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治癒術師 ミリィ に 1人が投票した。
職人見習い ユリアン に 2人が投票した。
少年 ティル に 2人が投票した。
学生 リディ に 2人が投票した。
学生 リディ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、少年 ティル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、治癒術師 ミリィ、青年 アーベル、研究生 エーリッヒ、職人見習い ユリアン、噂好き ヨハナ の 5 名。
[彼女の様子も気にはなったが。
それよりも、告げられた言葉に顔を顰めて、ミリィのほうを振り返り。
何だか固まっているので、目の前で手をひらひら]
……あ。
[目の前でひらひらと振られた手に、は、と我に返る]
え、ええと。
ヨハナの御婆様が、大変なのです、よ、ね?
[冷静になろう、冷静になろう、と必死で自己暗示。
会うとは限らないんだからとか何とか、繰り返す事でどうにか平静を取り戻す]
[一方、すっかり大人しかった瓶詰妖精さん。
何かを察知したのか、キーキーと声を発し。
気付いた彼が小瓶を取り出し、目の前に持って来て]
…来る?
[平静を取り戻したのと、ユリアンが瓶を取り出したのは、ほんの僅かな時間差で。
更に、肩の白の鳥がくるる、と鳴いたのはその直後]
……リーリエ?
どうか、したのですか?
[漸く気付いたらしいミリィに頷く。
まだ自己暗示しているらしき様子には何も言わなかった。
それから、改めて問おうと瓶に顔を向け直し、
たところで、空を見ていた妖精さんが歓声をあげました]
[今度は思い出そうとして唸ってる婆に青年二人の疑問の声は聞こえてない。恋の話と虹の天使は必ずしもイコールではないが、混じって恋の天使と伝わってる可能性もなくはないかも]
ぅぅーん、思いだせんのゥ…。
おそらく団長さんに聞けば一発なんじゃが…いででででで。
[首を捻りすぎて腰の痛み再び]
あァ、すまんの坊…。
こりゃ温泉で湯治した方が良さそうじゃなァ。
[ありがたく受け取って腰に巻きつけて暖を取る。ついでに頭の血の巡りも良くなればいいんじゃがと溜息を付いた*]
[白の鳥の様子に首を傾げていたら、妖精さんの歓声が聞こえ、そちらを見る。
何を言ってるのか、わからないのは、きっと幸いなのだろう]
妖精さん、どうかしたのですか……?
妖精王様が何とか…
[翻訳しつつ、片耳を塞ぎつつ、何だかわくてかしている妖精さんの視線を追って。
空に浮かび上がる金色の光球が一つ]
妖精王様が?
[翻訳される言葉に、きょと、としながら視線を追って空を見上げて]
え?
なんですかぁ、あれ……?
[浮かびあがる金色の光球に、紅の瞳がきょとり。
白の鳥はぱたた、ぱたたた忙しなく]
[光球は何かを探すように空をくるり、くるりと巡った挙げ句、
急に向きを変えて全速前進。
…こちらのほうへ。
そして危機感を覚える間もなく、同じように空を見上げていたであろうリディを一瞬にして包み込み。
しゅん、と空へ舞い上がって消えて行った]
[疾風の如くそれが消えた後、何事もなかったかのように通り過ぎる周囲を余所に。
残されたのは2人(と2匹)。
ふと気付いて辺りを見回すが、リディの姿はなく]
…妖精王?
[瓶の中を覗けば、そちらも何だか静寂に包まれていました]
ああ、この辺りだけど。
[アーベルの傍に寄り、指先で示す]
恋のなんたら削ぎ取ったら、大体、同じだな。
[カラカラ、軽くて硬いもののぶつかり合う音が耳に届く。
聞こえた?というように周囲に視線で問うてから、窓辺に近付く。外を過ぎっていったのは、巨大芋虫――ではなく、貝殻を被った生き物。妙にきょろきょろとあたりを見渡すその姿は、さて、見えたかどうか]
……ええっ!?
[唐突に、こちらへと向かう金色の光球に素っ頓狂な声があがる。
反射的に守護結界を張りたくなったものの、向こうの方が早かった]
あ、あらら、あららら。
リディさん、がっ……。
[空へと消えた光球に、呆然と呟く。
肩の鳥が、物言いたげにばさささ、と羽ばたいた]
[瓶詰妖精さん、視線を受けてそわそわとした後。
何か胸を張って開き直りました]
…誰にでも間違いはある、って。
[さっきと言ってることが違います]
……つまり。
妖精王様、勘違いをなされたのですねぇ……。
[胸を張る様子と、伝えられた言葉に、ぽつり、と呟いた。
鳥は妙にがっくし……としている]
……リディさん、無事だといいのですけど……。
[光球が消えた辺りを見やりつつ、ぽつりと呟き。
それから、視線を再びユリアンへと戻す]
とりあえず、ボク、エーリの所に行ってきますね。
ヨハナの御婆様、心配ですから……。
[そう言って、歩き出すものの。
ゴギー婆さんの恐怖は根強いのか、足取りはかなり*カクカクとしていた*]
[零れた淡い黄のひかりは、宙を舞って、猫妖精に纏わりつく。
光に包まれた当の少年は、引っ張られるような感覚があったろう。
誰が触れようとする間もなく、その姿は薄れて消える。
煌めきは散り失せて、後には何も残らなかった**]
誤認連行、か?
[じぃぃ、と見ていると、居心地悪そうにいじいじしだす妖精さん。
さっき硝子像を見てたし、もしかしたら犯人と何か通じてるかも知れないし、とかぶつぶつ言い訳しているようです。
硝子像云々は本当に見たのか、でっちあげたのかは分かりませんが。
あの妖精王様だ、女の子相手に手荒な真似はしないだろう、という言葉にだけは少々安堵も見せたが]
[信用度はさておき、心配の言葉には先程の妖精さんの言葉を伝えておく]
俺も行く。
[ミリィの足取りに不安があったか、着いて行こうとし。
一度引き返して、未だぶつぶつ言っている妖精さんはポケットに押し込み、硝子の像は店頭に残した。
そうして再び後を追う。
2人が去って暫く後、からからという微かな音が響く。
姿を消したシェリー・コートにより、レプリカの天使像が持ち去られることは未だ知らず**]
ええと、ここ?
[読み始め、ふむふむ。]
[しかしあの音は何だろうかと、目を向けると、あたりを眩い光が包む。]
……あ。
[思わず目をつぶりそうになる。]
[だけれど、その光がティルへと向かうのを見ると、慌てて手を伸ばした。]
[行動は、光にとって遅いわけだが。]
ティー君。
光に浚われちゃった?
それとも、妖精の国に帰った?
……うーん。
戻ってくると良いけどな。ティー君。
王様に聞いたら、どうしたのかわかるかな?
[暫くした後で、尋ねた。]
[机の上の本は、伝承のページを開かれたまま、閉じられていない**]
なんだ?
[消えゆく光を見つめていた。
それは妖精の環の内に残った輝きに似る]
……案外、その王様のせいじゃないか?
[アーベルの疑問に対しては、何処までも妖精王を信用していない一言。
しかし暫く後にやって来た見習い二人+一匹からもたらされた情報により、異なるだろうとの結論に至った]
リディアが?
[誤認連行された少女の名を聞いて、目を瞬かせる]
……オウド・ゴギーより厄介なのに遭ったんだな。
[壁にもたれかかり、ゆっくりと溜め息を吐き出す。
情報のやりとりの結果、行き着くのはやはり虹の天使。
考え込むように、左手を口許に添えた]
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