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家事手伝い ローザ に 1人が投票した。
修道士 ライヒアルト に 1人が投票した。
少女 ベアトリーチェ に 1人が投票した。
織子 カルメン に 5人が投票した。
鍛冶師 アーベル に 1人が投票した。
織子 カルメン は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、鍛冶師 アーベル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、研究生 エーリッヒ、家事手伝い ローザ、修道士 ライヒアルト、少女 ベアトリーチェ、狩人 ユリアン、細工師 クロエ、シスター ナターリエ の 7 名。
[手ん中にあった物が無くなる感覚に声上げられたかもしれん。
やけどそんなんお構い無しに、うちは左手でカルメンさんの右腕掴んで逃げられんようにした]
ライさん信じとるわけやないけど。
これがいっちゃん手っ取り早いんや!
[右手ん持ったナイフ揮うんに躊躇いは無ぅなってん。
一発で終わらそ思て、最初は喉狙ったん。
首切ったら致命傷んなる思うたからな。
やけど、カルメンさんかて死にたないやろから抵抗されて、自由やった手でナイフ持った右手払われてもうた。
それでもうちはナイフ離さんで、右腕を一旦後ろに引く]
大人しゅう……してぇな!
[無茶ゆぅて、今度はうち、ナイフ逆手に持ち替えて、背中でカルメンさんの抵抗防ぎながら、カルメンさんの右脇腹狙ってナイフ突き刺した。
背中叩かれて痛ぁけど、今は我慢する。
動き鈍ったカルメンさんからナイフ一旦抜いて、今度こそ首狙ろて右手のナイフ動かしてん]
───ひゃ!
[ナイフがカルメンさんの喉の柔肉を容易に裂いた。
途端に紅いもんが噴出して、うちん顔に思いっきり飛んできてん。
思わず悲鳴上げて、掴んどったカルメンさんの腕、離してもうた]
ッ ゥ、 ァ……!
[カルメンさんの身体は仰向けに倒れてく。
うちはたたら踏んで、握っとったナイフ床に落としてしもた。
直後、目ん前が真っ白んなってく。
昨日見た白昼夢や]
[カルメンたちの方は、どうなっただろうか。
声が聞こえれば、そちらに顔を向けようとするものの。
その瞬間を目撃することは叶うだろうか。
目撃する事が叶わなくても。
どうなったかを訊ねる心算だ。**]
[息苦しい。
また水ん中や。
周囲も白いし、昨日見たもんとほとんど変わらへん。
せやったら、て水面の方見上げてみたら、あんじょうカルメンさんが水面に浮いとった。
紅いもん散らして水面漂っとる]
[”違う”て、また思うた]
ゥ 、 ふ、あ は。
ふ、は、はは、 あはは ははははは!
[白昼夢が途切れて、うちは顔を紅で染めたまま笑い声上げとった]
なんや ちゃうや ん。
カル メンさん 、 人狼ちゃう やんか。
[腹から笑っとったお陰か、息苦しいんに声ははっきり出とる。
そないにして笑ったまんまで、うちはライさんの方に顔向けた]
ふふ ふ
ライさん の うそつきぃ
うち は、 騙されへん でぇ?
[箍が外れたみとぉに笑いながら、うちは顔んついた紅を袖で拭ってん。
服はとっくに返り血で汚れとったさかい、拭うんに抵抗はあらへんかった]
───── カルメン!!!!
[彼女の名を、こんな風に叫んだことはなかった。
倒れこむ彼女に駆け寄って、血を噴き出す傷に手を当てる。
すぐに真紅が手を浸した。
それでも傷に手を当て続ける]
ダメ……駄目だ。
いや。いやだカルメン、死なないで……
[次第に泣き声になってしまった。
無駄だと心のどこかでは分かっている。
でもどうしようもなくて、傷に手を当て続ける。
すぐに服も袖も床も全てが、流れ出る赤に染め上げられる。
流れ出る真紅は、止まることがなくて、]
[……零れ出る命は止めようがなくて]
─ 広間 ─
んふふ ふ
ライさん うそつきやからぁ
こんど は ライさん 見てみぃ も ええかも なぁ?
カルメンさんはぁ 人狼やないけどぉ
ライさんもぉ ちゃうかはぁ 見ん と 分から へんもん ねぇ?
