80 夜天銀月
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
全
全て表示
――……ピィィン!
[音を立てて弓が鳴る。
淡い光がビチェの周りを環となって取り巻いた。護る対象が拒絶して振り払ったら、どうなるのか分からないが]
続けては、無理。
[今度こそ、矢を番えて備える]
(84) 2013/01/14(Mon) 22:44:21
―2階廊下―
[抱きつかれる感覚。肉体を失ったはずなのに不思議に思う]
アメリアさん……
[一度戸惑ってから微笑みかけて]
お久しぶりです。
私が食べて以来でしょうか?
[隠すことなく事実を伝えた]
(+42) 2013/01/14(Mon) 22:48:43
うん、そうかもね。
[お人よし、との評>>82に、少女は小さく笑って。]
…あたしを機会なんて、今まで沢山あったのに。
なんで『まだ』喰べてないの?
[零れ落ちる低い声>>83にも構わず、
銀狼の『望み』も知らず少女は一歩踏み出した。
弓鳴りの音>>84が聞こえると、眼を瞬かせたものの。
取り巻く淡い光を、振り払うことはしなかった。]
(85) 2013/01/14(Mon) 22:50:14
狩人 ユリアンは、少女 ベアトリーチェの動向を窺いながら、獣の足下に狙いをつけている。
2013/01/14(Mon) 22:50:19
[結局、あれから自分は何が出来ただろう。
カルメンを失って泣いて、泣いて、泣いて。
クロエの所為じゃないと彼は言ってくれたけども>>4:+22、
本当は、もっと早くに名乗り出ていれば───
もっと早くに牙の主を見つけていられれば───
クロエがクロエに課された勤めを果たしていたのなら。
彼も彼女も……、
死なせずに済んだのではなかったか …?]
(+43) 2013/01/14(Mon) 22:50:26
[結局、クロエは誰を救うことも出来はしなかった。
ナターリエに、人狼に短剣を振るうと決めたのは、
それしか他にないと思ったからだ。
殺されるならば相手を殺す。
それしか出来ないと思い定めて、それでもずっと泣いていた。
本当に助けたい人は、もうこの世にはいないのに。
喪失を抱えたまま、心がずっと泣き続けていた。
だから──修道女の最後の慈悲の十字は。
死を齎す真紅の十字架は、クロエには救いでもあったのだ]
(+44) 2013/01/14(Mon) 22:50:59
あ……、
[名前を呼びはしたけれど、振り返った蒼を目に映せば、
思いが溢れて言葉が途切れる>>+39
困ったような表情も、額に落ちる真っ直ぐな髪の毛も、
何よりも深い色を浮かべた蒼の双眸も全て懐かしくて、]
────…、
[アーベル、と。
もう一度名を呼ぶより前に、彼の腕に抱き寄せられていた。
少し前なら、真っ赤になって固まってしまっていただろう。
恋愛に疎くあったクロエは、そうした経験も酷く少ない。
……というより、皆無であったといっていい。
だから彼との距離が縮まるたび、どうしていいのか分からなかった]
(+45) 2013/01/14(Mon) 22:52:31
[けれど今、自然と腕が上がって彼の背へと回される。
ぎゅうと、存在を確かめるように彼に縋った。
どうしても、もう一度会いたかった。
また声が聞きたかった。
また見つめたかった。見つめられたかった。
柔らかな声が、優しい想いと共に耳朶へと響く>>+40
願いが叶って嬉しいはずなのに、目に涙が溢れてきた。
あとからあとから溢れてきた。
彼の優しさが嬉しくて哀しくて、──…嬉しくて]
(+46) 2013/01/14(Mon) 22:53:00
そんなに待たせていたら…、
私、おばあちゃんになってしまうじゃない。
しわしわになっちゃうよ。
[涙顔を上げて蒼を見つめる。くしゃりと微笑んだ。
心からの笑顔なのに、目じりから透明な雫が伝った]
だから───…会いたかった。
会いたかったよ、アーベル。
(+47) 2013/01/14(Mon) 22:55:53
… 大好き。
[生前には形にならなかった思いを告げて笑う、
クロエの目から、また一滴の涙がほろりと落ちた*]
(+48) 2013/01/14(Mon) 22:56:19
あ。ナタちゃん食べたんだ……へー。
死んだ前後の事、覚えてないんだよね。あたし。
[食べて以来>>+42というナターリエに、けれどさほど動揺することなく]
ところで、さっきエリちゃん狼に変身してたけど。
ナタちゃんもできるの?
