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―森―
[銃を構えたまま森の中、…ガサガサと草木を分けて入って行く。
何故だろう、今日はあまり動物達を見かけない。
警戒し、遠巻きにこちらを窺っているのだろうか。
無意識に焦って、自分の立てる物音が普段よりも大きくなっていたかもしれないが。
それとも、彼らも何かを感じ取っているのだろうか。]
そろそろ、…陽が暮れるな…。
[もう少しだけ深いところまで…。
そう自分の中で見切りを付けて、引き返し始める頃には、完全に陽は暮れていただろう。]
―― レイスとキリルの家 ――
[いつの間にか、もう月が出ていた。
ため息をつく。また、女の子を訪問すべき時間ではなくなっていた]
[細く開かれた扉。向こうにキリルが見えて頬がゆるんだ]
ごめん。迷惑だったかな。
どうしても――どうしても会いたくなって。
キリル、俺が怖かったらそのままでいいよ。
でも昨日、また毎日話をするよっていったのに、今日出来なかったから。
[背後に何かの気配を感じた。
それがレイスだとは気がつかず、ちらりと後ろを振り返る。
そちらはちょうど暗くてよく分からなかった。首を振る]
歩けるって言っても痛むだろう?
カーチャの怪我が悪化でもしたらと思うと心配だ。
それに、この方がきっとはやい。
[カチューシャが慌てて言えど
男は彼女を下ろそうとはせず
抱き上げたまますたすたと歩みだす。
流れる景色よりも花色が映すのは揺れる金糸。
カチューシャの家に辿りつけば玄関で彼女を下ろし]
用事、済ませておいで。
いそがなくていいからね。
[言葉を添えて、中へと促す]
[いつもなら何も気にせず、そのまま声を掛けていたことだろう。からかいの言葉一つ投げたかもしれない。
けれども赤い月は今日も昇る。]
…… まさか、な。
[嫌な想像が過ぎり、声を掛けるのを躊躇った。
振り返った視線から逃れる様に、少し移動する。丁度近くの木の影に隠れる形になった。
キリルの側からは見えたかも知れないが。]
― →墓地 ―
[辿り着いた墓地で、夫と子の元にひざを付く。
キリルに言った言葉は本心からだ。
さっきまでのことを思い出して、暖かい気持ちになるのも]
でも、あなたたちはいないのよね。
[褒められたとか、お礼の言葉とか。
そういうのを聞いても、一度思い出した感情は消えない]
死んだら、会えるのかしらねぇ…
でも、怒られるのは嫌だし。
[呟きつつ、ネックレスをはずす。通した形見の二つはそこに置いて]
─ 自宅 ─
……ん。
[扉の向こう、見えたのはやっぱり大好きな笑顔。
迷惑と言われてふるり、と首を横に振った。
どう伝えたら良いのだろう。また少し泣きそうになる]
ボクも…、会いたかった。会いたかったの。
[それでも中に招き入れることはしない。
境のように扉を立てる向こう、人影が見えた。
既に暗くなりはじめる道の向こうではあったけれども]
────…?
[兄貴。と、イヴァンの肩越しに声をかけようとした。
けれど隠れるように影が移動をするのに、困惑して口を閉ざす。
少し、声を掛けるのを躊躇った]
痛い、のはいたい、けど、我慢できないほどでは……
[心配してくれる気持ちを否定はしたくないし、実際運ばれるほうが早いのは確実だけど。
それでもしっかりとした腕の中で運ばれる恥ずかしさはなんとも言いがたくて。
赤く染まった顔を隠すようにちょっとでも俯こうと無駄な努力をしていた]
――ありがとう。
直に済ませるから、ちょっと待っててください。
[玄関でおろされて、急がなくて良いといわれても恥ずかしいからつい早足で歩く。
とはいえ痛みで直にひょこ、と立ち止まるけれど。
それでもなんとか用事を済ませた。
手にしたのは一つの袋。
中には着替えとキリルにサンドイッチの秘訣を教えてといわれて思いついた調味料の小瓶]
……っ、おまたせ、しました。
[ぱたぱたと、動き回ったせいで、かさぶたになりかけていた傷がまたすこし開いた]
―広場―
[日が沈めば、茂みの奥のミハイルが灯りを使えば見えるだろうか。
広場へと戻ってくるようならそれを見詰め。
誰か別の人が来ればそちらへと目を向けるが]
―― レイスとキリルの家 ――
あぁ。そう言ってもらえて良かった……!
