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次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、疾風学科導師 ゼルギウス、影輝学科3年 リディ、精神学科1年 フーゴー、月闇学科2年 ロミ、疾風学科1年 ユリアン、雷撃学科1年 イヴァン、翠樹学科2年 ティル の 7 名。
─平原エリア─
[後悔しないというロミの言葉に頷いて。
むくれるリディはやっぱりスルーしながら周囲を見回す]
……さて、と。
まだ、戻ってきとらんのもいるが、それはおいおい何とかするとして。
[なるんですか]
本試験の方に入るとするか。
[言いながら、『魔本』を開いた状態で、ひょい、と天へ差し上げる]
―草原エリア―
[ユリアンが何をいいかけたかはわからなかった。
けれどもそんなことは気にせず]
おだてても何もでないよ?
[首をかしげて、縦長の金の瞳がじっとユリアンの方をみたり。
すぐに視線はリディの方に向いて]
うん、綺麗にするのは嫌いじゃないけどね。
あ、お風呂とか入らないわけじゃないよ。
[一応断りを入れた。年頃の乙女としてそれはきっちりとしておく。
ゼルギウスの本試験という言葉が聞こえるとそっちに注目をした]
[開いてかざされた書物は、音を立てつつ、独りでにページを繰る。
魔力の流れに敏感なものであれば、そのページとページの間のとんでもない量の魔力流に気づけるやも知れないが。
勢いよく繰られていくページは、やがて、一つの名前が記されている所を開いて、止まった──<<精神学科1年 フーゴー>>]
ん?いや、出さなくていいよ。
平凡な俺は思ったことをいっただけだから
[とロミに答える
そんなもんだからリディにいきなりちっこいとかいってしまうのだ]
本試験…かぁ…初めてだし、どんなだろ
[その言葉をみて、魔本のほうをみて、あ、違うとかそんな小ボケてたことがあったりした]
─平原エリア─
毛が濡れるのが嫌なだけ、ってことだねー。
[入れられたロミの断りにはうんうんと了解の意を示して。
本試験と聞くと視線をゼルギウスへと戻す。
剝れているのがスルーされたのは、あまり気にしていないようだ]
―平原エリア―
[全身でアピールする方へと近づき]
リディもまだまだ元気そうだな。
ああ、頼めるなら。治癒系は得意じゃないんだ。
「甘やかさなくていいのよ」
ずっと締め付けられてたら動き鈍るだろって。
本試験はこれからなんだし。
[黒曜龍と言い合いながらリディを片手で拝んだ]
─休憩所エリア─
[休憩所でのんびりとしていたら、フーゴーが戻ってきた]
わんころさん。おかえりなさい。
ですよ?
[なんて呑気に声をかけたりしつつ、自分は水を飲む。
実は、水を飲んでいれば一ヶ月は余裕で生きていられる種族だったりするのだが]
─平原エリア─
……お前。
よりによって、この場におらんのを引き当てるか。
[『魔本』が示した名前に、思わず口をついたのは呆れた声]
ま、仕方ない。後で、説明に行くか……。
そっちはラヴィ、頼んだぜ。
『はいはい』
……で、と。
本試験の内容だが、簡単に説明すると、「追いかけっこ」だ。
まず、最初に一人か二人。
『魔本』が指名したヤツに、このターゲットマーカーをつける。
[言いつつ、ぱちり、と指を鳴らす。
呼応するよに現れるのは、銀とサファイアの小さなリング]
で、マーカーをつけられたら、一定時間内に誰かに押し付ける。
押し付けの方法は、問わん。
時間切れになった時点で、マーカーを持っていたヤツは、試験から一次脱落。別所で、追試を受けてもらう。
……ちなみに、指名は『魔本』の気まぐれに任すんで、俺の方では制御できん。
あと、開始前にも言ったが、受講者の中から一人……ユリアンを俺の手伝いとして選抜してるんで。
こいつに対しては、押しつけは不可、って事になってるから、注意な。
―休憩所エリア―
[お帰りなさいの声に、やや力なさげにゆらりと尾を一振り。
何となく、ティルの様子をみていると、ここは安息所のようなものだろうかと思ったり。
帰れない腹いせに肉食ってばかりというわけではない。
いまだ試験の説明はされてはいないが、長期間に渡るんだろうかとか考えていた。
だいぶめいっぱい食べたので、消化の為に床に腹をつけ休む。
その間水を飲みまくっているティルに『試験内容聞いているか?』といった質問をしてみた。
腹下しの心配はしない。水で大丈夫そうなのは形状から読める事でもあり。]
思ってても口にしない方がいい時もあるとはおもうけど…。
[小さく呟く声はきっとユリアンには届かなかったはず。]
[リディには頷いて、分かってくれると思ったからちょっと嬉しかったり
戻ってきたイヴァンには、イヴァンも迷ったのかな?そんな感想を抱きながら、
魔本がめくれて、そこに記された名前を見て続いた質問に耳を傾ける。
耳がぴくぴくと動いて]
追いかけっこ?
[続いた説明を聞きながら]
自分のところにきたら、ユリアンとゼルギウス先生以外に押し付けてか…。
ま、大雑把に言うと、こんなとこなんだが。
何か、質問は?
[ぐるり、と場にいる者を見回して問いかけつつ、銀とサファイアのリングを弾く。
それはふい、と消えうせ、それを追うように水晶龍がふわり、冷気を撒き散らしながら姿を消した]
本試験って鬼ごっこだったのか
[今年初のためもあって、ふむふむと頷きつつ、その内容を聞いて]
あ、そうそう。いつのまにか助手になりましたー。これから労働がまってるそうです。
生きて帰ってこれるかな
[大袈裟にいってみる]
─平原エリア─
うんっ。
ドライアードが頑張ってくれたから、直ぐに終わったのー。
[元気と言う言葉には、イヴァンの前でくるり円を描くように舞ってアピール。
治癒を頼まれると元気よく返事をした]
はーいっ。
甘やかすんじゃなくて、あたしの治癒魔法の練習だと思えば良いんだよ。
『汝が身 活性せよ 促進せしは 内なる力
其は身を癒し 汝が身を取り戻す』
[黒曜龍に笑いながら返し、リディは呪を紡ぎながら傷口を中心にくるりと回る。
翅から散った魔力の粒子が傷口へと集まり、細胞を活性化させ。
仄かに温もりを持ちながら、内側から癒して行った]
へ、追いかけっこ?
[治癒魔法が終わると、説明を始めたゼルギウスに意識を戻す]
ターゲットマーカーの押し付け合い、かぁ。
手段は問わず……って、ユリアンやらないの!?
ずるーい!
[平凡じゃない!とユリアンに対して言ったかも]
―平原エリア―
[魔本が捲られ始まれば魔力の強さに首を竦める。
腰の剣が軽く振動するのを左手で抑えた]
あ、そうだ。ゼル導師。
開放したりしないんでコイツは見逃してくださいよと。
[一見地味な普通の剣に見えるのだが、封印掛ける必要がある程度の魔剣ではあったりする。ゼルギウスなら気付いてるだろうと先に申告しておくことにした]
「あんな失敗しなければ普通に戻せたのに」
[黒曜龍がツッコミを入れてきが、黙殺することにした]
─休憩所エリア─
[水を飲んでいるところに向けられる、問い。
こてり、と首を傾いだ]
試験の内容。
ですか。
前にもやったからわかる。
ですよ。
[のんびりと、説明しようとするのと銀とサファイアのリングがフーゴーの所に現れるのは、さて、どちらが先だったか]
……マーカーさん。
ですよ。
[覚えのあるそれに、声はちょっと引きつったかも知れない]
そんなときも…あるのかもしれない。でもないのかもしれない。
状況によりけりだけど器用にできないんだなぁ
[時折気をつけてるけど不意のときはいってしまうのです]
へっへっへ。いいだろー。リディ。
ってか、俺まともに魔法を競わせるとか怪しいとこがあるから選ばれてよかったぁ
[本試験の内容を聞いて改めてほっとしたりした]
たしかにずるいよね。
[リディの抗議の声に頷き、
自慢する様子のユリアンに]
今とってもユリアンに呪いをかけたい気分になってきた。
[ぶつぶつと何かを呟き始めた、首輪の猫目石は光ってなかったけど。]
─平原エリア─
ん、ああ。
[イヴァンの言葉に、真紅をそちらへと向ける。
ただならぬものを持っているのは、既に察していた]
なに、やばい事になりそうなら、問答無用でアルガスフィアで潰すから。
その辺りは、心配するな。
[それで心配するのもどうか、という事をさらりと言って]
……まあ、適当に御符を投げた結果なんだがな。
[リディとユリアンのやり取りに、ぼそっとこんな事を呟いていたり]
―平原エリア―
「優しい子ね」
[笑いながらリディに言われた黒曜龍は力を緩めた]
あー、助かった。
ありがとうな。
[治癒と黒曜龍の機嫌直しとの両方で]
―休憩所エリア―
[そういえばそんな話を聞いたような。
説明を聞こうとしたら、ふいに空間に現れる何かに思わず立ち上がり警戒の姿勢をとる。
ティルの一言だけでは何事か理解出来ず。
ほぼ同時に表れた銀とサファイアのリングが、それと知るにはもう一拍かかった。
マーカーなるリングは明らかに自分に向けられたもので。
じ、と見つめたまま、鼻先でリングをつついた。]
─平原エリア─
えーっと。
この場に居ないってさっき言ってましたけど。
と言うことは今回マーカー持ってるのは、えーっと……わんこか植物みたいな子?
