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青の死神 アーベル に 1人が投票した。
Lilith カルメン に 5人が投票した。
Lilith カルメン は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、青の死神 アーベル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、蜂蝶 オクタヴィア、黒耀鴉 ライヒアルト、野槌の娘 ロミ、万華鏡 ユーディット の 4 名。
[広がる波紋は徐々に弱まり、終焉を示し始める]
[『遊戯』は佳境。残る参加者も少ない。そのうちの一つは漆黒流星が放った星の影]
[望みは、勝者と言う名の栄光は、一体誰の手に*渡るのか*]
─中央ビル・内部─
……こうなった、か。
[二戦の決着を見届けた後、口をついたのはその一言]
野槌のお嬢ちゃんと、あちらの姐さん。
……どっちも、面倒な相手だねぇ。
[呟きながらモニタールームを出て、メディカルルームで治療をする。
それがすむと、二階の個室へ戻った]
さて。
仕掛けるとしたら、どこで、どう動くか……ね。
[個室で軽食を用意しつつ、呟く。
常磐緑に浮かぶ光は、声と同様どこか*愉しげ*]
―中央ビル―
[中央エリアのビルまで無事に帰りつき、最初に確認したのは参加者たちの勝敗]
んーと、今の所勝ち残ってるのは……
んあー、『黒耀鴉』さに『蜂蝶』さか!
どっちも苦手なタイプっぽいだ……。
[モニタールームで映像を確認する。
飛行能力を持つライヒアルトに、銃器による攻撃をメインとするオクタヴィア。攻撃を届かせるにも一苦労しそうな相手だ]
『土』のある場所でも五分五分ってとこだあね。
あー、どうすっかなー……
[椅子の背凭れにだらしなく寄り掛かり、前髪をくしゃくしゃと掻き上げて]
まあいい、あとは全力出して戦うしかないだ……
今は寝る!
[宣言するように言い放ち、二階にある個室へと引き上げて*いった*]
─中央ビルに隣接するビルの屋上─
[物陰から影が持ち上がる。それはオクタヴィアを形作り、屋上へと降り立った。歩み、屋上の縁まで進む。ヒールとアンクレットの音はせず、胸元のネックレスはどこかくすんだ色]
十分な休息は得られたかしら?
最後の宴はもうすぐですわよ。
[鶸色は中央ビルの二階、居住空間へと向けられる]
お互い得意フィールドが異なりますわね。
どこかに誘き寄せるか、彼らの行動に任せるか…。
少し様子見かしら。
今の状態ではあまり大がかりなことは出来ませんし。
[今、オクタヴィアの本体は”下”に在った]
─中央ビル・二階個室─
[簡単な食事の後、落ちていたのは浅い眠り。
それを破ったのは、何かを感じたからか]
……ん……っと。
ヤベ、ちょっとのんびりしすぎたか。
[呟きながら起き上がり、窓を開ける]
さて。
誰とどうやり合うにしろ、建屋の中、ってんでもない限り、地形の利は俺にある。
他の二人も、スタイル的には屋外型だろうし。
その点では、有利……か。
[勿論、一撃の重さや射程ではいささか分が悪くもあるのだが、それはそれ]
……ま、悩んでても、しっかたない、か。
ここまで来たら、あとはやるだけ、だしな。
[軽く頭を振ってそう割り切ると。
開いたままの窓から、外へと飛び出す。
音を立てて広がる片翼が大気を捉え、その身を下まで導いた]
……身体的には問題なし、と。
後は、こっちが『暴れない』事を願う、か。
[着地の後、右の腕を軽く撫でて、呟く。
なんか、妙に物騒なのは、気のせいじゃないかもしれない]
―中央ビル・二階個室―
[疲れが溜まっていたのだろうか、まだ『遊戯』は終わっていないにも関わらず予想以上に深い眠りに落ち。
意識がやや浮上しかけた所で、がばと起き上がる]
う……あ……
あ、そっか。ここで襲われる事はさすがになかっただな。
[そういえば、次の戦闘はどうなるのだろう。
誰かと約束しているでもなし、それならさっさと自分の得意なフィールドまで移動してしまった方が得策ではなかろうか]
