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/PL/
えぇ、ご忠告感謝。
僕の方は今度こそ大暴れして吊られたいわけで(何
お互い何とかうまくやれるとよいですね。
[ 小さく笑う少女の口から紡がれた言葉に、黒の両眼が僅か見開かれ、其れから緩やかに瞬かれる。困った様な笑みを浮かべれば、]
単なる腐れ縁かと。
[減らず口を叩き広間の扉に手を掛けゆっくりと引けば、軋んだ音を立てて開く。]
ふふっ。疑われちゃっていますね、私。
[じっとこちらを見つめるウェンディに笑いかけ。
声までは聞こえていないようだが。]
……まあ、この推理を信じるか信じないかは貴方次第です。
私が語った『30年前』の話と同様に、ね。
[ 緩やかに眸が瞬かれたのは少女の言葉故か男の台詞故か。]
……急に、如何したんだ。
[ 珍しい事を云うと思いながら聲を返す。]
[”お行儀がいい”とはお世辞にもいえないけれど、手も器も汚さない一番いい食べ方だからと、ギルバートにも卵を一つ渡して。
戸惑う姿に気付くことなく、手にした殻をゴミ箱に捨てようと立ち上がって、小さな悲鳴。]
……ぁ。
いっけない…! 鍵かけなきゃ!
[割れやすい卵を持っていたから、早く置かなきゃと気が焦っていて。内鍵をかけるのを忘れていた。]
[少女はルーサーの言葉を何度も噛み砕きながら反芻する]
ルーサーさんと同じ…感情パターンだから…
だから…『彼』が?
だったら神父様は…何者?
――解らない…
[呟いて…視線を伏せる。
今、少女の心を覆うのは、『彼』に対しての疑惑ではなく、目の前の初老の男に対しての感情――]
[目まぐるしく回る嘘と真実の狭間で――]
[それでも得た結論は――]
それでもまだ…神父様を信じてしまいたくなるのは…私が甘い人間だからなのかしら…。
ねぇ?神父――?
[父のような存在の彼を――慕うこと――]
…自分はどうなってもいいから守りたい。
そんな言葉は本当なのでしょうか?
自分が生き延び、仲間も生き延びられるのが一番お互いのためになると思うのですが。
[やや困惑を含んだ興味。
そして、その願いが聞き届けられなかった時、人はいったいどうなるのだろう?と。]
…そうですか?
[青年の言葉にはそう返しながらも何処か楽しげで。メイの反応にさらにくすくすと笑いつ、広間の扉の前に立つ。
彼女を呼ぶ声がして振り返ると、赤毛の少女が駆け寄って来るところだった]
ああ、こんばんは。
[声の元気さに安心したのか笑みを返して]
……仲がいいっていうのかな、これ……?
[誰に言うでなく、ぽつりと呟きつつ。
走ってきたヘンリエッタには、や、こんばんは、と声をかけ]
そうです。
[ ネリーの言葉に返すのは矢張り苦笑か、背後から飛んで来た声に顔だけを向ければ赤髪の少女の姿。軽く声を掛けてから扉を潜り、中に居た銀髪の男と青髪の男に微笑と共に会釈をして、]
今晩和。……今日は静かですね。
[昨晩一同が此の場に会した事を思いながら、然う声を掛けた。]
[ウェンディの手を、優しく握り返す。]
私はね、異端審問官としては失格なのです。
……情が、移ってしまいましたから。
[困ったように、微笑む。]
この事件が終わったら。
私は、異端審問官を辞めようと思っているところなのですよ。
[かしゃん。
軽い音を立てて、卵の殻はゴミ箱の中へと跳ねて、砕ける。
それを確かめることなく扉へと駆け寄って、内鍵へと手を伸ばす。]
-広間-
[室内にいたあまり接点の無い二人に多少警戒するも、自分と一緒に部屋に入って来た面々を振り返り、その懸念を取り払う。
ここには人がたくさんいるから、大丈夫。そう心の中で考えると、テーブルについて食事に手をのばした。]