[今頃になって名前を覚えていないことに気付きました。
とりあえず質問としてゼルギウスに訊ねる]
リディたちががんばってるのを安全なとこから気楽に眺…
大変だろうけど、応援してるからがんばってな
[悔しがるリディにロミに注意されたばかりなのにぽろっと本心が出ました]
─休憩所エリア─
[つつかれたマーカーは、ターゲッテイングするべき相手を認識したようで。
ぺとり、という感じで頭の上に乗っかり、そのままくっつきました]
わんころさん。マーキングされた。
ですか?
[呟いた言葉は]
『そういう事ね』
[穏やかな声が肯定する。
氷の粒子がぱっと飛び散り、水晶龍が姿を現した]
─平原エリア─
[ちたちたしながらユリアンに文句を言っていたために、ゼルギウスが呟いた言葉は気付けず。
仮に耳に入ったとしても、突っ込んで騒ぐだけだったのであまり変わらなかったかも知れない]
[優しい子、と黒曜龍に言われると、「えへへー」と照れたようにして笑う]
次からは気をつけてね。
この様子だと敵味方に分かれることにもなりそーだし。
[怪我の原因が自傷に近いと言うことを聞いたため、そんな言葉をイヴァンに向けておいた]
─平原エリア─
ああ。
ターゲッティングされたのは、わんころ……フーゴーの方だな。
あっちには今、ラヴィが説明に行ってる。
[リディの問いに、頷いて。
悔しがっている様子に、こっちに回ったら回ったでどんな反応したのやら、とか。
ふと、そんな事を考えていたりした]
明日食べる夕飯が歯の隙間に挟まって、なかなか取れない呪いかけようと思ったけど…。
どうしようかなぁ?
[もちろん猫目石光ってないしかける気なんてなかったけど。
ユリアンがあっさりと降伏する様子に少し調子のっていたかもしれない。
言いかけた言葉にユリアンの方を見ながら]
何か言ったかな?
―平原エリア―
ぶっ。それのどこが心配せずにいられると!
いやまあ、本気で気をつけます、ハイ。
[引き攣った顔でゼルギウスに頷いた。
黒曜龍も不安そうに揺れたが、ツッコミは出てこなかった。
それから試験の説明を一応真面目に聞いて]
押し付け合いについては了解しましたと。
で、手伝いのユリアンは高みの見物だけ…じゃないですよね?
[ゼルギウスとユリアンを交互に見た]
―休憩場エリア―
[頭の上に、得体の知れないものが乗っかるというのは、大変気持ちが悪く。ぶんぶん首を振るが当然とれるはずもない。
ティルにはきゅぅんと、分からないという意を込め鳴き。
補足するように現れた言葉と竜と、氷の粒子に目が瞬いた。
マーキングの意は相変わらず分かっていないので、説明を求めるようにきゅぅと小さくまた鳴いて。]
[おでこをさすりつつ]
な、なんて怖ろしい呪いっ。
[猫目石が光らないと効果はないとかそんなのはしらないので]
いっておりませんです。はい
[平凡な子は立場が弱かった。自業自得です]
[リディがイヴァンを治療する様子は。正直ちょっと羨ましく感じるところもあったり。
自分には使えない類の魔法だから。
ユリアンにドロップキックをかます様子に]
ナイスキック、リディ。
[右前足を上げて…、
サムズアップはできなかったけど。]
─平原エリア─
わんこがターゲット、と。
じゃああたし達はわんこに押し付けられないようにすれば良いわけですね。
あ、しまった。
しばらくもふもふ出来ない……。
[ゼルギウスの説明を聞いて納得していたが、最後はちょっと残念そうだった。
リディが手伝いに回った場合のことは……まぁ推して知るべし]
―平原エリア―
ああ、気をつけるよ。
[怪我の理由も暴露されてしまっているので苦笑い]
敵味方、そうだな。
手応え思い出したから次は加減できる…と思う。
[不安の残るような言い方でリディに頷き]
なんというか大物だな。
[ユリアンがドロップキックを受けるのを見ながら可笑しそうに笑った]
─平原エリア─
そうか?
金ダライやらなんやらが降ってくるよりは、穏便だと思うんだが。
ま、気をつけてな。
[比較対象がおかしい、と突っ込みを入れる水晶龍は、今はいなかった]
ん?
そりゃ勿論、世の中そこまで甘いわけはわかろう。
裏方の準備と、最後の部分で働いてもらうさ。
[最後、に関しては、以前もこの試験を受けた者なら、多分大体察せるはず**]
ぅー…笑ってないで助けてほしかったです。先輩
[ゼルギウス導師に教わっていたらしいので、イヴァンを先輩と呼んだりして]
まあ、先輩の察しの通り働いたりなんですがね。
ってことでそろそろいきますか。
じゃ、また。がんばってな
[最後の応援の言葉は嫌味には聞こえなかっただろう。念じるように目を閉ざすと、一度体が揺らいだかと思うと次元の歪みに体を投じるのと同じように、瞬く間にみなの前から*姿を消した*]
― →追試試験場―
─平原エリア─
[ドロップキックを食らって仰け反ったユリアンの額には、小さな足跡が付いていることだろう。
直撃したことに満足したのか、すっきりとした笑顔を浮かべている。
ロミの賛辞には、相手が出来ない分リディがサムズアップしておいた]
そんじゃわんこが戻って来た時に捕まらないように逃げよっかなー。
[ユリアンの傍から離れるとくるり宙を舞う。
大物と褒める(?)イヴァンにも、にかっとした笑みを向けた]
─休憩所エリア─
[きゅう、と鳴くフーゴーの様子に、ちょっと困ったように首を傾ぐ。
真紅の花も、困ったように揺れた]
『……はいはい、そんな声をあげないで。
順に説明をするから……』
[水晶龍も、どこか困ったような様子で、試験内容の説明を始める。
その様子を横目に見つつ]
魔方陣。届けてない。
ですよ。
[ドリュアスはちょっと、違うところを気にかけていた**]
今日のところはリディに免じて許してあげよう。
[ユリアンに対する態度はかなりでかかったり。
すっきりした笑顔でサムズアップするリディ、自分もなんだか満足がいった]
最後の働き、期待しているよ。
[そう消え行くユリアンに言い残してから]
私もつかまらないようにしないと、でもその前に汚れ落としたい。
リディはどうする?
─平原エリア─
[姿を消すユリアンを見やってから、訊ねて来るロミに視線を向ける]
とりあえずてきとーに移動かなぁ。
わんこ、どこに居るか分からないし、御符を届けに来ることを考えるなら、ここには居ない方が良いかな、とは思うよ。
あたし達が押し付け合うことは今のところ無いし、一緒に水場探してみる?
―平原エリア―
そうやって経験積んで打たれ強くなるもんだ、後輩。
[まだ笑いながら、先輩呼びに合わせて応えた]
やっぱり同じか。
楽しみだな。
[二人の回答にニヤリとなる。
準備に行くと姿を消すユリアンにはヒラヒラと手を振った]
たしかにリディの言うとおりだね、ここより移動しちゃったほうが安全かな。
うん、とりあえず水場を探しにかな。
[頷いてから]
お願いしていいかな?
