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次の日の朝、 マクシーム が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、 カチューシャ、 キリル、 ロラン、 レイス、 イヴァン、 ミハイル、 イライダ、 ユーリー の 8 名。
[それから、レイスへと近づいて。
困ったように、眉を下げた。]
キリルね。
……なんかすごく不安そうだったのよ。
[ロランは彼女と仲が良いのはよく知っているし
マクシームは害がないだろうと、声を落としはしたものの、困ったように告げて。
何があったのかはさすがにいわないけれど]
気にかけておいてあげてほしくて。
言われなくても、レイスなら大丈夫だとは思うんだけどね。
[イライダに、ちゃんと向かれて。
笑う表情が、華やかだと思う。
からかってるわけではない、と言われれば反論も出来ず
俯いて、膝の上に持ったクッキーを見詰めた]
……でも、
[精いっぱいの言葉。
困った風に眉を顰めてから、ユーリーが去るのを聞いたから
顔をあげ、おやすみなさい、と、渡りに船と言葉を紡いだ]
…俺も、かえる…
クッキー、ありがと。
[ぽつりと小さく小さく、呟いて。
顔をあげて、見える顔に小さく頭を下げた。
誰が篝火の番をするのだろう。
マクシームとミハイルが名乗りをあげていたように思う。
自身は邪魔にしかならないことを知って居たから、
悲鳴のような音をたて、車椅子を自宅へと向けて進めるしか無い*]
―広場―
[空を眺めるうちに、何となく思い出した。遠い昔に聞いた、赤い月と人狼の関係性。
ただ僕には朧気な記憶しかない。よく本を読んでいるロランなら知っているかと目を向けたが、すぐに問うことは躊躇う。
そんな折、イライダから笑み交じりに問いを受けた。]
……そうだな。
[短く肯定の言葉を紡いだ。
良い男に僕の名が挙がったのは聞き逃したけれど、少なくとも僕なんかよりはずっと。]
―― キリルの家 ――
[扉の動きが止まったことに少し安堵する。
彼女の震える声を聞いて、眉が情けなく下がった。
こういう声を出させてしまう自分自身に]
うん。また明日
……もちろん。キリルが望んでくれる限りずっとね
[彼女の指や服が挟まれないよう注意をしながらそっと扉を閉める]
お休み、愛しい俺のキリル
[そうしてその場を去っていく]
[紅い紅い空の月。
まるで母が称した通りの血吸い花に似ていると、そう思った**]
─ 自宅 ─
ありがとう、イヴァン。
……おやすみなさい。また…明日。
[顔を上げられずに、どうにか別れの言葉を紡いだ。
だからイヴァンの浮かべた表情に気付くことも出来ずに、
再びもう一方の手をくっと握りしめる。
ことりと、薄い扉に額を寄せた。
そうして暫くの間、何かに耐えるように目を閉ざしていた*]
―自宅前―
――ギィィィ…、パタン。ガチャッ
[念のため、危険物の多い自宅に鍵を締めた。
どうするか迷ったが、一晩火の番をするなら何か…と思い。
ロランに借りた本も結局携えている。
扉から向き直り、頭上の赤い月を仰ぐ。
不吉な赤い月。]
……なにも、おこりゃしねぇよ。
[ガシガシと頭を掻き、再び広場へと向かった。]
[ロランから否定の言葉がまた出そうなのに苦笑して。
うつむいてしまったのを見れば、手を伸ばしてまた頭を撫でようとした]
うん。ゆっくりで良いのよ。
ゆっくり、自信を持っていきなさいな。
レイスだって、そうだって言ってるんだから。
おやすみなさい。
[クッキーへの礼には首を横に振って。
笑って見送った。]
兄貴は、まだ向こうかな……
[ふらと扉から額を外して、小さく呟く。
眉を顰めて額を押さえた。
片隅にはカチューシャの摘んできてくれた薬草がある。
あかりも灯してあるから、既に帰宅していることは知れるだろう。
夜空を一度振り仰ぐ。
赤い月を暫し見上げて、ボクは自室へ続く扉を開いた*]
―篝火そば―
[そこにはまだ、誰かいただろうか。
自分が名乗りをあげた後も、「自分も残る」と言っていたマクシームの姿を見つけ、ふぅと溜息を吐く。]
こういう時にはよ、年長者に格好つけさせろよ。
[ポンポン…と、子どもをあやすように軽く頭に触れる。]
『あんただから心配なんだよなぁ…』
[そんな軽口を叩かれたなら、]
おまえしつれーだな。
[じとっとした目でマクシームを縫い止めたか。]
…喧嘩なんてしてたの?
