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―二階 自室―
[なぜだか、ほんの少しの喪失感を覚えて目が覚めた。
それは...は知らぬことが、支えるべき花の一つを失ったためか]
人狼…か
[見つけてそして…そう考えたとき一際大きく心臓がどくんとなり、そこよりなぜだか甘美な響きが広がっていって、眉を顰める]
[そして、寝台の横の机に置いてある水差しを見る。
意識してそれを眺めることはしない。
でも、悲鳴が上がることはなかった朝であってもきっと誰か亡くなっているだろう。
そんな妙な確信を抱きながらしばし布団の暖気に*身を任せていた*]
[自死はいけないことだと、父親からも、神の家でも教わった。
本能もまたそれを肯定するから、逆らってまで命を絶つことは出来なかった。
>>24ヴィリーの話は聞いていなかったけれど。
金眸の獣にも当て嵌めるなら、唯一の例外を除けば、正しい]
―朝/玄関外―
[背後からナータの嘆きが聞こえても動かなかった。>>135
震えも止まり、ただ虚を隠そうとするように抱いていただけ。
>>141ゲルダに呼ばれて。触れられると嫌がるように首を振る。
甘い香りを感じるのは、固まってしまっても血の残る躯を抱いているせいだろうかと思う。ああ、このままでいたら。また]
……分かった。
でも。クレム、このままは。
[無表情に言うが一人では引き摺ってしまう。
ナータに名を呼ばれて、このまま運ぶのは諦めた。
一度その場に横たえ直し、ケープを外すと顔から胸に掛けて。
促されるままに歩き出す]
―朝/広間―
[アーベルの声がして顔を上げた。>>143
深緑は無表情に、皮肉気な言葉を放つ青年を見つめる。
ああ、でもこれではいけないか。
食って掛かるほうが、らしかったかもしれない]
外。
[間を置いて答えようとした所に、エルゼリートの声も増えた。>>149
途切れた間に、ナータの方が詳しい場所を答えていた。>>152
手伝うと言っても断られるのが普通かもしれない。
一言でも止められれば、ついていこうとはしなかった]
―朝/浴室―
ああ。このままじゃ良くないですね。
女の子達を怖がらせてしまう。
[ゲルダに風呂を勧められると、それにもまた静かに従った。>>141
匂いを消せるのも良いことだった。
湯は沸いていただろうか。けれど今度もまた使おうとはしない。
髪に残っていた血痕を流し、顔を洗い、腕を口を何度も擦る。
頭から水を被ると背中に鋭い痛みが走った。
斜めに走る剣傷は初めての時に受けたもの。
深くはないのに、髪から落ちる水が流れる毎にもピリピリとする]
クッ。
[両手で髪を前へと回す。今度は顔の上を幾筋も流れた。
その全てをタオルで拭って、血の匂いのする黒衣をまた纏った。
これも着替えなければと思いながら広間へ戻る。
ホットミルクが差し出されるなら、ありがとうと受け取る*はず*]
― 朝/自室 ―
[人々が階下に集まる気配を感じても、男はすぐには動かなかった。ゆっくりと、昨日汚した服を着替えて髭を剃る。顎の痣は青黒く変わっていたが、もう痛みはない]
蒼花とはえらい違いだな。
[鏡を覗いて、くす、と笑う。この痣も胸ポケットの赤い丸薬を飲めば跡形も無く消えるのだろうが、まだその時ではない、と知っていた。今はまだ、ここは「獣」のための舞台]
[階下に降りたのは最後に近かったか、クレメンスが犠牲になったことは、誰かが教えてくれたろう。男にとっては意外ではない事実。「獣」の最も傍にあった花が散るのは必然]
……外だな。
[話を聞き、建物を出ると、アーベルとエルザが遺体を運ぼうとしていた]
こりゃあ、早めに埋めたほうがいいな。
[二人に手を貸しながら、シーツに包まれていても、辺りに立ちこめるような血の匂いに、嘆息を漏らす。まともな葬儀などは望むべくもなかったから、近くに埋葬してしまうしかないだろう]
墓穴掘りの道具なんざ、あったかねえ。
[後で探してみるか、と、常の通りの口調で呟いた**]
―回想―
[ナータの部屋から出ると階下の方が騒がしい。
急いで広間の方まで降りる。
そこで目撃した事に強く歯をかみ締める。
ヴィリーを思い切り殴りつけたかったが、この場では自制した。
そうするのだと、言っていたのを覚えていたし、
何より騒ぎを大きくしてしまうと何より自分が理解していた。
そんな自分に腹立たしさを感じながら、司祭としての役割を果たす。
そしてエルゼリートと共に二階のエーリッヒの部屋へと、
エーリッヒの遺体を運んだ。]
―回想2―
[その後は、風呂に入る気も起きずに、
ラーイの部屋の隣に陣取った客室に戻ると、
しばし寝台に横になる。]
……わかってはいるんだ。
[皮膚の下に隠された痣が疼く。
だが本能よりも理性を重視するよう教え込まれてきた男は、
苦しみを堪えること、耐えることにどこか慣れてしまっていた。
そんな頃だろうか、微かな物音に気づいたのは。]
…ラーイ?
