87 紅の宴─人喰らい・鬼殺し─
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[男に、鬼が何人いるかなど知る術はない。
知っていたところで、それでも見つけた鬼を狩る事だけに専念しただろうけど。]
ははっ……
ああ、俺だけ見とけ。
そして、俺に狩られとけ。
[離れる間合い、牽制するようにゆらり、鉈を中段に構え。]
ほかのヤツにゃ、あんたをヤれねぇだろ。
(109) 2013/09/10(Tue) 22:42:42
─ 二階・客室 ─
[ベルナルトの部屋を後にし、足を向けたのは自分の使う客室。
止血や手当てを優先したせいか、服が所々彼の血で染まってしまっていたし。
切り裂いたせいで不自然に短いシャツの裾も、気になっていたから]
…さすがに、着替えないとな。
[部屋の扉に手をかけ、苦笑を浮かべる。
ここから出た時は武器を取りに行くつもりだったのに、随分と予定が狂ったものだ。
早く着替えて、当初の目的を果たさなければ─そう、思っていたけれど。
部屋に入り、扉を閉めると無意識、張り詰めていた気が抜けて。
鍵をかけることもなく、扉に寄りかかるようにその場にへたり込んだ]
(110) 2013/09/10(Tue) 22:43:30
─ 二階・客室 ─
[それから、どれ程の時間が経ったろうか。
目を覚まして鼻をついたのは、微かな鉄錆の臭い。
どこから、と考えるより先、自分のものではない赤に染めた服を着たままなのに気付いて]
…これは。
着替える前に、洗った方が良さそうかな。
[部屋の外からの臭いを、着ている服に染み付いてしまったのだと勘違いして。
扉の鍵をし忘れている事も頭から抜けたまま、身に着けたものを全て外して浴室へと入り]
…早く、武器を取りにいこう。
こんな所で、死ぬ訳にはいかない。
生きて、此処から出るんだから。
─ 私が、「私」として、生きた時間を得る為に。
[身体を洗う水音に紛れる事無く、落としたのは決意秘めた呟き]
(111) 2013/09/10(Tue) 22:43:49
― →二階/リディヤの部屋 ―
あ、ありがとうございま……?
[くるりと振り返って、続けて聞こえた言葉に首を横に傾ける。
ちょっと考えて、言われた部屋の方に目を向ける]
……あぁ。
[二歩、三歩、後ろに戻って、中を覗いてみた。
見えたのは白いシーツだけだったけれど、漂うのはもうすっかり覚えてしまった臭い]
もしかして、殺されちゃったんですかぁ。
[可愛い子だったのに。ちょっとだけ残念で、眉を下げた。
悲鳴を上げたり、泣いたりしないのは、それが一般的な反応だなんて知らないからだ]
(112) 2013/09/10(Tue) 22:43:58
─ 二階・客室 ─
[手早く身体を清めると、いつもの通り胸にきつく包帯を巻きつける。
その上に着るのは、メイドに用意された着替えではなく、自分が着てきた服。
喉元から手首まで隠すシャツに、厚めの生地のパンツを身につけて。
それでも尚鼻をさす鉄錆の臭いに気付くと、自然と眉が寄った]
…これ、は。
[身体も洗った、服も着替えた。
ならばこの臭いの元は自分ではなく─
そう思えば、自然と足は外に向かいかけたが、一旦それを堪えて。
脱いだ服に括っていたナイフを、自分の腰に括り直してから改めて扉を開いた]
─ →二階・廊下 ─
(113) 2013/09/10(Tue) 22:44:26
─ 二階/リディヤの部屋前 ─
なんでも、毎日が生きるか死ぬかの生活だったらしいよ。
[ベルナルトから直接聞いた言葉をオリガ>>108へと伝える]
ここのご主人さんが『鬼』に襲われたのが分かった時も、凄く冷静そうだった。
きっと、死と隣り合わせの状況に慣れてるんだろうね。
(114) 2013/09/10(Tue) 22:45:37
アレクセイは、メモを貼った。
2013/09/10(Tue) 22:46:42
私?
[その声>>+17に私は聞き覚えがあって、聞き覚えがなかった。
あの嗤い声とはあまりに違って聞こえたから]
私は、リディヤ。
あなたは、誰?
