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糸紡ぎ ユーディット を 1人が心の中で指差しました。
パン屋 ゲルダ を 2人が心の中で指差しました。
きのこ畑の主 ユリアン を 2人が心の中で指差しました。
語り部見習い ミハエル を 1人が心の中で指差しました。
狩人 レナーテ を 1人が心の中で指差しました。
店員 ベッティ を 1人が心の中で指差しました。
道具屋 イレーネ を 2人が心の中で指差しました。
パン屋 ゲルダ は人々の意思により処断されたのです……。
今日は犠牲者がいないようでした。運が良かったのか、それともただの気まぐれでしょうか?
今、ここにいるのは、糸紡ぎ ユーディット、薬師 ゼルギウス、きのこ畑の主 ユリアン、語り部見習い ミハエル、絵描き エーリッヒ、狩人 レナーテ、店員 ベッティ、道具屋 イレーネ、筆記者 ウェンデル の全部で 9 人かしら。
―ウェンデル宅前―
[心配そうにかけよるウェンデルには]
大丈夫…、大丈夫だ。
[ゆっくりと立ち上がり、少し呼吸を整え。
自らの影はきっと何者の命を刈ることは無かった、
それでも感じていたこと、そのことに]
すまない、ウェンっ!
[あわてた様子で、その言葉だけを残して走りだしていた。
向かうのはゲルダの家の方へと]
─エーリッヒ宅─
そ……か、な?
[素敵、といわれて、少しだけほっとした様子で、顔を上げる。
直後に伸ばされた手に撫でられ、目を細めた]
ふに……そう、なの、かな。
ディは、ディのこと、忘れないでくれれば、いいかな、って。
……『周期』が来たら、一番消えやすい、から。
[ぽそぽそと、小声で紡いで、それから]
それに……まだ、よく、わかんないとこ、あるし。
―ギュンター宅入口付近―
ボクは、うん。
……大丈夫だ。
[>>2:419 いつも見るより。少しだけ深い笑みに、
とんっ。と、両手の平を胸において答える。]
うん。
今、エーリ兄に伝えないのも、
たぶん──
[伝えに行くといい、との促しに。こく、と頷いて]
……?
[けれど、伝言を伝えに行くまえに、小さな声が聞こえ。
>>2:426 振り返り、歩み寄り、下から、紅い目を覗いた。]
レナーテ?
─ギュン爺の家─
え、でも…あ、ベッティ…?
…気をつけて。
[いつもと様子が違う彼女に言い募ろうとしたものの、走って去っていくその背を止めることはできなくて。
ただ、言葉を向け見送るしかできなかった。
一寸の間、視線を下に落としたがすぐ顔をあげ、ゼルの方へと向いて]
…それじゃ、行こっか。
大事な時間だもん、大切に使わなきゃ。
―自宅前―
本当に?
あんまり他人のこと心配しすぎて、体調悪くしてるんじゃ…。
[心配そうな様子のままに。
背の様子には気付かれないように、言葉を続けて。]
って、え?
[いきなりの謝罪の言葉に、走り出すのに、
思わず呆けて見送るのだった。
姿が見えなくなってから、思わずぽつり。]
何かあった?
─自宅─
[ぽんぽん、と軽くユーディットの頭を撫でて]
うん、俺はそう思うかな。
誰かを想い、愛しめるのはとても素敵なことで、大事なこと。
でも、想ってるだけじゃ相手には伝わらない。
言葉にしてあげないとね。
ユーディット、その「忘れないで」って想いも、口にしないと伝わらないんだよ?
どんな想いであれ、伝えることが大切だと思うんだ。
[撫でる手を戻しながら、そう告げて。にこりと微笑みかける。続く言葉を聞けば、濃い翠を瞬かせて]
分からないって、どんな?
―ギュンター宅入口付近―
[大丈夫というミハエルに頷きを返す]
[傍らを駆け抜けていった少女には声を掛ける間すらなく]
[目を細めて呟いたのは意識せずのこと]
ミハエルならきっと。
私がいなくなっても正しく狩りの心を伝えてくれるのだろうなと。
そう思ったら。
[見上げてくる翠を見つめ返す]
何故か口に出ていたよ。
[そっと頬に手を触れてすぐに離した]
引き止めるつもりではなかったのにね。
[淡く笑う]
―ゲルダ宅前―
[体調を悪く、とその言葉には自分は首を横に振り、それならすぐにゼルが気付くはずだと、その言葉で納得してもらえただろうか。
ぽつりとウェンデルがもらした言葉はその場にいなかった自分に届くことはない]
ゲルダっ!