じゃ一緒に行こっか。
シルフ、この周辺に水場ってありそう?
[コントロールしている風精に訊ねながら、ロミと一緒に移動を始める。
尤も、次元の境目に踏み込んだ場合は、その後も一緒に行動出来るか疑問が残るところ*だけれど*]
うん、いこいこ♪
一緒にいるほうが安心かもだし。
[リディと一緒に移動をしながら、離れ離れになってもたぶんなんとかなるだろうと適当に考えていたり。]
―平原エリア―
俺も移動するか。
二人も望んだ場所に上手く着けるといいな。
[護符をゼルギウスに渡し、水場を捜すというリディやロミとは別の方向に足を向けた]
幸運を。
―休憩場エリア―
[ティルの代わりに水晶竜に事細かに説明を受ける。とりあえず試験内容と基本ルールと、今自分の置かれた立場も。
きちんと説明を受ければ、少し落ち着いたのか鳴かなくなった。
とはいえ、現状は追試一歩手間といった感じな状況、違う意味で焦らなければならない。
ちらとティルを見た。
押し付けるならこの場にいるティルが一番ではと思ったが、水晶竜が尾で壁に貼られた張り紙を指した。そこには『ここでの勝負禁止』とでかい文字で書かれてある。
仕方なく、だいぶ満ち足りた体を動かし、小屋の外に出て空間を渡った。
次はどこに飛ぶのやら、狼に予想は*つくはずもなく。*]
─平原エリア─
それじゃまったねー。
[別れるイヴァンにはぶんぶんと手を振りながら傍を離れて。
ロミと一緒に水場を探しに移動する]
うーん?
このエリアには少なそう?
じゃあ別のエリアはー……流石に分かんないか。
…あたしも次元魔法取得出来てたらもーちょっと分かるのかなぁ、ここのこと。
[飛んで移動しながら腕を組んで少し唸った。
分かったところで、自由自在に移動することは不可能だっただろうけど]
とりあえずあちこち行ってみよっか。
ロミもまだ別のエリア行ったこと無いんだし。
あたしも森しか見てないしさ。
[そう言って、猫型のロミの後ろに回り、首輪の端を掴む。
掴んだと言っても持ちあげるような悪戯はしない。
ただ単に、ロミと別のエリアに飛ばされないようにするための行動だった]
─ →洞窟エリア─
[そんなこんなで次元の境目を越え、投げ出されたのは真っ暗な空間]
いーーーーやーーーー! なにここーーーー!!
真っ暗で見えないーー!!
サラマンダーもウィスプも連れてないのにーーーー!!
[ロミの首輪の端を掴んだまま、きゃーきゃー騒ぐ。
それでもまぁ、ノームに頼んで洞窟に穴を開けようとしないくらいにはパニクってはいない*らしい*]
―休憩所エリア―
[フーゴーから向けられた視線に、何度目かの首、こてし。
その姿が休憩所から消えると、水晶龍を見上げる]
休憩所、こもってると。お仕置き。
ですか?
[問いに、水晶龍はええ、と頷く]
…………。
移動する。
ですよ。
[ひきつった声で、ぽつり。
それから、空にした水のボトルをぽきゅぽきゅと片付けて。
小屋を出た所で生じた歪みに、ぽきゅ、と*とびこんだ*]
―森林エリア―
[踏み出した足元の感覚が消える。が、動揺せずに落下途中で伸びていた太い枝に手を伸ばした。ガシッ。ぶらーん]
「前回は下まで落ちて捕まったわねえ」
毎回ひっかかってたまるかよ。
[今回は後輩が同じような目にあってるなんてのは知らない。
ゆらゆらと反動をつけると少し離れた場所へと飛び降りた]
これ繰り返されると面倒だな。
少し休む。
「はいはい」
[木の根に腰掛け幹に背を預けて瞼を閉じる。
黒曜龍はスルリと肩まで登って承諾を*返した*]
―草原エリア―
またねー。
[イヴァンに声を返してまずはエリア内を探してみる]
うーん、草ばっかり生えてるね。
[探す限りでは水場になりそうなところは見当たらなかった。
同じ場所を探し回るよりは、他のエリアにもっと水が多い場所あるかもしれないから、別のエリアに行こうかと思った。
リディの言うように魔法で探索という手段もなくはないが]
私はちょっと力温存しときたいかな。
さっき、ゼルギウス導師と戦ったばかりだし。
たしかに、他のエリアも見てみたいしね。
[二人でいくのは探検みたいでなんか楽しかった。
かける声も楽しそうだったかもしれない。
首輪を掴んだリディと一緒に次元の境目を越えて]
―洞窟エリア―
[たどり着いたのは真っ暗な洞窟の中、
夜目をこらすと、ところどこと壁にヒカリコケが生えていているのが見える。
金色に光る瞳をリディに向けながら]
リディは夜目効かないかな?
私は何とか見えるけど。
[光量は十分とはいえなかったのでそれもしかたがないと思った。
騒ぐリディにちょっと落ち着いた声で]
あ、首輪離さないでね、迷子になったら真っ暗にひとりぼっちになるよ。
[最後に余計なことまで付け加えて*言ったりしたとか*]
─洞窟エリア─
真っ暗だと全くダメー。
夜のお散歩も好きだけど、月が出てる時しかしないもん。
[ヒカリコケ程度の光量では流石に見えず、首を横に振りながらロミに答えた]
うー、暗いの苦手なわけじゃないけど、出られなくなるのはヤだ。
絶対離さない!
[ぎゅっと首輪の端を握った。
仮に離れ離れになったとしても、そのうち次元の境目に踏み込んで外には出られる可能性があるのだけれど]
─平原エリア─
[ニヤリとなるイヴァンの様子に、真紅の瞳のたのしげないろが増えたのには、誰か気づいたか。
そちらからも御符を受け取り、生徒たちが全員移動すると、ふう、と息を吐く]
……さて、と。
[ぱらり、と『魔本』のページをめくれば、そこには生徒たちの姿が映し出される。
空間を構築する魔力によって収集した情報を『魔本』に映し出しているのだが。
ようは、チェックモニタである]
……今のところは静かなもの、と。
俺も暇つぶしに、どっか動くかね。
[導師が暇って、どうなんですかと]
―洞窟エリア―
月明かりに比べると暗いね。
ここはわたしには有利かも。
[いい場所見つけたとか内心思いながら。
ぎゅっと首輪の端を握る感触を感じた]
リディのこと置いてったりしないから安心して。
[あたりを見回すとここはちょっとした広場になっていて、道が三本、右と左と後ろにあるのが見える。]
ここなら地底湖とかないかな?
リディ、後ろと右と左に道3本あるけどどれいってみる?
─洞窟エリア─
そっか、ロミは猫だから暗いところも問題無く見えるんだね。
良いなぁ。
[ここでは襲われたくないな、と考える。
最悪、別の手段で灯りを手に入れるつもりではあるが]
うん、絶対だよっ。
地底湖かぁ。
下りになってる道を進めばそう言うところに当たる可能性上がらないかな。
そう言う道ってある?
[地面にも降りて居ないために傾斜を感じることも出来ず。
ちょっとした提案をしてロミに訊ねた]
─湖畔エリア─
[ぽきゅ、と音を立てて抜けたのは、湖のある場所]
るぅー……。
[思わず上がった声は、素。
それでもぽてぽて、ぽきゅぽきゅ。
どこへ移動しようか考えながら、歩いていく。
水分補給をしたためか、ゆれる真紅の花はいろあざやか]
─平原エリア─
……俺も、導師になってからいろんなのを見たが……。
[何か。みえている。らしい。です]
あーゆーのは、うん。
はじめてみたな。
[なんて呟きをもらしている所にふわり、舞う、氷の粒子]
『……遠い昔の何方かも、似たようなものではなかったかしら?』
…………何年前の話だ。
[戻ってきた水晶龍の突っ込みに、掠めるのは苦笑]
うん、よく見えるとはいかないけど不自由はしない程度には。
[すべてはっきりと把握できるわけではないけど大体は見ることがでた。道の先まではちょっと見えにくく]
うーん、傾斜どこもついてないようには見えるんだけど。
ついてるようにも…。
[首をかしげながらどの道も下りだと言えばくだりのような気も、
違うと言われれば違うような気もした。]
どっち行っても同じかな?
