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[人に憧れることのない機械は、PMCに憧れることもない。
故に、それは何処までも敵でしかなかった]
[機械犬はちらとカルロスを伺うように見てから、
生きている者の後を追って、部屋の外へ飛び出した]
―→通路―
[少年>>21の謝罪にはゆっくりと頷いた。
許すかのように。あるいは大丈夫だと言うように]
宇宙船という閉鎖空間で、わざとPMCを逃がす。
それこそ小説のような話だけれど。
実験としてはありなんじゃないか、なんて思ってさ。
[銃を握る左手はまだ下げられたまま。銃口は床に。
右手は胸に当てたまま、航宙士>>20に答える。
「ノブ」らしい口調を保ったまま]
だとしたら、最後は殲滅プログラムで終わる、とは思えない。
実験に使ったPMCのことも、回収できるような何かがある。
そんな可能性を考えていたんだ。
[ありえない話をもっともらしく。
それは「ノブ」もよく使っていた話術]
[胸倉を掴む彼女に自嘲めいた笑みを浮かべ]
その存在に気付けずまんまとPMCの思うとおりに動かされていた。
挙句、気付いたときには遅い、自分で死ぬことも許されず捕りこまれていた。
今ならはっきりわかる、ここにいる全員俺のせいで死んでるようなものだ。
オーフのことは悲しませたりもした。
[拳を強く握り、体が震えている]
問題は理由じゃない…オーフが悲しんだことだ。
皆が死んでしまったことだ!
[理屈だけではない軍人として、父親としての道理。仕方が無いで済ませられるほど器用な正確はしていなかった]
―― 通路 ――
[生者と死者と、エイリアンと。
混沌とした通路に犬が来た]
[気配に気がつけば、自分の膝を抱えたまま微かに瞳を開けた]
…ならば聞くが。
お前が悔やんで、自分を責めて。
それで死んだ者が、私達が生き返るのか。
オーフェンの悲しみは消えるのか。
お前がPMCに寄生されるより前の時間に戻るのか。
今のお前の姿が、オーフェンの自慢の父の姿だと言えるのか。
[カルロスの震えが、こちらにも伝わってきた。
いや、胸倉を掴んだままの自分の手も、もしかしたら震えていたのかもしれない。
怒りや憤りや悲しみや、色んな感情が溢れてくる。]
このまま、オーフェンも殺されるかもしれないんだぞ!
死んだ身では何も出来ないんだ、せめて見守るぐらいしてやらないか!
子供を守ることが親の義務だろう、最後まで責任を持て!
……連中、んなこと言ってやがったのか?
俺が専門外だからって報告怠りやがったな…。
[そう言って軽く表情を歪め、小さくない舌打ちをしたのだった]
……まぁ、確かにねぇ。
ここまで非現実が続くと、そんな可能性もありかなあ、なぁんて。
そんな考えも浮かぶけど、ね。
[淡々とした口調を崩さず言って、目を細める。
向ける視線は、真意を探るようなもの。
黒の猫尻尾が、思案するようにゆらり、揺れる]
……けど。
ウチ、そういうご都合主義は信用しないタチなんよねぇ。
それに……。
[ふと、思い返すのは、先に通路で交わしたスティーヴとのやり取り]
そんな都合のいい裏があるんだとしたら。
……あのセンセがあそこまで必死になる必要って、ない気もするし。
それこそ、てきとーに死んだ振りでもして、やり過ごせばいいんじゃないの?
