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研究生 孝博 に 2人が投票した。
探偵 利吉 に 2人が投票した。
学生 涼 に 1人が投票した。
徒弟 裕樹 に 1人が投票した。
歌姫 琉璃 に 2人が投票した。
細工物屋 玲 に 2人が投票した。
歌姫 琉璃 は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、女中 小百合 が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、教師 史人、研究生 孝博、探偵 利吉、学生 涼、徒弟 裕樹、旅行家 蓮実、細工物屋 玲、小説家 榛名 の 8 名。
[殺す。その言葉にびくりと身を強張らせる。あまり考えたくは無いこと。しかしやらなければいけないこと。果たして、その時になって自分はその行動に耐えられるだろうか?]
[お腹が空かないかと話題転換されると、少しきょとんとした表情になり。そう言えばあまり食べていなかったか、と思い出す]
…あんまり、食欲は、ないけど…。
少しは、食べて、おいた方が、良いのかな。
[笑みまでは浮かばなかったが、肯定の頷きを孝博に返す]
こーゆー時だからこそ、体力は付けとかないと。
[頷きに、こちらも頷きを返した。]
何か、作って来るッス。
[榛名には笑みを残して、椅子から立ち上がり、
台所へと入った。]
――っ、
[包丁を持っていた。手に、力が少し入る。
どくりと、うずくような気持ちは、やっぱりして。]
――うん、いた。
さっきから、ずっと、いたよ?
[傘を畳み、玄関の戸を開く。
人が居ても応対に出てくる余裕は無いだろうと。
何よりも良く知った場所でもあったから]
…結界もギリギリ。
視るのが追いつかない、かもしれない。
[ポツリと呟いた]
[書庫を出て玄関へと向かうのと、戸が開くのとはどちらが先だったか]
っと、玲。
[開いた戸の先に、妹の姿を認めて、ほっと一つ、息を吐き]
うん。
[頷いて、孝博を見送る。それから大きな溜息をついて]
……誰が、誘われし者、なのか、か……。
[見た目では分からない。判じるのは特定の者にしか出来ない。何も持たない自分は何が出来る?]
[何度か溜息をつきながら、外へ出た者達の無事を祈り、待つことにした]
[困った表情のまま、ぽり、と頬を掻いて]
それこそ、こう言う時に言うべきじゃないのかもしれないけど。
小百合…、琉璃と2人で話したいって言ったら…。
[言い終わる前に、小百合の満面の笑みで遮られ。
ひらりと手を振った後、自信満々に旅籠への道を先んじて歩んで行くのを見る]
……なんだかな。
兄さん。
[こちらも安堵の息を]
持ってきたわ。
榛姉のこともあるし…後は旅籠で部屋を借りてみる。
[手にしている箱を少しだけ見せて、そう言った]
[手にした箱、その中身は何かと思うものの]
ん、そーだな。
榛、ほっとけねぇし。
[榛名の名に、頷いて。
相変わらずの小言を受け流しているらしい蓮実を振り返る]
んじゃ、急いで戻るか。
他の連中も、戻ってればいいんだが……。
[何度目かの溜息の後、ふ、と何かに気付く]
……さっき、孝博、君、何で、綾野を、引き合いに、出したんだろう……。
[綾野の時みたいに。そう、彼は言った。しかし綾野は人の手で殺されたのではなく、おそらくは誘われし者の手にかかったはずで。先程の会話からそれが引き合いに出されたことに、何だか違和感が残った]
何、だろう…何か、引っかかる。
[言葉には表せない引っ掛かりが、心の中に残った]
…そうね。早く戻った方がいいかも。
[蓮実さんのためにも、とは口の中だけで]
気になるの。
何か嫌な予感…。
[こちらを向いた蓮実の表情も微妙だったか]
ふゥん?
[その時だけ、声色は冷たく。
すいと片手を延ばし、包丁を持つ手に添わせる。]
・・・別に、どっちだって構わねーケド。
我慢は、よくないよ?
[引かれていた手を逆に引き返し、一つの商店の中に入って行く]
花言葉とか、琉璃は詳しそうだな。
[手を離し、他愛ない会話を。
売り物の花を眺めるように店内を歩き回り、目的のものを見つける。
鈍く輝く大型の鋏]
――――…琉璃。
[白いワンピースが靡いて揺れる。
琉璃が振り向くのと同時に近寄って]
っ、や…
[手に重なるぬくもりは、りきっちゃんのではない。
振り払おうとして、]
が、まん。
我慢じゃ、ない…!
良いって、それでも良いって、…っ
ああ……そうだな。
[ついでに言うなら、自分自身も、なのだが。
古老の視線は、やっぱり痛い]
……って、嫌な予感?
[言いつつ、二人の顔を見比べ]
……ま、とにかく、急いだ方がいいだろ。
[琉璃の白いワンピース。
胸元に紅い紅い花が咲いて]
俺は謝罪も弁解もするつもりはないけど。
琉璃は…俺に何か言いたい事は?
[傾ぐ身体を支え、琉璃の口を自身の耳元へ持って行く。
その場で浮かべた表情は何だったか]
[事切れたのを確認すれば、百合を一輪近くに添えて。
旅籠への道を歩む]
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