リディ、選んでもらっていい?
[それでも選択はリディに任せようと思った。
自分よりも水の気配とか、そういうのをなんとなく察しそうな気がしたから。]
下ってる感じはしないかぁ。
うーん、それじゃあ……あっち!
[神経を研ぎ澄ませるかの様に一度瞳を瞑る。
カッと見開いた直後に示したのは後ろの方だった。
若干、指差す方向がずれていたかも知れないが]
[ちなみに、何年前かっていうのはさておき。
幼少の砌は、『歩く召喚ゲート』だったりしたとか。
そんな時代の話を知っているのは、多分、入学当時を知る者だけ、だろうけれど]
それに、俺とはまた、違うだろ。
異界干渉の一環である可能性は高いが……ま、そこらはおいおい、だな。
『上様』との兼ね合いもある。
[『上様』=王国上層の事らしい。
なんでかんで、異界からのマレビトへの対処には、表に出ない事がイロイロとあるようで。
この言葉に、水晶龍はそうね、と呟いて、尻尾をはたり、と振った]
それじゃあこっちだね。
[若干ずれてはいたけど、後ろの方には他に道もなかったので間違えることはなかった。
後ろの道に向かって暫く歩く。
壁や天井には時折ヒカリゴケが生えていて、見通すことはできたが水が流れたりとかは見えなかった。
しばらくいくと道が4つに分かれていた。]
道が四つに分かれてるね。
どの道も若干下りになってる…ように見えるかな。
一番左のは天井の鍾乳石が多いみたい、左から二番目はヒカリゴケが多いね、リディでも少しみえるかな?
左から三番目はちょっと広くて、右端のはちょっと狭いかな、わたし達が通るには十分だけど。
[リディに見えるままに説明しながら]
左から何番目にする?
……まあ、なんだ。
偶然の結果だが、逆に良かったのかもしれんな。
[『魔本』が映し出す様子にぽつり、と呟いて、ページをめくる。
違うページに映し出されるのは、洞窟探検中の二人]
ふむ。
[ココロのメモに、何かが記載されたらしい]
―森エリア―
…もちっと休んでいたかったけどなぁ。
[唐突にパチリと目を開く]
やっぱり休憩所設定されてる場所以外は。
[腰を上げる勢いそのままに前方へと転がった。
それまで座っていた場所に降ってきたのは雷]
こうなるんだよな…。
「いつも通りね」
[立ち上がると駆け出した。
上空では雲状の何かがバチバチと音を立てている]
─洞窟エリア─
[ロミに導かれるままに先へと進む。
時折周囲を見回すが、ヒカリゴケが小さく光るのが見えるだけだった]
うーん、さっきから探ってるんだけど、ウンディーネの気配があんまりしないんだよね…。
他の気配に消されてるのかなぁ。
道の様子から水場がありそうなのは、一番左の道、かな?
鍾乳石が出来てるってことは、どこかから水が染み出してるってことでもあるから。
もしかしたら溜まってるところがあるかも。
─平原エリア─
[ぱらり、ぱらりとページを前後させる。
某所の様子には、ほんの少し、すこーしだけ、眉を寄せたりもしたが。
森林の風景が映し出されると、ふむ、と短く声をあげていたり]
まだ、結構な数が残ってるはずだからな。
ま、ちょうどいい実戦練習のタネになるだろ。
『……そういう問題?』
一応、致死ダメージを与えるようなモノは出しとらんぞ。
―洞窟エリア―
そうだね、くだりになってるみたいだからこのまま傾斜にそってみようか。
[リディの話に同意するようにして、左の道をいく。
足場もでこぼこして不安定だったり、鍾乳石がはえていたりと少し歩きにくかった。
しばらくいくと、壁から染み出した水が道の先に流れているのが見える]
リディ、水だよ水、流れてるみたい。
後はこの水の流れにそっていけばいいかな。
[水の流れにそって暫くいくと水があるためか、ヒカリゴケの量が増えていく。
水は徐々に量をましており、足を滑らせないように注意して進んだ。
道の先の方、遠くに明るくなってるのが見える。そこは開けてる場所につながってるように見えて]
リディ、ほらあそこ広場になってるみたいだし水場があるかも。
明るいしヒカリゴケが群生してるのかも。
─洞窟エリア─
[首輪の端を掴んだまま、進むロミについて行く。
鍾乳石を避けるようにして歩くロミに軽く振り回される形で進むのは、周囲が見えない以上仕方無いことだった。
流れるままに翅を動かし進んで行く]
あ、うんっ。
ウンディーネの気配がある。
この先で気配が強くなってるから、きっとあるよ!
[ようやく感じ取ることの出来た水精に喜色を含んだ声を上げた。
先が明るくなっているのがリディの目にも映る]
明るいなら尚のこと良し!
行ってみよう!!
―森エリア―
…ダルいな。
このまま境越えちまおう。
「追いかけてくるんじゃないの?」
かもしれんが、ランダマイズされてるなら同じ場所に来るとは限らないだろ。
それでも追いつかれるなら考え直すさ。
[首筋がチリチリとしてきていた。
捜していた魔力の偏りを見つけて踏み込むのと同時に、ドーンという音が響き渡った]
─平原エリア─
[ぱら、と。
『魔本』のページがめくられる]
ラヴィ。
『なぁに?』
俺は今、自分が永劫者でよかった、と。
初めて思った。
[どんな意味でそう思ったんですか。
水晶龍は、物言いたげな様子で、尻尾をはたり]
―洞窟エリア・地底湖―
リディもう少しだけ我慢しててね。
[軽く振り回すようになっているが、避けてすすまないといけないのでこればかりはどうしようもない。]
向こうにいけば明るくなってるしリディも大丈夫だと思うから。
[明るくなってる方へと向かい広場にでると、そこは一面にびっしりとヒカリゴケが生えていた。]
わー…すごい…。
[地底湖の底もところどころ光っている。なにかがあるのだろう。
淡い光を放つヒカリゴケに覆われた広場は幻想的な空間を作りだしていた]
すごいすごい、リディ綺麗d…
[話しかけようとしたところで途中で固まる。
視線は一点を見たまま、ヒカリゴケの生えた壁に黒い大きなそれはいた。
足が六本で触覚があって羽があって、てかてかとした黒い外皮。サイズは15mくらいはあったかもしれない]
―湖畔エリア―
[たどり着いた先は水気漂う例の場所。ぅぅとまた低く唸り、駆け出した。近くに対象にできる匂いはかぎとれない。匂いを遮断している魔法でもかけていたら別だが。
走りながら、そういえば試験が始まってからティル以外の誰とも会っていない事にふと気付く。
とっとっ、と足を止め。
もし誰とも会わずじまいだったらと思うと、だいぶ、困って、しゅんと頭が垂れた。
とにかく一番先に会った者に頭の上の輪を押し付けないとと思っていたら――。
ほど近くに現れた気配と匂いに耳がピンと立った。
様子を伺う暇はない。
気配がする方へと駆け出し、そのまま体当たりするように草陰から躍り出た。]
―平原エリア―
きゅうけーい…?
…なんだか導師の顔を見ると戻ってこれた感がしないのは気のせいでしょうか。
[さっきから喋ってた相手が目の前にいるものだからそうおもったのだろう]
―洞窟エリア―
[薄暗い空間で身構える。
同じ揺らぎで同じ場所に来るなら近い場所に現れるだろうから。けれどそれは森の別の場所に移動させられたようで。
正確な結果は知れないが逃げる事には成功したと分かった]
よし、勝った。
[黒曜龍は尻尾を揺らすだけで何も言わなかった]
─湖畔エリア─
るぅるぅ。るぃー。
[他に誰もいない気楽さからか、精霊言語で周囲の風精としゃべりながら、ぽてぽて、ぽきゅぽきゅ、と歩いていたのだが]
……?
[不意に感じた気配に、足を止めて振り返る]
なにかいる。
ですよ?
[呑気に呟いて、首をこてし、と傾ぐのと、草陰から何かが飛び出してくるのは、さて、どちらが先か]
るーっ!