[名乗り、問い返して、小首を傾げた]
(+18) 2013/09/10(Tue) 22:46:51
あ、おはようございます、メーフィエさん。
[少し離れた場所に姿が見えた>>106から、彼女にも普段通りの挨拶を向けた。
それからリディヤちゃんの部屋の中へ、ボクは躊躇いもせずに踏み入る]
(115) 2013/09/10(Tue) 22:47:00
― 二階/リディヤの部屋前 ―
[丁度その時、サーシャ>>105がキリルに向ける声が聞こえた。
その口から紡がれた名に瞬き、それから、軽く目を伏せた。
その場の誰にも挨拶を向けなかったのは、時の異様さを意識していたからではなく、単に、そういう気持ちになれなかったからだった。
顔色は努めて、不安滲ませない無表情に保っていたけれども。]
何かあった、の。
[「何があった」かは察せられたが、それでも一度呟いて。
キリルがそうした>>112よりも後に、部屋の前に居るサーシャとオリガ越しに、紅い香り伝う部屋の中へと視線を向けた。]
(116) 2013/09/10(Tue) 22:50:06
─ 二階/リディヤの部屋前 ─
[じ、と片目でキリルの反応>>112を見る。
オリガがリディヤの死を知った時とは違い、薄い反応。
静かに瞳の半分が瞼に隠れた。
何かを見定めるかのような瞳。
女性にしては、と違和感を少し覚えたからだ]
『鬼』に、ね。
見たければ、見てくると良いですよ。
[オリガの時とは違い、見るなら見れば良いと勧めて。
通れるように扉の前から退ける]
(117) 2013/09/10(Tue) 22:50:56
─ 二階 ─
[部屋の外に出ると、ある一室の前に数名が集まっているのが見えた]
…皆さん、何を?
[微か残る鉄錆の臭いの中理由を問うは間抜けだろうと、そう思いながら問いかけて。
近寄ろうとしないのは、自分がまだ頼りになりそうな武器を手に入れていないから]
(118) 2013/09/10(Tue) 22:51:14
リディヤ。
[返された名>>+18を繰り返して]
君もゲームの参加者?僕と会話できるってことは…君は死んだの?
[やはり、名を告げる事はなく、問いだけを重ねる。その声は曖昧なこの空間の中でも近付いているように聞こえたろうか?]
(+19) 2013/09/10(Tue) 22:52:08
― 二階/リディヤの部屋前 ―
[メーフィエの姿>>106が見えると
キリルにしたのと同じように会釈を向ける。
キリルとサーシャの会話は聞こえてはいたが
間に入ること無く、一歩さがる気配があり]
私、少し用があるので。
失礼しますね。
[一礼して踵を返す]
(119) 2013/09/10(Tue) 22:52:35
─ 一階・室内庭園 ─
それは、褒められたと思っとくわ。
[魅力的、との評に、愉しげに笑いつつ。
体勢整える様子>>107を、視界に入れる。
殺すか殺されるかの極限状態。
にも関わらず、愉しくて仕方ない。
それが『鬼』としての『役回り』を与えられたが故か、他に理由があるのかは、自分自身、定かではない、けれど。
身を突き動かす熱があるのは、確かな事で。
それ自体は決して、不愉快ではなく──むしろ、心地いい、とさえ思えた]
(120) 2013/09/10(Tue) 22:53:45
……見てるのはいいけど、狩られとけ、ってのは頷けないねぇ。
[取られる構え>>109に、氷の青が僅か、細められる]
あと、他じゃ殺れない、って言葉は、そっくりそのままお返しするぜ?
[だからこそ、自分が動いたのだから、とは、口にせず、ただ、息を吐いて]
(121) 2013/09/10(Tue) 22:53:50
…………堕ちろ、よっ!
