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呼び寄せたのは果たして何か。
その意を誰一人知る由もないまま、人々は集い始める。
1人目、ちま竜 セレス がやってきました。
[機鋼のちま竜は迷っていた。
かなりハデに。
むしろあり得ないくらい見事に。
というか、迷子になって時空間の歪みに突っ込むとかどんだけなんだ]
ええと……ねぇ、白もふさん。
『……ヴィンターです、機竜殿』
[ちま竜の頭の上に止まる白梟、律儀にそこだけ突っ込み訂正]
ええと……白もふなヴィンターさん。
ここ、どこだろ。
[訂正をある意味素直に取り入れつつ、再度の問い。
白梟は一瞬固まったようだが、律儀に周囲を見回して]
『……わかりませぬ』
[返ってきたのは、無常な言葉。
ちま竜、えー、と声を上げつつ、周囲をきょろり]
2人目、影輝王 ハーヴェイ がやってきました。
[唐突に訪れた『白き貴婦人』マーガレット。
かつての【界の狭間】での修行生活の際に世話になった彼女の、挨拶に続いた言葉に、影輝の王は眼鏡の奥の瞳を瞬いた]
……いやまあ……確かに、それは楽しそうだが……。
て、手伝えって、俺が、か?
[思わず問い返した言葉に、マーガレットはにっこり笑って頷いた。
曰く、皆様のお好みは、影輝の君の方がよくご存知ですので──と。
否定すべくもない言葉に負けたか、はたまた、有無を言わせぬ笑顔の影に潜むものを回避しようとしたか。
影輝の王は、何故か茶会支度の人手にかり出され──]
3人目、時空竜 オトフリート がやってきました。
……この辺りのはず……なんだが。
まったく……なんだって、あんな所に時空の歪みが生じてやがりますか、と……。
[零れ落ちるのは、ぼやくよな声。
翠と紫の異眸がぐるり、霧に包まれた森の中を見回し、そして、漆黒の光鎖を巻きつけた右腕が上へと差し伸べられる]
エターナル・ロンド……探査の陣!
[言葉に応じて解き放たれ、舞う、光鎖。
やがて、それはある方角を指し示し]
……あちら……か。
ん、館?
……セレスとヴィンターの気は、感じる……な。
取りあえず、行ってみるか。
[零れ落ちる小さな呟き。
光鎖戻してを右の腕に巻きつけ、時空の竜はゆっくりそちらへと歩き出す。
行った先に何が待っているかとか。
取りあえず、全く考えてはいないのだが]
霧に包まれた森の奥。
そこに佇む『白き貴婦人』の住まう館。
……その周辺が、時空間迷路になっている事に気づいているものは……多分まだ、あんまりいない。
それがもたらすであろう、ちょっとした?騒動の事も。
マーガレットのティーパーティ
─Die Teepartei einer weisen Dame─
……はじまりはじまり?
4人目、聖獣 ナターリエ がやってきました。
……はい。
[こくり。
不安げな淡い菫色の瞳の持ち主は頷いて、先行く時の竜を追いかける。
愛し仔には白梟殿がついておられるとはいえ、故なく姿見えぬは心細く。気配があると言われればついていくに否はない]
[乳白色の霧の彼方。
何が待ち受けるかなど知らぬままに、長き裾引いて歩み出す。
心安らぐはずの森は今、離れれば逸れんとする迷宮と化して。
半ば無意識に、霧に薄らぐ黒髪の尻尾に*指先を伸ばしていた*]
5人目、氷破王 セシリア がやってきました。
[季節は春か夏か秋か、はたまた冬か。
この世界はいつとて白銀の、はらりと花の舞うばかり。
己が領域に、雪の上に寝そべるのは、一匹の銀狼。
その目は、暫く後に開くことになる。
マーガレットから*お茶会の知らせを受けて*。]
6人目、雷撃王 クインジー がやってきました。
[霧の彼方より、一閃の雷光]
ほう、何やら懐かしい気配がするな。
[隻眼で森の奥を見透かす巨躯は、常とは違う黒皮の上下…皮鎧と言えばそう見えなくもないが、機鋼の力及んだ先の人間界で言うところのライダースーツと呼ぶ方がしっくりと来るだろう。その出で立ちに相応しく、彼が跨がるのは以前の雷獣ではなく、鉄の馬]
さて、まずは、館の主殿にご挨拶せねばな。
