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なんか人狼出たから集まれってよ。
ヘイハチ がきたらしいよ(1人目……だったかなあ?)。
[ばーん、と勢い良く教室のドアが開いた]
……うぬ!? まだ誰も出席しておらんとは何事かっ!
[いえ、始業まであと3時間はありますから。
しかし、突っ込みは届いていなかった]
私立幻夢学園。
暑苦しい学園長と、意外に自由な校風で知られる学園には、年に一度、『大戦』が発生する。
それは学園の覇者たる『裏番長』を決めるための放課後戦争──人呼んで、『掃除用具大戦』。
『校内にある掃除用具のみを使って戦い抜く』、それが唯一のルールである大戦は、当代の『裏番長』が開戦を布告する事によって開始する、正に突発的学園戦争である。
そして、その日。
暑苦しい学園長の朝の巡視が終わった2時間後、始業1時間前にこんな放送が響き渡った。
生徒会長2年 キョウヤ がきたらしいよ(2人目……だったかなあ?)。
[唐突に響いた声は、先日の選挙で当選した新生徒会長のもの。
一体なんだ、とざわめく声に上書きするように、放送は続く]
本日の終業ベルを開始の合図として、『掃除用具大戦』の開戦を宣言する!
放課後の覇者を目指す者は全力で戦い抜き、そして、生徒会長にして『裏番長』たるこのぼく、片岡響也に挑むがいい……!
─ 放送室 ─
……うん、まあ、決まったな。
[力いっぱい格好つけた宣言の後、ぽろりと零れたのはこんな呟き]
さすがに、会長業務と『裏番長』の兼任は辛いからなあ……来年にはぼくも忙しくなるわけだし……。
[ほんの一瞬遠い目しつつ、放送機器のスイッチを切り]
さて。
……色々と、準備してこないとな。
[眼鏡の位置を直しつつ呟く様子は、物凄く物凄く、楽しげだった。**]
……なんて、唐突な放送の後。
暑苦しい学園長の二度目の巡視を経て、その日の授業は始まるが。
……終業のベルと共に、いつもは平和な学園は文字通りの戦場と化すのであった。
美化委員 2年 ヒサタカ がきたらしいよ(3人目……だったかなあ?)。
─ 2年1組教室 ─
[その放送が響いた時、久貴は机に突っ伏していた]
……………
[周囲がざわめく原因をその態勢のままに聞き、放送が切れた辺りでのそりと机から上半身を起こす。
小さく息を吐いた後、だるそうに後頭部を何度か掻いた]
…めんどくせー、居残りか。
[響也が宣言した『掃除用具大戦』の開戦。
それは同時に美化委員の仕事が発生することを意味する。
使われた掃除用具が元の場所に戻っているか、破損していないか等の確認。
それが今回の美化委員の仕事だ]
今日の手伝いは無理だな。
[確信してスマホを取り出しメール画面を開く。
送付先は父親。
緊急で委員会活動が入ったことを打ち込み、送信した]
いっちばん忙しい時期は抜けてっし、良いだろ。
[呟きながら、噛み殺すように欠伸をする]
……ところで、『裏番長』って何すんだ?
[その問いかけは教室に戻って来た響也へと向けたもの。
興味が薄すぎてどんなものなのか知らなかったらしい**]
剣道部1年 ショウ がきたらしいよ(4人目……だったかなあ?)。
─ 1年2組教室 ─
……うらばんちょー?
そーじよーぐたいせん?
[その放送は、半分眠った頭に響き渡った。
むくり、と突っ伏していた机から起き上がり、こて、と首を傾げる]
それって、あれか。
にーちゃんが言ってたヤツか……。
[ここの卒業生だという従兄に聞いた話を思い返しつつ、はふ、と大欠伸。
夜更かし+早朝練習のコンボは色々と辛い、のだが]
なーんか。
おもしろそーだよ、なぁ。
[欠伸の後にもれた呟きと、浮かんだ表情は。
よくわかんないなりのヤル気満々だった。**]
─ 2年1組教室 ─
[放送室の鍵を返却に行くついでに職員室で捕まったりしつつ戻った教室。
多少、ざわついてはいるようだが、そのざわつきの発端はいつもと変わらぬマイペースだった]
……ん?
[席に着いた所で投げかけられた問いかけ>>6に、瞬き一つ。
くい、と眼鏡を直す仕種を一つ、入れて]
それはだね…………。
この称号を手にした者だけに伝えられる、機密のようなものなのだよ!