[心底不思議そうに、レイスとマクシームを見る]
だって家に来た時は、ずっと嬉しそうだったわよ。
私が気にしてるのは……
[もっと声を落として、レイスにだけ聞こえるように]
いきなり泣き出しちゃって。
不安なんだって言ってたわ。
――旅人さんのこととか、あるし。
多分、疲れてるんだと思うの。
[礼には、ううん、と首を横に振って]
……多分、レイスにも心配かけたくないんだとも思うし、
私が言っていたなんて、言わないでね。
[少し心配そうにして]
喧嘩したんなら、なおさら、参ってるかもしれないわね…。
[でももう、後は任せる、とお願いして]
ミハイル、気をつけてね。
マクシームは……うん、二人でやるといいと思うのよ。
何もないとは思うけど…気をつけて。
[希望を含んだ言葉。
マクシームにも、最後の言葉は向けた。
そうして手を振って、お皿を回収して、家に戻ることに**]
―自宅―
ただいま。
[家に帰り着いてまず目にしたのは、カチューシャに頼んでいた薬草。一応手に取ってみたが、確かに違いなかった。
妹が一緒に見ていたのだから当然だけれど、僕はそのことは知らない。]
キリル。
[その妹の姿は、近くには見当たらない。
灯りは点いていたから部屋にいるのだろうと当たりを付け、扉の外から小さく声を掛ける。
返事はあっただろうか。もう寝ていたかも知れない。]
[声を掛けてはみたけれど、その後何と言っていいか分からずに、少し黙り込んだ。
もう夜も遅いし、何があったか聞くのも憚られる。それにそんな事をすれば、イライダから聞いたと言っているようなものだ。]
…… 無理するな。
[結局そんな当たり障りのない言葉しか言えなかった。
返事があってもなくても、小さく息を吐いてその場を離れる。
その後は集めて貰った薬草を仕分けただけで、いつもより早めに部屋に戻った。**]
[部屋は既に、しんと静まり返っていた。
兄の呼ぶ声に応えは返らない。
ただ、先に灯したあかりだけが、
帰りを待ってゆらゆらとテーブルの上に揺れている]
[それから先、少しの間沈黙が落ちた。
それを明かりをつけない部屋の中で、ボクは聞く。
ドアを開けるつもりはなかった。
開けるなら容易に開くだろうけれども、
そんな兄ではないことも良く知っている]
────…。
[響く声をただ聞いた。
気遣いだろう、それへその場で言葉の返ることはない]
―篝火前―
[どれだけの時間が経っただろうか。
不意に立ち上がるマクシームに気付き、]
んぁ?どした?
[「ちょっと」と言うのを聞いて、察する。
家まで戻るのかと思っていたが、繁みの方へと向かって行き。]
おいおい…。あんま遠くまで行くなよ!