[店に入り、呼びかける声にも、コエにも反応はない。
ただ、その場所にゲルダが先ほどまではいたであろう痕跡のみを残して、彼女の姿を見つけることはできなかった]
親子は…似る…か。
[彼女の死の原因は自分によるところが大きいのだろうと、そうとしか思えずにいた。
消える前の、そのときのことを思い出しながら]
―ギュンター宅→ ―
[ベッティの背中が見えなくなってから、俯くイレーネを見た]
そうだな。
[顔を上げた彼女に返す頷きに籠る意味は2つ。
改めて、外へ通じる扉に向かった]
─エーリッヒ宅─
素敵で、大事。
[言われた言葉を、小さく繰り返す]
……言って、伝えるのが、大切かぁ……。
[でも、と思ってしまうのは、きっと。
父が帰ってこなくなった後の、母の辛そうな様子が焼きついているから]
あ、えと……。
自分の……なんて、いうんだろ。
気持ち?
ディにとっての一番って、誰、なのかなって。
ちょっと、はっきり、わかんないんだ。
[みんな、大好きだから、と。告げる表情は、どことなく困ったような笑み]
─自宅─
[繰り返される言葉には、うん、と頷きを一つ。困ったように笑いながら告げられた言葉には]
あー……そりゃ確かに難しい、かな?
俺も一番が誰かと聞かれたら、決めかねるところだ。
兄馬鹿を発揮するなら、妹と即答出来るけどね。
[ははは、と笑い同意を示した]
一緒に居て楽しい人とか、この人の力になりたいとか。
感じ方は色々あると思うよ。
後はそうだな……直感?
意外と馬鹿にならないと思うよ。
─エーリッヒ宅─
うん……難しいよね。
[こくん、と頷き一つ。
上げられる友達の名前には、思わず笑って]
ディも、友達だったらすぐに上げられるんだよ。
ミィは、大事な友達だから。
[大分、力の抜けた口調で言った後。
上げられる例えに、にぃ、と声を上げる]
……そっか。
うん、ちょっと、考えてみるんだよ。
ありがと、リィにい。
─ギュン爺の家→外─
[ゼルの頷きにはぎこちないながらも微笑み、自分も彼に続いて外へと出て。
しばらく無言で歩いていただろうか、ためらいがちに問いかけた。]
……大丈夫?
[悩んだ挙句、こんなことしかいえなかった。]
[作りかけの生地を手にして]
はは、あははは…
[空いた手で顔を覆い、乾いた自嘲を。こぼれだしたそれは止まらず、涙と共に。
自責の念と、後悔に彩られた感情はただ、あふれてこぼれだすばかりだった]
─自宅─
そっか。
[ミハエルは大事な友達だと聞けば、自分のことのように嬉しげに笑う。礼を言われると「どう致しまして」と返し]
……ところでユーディット。
足、怪我してたりする?
[家の中に招き入れた時のことを思い出し、笑みを浮かべたまま訊ねた]
─白雪亭─
[暫し座り込んだまま流れるままに雫を零していたが、ぐいっと目元を拭うと、]
………………泣いてても、始まんない。
[ぽつりそう呟くと、痛む頭を押さえつつ立ち上がる。]
─エーリッヒ宅─
[嬉しげな様子に、何となく自分も嬉しくなって、にこりと笑い]
……ふにぇ?
[直後の問いかけに、ぴし、と固まった]
あ、と、ええ、と……。
……多分。
じいちゃのとこに行く時、一回、転んだ、から……。
[ぽそぽそと、声が小さくなるのは、いつもそれで怒られている条件反射かも知れない]
―村の通り―
[自宅へ戻る道中、言葉はなく。
特にそれを違和と思うことも、青年にはなかったのだが]
何がだ?
[不意に投げられた問い、それだけから意図を汲むことは流石にできず。
瞬きを一つしてから、イレーネを見た]
─自宅─
…やっぱり。
気を付けて、っていつも言ってるだろー?