[そう問いかける表情は、期待に満ちていた。
変身できるならもふりたい、全身全霊全力でもふり倒したい――と。
言葉にしなくとも、その表情だけで分かる人にはわかったんじゃなかろうか]
(+49) 2013/01/14(Mon) 23:02:18
[少女のお人好し、と評された部分は母親から受け継ぎ。
良くも悪くも意思を曲げない頑固な所は、祖父であるギュンターと良く似ているか。
銀狼へと一歩踏み出したあと。
淡い光を纏ったまま、もう一度距離を詰めた。
飛び掛かられたとしても、そのまま受け入れる。
淡い光が、何をもたらすかは分からないが。]
(86) 2013/01/14(Mon) 23:08:51
[喰らわなかったわけ。
それは、二つの存在──『朱花』と『護り手』の認識から、意識を逸らし続けていた事と直結する。
前者は、自らがその生を断ち切った、もう一つの命と重ねて。
後者は、幼い日に渡された餞別>>1:288の礼を、ずっと言いそびれて、何かを返したい、という思いが根ざしていたから。
──青年にとっての亡くせぬ理由が、獣にとっての喰らえぬ理由であったから]
……だって、お前。
『今まで』は、邪魔しなかっただろ。
[けれど、それは告げる事無く、淡々とこう返し。
あくまで近づこうとする様子>>85に、今までは抑えていた爪を振るう。
急所を狙ってのものではなく、振り払う目的のそれは、淡い光>>84に阻まれるか。
いずれにせよ、爪が届かぬ、と覚った獣は、本能的に跳びずさり、紅を周囲にめぐらせた]
(87) 2013/01/14(Mon) 23:11:32
[足止めを繰り返していたら、時の条件とやらが崩れてくれないだろうか。
そんな甘い考えは浮かぶが、良案は思いつけない]
……。
[橋に向かったロザは何か見つけられただろうか。
小さなビチェの足跡と違い、自分のはより長く残っているはずだが、道案内に足りるものかどうか。
ロザの願い>>53を叶えるためにも、ギリギリまでここで粘るつもりなのだが]
(88) 2013/01/14(Mon) 23:14:56
ええ、私と二人だけで夜に、会ってしまったので。
おそらく外にでる私を追いかけたのか…後ろからきていた理由は私にもわかりませんが。
[そのときのことを思い起こしながら言葉を続け]
その節は、申し訳ありませんでした。
[謝罪の言葉の後、狼にと唐突な質問。
ただ、その性格と様子から、なんとなく言いたいことは伝わってきた]
どうなのでしょうか、時と場がそろう時と今が言えるかはわかりませんが……
[右手だけは獣のものにすることはでき、それは死する前の記憶の為か。
全身を獣にすることは躊躇いもあり、試みることはしていなかった]
(+50) 2013/01/14(Mon) 23:20:01
『今まで』は、大人になりたくない、守られた子供のままでいたいって、ずっと甘えてただけ。
あたしは、もうこれ以上。誰かの血が流れるところを見たくない。
ラファールもロズお姉ちゃんも、ユリお兄ちゃんも、ライヒお兄ちゃんも。
死んで欲しくないんだ。
…『望み』があるから。
もう甘えた子供のままじゃ、いられないんだ。
[真っ直ぐ碧を紅へと向ける。
振るわれるもの>>87に、思わず眼を瞑ってしまったが。
衝撃がこない事に眼を見開いた後、瞬かせた。]
(89) 2013/01/14(Mon) 23:25:09
[光環が一瞬強く光った。
振り払おうと伸びた爪をやんわりと押し留め、同じだけの力を返して押し返そうとした。
跳び退った獣>>87の足下に、矢の狙いも付け直す]
(90) 2013/01/14(Mon) 23:26:35
[抱き寄せたクロエの身体をそっと包み込む。
半ば伏せられた男の顔が彼女の耳朶に掛かる漆黒に触れた。
気を抜けば泣いてしまいそうだったから
暫くは腕を緩められなかった]
クロエ……、
[呼ぼうとした気配を感じてか彼女の名を囁く。
背にまわされた細工師の繊細な指先が絡むを感じる。
伏せた眸が、うっすらと弧を描いた。
涙の気配を感じても、寄り添ったあの日と同じく
泣くことを止める言葉は紡がない。
代わりに、優しく小さなその背を撫でていた]
(+51) 2013/01/14(Mon) 23:28:54
[ぼんやりと漂う魂。今がどこで、ここがいつなのか何もわからない。
このまま、自分という存在は消えていくのかなと、思いながら。
それでも時折、意識は生者の世界を向いた。]
……ライヒアルト?