[遮られるように立てられたままの扉。
疑われたり恐れられたりするのは当たり前で、こうして合って貰っているだけで感謝すべきだ。分かってる。でもどうしようもなく不安だったから]
中にレイ兄はいる?
[その在不在を確認したかったのは、中で一人よりは中に彼がいた方が安全なんじゃないかと思ったから。彼とはふるい付き合いだが、キリルと恋仲になってから何となく後ろめたい思いを持っていた]
あのさ。今日、その、シーマの件があったから。
だから、
[扉で遮られて彼女の視線の先は分からない。
背後の気配に落ち着かなくて時折挙動不審に振り向くけれど、それは森の中で感じた幻想と同じなのかもしれない]
人狼がいるってこと、怖がってるんじゃないかなって。例えば、俺とか。
[抱き上げている間は俯く彼女の口許がちらと見えるくらいか。
玄関で待つ間、考え事をするように視線を足元へと向ける。
声が掛かり、戻ってきたカチューシャを見遣れば
開いた傷口から赤が一筋の線を描こうとしていた]
急がなくていいっていったのに。
困ったこだね。
[彼女に向けることは柔い響き]
キリルやロランの言葉ならキミは素直にきくのかな。
[小さく呟き、なんでもないというように首を左右に振る。
袋を手にした彼女に歩み寄り
先ほどと同じように抱き上げようと手を伸ばした]
―森―
[薄暗くなり始めた頃には、ランタンに火を入れた。
普段ならば鳥の鳴き声くらいは聞こえるのに、今日は耳にしていないように思う。]
結局、今日は何もみつかんなかったな…。
[未だ銃を構えたまま、広場の方へと戻ろうとして、ハタと足を止めた。]
あ、…篝火。
……は、もう要らねぇ、か。
[マクシームは篝火のある広場横で殺された。
篝火には何の意味も無かった、ということだ。]
─ 自宅 ─
…ごめんね、イヴァン。
[大きく安堵の息を零すのに、彼の裡の怖れを知る。
それが申し訳なくて、ボクは僅かに眉を下げた。
問われるのに、再び首を横に振る]
ううん、まだ誰も。
今夜はカチューシャも泊まりに来る予定なんだけれど。
だから今は、……だい、じょうぶ。
[戸口で話をしているのを気にしたかと、付け加えた。
木の陰に隠れた兄の姿は見えていたけれど。
気遣ってくれているのかと、声立てるのを抑える]
ボクが、イヴァンを…?
[意外な言葉を聞いた。とばかりに、瞬いた。
目を見張り、緩く首を横に振る]
……ごめんなさい。
早く戻ってきたかったから……
[柔らかい声で告げられる言葉に、しゅんと俯いた。
さきほどまで傷を意識していなかったから、血がまた流れている事に気づいて心配させてしまったのだと理解する。
キリルとロランの名前に首をかしげ]
ユーリーさん?
[不思議そうに問いかけた。
小さな呟きはちゃんとは聞き取れなくて、何を言ったのか考えていたから彼の行動への反応が遅れた]
ひゃっ! っ、ま、また……?
[抱き上げられて、近い位置にある顔を見上げ。
羞恥をうったえるように、含羞を含んだ瞳で睨む]
― 広場 ―
[空を見上げつつ、広場へと向かう。だから足元はあぶなっかしく、
時折躓きかけたりもした。
やがて辿り着いたそこには篝火はなく
暗い森には明かりが一つ、ゆらめいている]
ロラン、まだ、外に居たの。
そろそろ夜だから、ちゃんと鍵しめておかないと。
[広場の影に、まずはそんな風に声をかけた]
…ねえ、イヴァン。
本当に人狼は、いるのだと思う?
