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主婦 亜佐美 を 4人が心の中で指差しました。
お嬢様 涼 を 1人が心の中で指差しました。
主婦 亜佐美 は人々の意思により処断されたのです……。
今日は犠牲者がいないようでした。運が良かったのか、それともただの気まぐれでしょうか?
今、ここにいるのは、御曹司 晴美、医学生 七重、双生児 奏、お嬢様 涼 の全部で 4 人かしら。
[通り過ぎようとするryouを、
僕は今度も止める事ができない。]
――…ryouは、やっぱり蒼が…人狼…だ、と?
[七重姉の言葉を繰り返すかのように、呟く独り言。
其れはすり抜けていくryouの背に届かずして落ちるの、かな。]
[身体の横を湯気を纏った涼が駆け抜けて行く]
っ!
ryou、待って!
[慌てて右手を伸ばしたけれど、涼の腕を掴むことは出来なかった]
っ、確かに蒼を殺せば少なくとも一人は人狼が死んだことになる。
でもそんな考え方は……ダメだ!
[一瞬だけ、ゲームのような打算的な考えが浮かんだ。
けれどそれではただ死ぬ人が増えるだけだと考え直し、涼を追いかけその場を駆け出す]
―― シャワー室付近 ――
[「二人には危害を与えたくありませんわ」。
じゃぁ、他の人なら、ryouは良いの?
一瞬だけ思考が止まってしまい、僕はその場に立ち尽くす。
何が正しくて、何が間違いなのか。判らなくなって。
ふと、七重姉がryouに向かって投げかけた言葉が耳に入る。]
――…そうだよ、そんな考え方は…いけない。
〜〜っ待って! ryou! 其れを振り上げちゃ…駄目だ!!
[七重姉が駆ける。一拍遅れて僕もつま先で床を蹴り、
走り出した。
もうたくさんだ。"ひと"が"ひと"を殺すのを見るのは。
もうたくさんだ。"ひと"を止められないのは。]
どうでも良いって、どうして!?
違うと思ってるなら、殺す必要はないじゃない!
[振り向いた涼に駆け寄りながら声を上げる。
左腕に抱えたペットボトルのせいで少し走りにくいが、相手が止まっているなら追いつくことは可能か]
ねぇ、ryou。
蒼は殺さなきゃいけなくて、アタシ達は殺したくないと言う根拠は、何?
貴女は何かを知ってるの?
[ryouが投げる言葉。
僕と七重姉は其れを互いに受けとめる。]
ばかっ! 如何でもよくないよ!!
何でそんなことを言うの?
蒼さんを殺して! ryouはそれだけって言うけど、
本当に、それだけなの?!
[七重姉はryouの言葉を如何受けとめたかはわからない。
だけど僕は僕なりに彼女を止めたくて、声を張り上げる。
説得もできない、言葉が出てこないもどかしさに苛立ちながら。]
[そうしてケタケタと哂いを垂れ流していたが、ぴたりとそれが止まると]
ああ、もういいや。蒼、あんたもう死んでくれて。
[絶対零度の漆黒の目で亜佐美を見据えると、懐に潜り込んで、亜佐美が何かを取り出すのに先んじて鳩尾への一撃。
そうして、亜佐美の体勢が低くなると、後ろに回りこみ、]
ぐっばい、霊能者さん。あんたの苦悩、面白かったぜぇ。
[耳元でそう囁くと、爪で頚動脈を掻っ切った。]
どうしていけないのかしら?
[晴美にそう答えてから]
ナタリーさんだってire-naさんを殺した。
アートさんはWenさんを殺した。
[裕樹と瑠衣が殺されたことに関しては触れなかった
七重の続く質問に]
それが私の頼まれた仕事だからですわ。
[もう何も隠す気もなかった]
レンは死んだの…、私の大切な…大切な仲間、友達……先生になるはずだった人。
[語る声には感情を抑えようとしているのか少し震えている]
もう、失いたくないの。
っ。
[玲を殺した。
その言葉に声を詰まらせる。
けれど続き告げられた言葉に僅かな驚きと、仮定が真実であった確信を得た]
やっぱり……Wen.が人狼で貴女は狂人だったのね…!
大切な人を失いたくないのは誰だって一緒よ!
アタシだって綾姉を失いたくなかった!
けれど奪ったのはそっちじゃ……ぁ…、だとした、ら……蒼!!