[低い宣と共に、無傷の右足で思いっきり、踏み切る。
真っ向から向かうと見せかけ、僅か、相手の左へ飛び込む動き。
左から攻める動きは、そちらの視線が定まらなかったのを覚えていたからこその判断は、男の意表をつけたかどうか。
何れにせよ、懐飛び込み、一撃繰り出すこと──今は、それに専心する。
対して振るわれるであろう鉈を避ける素振りは、一切、見せずに]
(122) 2013/09/10(Tue) 22:53:58
─ 二階/リディヤの部屋前 ─
[リディヤの部屋への道を開けた時、メーフィエ>>116が居ることにも気付いて、視線を一度部屋の中へ。
既にキリルが中に入っていた>>115から、その行動によっては答えずとも知ることになるかも知れない]
『鬼』の被害者が出たんです。
[離れた場所で問いかけるアレクセイ>>118には端的に事実を告げる]
リディヤさんが、襲われました。
……あ。
[そう告げた後、離れ行くオリガ>>119に気付いて短く声を零した。
後を追うことも考えたが、ここに集まった者達を見極めたいのもあって今は足を動かさずに居る]
(123) 2013/09/10(Tue) 22:57:51
オリガは、 サーシャに話の続きを促した。
2013/09/10(Tue) 23:00:24
― 二階/リディヤの部屋前 ―
おはよう、キリルさん。 ……。
[挨拶をする気分にはなれなかったが、それでもキリル>>115からおはようの言葉を向けられれば、同じ言葉をぽつりと返していた。
そんな「彼女」が、血臭する客室の中へ、躊躇う様子も無く踏み込んだ姿を目にして軽く瞬くも。
直ぐに納得した心算になったのは、始められてしまった『ゲーム』の影響だ、と思考したから。]
…………、
[視線は、広間で熱を出して倒れたあの時以来、顔を合わせていなかったオリガの方にちらと向く。
彼女の中にも、やはり何か、変わってしまったものがあるのか――と思えど。
ここで見る限りは、そういった変化があるのか如何かはよく判らなかった。
そんな彼女>>119からも会釈が返れば、やはり同じような会釈をひとつ返して。
その場を辞する彼女を、特に引き留めることもなく見送った。]
(124) 2013/09/10(Tue) 23:01:37
………。
[相手の名前が出てこないので、私は暫く沈黙する]
はい。ゲームに呼ばれた一人。
『鬼』に襲われたそうです。
[それでも他の声は届かなかったから。
近づいてくるように思われる方向>>+19に私は顔を向け、自分のことなのに伝聞の形で問いに答えた]
(+20) 2013/09/10(Tue) 23:04:49
― 二階廊下 ―
[ふわりスカートの裾が揺れる。
行く先にアレクセイの姿>>118が見えて
通り過ぎる際に、軽く頭を下げるけれど一定の距離はあるままに。
事情を説明するサーシャの声>>123を背に感じながら
オリガは階段をおりていった]
(125) 2013/09/10(Tue) 23:05:20
─ 二階/リディヤの部屋 ─
『鬼』?
……あ、ありがとうございます。
[『他者を殺す』それ以外のルールを、ボクは未だ知らない。
問い返しながらも目は部屋の中を見ていたから、どんな目で見られていたかには気が付かなかった。
見たければ、と言われる前に動こうとしていたボクは、扉の前から避けてくれた>>117サーシャさんに一言礼を言って、それから中へ踏み入った。
オリガさんがこの場を離れるのは引き止められなかったし、別に引き止めるつもりもなかった]
(126) 2013/09/10(Tue) 23:05:25
─ 二階・廊下 ─
[リディヤの部屋の前に立つサーシャ達を見止め、声をかける。
キリルは既に部屋の中に入った後だったろうか。
メーフィエ>>116の姿が見えれば彼女にも視線向けた後、サーシャ>>123に戻して]
『鬼』、の。
[告げられたそれを、自分の唇にも乗せる。
リディヤが襲われたという彼が短く零した声に、一瞬どうしたのかと問いかけそうになったけれど。
オリガが彼の傍を離れる>>119に気付けば、広間で休んでいた彼女に付き添っていた時の様子を思い起こし、止めて。
スカートを翻し、自分の隣を通り過ぎる彼女の会釈>>125にはこちらも同じように返すも、声はかけなかった]
(127) 2013/09/10(Tue) 23:09:51
ああ、思っとけ。
……猟師生活長ぇけどさ、こんな大物、初めてだぞ。
[男の行動原理なんて、結局はシンプルなモノ。
ゲームを終わらせるため、なんてことは考えてない。
大物を殺る、それだけ。
誰かの為なんて考えちゃぁいない。]
だぁってさ……。
狩らなきゃ、こっちが狩られるだろが。
ま、俺みてぇなおっさんなんざぁ美味くねぇだろうけどさ。
(128) 2013/09/10(Tue) 23:12:42
ふはっ……。
そりゃぁ光栄だなぁ。
[その言葉の正しい意味>>121など男は知らずに。
口元、更に強い弧を描く。
右足で踏み切る動き、正面かと払いのけようとして。]
(129) 2013/09/10(Tue) 23:14:02
― 一階廊下 ―
[きょろきょろと何か探すように視線をめぐらせた。
メイドが通りがかるとはっとしてそちらに駆け寄る]
すみません、お湯をお借りしたいのですが
どちらにあるか教えて頂けますか?