本当に村の中にいるのだと思う?
だとしたら誰だと思う?
ボクは──…、
[一つの名、告げかけて躊躇い、]
………ボクが人狼なら、イヴァンはどうする…?
[きつく木の扉を掴んだまま、問い掛けた。
───月が、紅い]
─自宅前─
[聞くつもりは無いのだけれど、辺りが静かな所為か。時々聞こえてくる会話。
如何して僕の不在を尋ねるのか。
如何して何処となく挙動不審なのか。
疑念は重なって、その度に嫌な想像が掻き立てられる。知らず知らず眉間に皺が寄っていた。
それらは全て、ただの想像に過ぎないのだけれど。]
―― レイスとキリルの家 ――
いや、いいよ。こんな時間に尋ねてきた俺の方が悪い。
[謝罪合戦になってしまいそうだから、くすりと笑った。
でも、笑みはどこか薄く、切なげに眉が寄る]
そっか、カチューシャと、レイ兄と。
じゃあ安全だ。良かった。
[さすがに兄を食べないだろうし、妹を食べないだろう。
けれど、自分が傍にいられない場所にいることを許されている人が多くいて、辛くなってきた。ぐっと拳を握りこむ。香袋を持ったまま、扉の上の方に手をついた]
[そこで、きっぱりと信じると言われた。目を丸くする]
え?
じゃあ、何で。
[ああ、だめだ。そんなにきっぱり言われてしまうと、本当に顔が見たくなる。大丈夫、抱きしめたいけど触らない。顔だけ見られればいいや]
[知らず、ちょっと声が低くなった。
ちょっとだけ下心が滲む声]
ねえ、キリル。じゃあ、って言うわけじゃないけど。
お願いがあるんだ。もっと近くで顔を見たい。
ここを開けてもらえないかな。ちょっとでいいんだ。
ああ、そうだ。渡したいものがあるんだよ。
それを渡すまででいいや。
謝らなくていいよ。
[しょげる様子が目に留まれば
カチューシャにそっと言葉を重ねる。
小さな呟きが彼女に届かなかった事に僅かな安堵。
年下の彼女に、拗ねているのだと知られるは恥ずかしい]
ん、なんでもないよ。
さて、いこうか。
[慌てるような響きが耳朶に触れれば
クツクツと愉しげに喉を鳴らす。
睨む青に花色を重ね]
カーチャは可愛いね。
[にっこりと笑みながら囁いた]
[イライダの姿に、ペコリと礼をした。
パチパチと、目を瞬いてから、茂みを指さした。
遠く、ランタンの灯りがチラチラ見える]
…ん。
あれ…なんだろう
[膝の上の材木はまんまに、
不思議そうな顔をイライダに向けた]
[夜の帳の下りた道を歩み
男はカチューシャをキリルたちの家へと運ぶ。
玄関に人影がみえればきょととして
彼女へと一度視線を送るが――]
――…何をやってるんだか。
[ぽつ、と呟いて。
家の前まで行ってから
抱いていたカチューシャをそっと地面に下ろす]
[しょんぼりした気分とか、聞き取れなかった言葉への疑問とかは、抱き上げられた羞恥にどっかに飛んでいった。
愉しそうに笑う人を、赤く染まった顔で睨み]
〜〜っ、ゆ、ユーリーさんの意地悪……っ
[花色の瞳に見つめられた上に囁かれる言葉に、耳朶まで赤く染めて。
手にした袋を抱きしめて顔を隠した。
可愛いといわれるのは、はずかしくて、でも嬉しい。
さらには抱き上げられているものだから、まともに彼を見ることもできなかった]
ううん、誰か――
[いるんじゃないか、と。
そんな言葉は、茂みの音に止まる。
そこから現れたミハイルを見て、瞬いて。
告げられた言葉に、少し拗ねたような表情を作ってみせる]
あら、そんなこと。
ミハイルもじゃない。出歩いて、しかも森なんて――
[不自然な言葉のとぎれ。それから、うつむいてしまうのに、こちらも言葉が止まった]
……あなた、具合悪いの…?