[甲高い声を上げるとぺたり、とその場に座り込む。
飛び出した影は、頭の上を通り過ぎていった……かも知れない]
─洞窟エリア・地底湖─
うん、大丈夫。
移動任せっぱなしでごめんねー。
[ずっと引っ張ってもらっている形になっているため、ロミはいつもより余分に体力を使っていると考え、謝罪を入れる。
光の方へと進むロミについて行き、広場に出ると大きな瞳を瞬かせた]
う、わぁ。
凄い凄い! きれーい!!
[思わずロミの首輪の端を放し、宙を飛び舞い踊った]
こんなのがあるなら洞窟も悪くないね!!
……ロミ?
[嬉しそうに笑ってロミに視線を向けるも、彼女は別の方を凝視していて。
不思議そうに名を呼び、視線の先を追った]
─平原エリア─
ん、ご苦労。
一応、お疲れ、とも言っておく。
[なんか意味深な物言いをしながら、『魔本』のページをぱらり、めくる]
……って、それはどういう意味だ。
[戻ってこれた云々、という物言いに真紅が少しだけ細くなった]
はーい。あんなもんでいいですよね。まあ後はほうっておいたら地味に増えてくんでしょうけど
[放置しっぱなしのあの辺のものがどうなってるのか。どきどきして]
へ?いえ、思ったままですけども?
なにせさっきまで通信してた人が今度は目の前にいたもんで変わらないなぁと思っただけですね
[細まる目にきょとんとしつつ、やっぱり思ったまま口にするのであった]
―洞窟エリア・地底湖―
リディ、リディ!
大声出すと気づかれるって!
[あわてた自分も大声だった。
もう地底湖の景色が綺麗とかそんなものは意識の外。
二人の叫び声に触覚を動かしてそれはこっちに気づいたらしい。
そしてあろうことか羽を広げてばさばさっとこっちに飛んできた]
いやーーー、あんなでかいのはいやーーー。
[小さいのはまだ大丈夫、猫だから。]
リディ、なにあれっ!なにあれ!
でかいけどあれに見えるけどわたしは認めたくないっ!
[必死に走って逃げようとする]
―洞窟エリア―
[遠くから叫び声が聞こえてきた]
ここにもしっかり残ってるか。
「誰の試験だと思ってるの」
そうだったな。
[帯電している雲状生物は剣だと相性が悪すぎる。
それと相対するよりはここで出会うものの方がきっとマシなはずだと自分を納得させた]
さて。行くか。
[暗さに目が慣れてくるのを待って歩き出す。
行き止まりのような場所からは、声のする方に向かうしかなかった]
ああ、アレはどんどん増えてくだろ。
そういう特性のあるシロモノだしな。
[魔力があればどこまでも、な特性を思いつつ、言って。
放置されてきたアレとかコレに関しては、今は考えない事にしておいた。
だって、面白そうだし]
ああ、そういう意味か。
[こっちはあっち見こっち見してたので、そういう感覚もなかったようです]
ですね。きっと一組目が来る頃にはちょうどいい頃合になってるような気も…
[その分いろんなものが酷くなってるかもしれないが、忘れた。人間(?)って忘れられる素敵な生き物なのです]
ええ、そうですよ。ところで、他のみなはどうしてますか。
なんか面白そうなとこってあります?
[野次馬根性満載だった]
そう、だな。
[いろんなイミで、というのは言わずにおいて]
ああ、他の連中は、洞窟と湖畔に分かれたな。
どちらも、ある意味では面白いといえる。
[ぱら、と『魔本』のページをめくり、状況を確かめながらのんびりとこう返した]
─洞窟エリア・地底湖─
あれを叫ばずに何を叫べと!!
[慌て過ぎて言ってることが意味不明]
やーーーーー!!! 飛んできたーーーーーー!!
あたしだって認めたくないよ!!!!
[ロミに返しながら飛んできた仮称Gから逃げようと翅を動かす]
のっ、ノーム、助けてーー!!
『Schütze uns
Zu seiner Person, die hart hinunter beginnt』
[言葉を紡ぐと、仮称Gの目の前に地面が隆起し、壁となる。
その壁から更に仮称Gに向けて石柱が殴りかかろうと突き出した]
ロミっ、今のうちにっ!!
[壁にぶつかり石柱に殴られる仮称Gが見える。
けれど、大したダメージも与えられず、奴は再びリディ達目掛けて飛んできた]
―湖畔エリア―
[正確な位置を確認しなかったため、目標には触れることができずにその向こう側へと着地。たっとすぐ体を回転させ相手をみた。
近付けばわかってはいたが、目視するとやっぱりティルで。
なんかもうここで押し付けなければ誰に押し付けるのかとそう判断し、低く唸り詠唱を始める。
土、水、樹は使いたくない。ならばとやはりと唱えるのは。]
『 きたのおう われのこえきき ほほえみて
いぶきかしたれ たまゆらに 』
[金文字が走りおえると、それらはゆらりと崩れ雲のような形を取る。
ゆらゆらと一旦は霧散するも、気がつけばティルの足元を狙い集まってくる。その足を氷つかせ、動きを止めようと。]
へぇ…
[魔本を開くのを見て、ちらちらと…ではなく堂々と覗き見る]
二組にわかれてるんすね。マーカーはまだあの平凡じゃないさわり心地のわんこのもとで…そして洞窟は……あんな魔物も作ってたんですねぇ
―洞窟エリア・地底湖―
とにかく逃げようっ!
[飛んできた黒いアイツから離れるように駆けて、リディの呼び出した壁に黒いアイツがさえぎられる]
ありがと、リディっ!
[その間に距離をとって、なにか硬いものがぶつかる音が聞こえたけども、
黒いアイツはまだまだ元気にこっちに飛んできた。サイズがサイズなのでタフらしい]
すごくいやっ!
「ちよ したがえ そのみは やいば つらぬく やり」
[走りながら呪の言葉を呟く、猫目石が光りヤツはこっちに狙いを定めてきた。
背筋を走る寒気をおさえて必死に発動。]
こっちくるなっ!
[リディが作りだした壁を利用して、石の槍を作りヤツを貫こうとして、かつんっと甲高い音をたててはじかれた]
―洞窟エリア・地底湖手前―
[道幅はどんどん広くなってゆく。
先細りの通路で追いつかれたりしなかったのは幸運だった]
賑やかだな。
「女の子は華やかね」
[暢気な事を言いながらも剣に手はかけている。
壁に背をつけ、通路より明るく照らされている空間を覗き込む]
…賑やかになるわけだ。
「女の子でなくともだったかしら」
[空飛ぶ敵と、ある意味全力で戦う女の子達を見て、思わず天上を振り仰いだ]
好き好んで戦うヤツはあまりいないだろうな。
耐久力も高そうだし。
─湖畔エリア─
びっくりした。
ですよ。
わんころさん。マーカーさんの押しつけ。
ですか。
[ぽきゅ、と立ち上がりながら言う。でも、やっぱり緊迫感は薄い。
こてし、と傾ぐ首。直後に感じた冷気に、真紅の花が焦るようにぴょこぴょこ揺れた]
るるぅりぃ、るぅ、りぃあ!
《疾風の御霊、集い来たれ。我が身を高く、持ち上げん!》
[とっさに呼びかけるのは、疾風の精霊。
ふわり、吹いた風が小柄な身体を持ち上げて氷の干渉から逃れさせる]
るる、ら、るりぃ。るぅ!
《疾く走れ風、刃の如く!》
[直後に放たれるのは、薄い風の刃]
─平原エリア─
ああ、マーカーはまだ動いてないが。
動かすために、動き出したようだな。
[湖畔で動いた魔力流に、小さく呟いて]
……いや、アレは作ったんじゃないぞ。
異界から、適当に呼び込んだんだ。
[どんな異界から出てきたんですか]
ですね。これから本番だ…。
異界かぁ…まぁ確かに。異界…ですもんね。仕方ないですよね
[つい先程色々あったので、突っ込まずに同意して]
んじゃどっちか平凡に野次馬してきま〜す
[手をしゅたっとあげていってきまーすと挨拶して、歪みに突っ込んだ{1}]
─洞窟エリア・地底湖─
くぅ〜〜〜!
火があれば燃やしてやるのにっ!!
[じめじめとした水場で火があるわけもなく。
出せなくもないのだが、今ここで使うのは避けたいと思った。
ただでさえ体力を消耗する手段だったから]
なにアレ硬過ぎでしょーーー!?