[その身に溢れる雷撃の力が、鉄の馬に直接に動力を流し込む。機鋼界産まれの二つの車輪を持つ馬は、獣の咆哮に似た嘶きをあげ、*霧を裂くように走り出した*]
7人目、翠樹王 ウェンディ がやってきました。
[私はこの『貴婦人の館』を訪れ、まずは旧知であるマーガレットと再会の挨拶を交わした。
私が最後に彼女と会ったのは界の狭間でのとある事件から暫く後、私の王位継承の折のことだったと思う。つまり、もう随分と彼女に会っていなかったものだから、私は彼女からこのティーパーティーの招待状が届いたとき「マーガレット」が誰かはすぐに思い出すことが出来なかった。
いざ思い出してみれば彼女とはつい昨日にでも会ったような気がしてくるのだが、時空の働きなどは私の与り知るところでは無いので実際のところ、どれだけ振りに彼女に会ったのかがよく分からなくとも私には全く問題は無かった。]
[そして、どうやら館の周辺には時空の歪みやら何やらが発生していたようだが、それもやはり私の領分ではないので私は気にも留めなかったし、もし気付いたところでそれはネリーや虚の落し子あたりの管轄だからやはり私は何もしなかっただろう。
そんな事より重大な問題に私は直面していた。]
ハーヴェイのいれたお茶が飲み放題だって言うから急いで来たのに……。
[(いずれ知る事だが)私の興味の外で発生していた時空の歪みとやらの影響で身の丈が子供のそれまで縮んでしまっていた私は、館の中の食堂のような場所でテーブルについていた。身の丈の所為で椅子から床に届かない足を、思わずばたばたと動かしてしまう。
さてマーガレットが言うには、影輝王ことハーヴェイは何やら様々の支度に追われているようだ。つまり私が到着するのが少し速すぎたということだろう。]
……それに、お菓子はカミーラのが良い。
マーガレットはご飯。
――…パーティ?
[不思議そうに呟いて、銀狼は招待状を眺めた。
全員を集めようと思っているのだろうか。
しばらく悩んでいたセシリアは、やがて起き上がり、人の姿に変ずる。
あの時と寸分違わぬ姿に。]
行きます。
どうしますか?
[小屋へと問いかけ、そして少しの間を経た後、セシリアはその空間にたどり着いた。]
8人目、影精 ラッセル がやってきました。
はい、向こうの部屋ですね。ありがとうございます。
[相手からの返答に軽く頭を下げて。
館の中を進む影が一つ]
失礼します。
王、じゃなかった、ハーヴェイ様。
こちらをお届けするようにと言付かってき…。
[ノックしようにも扉の無いその部屋の前。
一声掛けて中へと入り。
……絶句]
…ええと。
ここは店じゃない、ですよね?
[そう、我らが影輝の精霊王は。
何とも板に付いたエプロン姿で。
フライパンとフライ返しを握ったまま振り返られたのだから]
お茶会に来られてると聞いたのに。
何で王が裏方やってるんですかー!
[思わずツッコミ、ガクリと肩を落とす。
人間界にいる王の姿を知るが故、他の者よりは衝撃も少ないはずだが。それでも涙が毀れそうになった]
お久しぶりです、マーガレット。
変わりないようで、なによりです。
[軽く挨拶をかわし、周りを見る。
どうやら酷く面倒なことになっているようだ。
しかし関わるつもりもなく、歩を進め――聞こえたわがままにため息を吐いた。]
いらしていたんですね、翠樹の。
[しかしその姿に、それ以上の言葉は*重ねない*]
9人目、旅人 ハンス がやってきました。
はて、さて。
[霧の最中に立ち尽くす男がいた。
丸っこい小さな眼をぎょろつかせど、乳白色の彼方は霞んで見えない。常人には、森の深きに到達することなど、到底出来ぬと思われる程だ。
顎よりやや下に拳を置き案げな仕草をした後、男は、下から掬いあげるように緩やかに手を動かした。
起こる風、渦巻く霧。数瞬で白の海は戻る。
何かを解したかのように目を瞬かせ、口元に笑みを張り付けると、土を踏みしめ進んでいく]
もし、そこの御二方。
すみませんが、道に迷ってしまったのです。
しがない旅人、目的地などはありませんが、
御一緒させては頂けないでしょうか。
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