[言い切ると、唇を噛んで顔を伏せた。]
…はやく行け。
ノブ達もオーフェンを追っていったんだ。
手遅れになる前に、早く。
[表情を見せないままに、胸倉を掴んでいた手を離し。
とん、と軽く胸を押してカルロスをせかした。]
―通路―
[生き物たちは程なく見つかった。
男と女と少年、たったの3人]
[その上から降ってくる歌声>>+61。
先も見た姿を見上げて、静かに尾を揺らした]
―― 通路 ――
[犬の尾が揺れる。微かに眉尻が下がった]
[ハミングは途切れない。延々ループする。
下に一度下りようとして、でも、足が生存者たちにかすりかければ、またぱっと浮かび上がる]
[さっきから、物理法則は完全に無視していた]
[パトラッシュに向かってそろそろと手を伸ばす]
ならないな。
[リディアの言葉に答えながら]
おきたことは返らない、タイムマシンなんてものは存在しないからな。
[父親として、その言葉に震えは増すだろうか]
あいつは……一人で…乗り越えなきゃいけないんだよ…これから先…
[かつて自分がそうだったように]
時間になったら、行くさ。
[父親として息子に残すべきものは残してきた、それに気付くのは何時になるかはわからないが]
エリカちゃんらしいお言葉で。
[ご都合主義と切り捨てられ、模倣ではなく苦笑が浮かぶ]
必死でなかったら、もっと早くから疑ってたよ。
死んだふり?
……それは思いつかなかったな。
念のためとかでトドメ刺されたら怖いじゃないか。
[軽く首を傾げて。感情の浮かばない眸は真意を読ませ難い]
オーフェンはどう思う?
そんなにご都合主義な考え方かな、これ。
まあ、スティーヴ先生がPMCじゃなかった時点で、色々間違ってる部分はあるみたいだけど。
[できるだけ軽い口調で少年にも声をかける。
ちゃんと気にしているのだと見せるために。答えを強く希求してのものではなかった]
―通路―
[会話の内容も、途切れない歌も、耳を動かし余さず拾う。
高い位置から伸びてくる手>>+67をじっと見つめて]
[少し伸びあがって、自らその手に近づいた]
……馬鹿。
時間って、何だよ。
どうして今、行かないんだ。
見たくないからか、見ていられないからか。
あの子が一人で乗り越えなきゃいけないのは当然だ。
でもそれは、無事、ここを生き延びてからの話だろう。
今はまだ、お前が傍に居なきゃダメだ。
もしもあの子が、こちら側にきたとしたら、その時お前が傍にいてくれなかったら、あの子はどうしたら良い。
一人はダメだ。せめて、傍に居られる間は傍に居たほうが良い。
[顔を伏せたまま、カルロスに言葉を投げる。
顔をあげないのは、勝手に目から水が零れるから。]
[機械の犬の耳が動いた。
いつもだったら、動くそれをひっぱってみたくもなったのだろうけれど。今は、近づいてくれたそれの首筋に腕を回した]
[抵抗されるだろうか。
悪戯をしてもあまり抵抗してこない彼。
今回もそうだと信じきっているように触れはしたけれど。
向けられた銃口の画像がフラッシュバック。一度動きが止まる]
[それでもカタカタと震える腕でぎゅっとしがみつき、その毛皮に顔をうずめようとした。歌はとまることがないけれど、毛皮に近づき、こもったそれはまるで嗚咽のようにも響く]
夢だけでできる仕事しとらんもん。
ウチら航宙士が『現実』見んかったら、どないするん?