ええと、硬い相手に効くのってなんだっけっ。
[逃げながら対抗手段を探す]
なんかもうあれか!
閉じ込めた方が早い!?
[考えてられなかった]
[ここへ来た道へと戻れば飛んでは来れないだろうと考え、通路へと向かう。
通り過ぎかけて見つけたのは異界龍を連れた人物]
イヴァーーーーン!!
助けて!!!!!
[逃げた勢いでぼふっ、とイヴァンの胸にひっついた]
─平原エリア─
まあ、異界だからな。
[なんかその一言で全部すますつもりのようです]
ああ、いってこ……。
[言って来い、と送り出したと思ったら、当人はそこにいて]
……何しとるかね、お前。
[棒読みの挨拶に、呆れきった一言で突っ込んだ]
いえ、俺も洞窟か湖畔のどちらかにいこうとおもったんですよ。もしくは休憩所に
ってことで平凡な気合をこめてこんどこそ
[平凡な気合ははたして通じるのか{4}]
─平原エリア─
平凡な気合って、どんなモンだ。
[素で突っ込みを入れながら、移動していくのを見送り]
……今度は、行ったか。
[少なくとも、別の場所には行ったのを把握して。
また、ぱらり、と『魔本』のページをめくる]
―砂漠―
や、やったぁぁぁ。導師がいないっ
[思わず勝利したかのうような態で]
ところで、俺って今流砂に巻き込まれてるな。平凡に
『そうね』
…うーまーるー
[ひとしきり暢気にいいながらも龍の加護でなんてことなく歩きだした{4}]
―洞窟エリア―
こっちに来るなら手助けするか。
て、おい。待て。
[剣を構えようとしたが先にリディが飛び込んでくる。
振り払うと壁に突き飛ばしてしまいそうだから出来なかった]
ったく。
違う場面でなら喜んでもいいんだけどな。
界と我を結びし我が盟友、我が意に沿い、その息吹で押し流せ。
異界龍・瀑!
[黒曜龍がスルリと腕から離れ深く息を吸い込む。
リディを追ってきた仮称Gに向けて蒸気のブレスを放った]
ロミ、巻き込まれるなよー!
[はたと気付いての忠告は放たれる直前になってからだった。どこまで間に合うか]
―平原エリア―
・・・・・・・・・・・・
導師っ。そんなに俺につきまといたいんですかっ
[平凡に理不尽なことを言い出した]
―洞窟エリア・地底湖―
火はさすがにないーー。
[小さい火なら起こせなくはないけど、火付けになる燃えるものがなければ維持もできない。
ここでは湿度が高すぎてそれも望めないだろうけど。]
硬いし、タフだしっ、でかいし、なによりキモイっ!
ろくでもない相手だよっ!
[駆けながら、傍を飛んで逃げるリディに答える]
あれだけ硬いと切ったり刺すよりたたいた方が利くかも。後は間接とかを鋭く切れば。
閉じ込めるのもありかもっ!
―洞窟エリア・地底湖―
[考えることはリディと同じなのだろう、どちらも向かう先は通路の方イヴァンの姿が見えて]
イヴァンさん、お願いっ!助けてっ!
[蒸気のブレスを放つ前に、その足元に駆け寄って後ろに隠れた、思わず体をすりすりしたのは本能からかもしれない]
─平原エリア─
[洞窟での様子をイロイロとココロのメモに記載しつつ。
ふと、気配を感じて真紅を向けた先には]
……んなわけあるか。
[唐突勝つ理不尽な物言いに、つい、と右手を軽く振る。
もさ。
そんな音と共に、ビーチボール大のアルガスフィアがユリアンの頭上に現れたり。
こっちの方が、なんぼか理不尽]
えー。だって〜。休憩所で惰眠を貪れないですよー
[君はさっきまで見学にいくといってなかったかな。
そしてアルガスフィアが頭の上に現れのっかったことで、かくんと頭がゆれて]
地味に痛いです。理不尽でした。すみません
[うつ伏せながらも平凡に耐えながらくぐもった声でいった]
─洞窟エリア・地底湖周辺─
[体長約25cmのフェアリーがイヴァンの胸にひっついて翅をちたぱたた。
胸にすっぽり収まっているかもしれない]
タフすぎるよーーー、あれ。
硬いし。
あ、ごめん。
ここに居たら邪魔か。
[ようやく気付いてイヴァンから離れ、ロミと同じようにイヴァンの後ろへと隠れた]
叩くんだったらやっぱりノームに頼むか。
うー、でもあの大きさを閉じ込めるのは骨が折れそ…。
[言いながら、黒曜龍が放った蒸気のブレスがどれだけ効いたのか覗き見た]
―湖畔エリア―
[押し付け、には肯定の胃を込めひとなきする。
空中に飛び雲をよけ、更には風の刃を放たれると、少し後ろに下がる。だが避け方は甘く、耳に軽く裂傷を残す事に。
だが空中に逃げたのは好都合。自分とティルとの間には遮るものがない。
好機とみ、素早く唸り文字を走らせた。]
『 かけよいちじん きりさきおりて あけよやみ 』
[唱え終えると、文字は急速に輝きを増し、目視していられなくなるなるほどの光源となった。
目眩まし効果はいかほどか。その間頭を下げ背を持ち上げるような姿勢をとり、唸り声をあげる。だが金文字は走らない。代わりに、背から蝙蝠に似た黒い翼が生え出てきた。
何度かはためかせると、そのまま空中のティルに向かって飛んだ。]
─平原エリア─
お前、さっき見学に行くといっとらんかったか。
[そこには突っ込んだ。さっくり突っ込んだ]
ま、あれだ。
口は災いのモト、というヤツだな。
[一見爽やかな様子でさらりと言いつつ、つい、と手を振る。
まりもはころり、と地面に転げ落ち、ころころ転がって、どこかに消えた]
―洞窟エリア・地底湖入り口―
[リディと一緒にイヴァンの後ろに隠れながら]
イヴァンすごい、かっこいいっ♪
[黒い悪魔(仮)が蒸気のブレスに包まれるのを見て、歓声の声をあげたり]
ちっちゃいのならつぶして終りなのに……。
閉じ込めるなら通路塞いだりしたほうが早いかも。
でもここ塞ぐともう戻ってこれなくなるし…。
そういえばそんなこともいっていたような…でも仕方ないんです。平凡にもおなかすいちゃったんです。
[突っ込まれたことにもめげずにさっきは寝るといってたのに空腹を訴える]
災いというか、お仕置きというか…でも今度こそいけるかなぁ。ってことで再挑戦っ
[がんばれユリアン。まあきっといけないんじゃないかな?{2}]
─湖畔エリア─
[疾風の刃が掠めたのを確かめたとたん、ちょっと気が抜けた。
翠樹や大地以外の力を扱うのは、余り慣れていないから]
……?
[とりあえず、次の呼びかけを、と思った所に生じた輝き。
元より、視覚に強く頼る種ではないが、唐突なそれには虚をつかれる形となり]
きゃ。
ですよ。
[どこか惚けた声が上がる。
フーゴーが羽根を生やして突っ込んでくるのに気づくと、慌てて疾風の支えを断ち、ころん、と地上に落ちた]
─洞窟エリア・地底湖入口─
あたしにとってはちっちゃいのもおっきい…。
それはともかくとして。
どうする?
塞いじゃうなら直ぐに出来るけど…。
[ここを塞いでしまうとまた水場を探さなければならない。
どうにかして倒し切るか、諦めて別を探すか。
そんな意味を込めてロミに訊ねた]
─平原エリア─
お前なぁ……。
[何となく、呆れたように言いながら、再度移動していく姿を見送る。
ちら、と『魔本』のページを見やると、引っかかっているのが目に入った]
……なんというか。
『……見てて飽きない?』
……ま、そんなとこかね。
[水晶龍の言葉に浮かべるのは、笑み]
やっぱタフだな。
[咄嗟で本来の威力を引き出せなかったのもあるが]
塞ぐならこの通路に追い込んでの方が良くないか。
最奥まで確かめてはないが多分行き止まりだ。
─洞窟エリア・地底湖入口─
え、でも通路塞いじゃったら出られない……って、元々出口らしい出口は無いっけ。
どっかに境目があるだけで。
[イヴァンの提案に一度驚くも、今は通常が当てはまる時ではないことを思い出す]
通路に誘き寄せて、広場の中から塞ぐのが良さそう、なのかな…。
まだ自分より小さいくらいなら…
[呟くように返してから]
できれば、倒せるなら倒したいところだけど。
最悪の時の手段かな。
[未練はあったけど、それでも危ないときは塞いで逃げた方がよさそうだったから]
あっ、ちょっと効果あったみたい。
[蒸気のブレスに包まれた黒いヤツはダメージを受けてるように見えた]
もしかしたら倒せるんじゃないかな?