『あんな事を言える人間だとは思っていなかった』って……失礼ねぇ。私をなんだと思ってたのかしら……。
[ライヒアルトの声>>4:129が聞こえて、溜息をつく。]
ま、良い人間ではないという自覚はあるけれどね……。
死ぬ者が少ない方が良いと思うのは、普通のことじゃないかしら……。
[そんな言葉を綴ったりした。]
(+52) 2013/01/14(Mon) 23:29:09
――…ん。
しわしわのおばあちゃんになっても
クロエは可愛いと思うよ。
直ぐに笑えなくても、さ。
穏やかな日常が戻って、
いつかしあわせを感じられるようになって
またわらって暮らせる日々が来て――…
また会えるその日まで、見守るつもりだったんだ。
守り合い、支えあう。
その約束、果たせなかった代わりに……
[会いたかったとクロエが言えば、
ん、と短く返事をして頷く気配を漆黒の髪に伝える]
(+53) 2013/01/14(Mon) 23:29:12
[思いもよらぬクロエの言葉>>+48に
彼女を抱く手の力が緩んだ。
はた、と瞬いて、軽く身を引き
クロエの顔を覗こうとする]
――――… 。
[沈黙が流れ]
俺も、キミが好きだよ。
[秘め事を打ち明けるようなささやかな響きが落ちる*]
(+54) 2013/01/14(Mon) 23:29:27
─ 外 ─
[そないなことを考えとったら、息苦しさが募ってきて。
けほ、て一つ咳して一旦考えぇを止めた]
従ごうても 従わんでも 苦しい
ホンマ そん通りやわ
[ナティがゆぅとったことを繰り返して、屋敷ん方へ向かう道をサクサク踏んでく。
そん途中やった、そこそこ真新しい足跡>>88を見つけたんは]
(91) 2013/01/14(Mon) 23:31:52
……… ん ?
… もしかせんでも リアん足跡 やろか
[他ん人ゆぅても選択肢は少のぅし、ほぼ間違いないやろ。
うちはそう思い込んで、足跡追って森ん中分け入った]
[急流沿って上った方が早いっちゅー突っ込みは無しやで。
うちそこん居ること知らんのやから]
(92) 2013/01/14(Mon) 23:32:01
少女 ベアトリーチェは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:33:25
― 森の中 ―
[聞こえた遠吠えに>>62引き寄せられて、旅人は、銀の狼と少女の対峙する場所に居た]
ふうん、そういう仕組みだったんですか。
[少女が伝えた「真実」は、耳にしたものの、さして意外の感はない。人とは、そういうものだと旅人は思っていた。巻き込まれた方はたまったものではないが…あるいは、それこそ天命というべきか…少なくとも、旅人自身は、自らの死は自業自得と認識していた]
女の子だねえ。
[少女が、獣に向けた告白には、僅か、目を細めて。せめて彼女が死なずにいればいい、とは、今も思うけれど…それは死者である旅人が願うべくもないことだった]
(+55) 2013/01/14(Mon) 23:34:17
少女 ベアトリーチェは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:38:06
研究生 エーリッヒは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:38:24
少女 ベアトリーチェは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:40:30
狩人 ユリアンは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:40:52
家事手伝い ローザは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:41:24
狩人 ユリアンは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:42:20