[思いっきり勿体つけてはいるものの。
ほんの一瞬、とおいめになったのは多分、余裕で気づける範囲。*]
美化委員 2年 ヒサタカ が出て行ったらしいよ。
美化委員2年 ヒサタカ がきたらしいよ(4人目……だったかなあ?)。
─ 2年1組教室 ─
[問いに返る、勿体ぶった物言いと仕草>>8。
その中にとおいめになった瞬間があったことはしっかりと、見た]
機密にすることで希望者が減るか、機密にしたことで参加者が増えるか、判断に悩むところだな。
[何させられるんだ、と言う思いと、何が出来るのか知りたい、と言う思いと。
久貴自身、二つの思いの間で揺れているようだ]
で、放課後の覇者の座を明け渡そうと思った理由は何かな、『裏番長』さんよ?
[筆箱をマイク代わりに響也へと向けて、にま、と口端を持ち上げた]
─ 2年1組教室 ─
まあまあ。
簡単にわかってしまったら、面白くないじゃないか。
[とおいめは一瞬、すぐさましれっとこう返す]
ま、一つ言える事として、ある種の特権は得られる。
……あれは、望んで得られるものではないね。
[そこだけはきっぱり言い切って。
筆箱を向けられると>>9、くい、と眼鏡を直す仕種をひとつして]
生徒会長の業務と、『裏番長』の務め。
どちらも大事なものだからね……両立できずに中途半端にしてしまうわけにはいかない……と、そう思ったのさ。
来年になれば、進路と言う現実もやってくるのだしね。
[椅子の上、足を組んだカッコつけポーズでさらりとこう返した]
─ 2年1組教室 ─
へぇ…。
[しれっとした声に続いた言葉>>10を聞いて、単なる肩書きではないことを知る。
ちょっとだけ、興味が湧いた。
インタビューごっこに応じる仕草に笑いつつ、返答を聞いて]
確かに生徒会長も、ってーと忙しくなるか。
共倒れしちまうんじゃ意味ねーもんな。
…あー、進路。
それが来ると両立どころの話じゃねぇな。
ま、俺は進学じゃねーから気楽だけどよ。
[きしし、と笑いながら、ついでなのでカッコつけポーズの響也をスマホで押さえておいた。
パシャリ]
─ 2年1組教室 ─
[上がった短い声に、興味引いたかな? などと思いつつ]
そういう事。
中途半端にしてしまったら、この称号のために競った皆にも申し訳ないからね。
[一年前の前大戦然り、生徒会長選然り。
それなりの激戦だった事を思えば半端にはできない。
特に後者は公的なあれこれな訳で]
ぼくは進学だからね……余計に、時間が割けなくなるのは目に見えてる。
なら、今この時に、と。
それが、開戦の主な理由、かな?
[問いながら、納得した? と言わんばかりに首を傾げる。
ポーズを押さえられるのには突っ込みは入れなかったが、一瞬カメラ目線になっていたのはある意味お約束]
─ 1年2組教室 ─
[みょーなヤル気を見せていたら、参加するのか、とクラスメートに問いかけられた]
んー?
だってなんか、おもしろそーだし。
[理由なんて、そんなもの。
軽い調子に、クラスメートがうわあ、という顔をしても気にしない]
……んでも、具体的になにやるんだろーなー、そーじよーぐたいせん。
そこら、にーちゃんちゃんと説明してくんなかったんだよなー。
[お前も行くならすぐわかる、と。
言われた事を思い出しながら、組んだ両手を頭の後ろに回して寄りかかる。*]
演劇部1年 チエ がきたらしいよ(5人目……だったかなあ?)。
[だがしかし]
『石田ちゃん、参加するの?』
え、何に?
『……えっ?』
[隣の席からの問い掛けに、きょとんとした顔で問いを返した。
どうやら後に続いた格好よさげなフレーズしかまともに聞いていなかったらしい**]
─ 2年1組教室 ─
半端にしたらきっとブーイングの嵐だな。
[笑いながら筆箱を机へと投げ置いて、響也の言葉>>12に同意する]
時期的には丁度良いところか。
確か、去年もこのくらいの時期だったか?
