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と、メモからすると。
○ ○
○ ● ○
○―○
が、
○ ○
↓ ● ↓
○○―○○
と。
一応、これで撃ってもリーチェには当たんないね。
[抜かぬ刃を地面に立てる。
床に片膝を突いた。
左手で鞘を、右手で柄を。
握り、右を僅かに持ち上げて、戻す。
――高い金属音が、鳴った。]
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つまり、こういう掃射?
○ ○
|●| ←後方の球の攻撃はリーチェの両横を通る。
○○―○○ ←この「―」は防御膜。
|‖ ‖| ←内側は後方の攻撃と密なダブルビーム状態。
↓↓ ↓↓
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弓を変えるとコストが大変&さくさく持ち運べるほど
アーチェリーは軽くないという現実。
遠距離と近距離が同じは知らなかった!
[ギンッ。背後からアーベルの命を狙う弾丸はその悉くを糸によって絡め取られ、彼の身体に到達すること叶わず。
そして、交錯しナイフを繰り出そうとした彼女は]
……冗談。それってチートちゃうん……かはっ。
[右手の振り下ろそうとしたナイフごと絡め取られた右腕と、腹に突き刺さった銀の爪。]
……ちきしょ……寿命、五年は縮んだぞっ……。
[全身を包む、激しい疲労感に、口をついたのは、こんな言葉。
身に宿した二つの力、それの同時行使は、これまでは『できなかった』事。
ぎりぎり状態での生への渇望が、力を暴発させたのか、他に理由があるのか、ともあれ、二つは同時に『動いた』。
そして]
……勝負……あり、だな。
[確かな手応えに、低く、言いつつ。
ゆっくりと、右腕を引く]
[熱線に相手が怯むのを見る。
振り下ろされる凶刃は
少女から球体へターゲットを変えたの見る。]
002!相手を止めて!
他は攻撃準備!照準金糸髪人間!
[前方の球体は勢いを殺すよう、
すぐに相手が体制を立て直せないよう、
接触と同時に刃を自身に食い込ませ下がる。
他の球体は再度淡く光り]
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確かに、10mも30mも50mも同じ弓でやった記憶。
そして、大体10mで上手く当たる子は50mでも上手くやる。
問題は筋力で。
それにしても、アーベル強いなぁ。
01には――うん、01はないけど。
[ぞぶりと身体から引き出される爪。同時に腕を絡め取っていた糸も解かれ、身体は地面へ落下。
辛うじて四つ足での着地をするものの、腹の刺し傷が悲鳴を上げ、その場で膝を突く。]
はっ、火事場のクソ力っちゅうやつか。
ほんま、憎たらしいわ。
[痛覚をシャットし鋭い目で軽言を洩らすも、動きは取れそうにない。]
[何かに呼応するかの如く。
彼女は、動いた。
片隅の床に隠された扉を開いて、飛び降りる。
閃く布。
着地は軽い。
刀は、彼女の一部だった。
着地した姿勢から止まる事なく、
膝のばねを利用して地を蹴り、少女と青年の間に割り入る。
キュ、と擦れる音。
緩くウェーブのかかった髪が、波打つように広がった。
鞘に収められたままの刃を、左から横薙ぎに振るう。
されど距離は足りず、注意を逸らすための威嚇にしか成らず。]
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