[羞恥に染まる肌も
顔を隠すその仕草も
意地悪と紡ぐ声さえ可愛いと思う。
思うもののそれ以上言葉を重ねれば
カチューシャを困らせるだろうと思い飲み込んだ]
─ 自宅 ─
…、ん。
[ごく小さく零される笑みに返る声は、ごく短い。
恐れぬという指先は、それでも微かな震えを帯びていた。
堪らず、一度地面へ俯く]
心配してくれたの。…ありがと、イヴァン。
イヴァンこそこんな時間に、危ないのに。
[声がくぐもる。
問い返しに、ふるふると首をまた振った。
それ以上をこたえずに、続く願いに顔をあげる]
[暗くなった道では、他に誰か居てもよくは見えず。
というか袋で視界をふさいでいるから明るくても見えはしなかった。
ユーリーにつれてきてもらったキリルの家の前。
そろ、と周囲を見れば玄関から離れた位置に居るレイスと、玄関先のイヴァンが見える]
……なんだろ……?
[同じような疑問を零し。
ユーリーが丁寧におろしてくれる仕草に、ありがとう、と小さく告げて]
……たすかりました、けど……恥ずかしいので、次ぎはやらないでほしいです……
[そんな頼みを、しておいた]
イヴァン。それは駄目。
駄目なの…大好きだから。大好き。
だからお願い、……っ
[もう帰って。とまで言葉にはならずに扉を掴む。
ほそく開いた木の扉は、切迫した声の調子を恋人に伝えよう。
それでも不安定な境界は、力篭めれば容易に開く]
明日の朝じゃ、駄目…?
[拒みきるには迷いも多く、揺れる声が問いを向けた]
…っ
[ミハイルの声に、肩をきゅっと竦めた。
けれど、次の言葉が降ってこないのに、瞑った目を片目だけ開けて]
ミハイル!?
[大きな声を出した。
車椅子を咄嗟に動かし、彼の側に倒れるまでに間に合うか]
[どういう状況なのかは掴めない。
疑問零すカチューシャにわからないと言うように首を傾げる。
礼の言葉が聞こえれば目許を和ませ]
――…そうだね、善処しよう。
[頼みを了承するのは
また彼女が怪我することがないよう望む気持ちがあったから。
ひら、と手を掲げるのみで次を約束する言葉は紡がない]
― レイスとキリルの家の傍 ―
[善処、という言葉にちょっと不満そうな視線を向け]
……怪我しないように、しますから。
今日は、ありがとう……
[ユーリーにいろいろな意味を込めてのお礼をもう一度つげた。
彼が立ち去るのなら見送って。
振り返った玄関先にイヴァンがいるから、たぶんキリルも居るだろうと、まだ家に入るのは遠慮している。
レイスが断片的に聞き取った会話も知らないから、ただその場にいるだけだった**]
―― レイスとキリルの家 ――
俺?