こんばんわー。
[広間に入り、場にいる二人に一礼して]
あは、やっぱりこっち、あったかいや。
[それから、室内の温もりに、思わずこんな言葉を口走る]
……如何なんだろうな。
[ 少なくとも己にとって唯一の家族と云える人間は、然うではなかった。其れ以外の人間の事等、青年は知りはせず、物語の中でしか見た事がない。]
何方にせよ、利己主義な考え方だとは思うが。
遺された者の心を考えもしない。
[ 同族の関心に返す言葉はやや冷徹か、興味の無さそうな様子。然し彼と共に居た人間を見遣れば、其れが何を指すかは大体察せて、嗚呼と内心納得する。想起するのは緩くウェーブの掛かった緑髪の女。何処か遠い彼女を思わせるのは其の仕事柄故だろうか。僅かに食指が動いた。彼の女が好い。コエが囁く。]
[――脳内に繰り返し響く、姉さんの声。]
『うん、わかってる。ちゃんと鍵かけるから――』
[それに従って、彼は、扉の内鍵を―――]
―浴室―
[シャワーを浴びる。使い慣れているシャワーは、いつもと同じようにわたしの肌に当たって、弾ける。
身を清める。
それでも清まるはずはない。
わたしは男を愛するためのものだ。
わたしは女でありながら子を残せぬ欠陥品だ。
そして何より。
わたしは人殺しだ。
肌を伝う雫は、落ちていく。わたしはわたしの罪を思う。この腹の中で生まれなかった子を思う。
そっと撫ぜても、もう何もない。]
―広間―
こんばんは。
[先に来ていた2人にぺこりと会釈し、テーブルの上に料理を並べる。
先程置いた鍵がそのままそこにあるのをちらと横目で確認して、後ろに下がった]
[ 同族たる男と青年との様相が普段とは逆に成っているのに気付く者は居ただろうか。少なくとも当人達は其れには気付かなかっただろう。彼が囁くのは冷えた聲。]
獣でも情はある、か。
[ 其れを疾うに喪った――其れも自らの手で――然う思い込んでる彼には遠い。]
[握り返される手の温もりに。
少女は口許を緩めて――]
情――?
[誰に?とは聞かなかった。そして辞める理由も――]
では、神父様がこの事件を解決して…安らかな日々を送れる様に――
…誰に祈りましょう?
[少女は握り締めた手をそっと唇に寄せて――]
[ふわり――]
[花のように微笑み――]
生憎…私は二年前に…神を捨ててしまいましたの…
[悪戯っぽく呟いた――]
[ どうぞと掛けられた声に微かに頬笑んで、手を伸ばしてシルバーを取る。食欲は然程回復していなかったが、此処で断るのは失礼に当たるだろう。然し昼間に神父と交わした会話――特に毒薬の単語が脳裏を過り一瞬手を留めかけたが、ヘンリエッタが居る事を考えれば、其の様な事はせぬだろう。]
確かに。
[ 暖かいという言葉に頷き、卓上の鍵に一瞬視線を向けるも触れる事は無い。]
…少なくとも、ひとりきりの部屋よりは暖かい。
[メイの答えにそう答えると、若い女中に礼を言いながら、食事に手を伸ばす。]
[焼き立ての芋はまだ舌に熱い。チーズの匂いが食欲をそそった。
ネリーが私達を殺すつもりなら、今迄の食事に毒を混ぜてしまえばいい。
昨日だって、その前だってチャンスはあった。
やっぱりネリーを信じたくなるのは、自分が不安だからだろうか。]
―→脱衣所―
[程よく温まって、わたしは脱衣所へ戻る。
身体を拭いて、黒のドレスを身に着ける。
身体に残る傷跡は、ボレロで隠す。
膝上の丈のワンピースは、好きだったもので。
少し悩んで、そっと足を外に向ける。
こんな夜だけど、だからこそきっと星はとても綺麗だろう。
月も静かに、輝くだろう。]
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