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氷破 ベッティ を 1人が心の中で指差しました。
月闇 榛名 を 2人が心の中で指差しました。
翠樹 ゲルダ を 1人が心の中で指差しました。
疾風 黒江 を 4人が心の中で指差しました。
天聖 マテウス を 1人が心の中で指差しました。
疾風 黒江 は人々の意思により処断されたのです……。
今日は犠牲者がいないようでした。運が良かったのか、それともただの気まぐれでしょうか?
今、ここにいるのは、影輝 エーリッヒ、流水 ゼルギウス、陽光 ナターリエ、氷破 ベッティ、月闇 榛名、翠樹 ゲルダ、火炎 イヴァン、天聖 マテウス の全部で 8 人かしら。
[イヴァンとマテウスのやり取りに、犯人がビーチェを選んだ理由、を思い返して、ほんのわずか口元が弧を描くけれど、それはすぐに真面目そうな表情に取って代わって]
――っ、あれは、また王の……
[空を見上げたときに。
昨日見たのと同じ光の輪が、また館へと向かうのを見て眸を細めた]
―館内・廊下―
クロ〜、お帰りなの〜…
[黒江に二人が挨拶をしてから、自分も遅れて挨拶を。
ナタルの呟く様子に気づくと、そちらの方を見て]
悪いのは〜、犯人なの〜…
[そう呟いていた。
それから他の人も帰ってきて、それぞれにおかえり〜と挨拶をして、ビーチェが見つからなかったという話を聞くことになった]
[ゼルギウスの声に、空を見上げる]
館の方、か――!?
[光を目にすると、反射的に、それを追いそうになる。しかし、見る間に輝きは遠ざかり、到底追いつけないと悟って、足を止めた]
―館内・廊下―
[ビーチェはあたいも見てねぇけど、捜したわけじゃねぇから報告聞く側だったのさ。ハノスケも見つけてねーのか。]
あ、そうだハノスケ!
ええと、さっきの事だけど……
[何かハノスケがビミョーな顔してるのに気づいたあたいは、そういやさっきのあたいだって言って口止めしねぇと!と思ってハノスケに近づいたのさ。
何か飛んできたのはその時だった。
やーな気配に一瞬ぴくっとあたいは窓の外を見たのさ。]
―館内・廊下―
[ナターリエの心の機微まではわかるわけもなく、
ただその言葉が本心から言っているようには聞こえていた]
あっ……
[それに気づいたのは、誰が先だったか、ベッティをたかいたかいした時にみえたものに似た光。
自分が何かの反応を示すよりも早くそれは黒江のもとに向かうだろうか]
―館内・廊下―
[黒江の報告>>3:244やナタルの呟き>>3:248に反応する前に、戻ってきたエーリッヒ達に気を取られていた。
そんな所に、あの光が飛び込んできたのだった]
え。わ。
[光が目指していたのは黒江だったのだけど、たまたま位置が悪かったというか。端っこに触れるような形になってしまって]
わぁぁぁ!
[ぽふっと。小さくなってしまった。
その目の前で黒江の姿は光に捕らわれて。輝きが一層強くなって]
王様っ、待って待って!
黒さんも持ってないよーっっ!
[光で繋がれたように感じたものをそのまま叫ぶけど。
当然間に合うはずもなく、弾けるように消えてしまったのでした。
ぺたんと崩れるようにその場に座り込む]
――ま、たっ!!!
[光が走る。
それは、まるで、矢のようで――]
館の方かッ!
[追おうとして脚を止めたマテウスの後ろ
それが消えるのを目で追うしか出来なくて]
[館で誰が選ばれたのか解らないまま、不安そうに二人を見やり]
――どうします、館に戻りますか?
[問いかけは主に、外に出てきたマテウスに向かって]
―館内・廊下―
[光に触れたため小さくなったゲルダ、心配するようにそちらを向いて、
ゲルダが黒江は違うと、その言葉に光に捕らわれた黒江の方に手を伸ばした]
クロ〜…
[そのまま黒江が消えた空間を掴むことになり、
目標を失った体は前のめりにべちりと倒れた]
─館内・廊下─
……なにっ!?
[刹那、物思いに囚われていたためか、光の接近に気づくのは遅れた。
目に入るのは、捕らわれる黒江の姿]
……極楽蝶、てめえっ!
今度の基準は、一体なんだってんだよ!
[何かこう、ふつ、とイッたものがあったのか。
一瞬、完全に素が出ました]
―館内・廊下―
ぇ、あ、あたい!?
[こっち飛んで来た光の輪に、一瞬あたいが飛ばされるのかと思って目を瞑って、体固くして構えてたんだけど、あたいには何にも起きなかった。
おそるおそる、目を開きかけたところでゲルダの声が聞こえて慌てて目を開けたけど、目の前のハノスケはもう消えちまってたのさ…。]
―館への道―
とにかく、戻ろう。
[今度は誰が反省房へ送られたのか、急く気持ちのままに踵を返し、館への道を早足で辿る。走らないのは、走ったとしても、結果は同じと判っているからだった]
戻る!