……おっし、行くか。
[ごそごそと身支度を整え部屋を出ようとする娘は、別の部屋の窓から飛び出した影の存在には気付かなかった]
─中央ビルに隣接するビルの屋上─
[二階の窓から外へ出る者を見て鶸色を細める]
そろそろですかしら。
[オクタヴィアを形作っていた影は崩れ、他の影と同化する。探るのは二人の動向。フィールドへ出るようなら、影を伝いその後を追う]
─中央ビル前─
……んー。
地の利を取るか、それとも。
[小さな声で呟き、思案を巡らせる]
……むしろ、ペースを掴む方を重視すべき、かね。
なら、地の利を捨ててでも……。
[自分の得意な戦い方を選ぶべきか、と。
思考はすぐに、そこへと至る]
……と、なれば。
女性陣の行きたい場所に、お付き合い、ってコトになるかね。
[行く先さえ把握できれば、追うのは容易い、と。
思考巡らせる常磐緑には、愉しげないろ]
―中央ビル前―
[鉄槌を肩に担いだ少女は、ビルを出た所できょろきょろと辺りを見回す。
不意打ちがないと分かれば、そのまま一直線に駆け出した。
目指すは北エリア、林の方向]
さて、向こうの得意フィールドに追い込まれなければ良いけども……。
[相手の思惑はわからぬまま、それでも警戒よりは先を急ぐ事を意識して、ビルの谷間を駆ける]
―北エリア・林へ―
……っと。
[『龍眼』が、きょとり、と動く。
常磐緑が捉えたのは、駆けて行く少女の姿]
北。やっぱり、地面のあるとこに行きたがる、か。
……あそこ、やりにくいんだけど、ま、仕方ないか。
[そんな呟きを漏らしつつ、羽ばたき一つ。
駆けて行くロミを追い、北へと向かう]
─ →北エリア・林─
─ →北エリア・林─
[鴉を、娘を、付かず離れず影で追う。行く先に木が立ち並び始めるのを見、場所の把握をする]
[影は木々の影を渡り、ロミが立ち止まる前方の木の影へと回り。再びオクタヴィアの姿を形作る。チリンとイヤリングが鳴り、ブレスレットとアンクレットがシャラリと音を奏でる。胸元のネックレスは煌めきを失っていた]
―北エリア・林―
[目的の場所までは無事辿り着いた、が]
来た、だか……!
[あたかも先回りしたかのごとく、前方の影から現れるオクタヴィアの姿。
ほどなくライヒアルトにも追い付かれるか]
……ありがたいこったな。
オラの力が通じる場所で戦ってくれるとは……!
[槌の柄を両手で握り、構えた]
─北エリア・林─
……っと。
[ロミの向かった先。先んじたが如く現れるオクタヴィアの姿に、微か、笑む。
ふわり、と舞い降りるのは、二人からやや距離を開けた木の枝の上]
……最後は全員総力戦……って事ですか、ねぇ。
ま、それもそれで、かね。
[呟きつつ、口元に浮かぶのは、やはり愉しげな笑み]
─北エリア・林─
クス、全力を出して頂かなければ困りますもの。
それとも一方的に嬲られる方がお好みだったかしら?
[ロミの言葉に胸の下で腕を組み、右手の指を唇へと当てる。口許には、笑み。自分にはこれと言って得意と言えるフィールドは無い。影があれば、変則的な攻撃も出来る。この場所は自分にとっても都合が良い場所でもあった]
『遊戯』に勝ち残ったのは3人。
1対1で戦った後に漁夫の利を浚われるよりは、ここで勝負を決めてしまった方が良いと思いまして。
その方が『盛り上がる』と思いますしね。
[含むような言い方。ロミを見ていた鶸色が、横目で刹那別へと向けられる。ライヒアルトの呟きが聞こえたのかは定かではないが、それに答えるような言。ロミが彼に気付いていないのであれば、不思議な言葉に聞こえるかも知れない]
─北エリア・林─
……ま、そういうのもありかもね。
[ぽつり、零れた呟きはオクタヴィアの言葉に答えるように。
一つ、深呼吸。両の手、指の間には複数の針が握られる]
……消耗でかいから、何度もできはしねぇけど。
上手く行ったら、
[不意に、途切れる言葉。
直後にその姿は掻き消える。
ここではほとんど見せてはいなかった、もう一つの力──テレポート能力による、移動。
それを用いる事で、二人の頭上に唐突に現れる]
儲けモノ、っと!
