は勘で弄っている)
CCの目を潜り抜けて、毎晩システムダウンさせたり
約5分という短時間で、人一人を連れ去る体力がある…らしい。
複数犯だとしても、それなりの持久力と筋力を持ち合わせている訳で。
っつーか]
……最終選考まで残ってる訳だしなぁ。
[潜り込んで、ここまで残ってるとか並大抵のヤツじゃない気がする。
うーん、と僅かに眉を顰めて考え中。
…まさか千人斬りプログラム履歴で、相手方から引かれてるとかは思わない。]
弱って……
[なんかないといいかけて、
あんまりにあんまりな嘘だったので]
弱ってるように見えんのか?
[――どっちにしろあんまりですよ。
自分でも思ったか、...はおとなしくカップ麺を食べた。
それが昼の話。
もしハインリヒの送信メールを見たら、
見せしめにやれるならやるといいと、
声援を送ったことだろう]
……でも、並大抵のヤツじゃなかったら選ばれてる気がすっし。
[司令が、紛れ込んでると感づいたとか?
とチラリと思ったが、失礼な事に即座に却下した。
だって、もしそうなら48時間SSエリア開放なんざ、しねぇ。]
[がしがしと頭を掻いて、大きく溜息を吐けば
とりあえず思考を一旦終了。
脳みそスペックが無い...には、長時間考え込めないのです。
煙が出るからね!]
−あれからどした〜?−
[厨房でジュレ乗せムース苺味を完成させ、ラップして『リディとハイン専用』と書いて冷蔵庫へ。味見用(自分用)に作った3個のうち1個を、ちょうど入れ替わるように厨房に来たユーディににへら〜とあげて、そのままふらりどこかへと]
ん〜、本格的に準備しとかないとなあ〜。
[声も表情ものんびりだが、ちょっとだけいつもより早足で移動してたかもしれない]
見えはしませんけど、聞こえます。
[ だって、壁の向こうだし。穴空いたけど。]
まぁ、博士の……とかあって、
弱らなかったら人間じゃないんじゃー?
[ エーリッヒが言うと妙な気がする。
ハインリヒもこんなのほほんしてるとは、
思っていないんじゃなかろうか。]
[ハインリヒは自分の作った犯行声明がいつCCが気づき、
館内放送で流されるか…が気になって寝台の中で寝付けずにいる。]
[前回の犯行声明と違い、殺伐としてるのは
前とは書き手が違うからだろう。]
……うるせーよ
[聞こえてたのはこっちも同じ
笑われたのを思い出してむっとする]
お前ものんでみりゃいいんだ
[きっと飲んでもいきてると思う]
…やっぱり、何で俺が入ってるのかわっかんねぇ。
[欠伸を噛み締めながら、僅かに溜息混りの声でぽつりと呟いて。
…でも微かに、その口元に笑みが浮んでいたのに本人は気付いてない。
と、はたと思い出してこてりと首傾げ。]
そいや、今朝…ハインわんことリディの決闘が有ったんじゃなかったっけ?
[あ。と小さく声を漏らしつつ、思わず口元に手を当てる。
こいつもしかしなくても忘れてた…!]
−自室−
[それからず〜〜〜〜〜〜〜っと自室へ篭り、製作したのは今週のビックリドッキリメカ第二弾のヒヨコ型メカである]
うぅう〜、ようやく完成〜☆
[ちょこまかしたそれらを箱に詰めれば、まるでヒヨコ饅頭のようだったりする。それは部屋に置いたまま、エネルギー補給に食堂へ(時間軸現在へ)]
─食堂─
[廊下をぽてぽてと歩いてたどり着いた食堂でおばちゃん拝み倒し、炒り豆作成。
その代わりにと、夕飯作りも手伝う。
何気に料理は気晴らしだったりもする]
……隔離室の連中も、消えた連中も、ちゃんと物食ってんのかなぁ……。
[そんな事を呟きつつ、手際よくお料理中]
ゃー、遠慮しときます。
[ けらけら軽く笑っていたが、
いつの間にか鞄から出したソレを1本取り、指で挟むと、
ひらり、見えるように手を穴の方へと向けて。]
吸います?
[棚の薬品はエーリッヒにのまれるのを待っているに違いない
それから言葉に穴をみやる]
……お前、それ
[まさか差し出されるとは思っていなく、
...は思いきり呆然としただろう
しかしすぐに]
いいなら、貰う
[部屋の隅っこで、発掘した『小枝(はちみつ味)』をぽりぽり。壁に背を預け]
…あぁ…カルルの作ったおやつが食いたい…
[考えるのはそんなことしか*ないのか*]
―食堂 (廊下)―
誰かいませんかー、っと…
[廊下からひょっこりひょうたん島。
誰かは結果知ってるだろ、と人を求めて動いたは良かったが
食堂に辿り着いたのは、結局のところ
腹が空いているからの様な気がしてならない……のは、
多分、気のせいじゃない。]
と、こんなもんでおっけー?
[一通り作り終えておばちゃんに聞いてみる。
海鮮あんかけ炒飯にスープ、春巻き、春雨サラダ。
大食いさん対応仕様で作ってます。
おばちゃんからは全開の笑顔と、
「あんたの奥さんは幸せになれるねぇ」
とのお言葉。
……喜んでいいのか悲しむとこなのか]
[ 察しの通り、向けたのは煙草。
でもお前19歳じゃなかったのか。]
1本くらいならー。
精神安定によさそうですし?
[ 一言余計なのは色々と仕方ない。]
そっちは火気危なさそうなんで、
点けるのはこっちのがいいかとは思いますが。
[...は霊体のまま、マテウスに挨拶した。
ちなみに生霊であって悪霊ではなかったので
エーリッヒの行動には何もなかった]
(マテウス、苺大福と蓬団子ならあるぞ?)
[...はポケットを叩き、ここにあるとジェスチャーをする]
[なーんとなく、微妙な心境に陥りつつ、気を取り直して出来立て食べようと思ったところにユリアンの声]
よお。いいとこに来たな。
[ひらっと手を振り、軽く声をかけ]
おー?
[厨房奥から出てきたアーベルに気付けば、ひらりと手を振り返し。
折角なのでぺたぺたと食堂の中へと足を踏み入れる。]
いいとこ、って何が?
[アーベルの言葉に、軽く首を傾げつつ]
[煙草は二十歳になってから。
まあ...には言うつもりなんてない]
……精神は安定してるが
[言ってる本人ですら嘘臭い]
……確かに火はやばいだろうな。
爆発しかねねー
[言いながら差し出されていたそれを、指の先でつまみ]
頼む。
[ところで穴の位置が良いなら、口にくわえるかもしれないよ]
わ、マジで!?
[アーベルの言葉に、ラッキー、とか思わず目を輝かせて大喜び。
早々におばちゃんに告げて、
海鮮あんかけ炒飯にスープ、春巻き、春雨サラダをゲッツ。
おやおや、本日の晩御飯は中華風の様です。
……知らない、視聴率なんて知らないぞ。
なんだその92とか。]
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