まっさかお前が覇者になるとは思わなかったぜ。
[納得したかの問いには頷いて、話の流れから去年のことを思い出す。
久貴の場合、当時は美化委員でもなかったため、家の手伝いのために早々に帰宅していた。
故に大戦の様子などはお目にかかれていない。
スマホに保存された写真がカメラ目線になっているのに気付くと、それを見て小さく笑っていた]
─ 2年1組教室 ─
[同意>>16を得れば、だろ? と笑い]
うん、去年の今頃だったね。
[当時の事を懐かしむように、ちょっとだけ目を細めて]
ふ……頭脳プレーの勝利、というヤツさ。
実際、力押しだけで勝てるものじゃないからね。
[何せこの大戦、公式ルールで『校内備品の掃除用具以外は使用禁止』とされている。
……昔、部活備品を持ち出した運動部とそれ以外の生徒で戦力差が生じてからつけられたルールなんだとか]
─ 2年1組教室 ─
使えるのは掃除用具のみ、だもんなぁ。
腕力あっても手に入れた掃除用具によっては、ってのもあるだろうし。
[>17 前回の大戦には参加していないが、どんな掃除用具が使えるかは流石に把握出来る。
腕力と相性が悪い物と言ったら、恐らくスポンジが最たるものだろう。
こう言う物こそ、頭脳プレーや閃きが物を言うはずだ。
そんなことを考えていると、はた、と疑問が思い浮かぶ]
そーいや響也。
大戦の最後に挑みに来い、とか言ってたけど、それでお前が勝ったらどーすんだ?
[肘を机に突き、手に顎を乗せた態勢で響也を見た**]
─ 2年1組教室 ─
そういう事。
……腕力に見合ったものが見つけられれば、それはそれで強いけどね。
そういう相手を、思わぬ方法で倒す、と言う楽しさもあるんだよ。
[本当に楽しげな調子でそこまで言って。
投げかけられた問い>>18に、ん? と言って首を傾げた]
ああ……ま、その時はお楽しみに、と言っておこうか。
[くい、と眼鏡を直す仕種をしつつ。
久貴を見返す様子は、やっぱり妙に楽しげだった。**]
─ 2年1組教室 ─
[随分と楽しげに話す響也>>19に、更に『掃除用具大戦』に対して興味を惹かれる。
お楽しみ、と問いかけを躱されたことに対し、ふーん、と一つ声を返して]
まぁ良いや。
どうせ俺も最後まで居なきゃなんねーからな。
お前の行く末見届けてやる。
[に、と笑い、楽しげな響也を見遣った]
あ、手下とかいらねぇ?
『裏番長』に挑みたくば俺を倒して行け!なーんてな。
[漫画にありがちなことを言って久貴は笑う。
『裏番長』に、と言うよりは、『掃除用具大戦』自体に興味が湧いた模様]
─ 2年1組教室 ─
はっはっは、ならば。無様な所は見せられないな。
[行く末見届ける、という言葉>>20にやたら朗らかに笑う]
手下……か。
その発想はなかったなぁ。
[なしじゃなかったよな、などと記憶をたどりつつ]
ま、そこは思うが儘に動けばいいよ。
それが、この大戦の主旨にも適うからね。
[主旨ってなんだ、という突っ込みが飛びそうな事をさらり、と言いつつ。
同時、ちゃんと確認した方がいいかなー、なんて思考もめぐっていた]
─ 2年1組教室 ─
主旨ってなんだよ。
[零れた言葉>>21に対し、しっかりと突っ込み]
つかよ、何にも知らねー奴に対して説明足りなすぎんぞー。
1年とか、何のこっちゃ、って状態なんじゃね?
─ 2年1組教室 ─
主旨は主旨だよ。
[突っ込み入った>>22ので、さらっと流した]
いや、去年もこんな調子だったよ?
先代曰く、
『こまけぇこたぁ気にすんな』
で、毎年進んでるそうだから。
[最初は説明あったのかも知れないが、代を重ねるごとに大雑把になったらしい、というのは、多分一部しか知らないこと]
あー、あと、あれだ。
『考えるな、感じろ』
っていうのも言われたね。
─ 1年3組教室 ─
『――って、さっき生徒会長が言ってたんだよ』
ふむふむ……
[親切な隣の席の生徒から今の放送の内容を改めて聞いて、神妙っぽい顔で頷いて]
……で、そのそうじようぐたいせん?って何すんの?
『さあ?』
[だがしかし肝心なところはどうやら何一つ分かっていなかった]
……よしっ。
まだ時間あるよね。
ちょっと隣のクラスに行ってくるわ。
[暫く首を捻った後、徐に立ち上がり]
─ →1年2組教室 ─
お邪魔しますー。
将ちゃんいるー?
[隣のクラスの扉をがらがら開けた。
2組の人からはまたか、みたいな顔をされていたかもしれない]
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