[罵りそうになって、言葉が切れた。
しまった、と血相を変えて涼を追い越し先程まで居た場所へと駆け出す]
[裸足で駆けるryou。
ペットボトルを抱える、ハンデを背負う七重姉。
二人に比べて何も無い僕は、
思ったより二人に追いつくことができた。
いや、ryouが立ち止まり振り返っていたからだろうか?]
そうだよ・・・
[七重の言葉には否定はせず]
そう、同じ、同じなのかもね。
[思考と感情が安定しない、声は震えている]
それじゃあ、二人は私を…殺す…?
どうしてって…それは、
みんなで生きて帰るって、約束したから、センセーと。
[今更偽善は口にしたくなかった。
無法地帯で道徳を解いて何になるというのだろう?
だから僕は僕なりの答えを彼女に告げた。]
レン…? それはセンセーの、こと?
[聞きなれない名前。でも繋がる言葉から想像できる人物。
僕の大好きな、僕の知らない、聖。]
失いたくないなら…なんでなお更…?
先のことなんて判んないとかって…ないよ、きっと。
だから――…
[そういいかけた僕の言葉を封じたのは、
ryouから告げられた、新たな事実。]
…え、蒼さんが…しん、だ?
って七重姉! ひとりじゃ危険!!
[果たしてryouの言葉と七重姉の推理、どちらが早かったか。
駆け出す七重姉。素肌を晒すryou。
二人を見比べた後、僕が選んだのは――]
七重姉!! 待って!! ひとりじゃ危険だよ!!
残されているのはっ! 殺されちゃう!!
[ピュウピュウと吹き出る返り血に染まりつつ、事切れたことを確認すると、パッと手を離す。
ずしゃりと血溜りの中へ崩れ落ちる亜佐美。
それを冷めた目で見下ろしていたが、七重がこちらに駆けてくると、ゆっくり振り向き、]
……やぁ、遅かったですね。
待ち草臥れて蒼さん殺しちゃったじゃないですか。
[血に染まった笑顔をにこりと向ける。]
[震える声。小さなからだ。
なのに大きなことを言ってみせる。不釣合いのおんなのこ。]
七重姉は判んないけど。
でも僕は…殺さないよ、君を。
殺したって意味無いもの。
僕は無駄な殺戮ははきらい。
だから七重姉は殺させない。
ryouも殺さない。僕も、死にたくは無い。
ryouが死にたければ死ねばいいよ? 其れは自由だからね。
――だけど簡単には殺させはしないよ?
[其れだけを告げ、僕は七重姉を追って再び走り出す。
近付くに連れ濃くなる血の匂い。
僕は瞑目したくなるのを必死に堪えて、ただ足を進めた。]
[二人が駆け出すのを見てから少し遅れてそれについていきながら晴美の疑問や七重の質問にまとめて答えるように話しかける]
そうだよレンはWenさん。
綾野さんを…殺せば…すべてが始まって……終わるんじゃって…、
今は4人……誰かが死ねば……終わるんじゃ…ないかな…?
[それは迷いのせいか、走っているためか、途切れ途切れの答えだった]
…今手にかけなきゃいけないのは、ただ一人だけだよ…!
[涼へ返したのはそんな言葉。
晴美の制止も聞かず、目的地へと向かって走り続ける。
もう誰も手にかけたくないとは言わない。
こんな悲しい連鎖は断ち切らなきゃいけない。
喩え最終的に自分の命で贖わなければならなくなったとしても]
……愚か者の考え方かも知れないけど。
終わらせなきゃいけないのよ…!
[その後の呟きは他へと届いただろうか。
やや後に先程まで亜佐美や奏と居た場所へと辿り着く。
紅で染まった床、そして奏と亜佐美。
遅かったと、落胆の表情を浮かべながら現場へと近付く]
……貴方が最後の人狼、なのね。
[向けられる笑みに強く唇を噛んだ。
ここに残っていれば防げたのかもしれないと、自分を責め立てる]
[走りながらの会話。途切れる言葉を拾いながら]
レンが、…センセー…。そうか。やっぱりセンセーは…
? 綾野さんを殺せば…総てが始まって…終わ、る?
誰か…殺せば?
[その言葉に僕は今一度ryouを見て、問う。
正しい答えが来るかどうかはわからない。
消去法で考えると、僕視点からではその人でしか、
考えられないけど]
教え…て、ryou! 狼は…センセーと…誰?
[七重の返答を聞き、先を行くのを晴美と追いかけながら]
ナタリーさんって……言って信じるの…?
[聞き返すようにして晴美に返した返答は答えに近いもので、
七重に追いついた頃には奏と対峙をしているときだったか]
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