(見えるとこでされても困るが…。)
[暗闇に消えて行くマクシームの背を見送った。
ほんの少しの間だ。
そう思って、一人ロランから借りた本を読み耽った。
あまりに遅いようなら様子を見に行くつもりで。**]
―― 自宅 ――
[住み慣れた家に戻ると入浴を済ませ清めた。
飴色の髪は湿り気を帯び常より色濃くある。
額に張り付く其れをかきあげて男は寝台に腰掛けた]
――…。
[チラと見遣るは机に置かれたクッキーの包みと
その向こうにある手の平サイズの水晶玉。
今は触れる事せずただ眺めるのみ]
人狼がお伽噺の存在なら
僕もお伽噺になってしまうな。
[あの水晶を扱っていた母もまた同じ。
は、と深いも短い息を吐き出した]
[自室から広場の篝火は見えない。
外には闇色が広がるばかり。
深い深い森の奥から遠く獣の声が聞こえた気がした]
――…シーマ、大丈夫かな。
[ぽつり零し案じるのは幼馴染の一人。
平気そうに振舞ってはいても
対策として篝火を焚いてみたりと
彼が一番其れを意識しているように感じた]
後で、見に行ってみるか……
[ぽふ、と寝台に身を沈める。
仰いだ天井もまたいつもと変わらない色]
[少しだけ、と思い目を閉じる。
前日の火の番が堪えたのか眠りが訪れるのは早かった。
す、と落ちてゆくような感覚を覚える]
………、
[目を閉じるだけの心算が
眠りへの誘いは拒みきれなかったらしい。
僅か開かれるくちびる。
それは音を紡がぬまま閉じられて
篝火の番をしているはずの幼馴染には会えぬまま――**]
―篝火―
おせぇ…。
[本を読み耽っていて、どれだけの時間が流れたかは把握していなかった。
けれどあまりにも遅いので、マクシームが消えた方向へと足を運べば。]
お、………い…ッ
[まだ辛うじて体温を残していた彼の姿を見つけたか。
茂みから引きずり出すと、しばしの間、…篝火の前で放心する。
我に返ったなら、一人住まいで歳の近い男、ユーリーの家へ報せに走っただろう。**]
―― 自宅 ――
[どれだけの時間眠っていたか。
騒がしさに男の意識が浮上する。
聞こえるのは扉を叩く音とミハイルの呼ぶ声か。
朧な意識を覚醒させようと頭を振れば飴色が目の前で揺れた]
ン……、ぁ。
……は、分かった、今、行く。
[応えてはみるが寝起きの男の声はさほど響かない。
のろのろと起き上がり玄関へとゆく。
鍵の開く音が小さく鳴り、扉は開かれる。
其処に居たのはミハイルで――]
――…、如何かしたのかい?
顔色が優れぬようだけど。
[案じるように声を掛けた]
[ミハイルの口から幼馴染の訃報を聞けば
男は目を瞠り言葉を失う。
喉骨が上下して、は、と息を吐き出し]
ま、さか。
そんな……、…シーマ、が ?
[柳眉を寄せ信じられぬと言った風情]
冗談、だろう ?
[そうあってほしいという願いから
ミハイルへと縋るような眼差しを向けるが
その事実が覆ることはなく]
―――…ッ
[悔恨と悲哀が心を満たしてゆくようだった。
やりきれなさに男の拳がダンッ、と扉に打ち付けられる]
………案内を、頼めるかな。
[ミハイルにそう願いマクシームのもとへと足を運んだ。
茂みから引きずり出された幼馴染は篝火近くに横たわっている。
マクシームの傍らで膝を折りその首筋へと手を宛がえば
微かなぬくもりが伝い淡い期待が過ぎった。
けれど、鼓動は感じられない]
シーマ、……。
[幼馴染を愛称で呼びかける。
待てど返事はなく沈黙が過ぎった]
如何して、こんな事に……
[遣り切れない思いが薄いくちびるから零れる。
帰るように強く言えばよかった。
俯いて影になる男の顔は何かを堪えるように歪んでいた]
[赤く染まる幼馴染の身体。
柳眉を寄せながら、じ、と観察すると
胸には抉られたような深い傷痕がある。
所々失われた肉片が何処にあるかは知れない]
――…人に襲われたんじゃ、ない、よな。
けど、獣に襲われたにしては……
[考え込むように一瞬間が空いて]
マクシームの近くに居たんだよね。
声は、聞こえなかった?
獣が襲ったなら口を塞げない。
悲鳴くらいは、聞こえると思うんだけど。
[ミハイルへと問い掛ける。
人か、獣か、もしくは人狼の仕業なのか。
幼馴染の命を奪った犯人を知るために]
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