―湖畔エリア―
[ティルの五感のうちのどれが重視されているか、などは流石に把握しきれず。
ともあれ隙をつける形とはなったが、触れる前に、今度は地面に逃げられた。
追えば風船のように逃げてつかみ所がない。
氷竜が言っていた一定時間は、あとどれくらい残っているのやら。
背の羽根は仕舞わずに、そのままこちらも地面へとおり、うるうると低く唸る。
魔力を温存し、相手の出方を待つ、という案は、思いついた傍から却下した。向こうがその間に空間転移でもしたら意味がない。
連続して突撃するしかないと腹をくくると、再び低く唸りをあげ呪を紡ぐ。
と同時に、今度はティルに向かって走り出した。呪文はまだ完成させず、放たないまま。]
そろそろ回復してきちまうな。
牽制しとくから手段決めて教えてくれ。
[自由に飛び回られると厄介である。
最終的な対処は二人に任せると言って、剣を手に出来れば近寄りたくない相手へと近付いた]
―休憩所―
つ、ついたぁぁぁぁーーー。
暴飲暴食惰眠だぜぃ〜
[ものっそい自堕落なことをいいながら、平凡にも宣言通り実行に*移すのであった。*]
問題はどうやって追い込むかかな?
[二人に相談するようにしながら牽制をしてくれるイヴァンの横から飛び出し]
どっちにせよ一旦ここから広場に出た方がよさそうだね。
わたしが一旦囮になるよ。
[二人がいることが心に余裕をもたせたのかもしれない。
呪の言葉を紡ぎながら通路を飛び出す、猫目石が光りGブリの注意はこっちに向いた]
「つむぎ おりなす じゅそ ことば そのみ しばれ」
うごくなっ!
[振り向きざまに追いかけてきた黒のヤツに右前足を向けて、その羽の動きがとまり地面に落下した。
重量もあるためか洞窟内がゆれたり]
─湖畔エリア─
[ぽきゅぽきゅ、と音をたてつつ、体勢を整える]
うう。わんころさん。はやい。
ですよ。
[自分がトロい、というのは棚に上げて。
呪を紡ぎつつ、突っ込んでくる様子に、こてし、と首を傾げる]
るるぃ、るる、るるら。
《我が命の糧たる流水の御霊》
りりるる、るる、ら。
《我らが礎たる大地の御霊》
るる、るるる、るる。
[走った所で逃げられない、という思いがあり。
二種の精霊に呼びかけつつ、近づくフーゴーを待ち構える姿勢]
─平原エリア─
……無事に、ついたか。
[休憩所についたユリアンの姿に、やれやれ、と呟く]
ま、イロイロと無茶な事をやったようだし。
少し、ゆっくりさせとくか。
[そんな呟きを漏らしつつ。
真紅は洞窟と湖畔、それぞれの様子目で追ってゆく]
─洞窟エリア・地底湖入口─
[イヴァンが牽制に出て、ロミも囮になるべく仮称Gへと向かう。
リディはしばらく追い込む手段を考える]
うーーーーん。
あれをこっちに連れて来るにはやっぱり囮、なのかな。
でもそうなるとその人も通路に取り残される可能性が高くてー。
となると、広場から押し出して壁作る方が…。
[あれこれと考えていたが、終に頭からぽふんと煙を噴いた]
うーーーーー。
考えてもキリがない!
アレだけ閉じ込めれば良いんだ!
[ぷるぷると首を振ると、肩から下げていたポーチの蓋を開ける]
シルフ、12番の用意。
ノーム、もう一度手を貸して。
『Un pilar en cada dirección
Guarda a su persona』
[ノームへの言葉を紡いでから、ポーチに仕込んであった小さな針に人差し指を刺す。
ぷつりと、人差し指に紅い珠が膨れ上がった。
その間にもポーチの中からはカードが数枚、風精によって宙に浮かべられている]
―洞窟エリア・地底湖―
[揺れる地面に踏鞴を踏んだりもしながら、再び仮称Gが飛び上がらないように牽制し続ける]
「あの子が大きいの使うみたいね」
[黒曜龍の言葉にチラリと通路の方を見た。
カードが浮かんでいるのを見て頷くと、もう一度上から切り下ろす形で黒い悪魔の移動を阻んだ]
―洞窟エリア・地底湖入口―
はぁ…はぁ…。
[短い時間とはいえ、あの巨体を止めるのに多大な精神力を使い、息をあげている]
リディ、イヴァン…あとお願い…。
[ふらふらと倒れそうになるのを抑えながら呟いて、
イヴァンが牽制する様子とリディが何かを用意する様子を見ている]
─湖畔エリア─
[走りこみ、初撃はフェイントのように真横を抜けた。
攻撃の手がないのを見ると、どうやら向こうは逃げずに迎え撃つ体勢らしい。
唱える言葉の意味は分からないものの、さぼてんが使う魔法なら、土水樹のどれかな気がした。さっき風を使った気がしたが意識の隅に置いておく。
ならばとこちらも、唱えておいた詠唱を完成させる。
振り返ると同時に、金ではなく黒い文字が2つ、空中に浮かび上がった。]
『 チノソコニネムルゲンシノホノオ ミドリナメルアカキシタトナレ 』
『 セイセイルテンナスゲンリュウ アカヲマトイテアマカケリ 』
[紡ぐのは古代語ではなく、上位古代語。一つは赤い渦を、もう一つは無色の渦を作りあげる。
水属性が支配するエリアで火を使うのは厳しい。使えたとしても、威力は普段より数段落ちるはず。よしんば炎が届いたとしても、向こうも何かしらの防御手を打っている。
故に手加減せずに、風に煽られ勢いを増した全力の炎をティルに向けて叩き込んだ。]
─洞窟エリア・地底湖入口─
二人とも、離れて!!
[大地の精霊はイヴァンとロミが離れたのを見計らって、仮称Gの周囲に四つの柱を打ち立てる]
堅牢なる大地、絶対の束縛を彼の者に与えん!
[次いで、呪を紡ぎながら宙に浮く一枚に膨れた紅い珠を押し付けた。
大地のルーンが書かれたカードに刻まれる最後の一文字。
更には四枚に分かたれた、魔力複写してある『封印』のカードに一つずつ、マーキングするかのように紅を乗せ。
背の翅から飛び散る魔力の粒子がカードへと集まり、紅と紅の間を繋ぐ。
『封印』のカードが大地のルーンを取り囲み。
繋ぎとなった魔力の粒子を利用して、リディはカードを仮称Gへと投げつけた。
打ち立てられた四つの柱のうちの一つに当たったそれらは、砕けると同時に仮称Gを囲う堅牢なる檻を作り成す。
柱の間には硬い岩盤が隙間なく張り巡らされ。
中で仮称Gが暴れても、そう簡単には壊れないことだろう]
これはおまけっ!
『Llénalo a en un pilar!』
[腹の虫が治まらないとでも言うように、大地の精霊にもう一つお願いした]
─湖畔エリア─
[突っ込んでくるか、と思いきや、真横を抜けるフーゴー。
こてし、と首を傾げた直後、呪が解き放たれる]
るーーーーーーーーーーーーっ!
[渦巻く火炎に、甲高い悲鳴が上がる。
ドリュアスは、源流を辿ればアルラウネ、即ちマンドレイク。
叫び声は、ちょっとした高周波かもしれない]
るぃる、るるぅるいらっ!
《流水よ、流水よ、火炎を打ち消す水の壁となれ!》
[流水の精霊へ呼びかけ、水の障壁による全力の防御に回る。
炎と水がぶつかり合い、周囲には水蒸気が立ち込めた]
―洞窟エリア・地底湖―
[リディの言葉によろよろとその場から離れて、
その後すぐに黒が岩盤の檻の中に包まれていく。]
あれなら…いけるかな…?