[声と共、振られる両手。
両手に携えた針が、無作為な雨のようにその場にばら撒かれる。
漆黒の煌めきの落ちる中、自身は着地し、双方から距離を取るように後退した]
―北エリア・林―
残念だけども、オラにはそういう趣味はないだよ……!
[嬲る、の言葉が冗談でなく聞こえ、背筋が寒くなる]
まあいい、勝てばなんとやらだ……
[オクタヴィアに一歩迫ろうとした時、ふとその瞳の不自然な動きに気付き視線を移す。
だが、結果的にそれは失敗。
相手は唐突に、こちらの頭上に現れて]
――『土壁』!!
[ライヒアルトの両手に煌めきを見、咄嗟に土を壁状に迫り上がらせて攻撃を防がんとす。
しかし反応が一瞬遅れたか、伏せる途中の右肩を貫く痛みがあった]
くっ……
[動揺も混じり、そこから攻撃に転じる事が出来ない]
─北エリア・林─
[ライヒアルトのテレポート能力を失念していたわけではないが、唐突に現れたことには僅か反応が遅れる]
大盤振る舞いですわね!
[全て躱すには難しい。左足首も痛みが完全に引いたわけでもない。けれど敢えて左足で地を蹴り、バックステップを踏みながら降り注ぐ針の円周外へ出ようとした。軸足となった左足は円周から外れるのが遅れ、数本針が刺さったり掠めたりしている]
勝てば官軍。
そう簡単に行くかしら?
[左足は地に添えるのみにし、対峙する双方から離れた場所で大きな銃を構えた。それはここに来た当初にクリーチャーに使ったバルカン砲よりも、二回りほど小さいガトリングガン。それでさえ、通常ならば固定して使うものなのだが、それを右側に構えて持ち、掃射スイッチを押す]
Löschung!!
[林に響き渡る轟音。銃身が回転し、無数の弾丸が射出される。その弾幕は容赦無く二人へと襲いかかった]
─北エリア・林─
っと、そういうのもアリ、か!
[生み出された土の防御壁にこんな呟きを漏らしつつ。
それでも、初手は相対する二人それぞれに打撃を通した事を確かめ、新たな針を手に取る]
遠慮したって、仕方ないからね、ここまで来ると!
ま、まとめて相手すんのはさすがに……って、ちょ!
[さすがに厄介、と。
呟きは、轟音と共に撃ち出される弾幕にかき消された。
とっさの判断で上へと抜けるが、僅かに及ばず右の足を弾が掠め、衝撃と共に紅を散らした]
っつぅ……さすがに、効くねっ!
[顔を顰めながらも、手にした針はオクタヴィアへと投げつける。
鴉自身は後退し、動きを止めたロミの背後へ舞い降りて]
……とまってると、危ないよっ!
[冗談めかした言葉と共に、首筋へ向けて手刀の一撃を繰り出した]
―北エリア・林―
うわっ!!
[轟音と共に射出された弾丸。
土壁を更に展開させるも、衝撃に後から後から崩されて行く。
回避は間に合わぬと判断し、障壁の維持に集中し続けるが、それが仇となったか。
背後に迫る鴉の影に気付かず、槌の間合いより内側まで接近を許してしまう]
ぐ……
[手刀を咄嗟に右腕で受けるが、衝撃に鈍い痛みが走った。
途端、集中が途切れ障壁は塵芥と化す。
ライヒアルトの手を弾きつつ横へ飛び退こうとするが、一瞬遅れ、脇腹を熱い痛みが走った]
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