研究生 エーリッヒは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23:44:35
[例えば、狼が少女の願いに従ったとして、祖父を殺したのが彼である事を、少女は思わずに居続けられるだろうか?狼は、少女を喰らう衝動を抑え続けられるだろうか?例え、この「場」が崩れても…]
二度あることは…
[呟きかけて、旅人はやめる。それが呪言にならないように]
(+56) 2013/01/14(Mon) 23:44:47
[押し返そうとする力>>90がなんであるか、確かめる余裕はなく、その流れのままに後ろへ跳んで。
語られた決意>>89に、ぐる、と低い唸り声を上げた]
……は……いつの間にか、言うようになりやがって。
爺様が聞いたら、どんな顔したやら。
……ま、聞けなくしたのは、俺だけど。
[なんでもないことのように、さらり、告げて]
……死んで欲しくない、って言うのは、簡単なことだよ。
けれど、実行を伴うのは、難しい。
……ここにいるのが、『人』だけなら、そうでもないかもしれない、けれど。
(93) 2013/01/14(Mon) 23:56:10
[淡々と告げながら、身を低くして四肢に力を込める。
それが跳躍の前動作であるのは、狩人の目には見て取れるはず]
……『獣』が存在する限り。
容易くは叶わない。
[紡ぐ言葉はどこまでも。
相容れるを、受け入れぬもの]
(94) 2013/01/14(Mon) 23:56:18
─ 外 ─
[足跡を見失わんよう追い続けて]
…… ぁ 、 おっ───
[リアん背中>>90が見えたさかい、安堵の息吐いたんやけど。
そん先に見えぇ銀色>>94に漏れかけた声が止まった。
当然、足も止まりよる。
目ぇもしっかり見開いてん。
近付いたらあかんて、頭ん中で何かが叫んどった]
(95) 2013/01/15(Tue) 00:03:09
[気分がいい。今ならどんな動きもできる気がする。
でも狙いは変えなかった。
これが「与えられる快楽」なのかと実感できたら、途端に気味が悪くなったから。だけど]
……エリ!
[跳躍の前兆>>94が見て取れて、狙いをずらし前脚そのものを狙って、銀の鏃が光る矢を放った。
止め切れるかは分からない。放ってすぐに二本目を背中から抜いて番える。
今度はじっくり狙いを付ける余裕はない]
(96) 2013/01/15(Tue) 00:04:02
…いま、の。
[護らないと>>4:94、と言っていた人の顔が浮かぶ。]
近くに、いるの?
[こて、と首を傾げて。
思わず銀狼>>87と共に、周りに視線をやったものの。
聞こえた事>>93に、碧が悲しみに染まったが。]
……れでも。それでも、あたしは!!
叶わない、なんて言葉で、簡単に諦めたくない!!
[拒絶の言葉>>94に拒絶を重ね。
銀狼へと両腕を延ばした。]
(97) 2013/01/15(Tue) 00:10:22
[暖かな手が、背を優しく撫でてくれる>>+51
その感触に、あの日と同じく気持ちごと抱き止められる心地がした。
涙を受け止めてくれる手に心癒され落ち着いていくのを感じる]
…ばか。
しわくちゃで、分からなくなっても知らないんだから。
[くすりと笑みが零れた。
くすくすと笑ううち、伏せていた顔が少し上がる。
間近に見える蒼に、引き寄せられるように漆黒が向かう。
縋りつくようにしていた腕の力を少し弱めて彼を見上げた。
蒼い眸が、どんな細工よりも綺麗な宝石のようだと思う]
(+57) 2013/01/15(Tue) 00:11:28
うん……、…でも…寂しいよ。
あまり笑える自信がない。
だって私、迷子になっちゃったんだ。
…アーベルを見つけた森の中で。
[僅か、堪えるように再び顔が歪んだ>>+53
クロエにとっては己の死よりも彼の死が辛かった。
無論、クロエとて死を最初から望んだわけじゃない。
それでも何よりアーベルの死は、命よりも辛かったのだ]
(+58) 2013/01/15(Tue) 00:12:56
そとに?