[うちはだぁれも信じとらんかったから、クロエさんのゆぅてたこともどっか飛ばして、笑いながらそないなことゆぅとった。
誰も信じとらんかったけど、人死に見るんは怖ぁて。
やのに、心とは裏腹に思考は”役目”を全うしよて動いとって、結果、心が耐えられんで闇の底ん堕ちてった。
今んうちは、誰か殺して人狼かどうか見ることしか頭に無いねん]
―広間―
[ローザがカルメンへと近寄り、一連の動きには自分は介入せず見ていた。
舞い散る赤、花が咲きほころぶようと、自分が引かれるその花に、今は落ち着いた様子で震えることもなく、
ただ、その光景は痛ましい思いと表情で見ていて]
……
[小さく聖句を心の中で呟く。
直後ローザがライヒアルトに詰め寄る姿には驚いた様子を見せていた。
その様子に、かける言葉に、ライヒアルトが偽者だと、そう確信を持って告げていたことに]
―広間―
[細工師の言葉>>4に何か返そうと口を開き、 その直後にそれは始まった。
向けられていた刃は結局、男の身を貫く事は無かった。
代わりにそれを手にした娘が力持つ者であった事を、その時点で男は未だ知らなかった]
…… ローザ君。
[驚いたように、行動を起こした者の名を紡ぎ、だがそれだけ。
男はその行為を止めようとはしない。当然の事だった]
[やがて肉を裂いたナイフが落ちる>>2。
少しの間呆然としていた娘は笑い声を上げ>>6、それと共に男の表情から驚きは失せて]
そうか。
……君が、“もう一人”か。
[告発>>7に、僅かに眉を顰め、男は返す。
もう一人の言葉が指すのは、“能力者”か、“人狼の側の者”か――この時点では未だ、どちらとも取れるだろう。
そして男は命を喪ったばかりの織子の方を見て、
旅人の時と同じように、十字を切った]
─ 広間 ─
[ローザのわらう声と、クロエがなく声が響いてくる。
僅かに伏した翠からは、先ほどまでの冷たさと鋭さは失せていた、けれど。
感情のいろは、やはり、戻らぬまま。
視界を遮ったベアトリーチェから、状況を問われたなら、短く]
……カルメンさんが、死んだ。
ローザが、殺した。
[そう、告げて、少女から目を逸らす。
問うような色を宿した翠が向くのは、ライヒアルトの方]
─ 広間 ─
……とり、あえ、ず。
ライヒさん、ここから出といた方がいい。
[クロエはアーベルが宥めに行くか。
ユリアンがローザを抑えようとする様子に、小さく息を吐いて]
……あんたが何者であれ。
ここでまた、血が流れるのは、嬉しく、ない。
[問うようないろは残したまま。
ライヒアルトに向けるのは、こんな言葉]
ごめん…、ごめんね。
[泣きじゃくりながら、謝罪をカルメンへ向け繰り返した。
ミリィ、カルメンと。
幼馴染と女友達とを失って、どこまで続くのだろう。
布に包んできた十字の燭台も、いつしか布は解けて血に浸る。
それを気遣う余裕とてない。
ただ、とん…と、優しく肩を叩かれた気がした。
振り返れば、深い蒼の双眸がある]
―広間―
彼女も弔わねばならないな。
…… 嗚呼、アメリア君の方もまだ見ていなかったか。
[己が殺したようなものであるのに、まるで昨日までと変わらない調子で、男は言う。
己に向けられる様々な色の視線など、意に介していないかのように]
ライヒ兄さんっ!
[少し感情的な声で呼んでしまい。
人前ではもうほとんどなくなったその呼び方を驚く人はいたかどうか]
私が…やりますから、
ライヒ兄さんは一度……
[と、エーリッヒの言葉に>>27同意するように広間の外を視線で示す]
―広間―
そうか。
[感情的な声>>32に、瞬きを一つした後]
……ならば、任せるしよう。
[出ておいた方が良い>>27>>32という言葉に、それぞれの顔を見て、素直に頷く。
その際に青年の目の問う様な色も見えた筈だが、直接の問いが向かない限り、男は誰にも、何一つ答えずに、広間の扉へ向かう]
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