よし、足見せて。
[呆れるように言ってから席を立ち。作業場の棚から真新しい布を取って来る]
転んだってことは、捻ってる可能性あるよね。
ゼルギウスのところみたいに薬は無いけど、布巻いて固定すれば少しはマシになるだろ。
―ギュンター宅入口付近―
[駆けて行くベッティに気をとられたは瞬時。
>>7 紅髪の狩人の青年の声に、ぐ、と顔を上げて]
…、う…
[頬に触れて離れる──手の雰囲気に、慣れぬ態で身を固める──も]
ボク、らのいのちは──
…廻る…ものだから。
[淡い笑いに、ぐ。と口を引き結び]
──それが、永遠には、続かない、と、知っている。
…だから。
[自分から離れたレナーテの手に手を伸ばして、狩りをする者の、硬さを持つ手を捕まえて]
ボクは、…
…いなく──ならないで くれ、とは。
……頼めないのだよ。
[きゅ、と軽く力を込めて、困ったように笑い、──そのまま、離した。]
けれど、
けれど。
いのちがひとつ尽きても。
言葉は、残る。
そうして、言葉には──、心が宿る。
[肩に乗る手に、笑って]
残したい想いが、あるなら、
言ってくれれば。
…覚えて──おくのだよ。
[静かにそう言って、肩を叩く促しに──ととん、と、歩き出す。]
―パン屋―
[こぼれるものも、器の中に納まるのならば、止まるだろうか]
ああ、知らせないと、いけないな。
[涙も、自嘲もなく、平時のように、作りかけの生地は元に戻し]
ゲルダ、少し借りていく。
[すでにいない、その者に断りをいれて、一度顔を洗い。
パン屋を後にした]
─エーリッヒ宅─
にぃ……だって、慌ててたから。
[呆れるように言われて、傍目にもわかるほどにしゅん、とした]
捻った……か、な。
なんだか、歩き難いから、そうかも、知れない。
[ぽそぽそ言いながら、言われるままに右足を見せる。
不自然に捻った足首は、左と比べたなら、腫れているのは見て取れるか]
─白雪亭─
[そうして向かったのは、食堂の上にある自分の部屋。
乱雑に散らかった机の上から、白紙と何枚かの書きかけの紙と墨を引っ張り出すと、]
……………『死神』の話が本当なら、そのうち……なんて言ってらんない。
ユリにぃの言った通り、この先生きのこれないかもしれないなら……
うん、後悔は……したく、ない!
[そう言うと、地べたに座り込んで凄い勢いで何かを書き綴る。
その内容は、色々な食材や調味料、その分量や加工方法。
つまりは、今までストックしてきた料理のレシピである。
その中には、新作きのこの漬け物のレシピも。]
─村の通り─
[問いかけに対して、何が、とゼルから問いかえされると。
自分自身、良く解らないままに言った部分もあったので悩みながら言葉を探した。]
…さっき。
様子が、いつもと違ったから。
…あたしは兄さんが甘えられるけど、ゼルはそういうの、見せないから。
…大丈夫かなって、思ったの。
[余計なことって怒られるかな、と思いながらもやっぱり心配で。
そんな風に、言いづらそうな微妙な表情で。]
―村のどこか―
[足取りは軽いとはいえない、だから、誰かに会うのもきっとだいぶたってから。
パン屋のところにいた時間も長かったせいかもしれない。
誰かにあったならば]
ああ、ゲルダが刈られた。
つくりかけの生地が、あった。
[そう、感情を見せない様子で、*告げていた*]
─自宅─
[慌ててたと言ってしゅんとする様子には苦笑が漏れる]
余程急いでたんだね。
…ああ、随分腫れてるじゃないか。
後でちゃんとゼルギウスに見て貰うんだよ?
放っておくのは絶対、ダメ。
[言いながら布を帯状にして、きつ過ぎないように気をつけながら患部に巻き付け固定する]
─エーリッヒ宅─
うん……ミィに、じいちゃが刈られたかもって、聞いて。
そしたら、じっとしてられなくなって。
[父が文字通りの帰らぬひととなってから、何かと世話を焼いてくれた長は、実の祖父と言ってもいいくらいで。
だから、意識は完全にそちらへ向いていた]
……う、ん。
ちゃんと、ギィにいのとこ、いく。
……かたつむりのとこ、行ってから。
[長の家の前での様子から、転んだのは当に気づかれているだろうから、きっと、逃げようはない。
そんな事を考えながら、大人しく手当てを受けた]
─自宅─
……そっか。
[慌てた原因を聞いて納得し、小さく呟いた]
かたつむり?
あまり寄り道しないで治療受けに言って欲しいけど…。
まぁ、ちゃんと行くって言うなら、良いか。
よし、終わり。
移動中にまた転ばないようにね。
[布を巻き終わり立ち上がって。お約束のように注意を紡いだ]
―村の通り―
[たどたどしくも心配を紡ぐ声。
眉を寄せながらそれを聞いて、やがて元に戻る。
思い当たる節は、――あった]
大丈夫だ。
[そう言って、前を向く。
一呼吸を置いて、次に出た言葉は]
……長はな、
最期まで、長だった。
[唐突で端的なそれは、未だ親友にも話しそびれていた、]
─エーリッヒ宅─
かたつむりは、じいちゃの大事な友達なんだよ。
だから……報せてあげないと、なんだ。
[真面目な面持ちでこう言うものの。
寄り道の理由の一端が、執行猶予を引き伸ばしたい思いにあるのは、言うまでもなく]
うん、今度はちゃんと、気をつけるんだよ。
ありがと、リィにい。
[お約束の注意には、こくり、と頷く。
浮かべる笑みは、いつもとほぼ変わらないものに戻っていた**]
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