はは、危なくなんかあるもんか。大丈夫。
こう見えて案外強いよ。そうだな、狼が来たら、俺はともかく君は絶対守る。そのくらいには。
[しつこい男は嫌われる。分かってる。肩を落とす]
[決死の声音で拒否されて、拳にぐっと力が入った。
何かをこらえるみたいに]
狼は夜くるって、聞いたから。
どうしても嫌ならいいけど……
[賑やかな背後の気配が増えたのはそんな頃か。
びくりと肩が震える。細く扉を開けさせたせいで彼女が狼に襲われたらたまらない]
[けれどそうして警戒するように振り返ったのがいけなかったか、思わぬ力が入り、扉を無理に開けるように引く形になった]
俺、は…いーんだよ。おじさんはつよいからー。
[イライダの言葉>>396に、俯いたままそう答えた。
「森なんて」と言われるのには苦笑して。]
あぁ、なんか手がかりでもねぇかなーってな。
…なぁーんもみつかりゃしなかったけどよ。
[不自然に切れてしまったのには流石に気付かれて、]
ちょっと、寝不足。 眠れば治る、から。
[咄嗟に支えてくれようとしたのか。
近付いてきたロラン>>402の頭にはぽふ、と手を乗せた。
そのまま、ニ、三度撫でるように手を動かした後、]
ンなこた、どーだっていいから。
お前等、ちゃんと家帰って戸締りしろって…。
[グリグリ、とロランの髪の毛を乱した。]
ばっかじゃないの。
体調が万全でもないのに何を考えてるの。
[文句言うような口調。
ロランがあわてて近づくのを見て、自分も彼らへ近づいて]
だいたい探すなら夜じゃなくてもいいでしょ。
何でそういう馬鹿みたいなことするの。
家で戸締りくらいするけど、まずはあなたを送ってくのが先だと今日は言わせてもらうわ。
[きっぱりと言い切り、次いでロランを見る]
ねぇ、ロラン。一緒にこのおばかさんを家に連れていきましょう。
一人にしとくとまたふらふらするんなら、見張りで勝手に泊まるのもありね。
[不満そうな様子に少しだけ困ったような様子。
けれど怪我しないように、と彼女が言えば
安堵したように笑みを深め頷いた]
こちらこそ。
カーチャと話せてよかった。
[カチューシャが中に入れずにいるのが気になるが
彼女にも考えがあるだろうとお節介は控えておく。
男は彼女に別れを告げて
誰も居ない家へと戻ってゆく]
─ 自宅 ─
…っ、ばか!
そんなことを言って、本当に……!
[本当に、なんというのだろう。
言葉を切って唇を噛み締める。思わずまた、俯いた]
……明日の朝、イヴァンの家に行くから、
[頼りない約束を囁きかける。
俯いていたから、咄嗟の動きに反応は遅れた]
―自宅前―
[泊まりに来る筈だった少女がすぐ近くまで来ていた。その事にも気付けはしない。
それくらい、視界は狭くなっていた。
扉の開く音がする。
実際には偶然に過ぎないそれが、彼の手で無理矢理開かれた、ように見えた。
何か思う前に、身体が動いていた。
懐の鋏を掴む。]
ばかっておま…!!
第一、わざわざ夜に入った訳じゃねぇ。
ちょっと引き際を見誤って夜になっちまっただけだ。
[――嘘だ。
夜なら夜で、普通の人間は出歩かない。
動くものを見つけたなら、ひたすら銃弾を撃ち込むつもりだった。
結局、銃弾は一発も放つことなく終わったが。
送るという話が出てくるのには、]
ちょっと待て、も、もう平気だ。
ちゃんとお前も送ってくから…!!
[これで帰りにイライダやロランが襲われたなら、生きてはいられないくらいに自分を許せそうもない。]
[闇色に包まれた家に男は明かりを灯してゆく。
奥にある自室にゆけば机に置かれたままのクッキーに手を伸ばした。
一欠けらを頬張りながら厨房でグラスを二つ出し
それに葡萄酒をなみなみと注ぐ]
――…は、
[一口含み、ゆっくりと嚥下して]
今夜は酔えそうにないな。
[シーマ、とくちびるのみで幼馴染の名を紡いだ**]
―― レイスとキリルの家 ――
あ、ごめ……
[無理矢理開けたみたいな形になってその拍子に香袋を落としてしまった。彼女が後ろに退くのを見れば、それを支えようと手を伸ばす]
[さっき彼女が扉越しに何かを言っていたのはきっと、扉に阻まれてしまって聞こえなかったけど]
ごめん。キリル。
[獣避けの香袋。キリルへ、と小さくリボンの宛名がついている。
それは触ると少しくしゃりとした感触がある]
[中をもし覗くなら、小さな走り書きで
『これは獣避けだけど、もしこの匂いが酷く嫌いだったらごめん。その時は俺の家に来て。一緒に逃げよう。しばらくは苦労をかけるけど、色々な意味で衣食住には不自由させないから』]
[そんなメモが、一つだけ。念のために入ってた]
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