[大浴場の位置を教えてもらい]
それから、あの……
着替えやタオルもお借りしたいです。
[これは『ゲーム』に関わらぬことだろうけど
自分の事は自分でというのが日常だったから
頼むのにはなれていないような落ち着きのなさ。
そちらに運んでおきます、と人形じみたメイドの声があり
礼を言って、オリガは教えられた方へと向かう]
(130) 2013/09/10(Tue) 23:14:38
― 二階/リディヤの部屋 ―
鬼の被害、です、か――。
[サーシャ>>123から告げられたことに、色無い声でぽつり呟いた。
後から来たアレクセイ>>118の問いには気づいたが、サーシャが彼に応える声が聞こえたこともあり、自分からは答えることはしなかった。
ただ一度視線合った時>>127に、こくりと頭を下げただけだった。
それから、キリルの後から部屋に踏み込み。
紅色に染まる白いシーツの前に、膝を折った。]
リディヤ、さん。
[オリガが倒れた時、彼女が薬を取りに行った時の様子は覚えている。
人を助けるために動いた彼女が殺されたことに、内心で何処か安堵してしまったのは。]
貴女は、誰も手に掛けないまま――。
[誰も殺さずに死んだのだろう、と。
それもあったような気は、していた。]
(131) 2013/09/10(Tue) 23:17:16
……――!?
[ぼやけたままの左目が、一瞬遅れで煌く刃を認識する。
手首を切り返し、正確な刃の軌跡もわからぬままに迎撃しようとするけども遅れ、繰り出された一撃は深々と胸元へと突き刺さる。
声にならない叫びが喉をほとばしるのを感じながら。
男は、ただ闇雲に、袈裟懸けに鉈を振り下ろした。。]
(132) 2013/09/10(Tue) 23:17:58
そうか、鬼に殺されたのか。
[ゆらりと、影がリディヤの前に姿を見せる。>>+20その面影は嗤うプラーミヤとはどこか違って見えただろうが、やはり彼女を驚かせたろうか?]
可哀想に。まだ若いのにね。
(+21) 2013/09/10(Tue) 23:19:11
自分では、よく覚えてないんですが。
[ゆらりと現れた影>>+21は、あの嗤っていた人の姿で。
それにも怯えを感じていた私は思わず退いてしまったけれど]
同じなのに、違う。
[空気の違いに一歩で止まり、また小首を傾げた]
可哀想ですか?
もっと幼くて死ぬ子もいるのに。
[不思議そうに、目の前の人を見つめた]
(+22) 2013/09/10(Tue) 23:25:54
─ 一階・室内庭園 ─
[大物、という物言い。>>128
ふと過ぎったのは、この男も『ゲーム』の中に身を置きつつ、しかし、それに囚われてはいないのか、という考え。
もしそうだとしたら、笑えない、と。
そんな思いが苦笑を滲ませたのは、一瞬のこと]
……美味いか不味いかは、喰ってみなきゃあわからんねぇ。
ま、ご主人さんは、中々美味かったけどー。
[軽口ははったり。
実際には、口にした鼓動の源は、美味いなどとは到底思えなかったが、それを教える義理はなく]
(133) 2013/09/10(Tue) 23:30:46
[側面からの搦め手は、狙い通りに男の意表をつけたよう。
繰り出した短剣の刃は、狙ったとおり、その胸へと突き刺さる。
声ならぬ叫び>>132を近くに聞きながら、更なる力をかけようとした所に、鉈の一撃が、落ちる]
……っ!