[中で暴れているのか音が聞こえる。
そしてなにかこう潰れるような嫌な音を立てていたが、
直に中の音は静かになった。]
さすがにこれは効いたかな…?
─洞窟エリア・地底湖入口─
…………ふはぁ、上手く行った、かな。
[音が止む頃、大きな息を吐いてから人差し指の紅を、ちゅーっと舐めとる。
直後、疲れたのかぽてりと地面に落ちた]
─平原エリア─
おーおー。
どっちも、ハデにやっとるなぁ……。
[湖畔と洞窟の様子に、ぽつり、と呟く]
『……大丈夫、かしら?』
ん? ああ、ティルか?
……大丈夫だろ。生命力だけなら、ここにいる中で一番高いはずだ。
[と、言いながら、いつでも動けるようにはしていたりする]
―洞窟エリア・地底湖―
おう!
[リディの声に応じてロミが息を切らせている方へと跳び離れる。万一があれば庇えるように]
「やるわねぇ」
[岩檻が確りと敵を閉じ込め、更に続いた音の後沈黙が降りるとまず黒曜龍がリディを褒めた]
お疲れさん。流石だな。
二人とも大丈夫か。
[ダメージは無さそうだが肉体的精神的疲労の意味で*尋ねた*]
―洞窟エリア・地底湖―
ありがとう、イヴァン。
[イヴァンに支えられて呼吸を整えて]
さすがだねリディ。
[声をかけようとして地面に落ちるのが見えた。]
リディっ!
[あわてて駆け寄って、イヴァンも一緒に心配するように駆け寄る]
リディ、生きてる?
[地面に落ちたリディの頬をぺろぺろとなめた]
―湖畔エリア―
きゃいん!
[狼は耳は鋭い。可聴域も人の3倍以上はある。
ティルの叫びは耳を直撃し、脳を揺らした。一瞬ふらりと気が遠くなりかけよろめいたものの、倒れる寸前羽根を動かし四肢を踏みしめ、その場に耐えた。
視界だけは、意地でティルを捉えたまま外さない。
放った炎はやはりこのエリアでは部が悪いのか、水の壁に遮られ相殺されるように消えた。代わりに周囲に濃厚な霧のような水蒸気が立ち込める。ティルが動いた様子は、ない。
ふらつく体を何とか動かし、よたよたと大回りして、背後から近づいた。
ティルが気づかなければ、その鼻先をぺたりと体に付けるだろう。]
─洞窟エリア・地底湖入口─
ううぅぅぅ……。
『封印』のカード使っちゃったぁ……。
あんなゴ●に……。
[そっちの方がショックらしい。
落ちた地面にうつ伏せになり、めそめそめそ。
背中の翅が感情を表すかのように力無くはためいた]
……あ、ごめん。
あたしは大丈夫。
ちょっと休めば何とかなるし。
[イヴァンとロミに駆け寄られて顔を上げた。
頬を舐めて来るロミには、首元に手を回しぎゅーっと抱き締めて笑いかける]
ロミも大丈夫?
結構魔法使ってたみたいだし…。
イヴァンも助けてくれてありがとね。
[ロミから身体を離すと、イヴァンに対しても笑んで礼を言った]
─湖畔エリア─
[悲鳴がもたらした影響なんて、ドリュアスには知る由もない。
炎は打ち消したものの、流水壁に精神力を注ぎ込んだため、動く余力はないに等しかった]
きゅう。動けない。
ですよ。
[くらくらふらふらしながら言ったところに、背後から迫る気配。
何かが押し当てられる感触の後、ころり、と何かが背に転がり落ちてきた。ような気がした。
どうやら、マーカーが移動したっぽいです]
―洞窟エリア・地底湖―
[なんか違うショックとかも受けてるみたいだったので、
右前足でリディの肩をぽふり、肉球がぷにっと]
元気出してリディ。
[首元に手を回して抱きしめられて、笑いかけられると]
うん、私も休憩すればなんとか。
これで落ち着いて水浴びもできるだろうし大丈夫。
[ロミが離れてイヴァンに礼を言った後に、再度自分も小さな頭を下げて]
ありがと、イヴァン。
─洞窟エリア・地底湖─
[肉球ぷにぷに、良い気持ち。
機嫌が直った]
じゃあ水浴びして少し休んだら移動しよっか。
流石にこれ以上ここに居るのは……。
[潰したアレもあるし。
一匹見たら〜云々が頭を過ったが、口にはしないでおいた。
言ったら本当に出てきそうだったから]
―湖畔エリア―
[鼻先を押し当てぐいと顔を斜めに傾けると、頭上のわっかはティルの方に転がり落ちた。
多分、これで、大丈夫?
と思いながら、よろよろティルの傍から離れた。
耳へのダメージの影響で、走っては逃げられない。
ちらとティルを振り返ると、あっちはあっちで動けないようで。
いまのうちにと思いながらも、足はゆっくりゆっくり。空間の移動もままならなかった。]
―洞窟エリア・地底湖―
うん、あまり長居はしないほうがよさそうだね。
[なんとなく視線がちらっと一瞬アレの包まれた檻の方へ、
理由は口にしない、しないほうがいいと思ったから]
さてと、
[宙返り、ぽふんと人の姿になった。
黒いローブや髪、顔とかもところどころ薄汚れている]
イヴァン、水浴びしてくるから覗かないでね?
リディはどうする?
[イヴァンに返された反応はどうだったか、
リディにそう尋ねた]
─湖畔エリア─
[転がり落ちたリングはそのままドリュアスにくっついた]
るー……。
[か細い声は上がるものの、既に動く元気はなく。
頭の真紅もへしょり、となる]
追試。ふわふわ。ふわふわ。
導師より、こわい。
ですよー。
[ちょっと情けない響きの声は聞こえたか、否か。
というかそれも、*どんな認識なのかと*]
─洞窟エリア・地底湖─
あたしはこのまま休んでおくよ。
沈まないように気をつけてね?
[大丈夫だろうと思いつつ、ロミに忠告を投げかけて。
壁際で壁に凭れながら休息を取ることにした。
一応、イヴァンの手を煩わせることなく壁際には移動した]
─平原エリア─
っと、決着ついたか。
[マーカーの移動と、移動した先のティルが動けない様子とを、確認して呟く]
『……中々、頑張ったわねぇ……』
[はたり、と尾を振る水晶龍の評価は、果たしてどちらに向いたのか]
ああ、中々のモンだった。
……さて、んじゃ、ティルは追試会場に送って。
……次辺り、二人同時指名で一気に動かすかね。
あんまりのんびりやらせとくと、消耗がバカにならん、あいつら。
[誰のせいですかと]
……さて。
結果と次のターゲットについては……各自んとこに、通知送るか。
戻ってこれるとは、限らんし。
[だから、それも誰のせいですかと。
なんて事は全く気にせず、力を凝らす。
『魔本』が煌めきを放ち、それに呼応するように、ティルにくっついたターゲットマーカーが光を放つ]
―洞窟エリア・地底湖―
それじゃあ、行ってくるね。
[リディのことはイヴァンに任せて地底湖の方に、手をつけると少し温くてあったかい。
鍾乳石の影で黒のローブとかぬいで軽く準備運動、地底湖に飛び込んだ。]
なんだろう、地底湖なのにあったかい。
底に見える光ってるのが原因かな?
[中にもぐって光ってる方に向かってみると、見たこともない植物みたいなのが生え淡い光りを放っていた。
近づくほど水温が暖かくなっていく。やはりあれが原因なのだろう。
サンプルを取りにいこうとしてさらに近づく、むしろ暑いくらいになって途中であきらめた。]
[『魔本』とマーカーの呼応する光は、空間位層転移の光。
この試験会場とは、また異なる空間位層に位置する追試会場へ強制転移させるためのもの]
……まあ、あっちはえらい事になってるが。
多分、大丈夫だろ。
[なんか、妙に遠い目をしながら、ぽつり、呟く。
一度は自分で様子見た方がいいかもなー、とか、考えながら、転移の術を発動させた]
―湖畔エリア―
[だから狼は耳は鋭い。
追試、ふわふわ、にきょとりと目を瞬かせた。何のことやらと。
ただ導師より怖い発言には、ちょっとだけぞわっとした。
追試怖い、を頭に刻みながら、よたよた、ティルの方を向いたまま後退する。
ティルも早々動けないようだったが、万一を考えての用心だった。]
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