[そっと玄関先まで降りていった弟を追いかける。
そして、呟かれた言葉に]
何を落ち着いておく、と言ったんだ?
[と、聞き返した。
こんな時間に何してるんだよ、と言われても]
それはこっちの台詞だ。
一応、お前は病み上がりだろう。
[と笑った。
そして明瞭さを失っていく声や変貌する様子に目を瞬かせた後、
どこか哀しげにも見える笑みを一瞬、浮かべたが、
黒い獣が飛び掛る瞬間には男が普段浮かべる笑みをたたえていた。*]
―広間―
[浴室へと向かうライヒアルト>>164を何も言わず見送る。
朝、目覚めた時に彼は居なかった。
けれど彼は血肉を欲している風には見えなかった。
外でクレメンスを抱く彼は悲しんでいる風に見えて
弟の口から月のいとし子は他にも居るらしい事を聞いている。
誰が義兄を殺めたのか、知りたいと思うのに知るのが怖い。
一人きりである時間、ソファに身を沈め目を閉じた]
おにいさま。
いつでも話を聞いてくれるって言ったのに。
[朱花たる義兄。神のいとし子。
女は双花の片割れに支えられるばかりで支える事が出来なかった。
見出す者は双花を支えると伝承にあったのに――。
ごめんなさい、と声なく紡ぎ目許を拭う]
―広間―
[ゲルダが厨房から戻る頃にはライヒアルトも戻ってきていた。
慣れぬ血の匂いが彼から漂う。
義兄が自分の立場なら如何しただろう。
考えても答えなど見つからない。
伝承に詳しく義兄とも親しかったエーリッヒなら
義兄の考えがわかるだろうか。
ゲルダに礼を言いホットミルクのカップを受け取りつつ
エーリッヒの姿を探して菫を彷徨わせたが其処に姿は無く]
ゲルダさん。
[彼女を見上げ名を呼んで]
エーリッヒさん、は……?
[彼の名を紡げば昨夜の出来事を知ることが出来ただろうか]
[人がきて、いなくなって、また、人が来て。
血の流れた場所の様子を、翠の瞳は瞬き一つせずに眺めていた]
……なんで、だろ、ね。
[小さな呟きが零れる]
いたくないのに、いたいんだよ。
[死に堕ちて、痛みから逃れるべく、最初の喪失の頃まで刻を戻した魂は、それでも。
そこでおきた事に痛みを感じて。
呟く声に、夜闇の猫がにぃ、となく。
抱えられた猫の翠の瞳は、死する直前の青年と良く似たいろを湛えていた]
─広間─
[ゲルダとは擦れ違うばかりで姿を見ることが出来ていない。
昨日は無事な姿>>153を見届けたはずだ。
オレはゲルダの姿が見えないのを気にしつつも、ナターリエ>>152とライヒアルト>>163の言葉を受けて、玄関外へと向かった]
─ →玄関外─
[外に出た先で見たのはクレメンスの無残な姿。
仰向けにされていたし、シーツに包み始めた頃だったから、背中の傷は見えなかった。
思わず左手を口元に当てる]
……っ。
クレメンス──…。
[昨日エーリッヒを運んだ時に見たのが最期になるだなんて…。
血の匂いにくらりとしながら、オレはアーベルへと視線を移す]
…ぁあ、運ぶ、んだよな?
[オレは確認をとるように問う。
その辺りかな、ヴィリーも来たのは。
オレは少し茫然としてたから、昨日のやり取り>>166を少し思い出した。
ダメだ、しっかりしないと]
…よし、いくか。
[顔つきもおかしくはないだろう。
いつも通り肌身離さずもつ持ち物を手に、部屋より出て広間へと向かった]
― →広間―
…埋めなきゃダメか?
埋めるなら、教会の傍の墓地にしたいんだけど…。
[そのまま保存、までは行かないけど、埋めるのはそっちにしたいとオレは思っていた。
だから、昨日のエーリッヒも部屋に運んだんだ。
……それをやるには今の状態を解決しなきゃいけないけど]
………スコップとかだったら、多分納屋にあると思う。
あそこ、荷物置き場みたいなもんだから。
[オレの意見は多分罷り通らないだろうから、オレはヴィリーの疑問>>168にぽつりと声を零した]
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