[元より、リスク覚悟の突撃だった。
故に、避ける余地はこちらの動きにはなく。
振り下ろされた一撃は、左の肩に喰い込み、冷たい刃は更にその奥へと達する。
冷たさ、後、熱と、痛み。
けれど、手にした刃から、力を抜く事は、しない]
(134) 2013/09/10(Tue) 23:30:54
─ 二階/リディヤの部屋前 ─
[立て続けに人の移動があったから、注視していたキリル>>126からは視線と意識が外れ、元々の目的は結局果たせず終い。
反応を見損ねて、キリルの後に続くメーフィエ>>131の行動を見たり、アレクセイの反応>>127を見たりしていた]
ここのご主人さんが襲われたのは、見ました?
遺体の傍に薔薇があったんです、真紅の。
同じものがリディアさんの傍にも。
[同一人物の犯行だと思わせる物証を口にして、『鬼』の仕業であると言う推論の裏づけにする]
(135) 2013/09/10(Tue) 23:32:05
[リディヤが退く様子に『彼』は、近付きすぎぬようその場に留まる]
ごめんね、プラーミヤが怖がらせてしまったね。
あの子は「怖い」ということを知らないから。
[彼女には意味の通じにくい謝罪を口にしながら、可哀想かという言葉に>>+22は、頷いて]
可哀想だよ。君は二人目の贄にされたようなものだもの。
でも…ある意味幸運だったかな…
殺し合いのゲームから、早く抜けられたんだから。
(+23) 2013/09/10(Tue) 23:33:41
― 一階廊下 ―
[危険を感じたら人混みに紛れるように教わったけれど
それはきっとこのような状況では当てはまらない。
紛れる前提はその大勢が無害であることが第一条件。
危険と隣合わせなのはきっとどのような状況でも変わらない。
それでも、複数を警戒せねばならぬ状況よりは
『鬼』に襲われやすいであろう一人を選ぶ]
まっすぐ行って、右手、と――…
[右手ではなく、まっすぐその先に人の気配を感じる。
何か話す事が一つ、二つ感じられて、オリガは足を止めた]
(136) 2013/09/10(Tue) 23:33:42
…積極的に殺したことは、ないですけれど。
[メーフィエ>>131に名を呼ばれて、一時そちらに意識を向ける。
ここでは殺す前に私は殺されてしまったので、その通りかもしれないけれど。人の命を選別する場にいたことはある。助けられないと分かった命を絶つ手伝いをしたことも。
膝を折って語りかけてくれる人に、申し訳ないと目を伏せた]
(+24) 2013/09/10(Tue) 23:35:08
僕らは望んでここに来たけど、君はそうじゃないでしょう?
(+25) 2013/09/10(Tue) 23:35:47
ベルナルトは、メモを貼った。
2013/09/10(Tue) 23:40:00
― 二階/リディヤの部屋 ―
[アレクセイさんが出てきた事には未だ気が付かずに、白いシーツの傍まで来る。
後から来たメーフィエさんが何やら話しかけている>>131のを尻目に、ボクはシーツの端を掴んで捲ってみた。
一層強くなる血の臭いが鼻を突いて、ちょっと顔を顰めたけれども。
そこにいたのは確かにリディヤちゃんで]
……あれ、これって……薔薇?
[確かそんな名前だったと思う花が、胸元に咲いていた。
丁度そこへ、サーシャさんの声>>135が被る]
……そうなんですかぁ。
なんで、わざわざこんな事するんだろう。
[面倒臭いだけなのに。
良く分からなくて、首を傾げた]
(137) 2013/09/10(Tue) 23:42:07
─ 二階・自室前 ─
[メーフィエからも頭下げられた>>131のが見えて、こちらからもそれを返す。
リディヤの部屋へ入っていくのを見て、無意識、こくりと息を飲んで。
自分も向かうべきか、そう思いはするものの頼りない武器しか持たぬ身ではどうしても近づけなくて]
…いえ。
見に行こうとは、したのですが。
ベルナルトさんが、怪我をされていて…
手当てをした後部屋に着替えに戻ったつもりが、休んでしまったので。
[サーシャからの問い>>135に、ベルナルトが名を知る事の無かった男を殺した場に居た事と、彼の手当てをしたこと。
その後今まで部屋に居たことを告げてから、彼が口にした物証を聞いて]
真紅の薔薇、ですか。
…血の色だから、ですかね。
[こちらは、それを聞いたうえでの推測を口にした]
(138) 2013/09/10(Tue) 23:42:26
[男も、いや、この屋敷にいる誰もが
盤上の駒でしかないのだろう。
けども。
狂った盤上であろうと、結局男は猟師でしかない。
それ以外の生き方など知らないのだから。
故に、獲物を見抜く目を与えられたのだろうか。]
(139) 2013/09/10(Tue) 23:44:20
[右手に確かな手応え。
左目が、そこにある青を映した。]
―――――っ!!!!!
