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研究生 エーリッヒ に 1人が投票した。
少女 ベアトリーチェ に 3人が投票した。
少女 ベアトリーチェ は村人達の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。
現在の生存者は、青年 アーベル、研究生 エーリッヒ、職人見習い ユリアン の 3 名。
……戻るか。
[ぽつり、呟く。
ここにいても、何かが変わる訳でもないのだから、と。
鍵盤に蓋をして、ぼんやりと歩いてゆく。
考え事をしていたせいか、いつか、辿る道はそれ]
……ん?
[いつの間にか、今までは踏み込まなかった場所に出ていた……事は、どうでもよく。
むしろ、問題は]
……ここでも、やり合った、か。
[激突の痕と、そこに倒れる見知った姿。倒れた者は既に回収されたのか、その姿はなく]
……やれやれ、めんどーな……。
[文句を言いつつ、それでも転がるユリアンを担ぎ上げ、建物まで戻り。
自分の回復のついでに、メディカルルームに放り込んでおく。
何があったか気にならなくはなかったが、問う相手の意識はなく。已む無く広間に立ち寄り、端末の情報を確かめた。
敗者として並ぶ名前は、七つ。
新たに増えた内、一つは自らの手によるもの。
そしてもう一つは、なくした妹分と良く似た少女のそれ]
……残ってるのは……俺と、あいつと……なるほどね。
[最後の障壁となり得る者。
その名を確かめると、二階の個室へと向かった]
─建物二階・個室(F)─
[部屋に戻り、一つ、息を吐く。
だいぶ減った、人の気配。
しかし、まだ終わっていない、という感覚だけは残っていた]
……さて、どうなるかな。
[窓辺に寄り、小さく呟いて。
そのまま、風の音を聞くかのように、しばし*目を閉じた*]
―メディカルルーム―
[ぼんやり目が覚める。
世界が眩しくて消し炭の瞳をすがめて瞬いた]
………。
[誰かによって運ばれたのだと気付く。
持ち上げた腕に違和感はなく。
溢れるのはため息ばかり]
─建物二階・個室(F)─
…………。
[しゃら。
そんな感じで、細い銀鎖が音を立てた。
源は、胸元のロザリオ。何気なく手に取り、しばし、裏面に刻まれた文字を眺めて。また、離す]
ん、こもってても仕方ねぇ。外、出るか。
[その方が動きやすいし、と呟きつつ、個室を出て、階下へと]
……。
[微かに肩が揺れ]
…アンタか。
……さぁ、何してんだか、なぁ。
[くしゃりと。
歪む表情、少しだけ目が赤い]
…取り敢えず気分は最悪だってのは、わかってんだけどさ。
……言っていいなら。
俺にゃ、いじけてるように見えるがな。
[メディカルルームの中には入らず、扉に寄りかかる姿勢で、さらりと告げる]
……大体の事情は読めてるが、一応聞いとく。
何が、あった?
…。
[図星。
だから、口を噤んだ。
聞かれた。
だから、答える]
…俺、さぁ。
日碧のこと、さ、友達だって思ってたんだけどさ。
……あいつは、そうじゃなかったみてえなの。
[はは、と小さく笑って]
…そんだけ。そんだけなんだ。
[沈黙に、一瞬だけ掠める笑み。
こんな所は年相応かと、そんな事を刹那、考えて]
信じてた、けど、裏切られた。
[言葉と共に、手はロザリオを軽く、握り]
それが、悔しい、哀しい?
[問いはどこか、独り言めく]
……だからって、そうやっていじけてて、それで何が変わる?
[問いは淡々と。どこか、冷たい響きも帯びて]
[消炭の瞳は、まっすぐに壁を見る。
口調は、割とはっきりしていた]
…悔しい。悲しい。
そんなの、当たり前だろうが。
でも、さぁ。
[膝を抱え込む腕の先、握った手に僅かに力がこもる]
───それ以上に、頭にきてんの。
一発殴ってやんなきゃ、気がすまねぇ。
[ぎゅう、と手のひらの皮革が軋む。
消炭の瞳に、強い強い、光。
ひょいと治療台から降りるそれは、猫が尻尾揺らして地に降り立つにも似て]
やりたい事がわかってんなら、動けよ。
[さらりと言って。
立ち上がる様子に、くく、と低く笑む]
少なくとも、俺の知ってる黒猫は、後ろ向きにへこむのが似合うヤツじゃねぇ。
[そう言って、す、と扉の側を離れる。
右手の糸、その下の朱の紋様。
蒼は一瞬、それを見て、そして、前に向けられ。
ゆっくりと、歩き出す]
…うっさい、おっさん。
[べー、と舌を出して、それからにやりと笑う]
銀翼の孤狼は相変わらず面倒見がよろしいようで。
[リノリウムの上で足が動けばぺたりと足音が響く。
そろえられていた自分のブーツを引っつかんで、その姿は狼を追い抜いて、階段を上へと上がってゆく]
……だぁれがおっさんだ、このガキ。
[俺はまだ二十三だ、と。
駆けて行く背に、どこか子供っぽい主張をして。
ふ、と掠める笑みはどこか楽しげ]
……さて、行くか。
[笑みは一瞬で消え、孤狼は外へ。
踏み出した大気はひやり、と冷たく包み込んでくる]
―北部―
[一際高い岩の上へ腰掛けて、空を仰ぎ見る。
服にも、掌へ巻かれた白に滲んだ紅は
とうの昔に赤黒く色を変えて。
――どれぐらい経ったか。
ゆるりと上る、僅かに欠けた月が岩場へ短い陰を落とす。
チリ、と。
端末に括られた小さな鈴が、存在を証明するかの様に
風に揺れて微かに響いた。]
[空に向けて、銀が舞う。
その姿は一度、廃墟の上へ。
……静寂。
獣の感覚が何かを捉えたか。
翼が大気を打ち、舞う。
何かに引かれるよに、北へと]
[ぺたぺたと裸足のままリノリウムの上を走っていく。
扉に手を掛けたところで向かいの部屋に視線をやる。
ドアノブに掛けていた手を解く。
ブーツを持たない手が、こつり、と小さく向かいの扉を叩く]
─北部・荒野─
[そちらに行こうと思った理由を説明しろ、と言われたなら、多分、困る。
強いて言うなら、そこにいるような気がした、と。そんな所か。
区画の境界線を越えた所ではばたきを止め、滑空する。
いつかのように、空を滑る、銀翼]
……おっと。大当たり、か?
[舞い下りた先、感じた気配に。
ごくごく小さな呟きが零れて、風に乗った]
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