[逆方向に全力疾走しようとしたが
マテウスが速足で戻るのに気づき その後ろについた。
たまに 抜かしてしまう程脚は急ぎ気味で。
館についたら 乱暴な音を立てて扉を開く]
おい、誰がもってかれた…っ?!
[声も知らず 上擦る]
[マテウスが先行していたおかげでイヴァンの軌道修正をする必要がなく。
ただ二人の早足はこちらにとっては軽く駆ける速度だったかもしれない。
館に着いたときは少しばかり息を切らしていて、誰が居なくなったのか確認する余裕がなかった]
[先頭に立っていた筈が、最終的にはイヴァンに抜かされ、その後に続くように館の扉をくぐる]
………
[問いたいことはイヴァンと同じだったので、何も言わずに、そこに居並ぶ者の顔を見渡した]
―館内・廊下―
[座り込んだ姿勢でふらふら。
意地を張ろうと思ったけれどやっぱ、力尽きてぱったり]
きゅー。
[謎の声が漏れた。
『秘宝』の力じゃなくても、今の状態に王の力は。
こうかばつぐんだ]
─館内・廊下─
[しばらくきょろきょろ、くんくんと黒江を探し回っていたのだが]
…ごしゅじぃ〜ん…。
黒江、連れてかれちゃったぁ。
[戻って来るなり状況を訊ねて来るイヴァンにしょんぼりした様子で告げた]
―館内・廊下―
あ、おっさんたち…。
ハ、ハノスケが連れてかれちまった。
[おっさんらの姿が見えたら、あたいもポツリと呟いたのさ。
エーリッヒが言うのが早かったかもしんねぇけど一応な。]
んで、ハノスケも違うって、ゲルダが―――って
ゲルダ?
[ぱったりしたゲルダに慌てて近づいたのさ。
でも多分ハルナのが早く動いた予感。]
―館―
[息を整えながら周囲の話を聞き。
エーリッヒやナタルが口々に告げる名前に、それこそ意外だと言うように眸を瞬かせた]
黒江さんが……?
いったい、彼のどこが犯人に見えたと言うのでしょう……
[王が選ぶ基準がさっぱり解らなくて、眉間に皺を寄せて玉座のほうを睨んだ]
―館内・廊下―
[館にいなかった人たちもきたらしく、イヴァンの問いかけにはエーリッヒが答えていた。
外にいた人たちが来たときには、自分はうつぶせにべちょりと潰れたような状態でいるだろうか]
む〜…、クロ〜…、連れて行かれたの〜…
[それからゲルダのほうを見ると力尽きてばったりとしていて、
かさかさっとそのまま這うようにしてゲルダの方へと]
ゲル〜……
[心配するようにその手をぎゅっと握った]
―館内・廊下―
うぉ、ハルナも倒れてたのかよ。
二人とも大丈夫か?
[なんかどっかで見た虫みたいな動きしたハルナがちょっとアレだったけど、あたいは二人の上にふよんと浮いたのさ。]
立てるかー?手ぇ貸すぞー?
[って一応二人に手は差し出したけど。
ゲルダの方とか特に大丈夫か?これ。]
[黒江が連れていかれたと聞くと、考えるように、口元に手を当てる]
……まさか、とは思うが、王に会いに行った者から順に連れて行かれて…いや、まさかな。
[まさか、まさか、と、思いたいようだった]
―館―
[ちり、と左手がなんだか熱を持ったように感じて無意識に右手でにぎりしめながら呟く]
黒江さんも、王に話しかけに行ってました、ね……
[しかし黒江が王を怒らせるようなことを言うとは思えずに考えるように眉を寄せ]
ゲルダさん? だいじょうぶですか?
[小さいゲルダを一瞬見逃していて。
ベッティや榛名の様子ではじめて気づいたように声を掛けた]
黒江…――違う?
犯人じゃねぇって事、か?
[エーリッヒの姿を見てほっとしてしまった表情を
隠す程器用では無い自分を、少し、恨む。
が、直後、続いた言葉にはてなを並べ]
…、ゲルダが言う、って。
ゲルダも、所謂「感知」みたいな事が出来る、っつーこと…って、
[ぱちり 眼を瞬いてゲルダをみると 駆けよる輩]
お、おい?!
大丈夫か、何かあったのか?
―館内・廊下―
[事故なんだろう。きっとそうだ。
そうじゃなかったら後で暴れてやる]
ちがう、のにぃ。
おうさままで、ふあんてい、いくない…。
[榛名に手を握られて、ベッティに名を呼ばれて。
でもまだ頭の中はぐわんぐわんしていて、へろへろな声で呟いた]
[やがて倒れているゲルダと榛名、そして近づくベッティに気づくと、そちらへと歩み寄る]
これは…休んだ方が良さそうだな。
[その場しのぎの癒しでは、特にゲルダは回復には至らなそうだと感じられた]
―館内・廊下―
[ベッティからの声があれば、手をひらひらと振って返して、自分は大丈夫だと。
ゲルダの手を握ったまま上体を起こし、
周りの、なんで黒江がという会話が耳に入り]
王が〜、きちんと選べてない〜……?
[ゲルダに意識が向いていたので言葉の把握は正確でなかったかもしれない]
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