[歯を食いしばり、全体重を右手に掛ける。
刃を通して、肉を裂く音が伝わる。]
(140) 2013/09/10(Tue) 23:45:13
怖いと思っていました。
でも、今は怖くないです。
[気遣いを見せてくれる人>>+23に、私は目を瞬く。
同じ形はしているけれど、これは別の人だと感じられて。
私は退いた一歩を戻り、間近からまた彼を見上げた]
それは、私がゲームに負けたから、でしょう。
幸運…とは思えませんが、楽はしたかもしれません。
[怯えはしたけれど、苦しむ前に死んでしまった。
私はやはり自分が可哀想なのかよく分からなかったけれど、彼の言葉に納得もして頷いた]
(+26) 2013/09/10(Tue) 23:46:17
望んではいませんでしたね。
[気がついたら森にいて、コエに呼ばれたのが私]
望んで。知っていて来たのですか?
あなたたち?
[複数形も疑問にしながら、私は彼>>+25のことを凝視する]
(+27) 2013/09/10(Tue) 23:51:53
─ 二階/リディヤの部屋前 ─
さあ?
何を考えているのかは知りません。
弔いのつもりなのか、他に意図があるのか。
それを知るのは襲った『鬼』だけです。
[キリルの疑問>>137には、分からない、と言った態で肩を竦めるだけ。
アレクセイの返答>>138にも、そうですか、と返すだけで特に問うことは無く。
ただ、ベルナルトの怪我を手当てしたと言う言葉には、ほんの少しだけ片目を細めた]
(141) 2013/09/10(Tue) 23:57:46
[食い込んでくる刃の感触>>140、それが齎すものは、獏と感じられる。
それが何かに繋がるのかは、感覚が捉えていた]
……っても……。
[このまま、ただ死んでたまるものか、と。
そんな執念は、右の手に最後の力を込めさせる]
どーせ地獄に堕ちるなら。
一緒にってのは、どーよ?
[そんな提案、聞き入れるものなどいないだろうけれど。
紡ぐ声音は、愉しげなまま。**]
(142) 2013/09/10(Tue) 23:57:54
[今は怖く無いという言葉に『彼』は、少しだけ表情を緩める>>+26]
そうか。そうだよね。
[こんなゲームに強制参加な時点で幸運とは呼べないのも確かだと、頷いて]
そう、僕たち。プラーミヤと、ノアと、『僕』と…小さな「あの子」…
ここでゲームがあるって、噂みたいな伝説みたいなものをね、聞いて来たんだ。
だから、来た。僕らを、終わらせたくて。
(+28) 2013/09/10(Tue) 23:59:31
[目の前の青を左目に焼き付けながら、肯定の代わりに男は*嗤う*。]
(143) 2013/09/10(Tue) 23:59:51
― 二階/リディヤの部屋 ―
[白いシーツが掛かっている意図は、メーフィエにも察せられる。
それでも。一度、目を伏せて――そうしているうちに、キリル>>137がシーツを捲り上げていた。
そのことに再び瞬きつつも、
裂かれた首許、裂かれた胸元。
その上に載せられた、血色に染まった真紅の薔薇は、まるで死者に手向けられたそれのように見えた。
サーシャ>>135からの問い掛けと、真紅の薔薇の存在を聞きながら。]
…………まだ見ては、いないです。
そう、ですか。アナスタシアさんのところにも、同じ薔薇が。
まるで、お供えみたいにも、見えるけど――。
『鬼』になった人でも、そういうこと、するのかな。
[視線は遺体の胸元に落としたまま、ぽつりと答え。
それから、自分なりに感じられた推測を、付け加えた。]
(144) 2013/09/10(Tue) 23:59:52
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