[二人だけであってしまった、というナターリエに首を傾げた。
そとに出た覚えもなかったが]
夜風に当たりたかった、のかな。
寝付けないときにたまにそとに出て、星眺めたりすることあったから。
[謝られても、もういいよ。とあっさりと]
ナタちゃんも死んじゃったし、悪気があったわけじゃないだろうし。
へー、そうなんだ。
狼になれたら、もふりたかったんだけど。
[狼への変化については、残念そうに。
でも片手だけ狼になった腕に毛が生えてたら、とりあえずそこをなで回そうかと]
(+59) 2013/01/15(Tue) 00:15:02
……あ、あのね、
[沈黙が落ちる。
顔を覗き込まれて>>+54、はたと己の言葉を自覚した。
彼の背に回していた腕が自然と解けた。
もう流れてないはずの血が顔にあがる気がして、
上手く言葉を紡げなくなる]
─────…、
[だけど、撤回をするつもりはないから、
その意思を込めてじっと彼を見上げる。
ふわりと気配が和らぐのに、一度漆黒の双眸が見開かれた。
やがて響く囁きに、次第に柔らかな笑みが浮かぶ]
(+60) 2013/01/15(Tue) 00:15:44
…、うん。
[密やかに告げられた響きに、こくりと短く頷いた。
空いた手を伸ばして、彼の手指に指を絡める。
蒼花失せし手をきゅっと握って、視線を合わせて微笑んだ。
───やがて目を転じれば闇の向こう、
未だ運命手繰り寄せんとする人々の姿が、朧にか映る*]
(+61) 2013/01/15(Tue) 00:17:01
[跳躍のために踏み切ろうとした前脚に、衝撃が走る。>>96
銀の毛と紅が散って、真白を染め、態勢が崩れた]
……っ!
ユーリ、かっ!
[銀の鏃の掠めた左前脚は使えない。
跳躍は諦め、右の前脚を軸に身体の向きを変え、後ろへ下がった。
大きく動いた事で、自然、伸ばされた腕は触れることはなくすれ違う。
──真後ろには、冬でも凍る事無く流れる、早瀬]
……おせぇよ、ばぁか。
[ぽつり、もらした声は、少女には届いたか。
それにも構わず、銀の獣は、紅の瞳を少女へ向ける]
(98) 2013/01/15(Tue) 00:22:26
……そー、だな。
俺も、諦めたくはない、よ。
生きることも、殺さないことも。
けど。
[静かに静かに、言葉を紡ぐ。
その口調は、常の青年のそれとなんら変わらない]
ここに『在る』限り、それが避けられないなら。
……選択肢は、多くない、だろ?
[言いながら、じり、と後ずさる。
ここにいる誰もが、他者の死を望まぬというならば。
直接的な『死』、以外に、『獣』を消す方法は──]
(99) 2013/01/15(Tue) 00:22:38
研究生 エーリッヒは、メモを貼った。
2013/01/15(Tue) 00:24:05
―アーベルの部屋―
[男は一人、蒼花持つ青年の眠る部屋にいた。
今までしてきたように彼に対しての祈りを捧げた後、その部屋の窓の傍に寄り、がらりと窓を開け放つ。
途端に入り込んで来る寒気にも、表情一つ変えはしない]
……如何なるか、な。
[外から獣の遠吠えが聞こえたのはただ一度きり。
それきり他の者たちが何処でどうしているのか、此処からでは知り得ないが、男はその部屋から動こうとしなかった]
(100) 2013/01/15(Tue) 00:24:40
[男がかの真実を知り得てから此処へ来るまでの間、幾つもの文献を調べつくした。
けれど紙に記した最後の一文については、それ以上の具体的な情報を見つける事はできなかった。
――例え見つけていたとしても、そう簡単に教えはしなかっただろうが。
望みを持ち、その望みの為に努力を尽くした者だけに、神は救いを与えてくれる。
男は頑なにそう信じていたからだ]
(101) 2013/01/15(Tue) 00:27:02
─ 外 ─
[銀の獣。
見たことあらへんそれから発される声は、聞き覚えんあるもの]
ッ 、 エイリ ッ !!
[ふ、と後退る様子に思わず声を上げとった]
[そん後ろにあるんは、うちんとっての”絶望”のはずで]
(102) 2013/01/15(Tue) 00:29:21
[旅人の命を奪った矢が、狼の銀の体毛と朱を散らす]
いたいなあ…
[押さえた胸の穴からは、白を染めることのない赤い雫が滴り続けて]
……
[旅人は、それきり何も言わなかった**]
(+62) 2013/01/15(Tue) 00:29:32
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
全
トップページに戻る