あるかないかの可能性に賭けて、乗員を犠牲にする道を選ぶ事はできんのよ、ウチらは。
[勿論、例外的に賭けに出る事はあるが。
それを行うにしても、最低限の確実性は求めるように。
それが、自分の教官の持論だった]
そりゃ、ふつーは思いつかんわねぇ。
システムの目ぇ誤魔化す必要があるんだし、どんだけ面倒なんだか。
……ま、死んだ振り云々の話は、どーでもいいわねぇ。
[真意の読めぬ瞳。
は、と息を吐いて、一瞬だけ目を伏せる]
……にーさん、ウチな。
生物学者とか、研究者とかって肩書きつく相手は、まとめて嫌ってた。
絶対信用なんかしてやるもんか、ってずーっと思っとった。
[その辺りは、常の態度からも読み取れる事だったろうが]
……だから、あの学者センセも、最初は疑っとったよ。
けど。
さっき集まる前に、サシで話して。
……学者は嫌いだけど、この旦那は信じてもいいな、ってそう思えたんよね。
…………けど。
[目を伏せたまま、綴る言葉は、そこで一度、途切れた]
[首筋を抱く腕から震えが伝わる。
耳は音を拾う為に動き続けていたから、代わりのように尾が垂れた]
くぅん
[僅かに開いた口から出るのは、銃ではなく哀しげな声。
抵抗する理由はない。
例え耳を引っ張られたって、大人しくしていることだろう]
すぐには死なない。
[それはわかる、今はロザリーの姿となっているPMCから仲間の動向がなんとなく自分にも伝わってくるから]
悪いが俺はリディアほど、熱血的にもなれない。
[首を静かに横に振り]
逃げるつもりもないさ。
『まもなく皆様に一斉射撃を……』
[臨時プログラムの放送は途中で途切れ]
『まもなく、当選は目的地の宇宙港******に到着いたします。
各員所定の配置についてください。』
[目的地への到着が近いことを告げる放送が流れた]
どうして、そんなことが、解る。
[PMCから伝わってくるなどということは知らないが故に、そう問う声は半ば泣き声になっていた。
続けて言われた言葉には、微かに頭を振って否定した。]
べつに、熱血というわけでは、ない。
ただ、お前が…っ
[言いかけて、口をつぐんだ。
浮かんだ言葉はただの押し付けだと気付き、唇を噛んで。]
…違う、すまない。
私が勝手に、被らせただけだ。
私の希望を押し付けて、すまなかった。
…けれど、お前も。後悔は、しないようにしろ。
[零れる涙をぐいと擦る。
それでも溢れるから、やはり顔は上げぬままに謝って。
それでも付け加えたのは、自分が死んだ直後を思い返しての言葉。]
[ご都合主義。そう、そんなものはない。
何故ならこの状況の原因は自分だから。
同種が船内に運ばれた時から、特にそれが逃げ出してからは。
どうにかして「同胞」にできないかと刺激をしてきたのだから。
殲滅プログラムから逃げるにはどうしたらいいか。
「ノブ」の知識の及ぶ範囲で艦橋のメインフレームに仕掛けてきたカウンタートラップが働けば一番良い。
それがダメならば。仮死状態の肉体に潜り込む。
一種の賭けになるが群を崩せば、最低限の継承だけで諦めれば可能性はあると思っていた。でなければ此処にも居られなかったはずだから。
殲滅プログラムが解除されたとは限らない。
狙うのは航宙士の身体]
[パトラッシュの首を抱く。
耳も、目も、ふさぎたいのにどうしても漏れ聞こえてくる。
離れればいいって知ってるけれど、動けない]
……………っ!!
[艦内放送が流れた。
最初の放送に少し身体をこわばらせたけれど、より大きな反応を示したのは後半のそれ]
[ハミングがやんで、大きく息を吸って、魂ごと吐き出すみたいに肩を揺らして。ぎゅっと思い切りパトラッシュの首に回す手に力を込めた]
[もう死んでいるから、霊魂だけのそれにどのくらい力があるかなんて知らないけれど]
…………
行きたかった。行きたかった、いきたかった……!
歌手になるの。
無重力の中で綺麗な衣装を着て、踊るの。
狭い星になんかとらわれないで、広い宇宙のいっとういい場所で歌うの。
ハンサムでセレブなお客様とドキドキするような掛け合いして、地味だけどやさしいボーイと板ばさみみたいな恋をするの。
[ぽつり、ぽつりと紡ぐ。
音を拾っているパトラッシュの邪魔するみたいに]
─ 第二階層 集会室 ─
[らしいと言われれば>>+72、また、ふん、と鼻を鳴らす。
今までそうして来たため、変わりようが無かった]
……お前の?
何だ。
[言いかけて止める様子に、訝しげな表情をする。
複雑な面持ち>>+73を見れば煙草を口許から離して小さく息を吐いた]
…お前の身体を作り上げた当初は性格もトレースして搭載すると言う話では無かった。
それ以降変更の話も無く、お前が完成した。
俺はずっとお前の中身は違うものだと思っていた。
……どこか似ていてもそれは外見のせいだと思っていた。
どうやら俺の思い違いだったようだな。
[瞳を閉じ、どことなく済まなそうな雰囲気で首の後ろに手をやり一掻きする]
…でもな。
やっぱりお前はアイツじゃねぇんだ。
外見や性格が一致しても、アイツが生きている中で得た経験や知識もアイツを構成する要素の一つ。
それを知るから、お前をアイツと同一人物とは、俺は見れない。
宇宙は自由だと思ったの
宇宙は広いと思っていたの
エイリアンがいても良かったの
死ななければ良かったの
……あたし、知らなかった。
宇宙が、こんなに狭くて不自由だなんて
知らなかった。思ってもいなかったの
[そこまで一気に言うと、腕の力をゆるめた。
毛皮の先をちょっと塗らしてしまった顔をあげ、背けた**]
……さすがに、十の歳で嫁にいけん身体にされちゃ、好きにはなれんわ。
[さらり、と問題発言含めて言って。
響く放送に、伏したままの目を一度、閉じた]
……けど、なぁ。
今のにーさんは、考えの底が見えん。
曖昧な物言いされる事多いなぁ、て、前から思うてはいたけど……ま、それはそれ。
少なくとも……今のアンタの提案に乗っかって、危ない橋を渡るのも、オーフェンくんに渡らせるのも、ウチには選べん、ってこと。
[言いながら、組んでいた腕を解く。
右手の黒銀は、迷う事無く、同僚へと向けられた]
ウチの考えと選択肢。
……御理解、いただけますかしらぁ?
どうしてか、おそらくこいつからだろうな。
[自分にからかうように擦り寄ってきている少女の頭を撫でるというよりはぐりぐりと押し付けるようにして]
「痛い、痛い、ひどいなーもう」
[涙目になりながら抗議の目で見上げてくるのは無視して]
後悔もなにもないさ。
もう死んでいるからな。
[そう告げて泣き出す彼女にかける言葉は無い。
足が向く先は迷い無く生存者たる3人のいる場所]
[聞こえる艦内放送に、一度耳はぴくりと揺れる。
同時に籠った力に、視線だけをフランに流した。
痛みを感じないのは幸いだった。
立てた耳はまた動いて、小さな声に集中するように]
[言葉で励ませれば良かったのだろうか。
犬にはできないことだから、黙って話を訊いた。
時折、相槌のように尾を揺らして]
[何を信じるのか、誰を信じるのか、何をすべきなのか。
「考えろ」
胸に刺さった棘は抜けない。
逃げることを許さないように、じぐじぐ痛い。
だから考えた。
ありったけ考えた。
今までの事を、全部思い出すように。]
は?
……そりゃあ、また。なんていう。
[さらりとした問題発言を聞いて。
「ノブ」の思考をトレースしていたが為に、呆とした声を上げた]
……そりゃ、見せてないもの。
危険だと思ってる対象にはさ。
よーく分かりましたよ。
[クッと笑っい。
航宙士の腕が解かれるのと同時、こちらも左腕を動かす]
[エリカとノブの会話をきいて。
エリカとノブが、互いに銃口を向け合うのを見て。
ポケットから、玩具のようなレーザー銃を取り出した。
子供の服は柔らかく、音を立てずに人を傷つける機械はそこから取り出される。
目は閉じない。
表情には脅えは沢山残し、手は震えたまま。
だが明確に、
意思を持って。
銃口を向けた先は――――]
[横目にオーフェンの様子を見た後、エリカへと銃口を向け。
その途中で通路の壁に打ち込まれているエンブレム、星のマークに「希望」と文字の入ったロゴが眸に映った]
――adeus.
[さようならと笑い]
……信じてる。
[自分の唇が紡いだ言葉に驚きの表情を浮かべた]
[スティーヴと頷きあって、
通路へ出る前に見えたのは泣き顔のリディア。
あっ。
〜〜〜、少し言葉に詰まった顔。
最後まで見守らないと
言っていた言葉を思い出す。]
リディアも
行こう。
[そう声をかけて、向かい、]
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