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ほら、そこにもここにも。
始まりを示す小さな欠片が散っています。
見えていないのか、見えない振りをしているのか、どちらでしょう?
どうやらこの中には、村人が8人、人狼が1人いるみたいですよ?
おお、どうやら全員、揃ったようじゃな。
皆に大事な話がある。
先日から噂になっておるので、皆も聞いておるやも知れんが……この地に『人狼』と呼ばれる脅威が潜んでいるらしい。
噂の真偽の程は定かではない。 何事もないとは思うが、皆、念のため気をつけてな。
─ 何処かの川辺 ─
[説明>>0:80から受けた印象はなんというか、それ怖くない? というものだったけれど、説明の仕方が無邪気だったから、そこには突っ込めなかった。
とりあえず、そういう存在なんだな、とちょっと無理やり納得して]
ああ……そうなんだ。
そっちから、俺に近い力……影の力が、感じられるんだ。
[来た方、という言葉>>0:81にそう返し。
続いた言葉に、今は碧く色を違えた瞳をひとつ、瞬いた]
……一人でいるの、さみしかったり、こわかったりかぁ。
[思い当たる節、なくはないけれど。
そこらは諸事情あって認めたくないお年頃。
けれど、知らぬ誰かを本気で案ずる様子に、それを表に出す事はできなくて。
何度目か、感情にぺふっ、と蓋をする]
そうだね、急ごうか。
……あ、ヴィオは……他の人、探しに行ってみて。
俺の予想が当たってれば、あの人たちがいると思う、から。
[それから、傍らを飛ぶすみれ色にこう告げる。
ふわもこはきゅー、と鳴いて難色を示すが]
俺は、大丈夫。
ルフトもいるし。
[言い切る様子に説得を諦めたのか、きゅ、と鳴いてぱたぱたと飛んでいく。
その姿が見えなくなった所で、改めて先に感じた影輝の気配の方へと意識を向けて]
……ん……こっち、かな。
[呟きながら進んだ先。
何かを探す仔犬の姿に、え、と惚けた声を上げていた。*]
─ 何処かの川辺 ─
[>>1言葉足らずな説明にフォルカーが思った所は知る由無く。
感じられる力を聞くと、そなの?と首を傾げ]
うん。
ひとりでも、道わかんないと、迷子になっちゃうし。
[>>2続けられた言葉に、実感こめながら深い頷きを返した後別の方に向かうすみれ色さんに向けられた声を聞き]
─ 何処かの川辺 ─
ヴィオレットちゃん、別のとこ行くの?
気をつけて、ね。
[フォルカーの口ぶりから、どうやら知人の許に向かうらしいけれど。
単独で向かうことを案じて、ぱたりこと手を振って見送ると、フォルカーについて森へと向かっていったその先。
見えた姿は、丁度先程話題にあげたそれと重なるというか]
あれ…エーリッヒちゃん?
また力、つかいすぎちゃったの?
[あの大祭で仔犬状態になった時と同じ状況と勘違いした*]
─ 森の中 ─
[深い頷きと共に告げられた言葉に、実感こもってるなあ、なんて思ったのは短い時間。
別行動を取る事になったふわもこは、手を振る少女に向けて、お願いねー、とでもいいたげにききゅうー、と鳴いて飛び去った]
…………ヴィオの過保護。
[その声にぼそっと呟いた後、森へと踏み込んで。
見つけた姿にぽかん、としている横で仔犬に呼びかける声>>5に、また瞬いて]
えっと……このこが、さっき話してた……知り合いさん?
[こんなにちっちゃいの? と。
そう思いながら仔犬と少女を見比べて]
えーっと、取りあえず。
きみも、光にここに連れてこられたの?
[とりあえず、そんな問いを投げかけて]
あ、俺は、フォルカーっていうの。
こいつは、ルフト。
[続けてするのは自己紹介。
名前を聞かなかったのは、勘違いに気付く由がないからだったりした。*]
─ 何処かの丘の上 ─
[飛ばした無限の輪の動きを辿りつつ、取りあえずは、と歩き出し。
近づく、強い影輝の気配に足を止めた]
あれは……。
[やって来たのは、見覚えのあるすみれ色のふわもこ竜。
それに、あー、やっぱり、と息を吐き]
なんでまた、君がいらっしゃいますかね、ヴィオレット殿。
[投げた突っ込みに返るのは、きゅー、きゅきゅーと言う鳴き声。
それは、先に感じた予想を裏付けるもので。
は、と深いため息が出た]
……まったく。
影輝の眷属殿は、揃って何をしてやがりますかと。
[なんて、ため息落としたら、言わないで、とでも言いたげにふわもこがきゅー、と鳴いた]
……取りあえず、近くに彼女がいるのはわかってますよね?
あちらに、状況伝えに行っていただけます?
俺は……。
[言いながら、今は翠の双眸が向かうのは、周囲をふわふわ漂う光の塊たち]
これ、どーにかできんもんか、ちょっと試してみますから。
[告げる言葉にふわもこ、ちょっと不安げにきゅー、と鳴くものの。
結局は、眷属の方も気になるのか、そちらへ向けて飛び去って行く。
それを見送った所では、と一つ息を吐き。
一度は収めた無限鎖を再び呼び出した。**]
─ 何処かの川辺→森の中 ─
いってらっしゃい、ね。
[>>6すみれ色がお返事するみたいに鳴いたのに、もう一度ぱたぱた手を振ってお見送り。
フォルカーの呟きが届いたなら、ぱたりと振った手を止めて首を傾げて見上げてヴィオレットちゃん、私のお姉ちゃんたちと、おんなじ?とか聞いたりしただろう。
最もまだ過保護という単語の意味を知らないからそれ以上言葉は続かないし、森に入って見えた仔犬への呼びかけで会話は途切れるけれど]
うん。
でも、ちっちゃくなってる。
[フォルカーから問われる声に頷きくも、本来の大きさではないと言外に返しつつ。
反省房に飛ばされてきた時の、弱り小さくなっていた姿が脳裏に過る。
何があったんだろうと案じ、大丈夫?と泣きそうな顔になったのだが──]
…あれ?
[>>7フォルカーが仔犬に問いかけるのを聞きながら、自分の知る相手と似ているけれど、差異を感じて首を傾げ]
……この子。
エーリッヒちゃんじゃ、ない。
[人…犬違いをしたとフォルカーに伝えた後、間違えてごめんね、と双方に謝って]
えと…私、ビーチェっていうんだけど…あなた、だぁれ?
[もしかしてエーリッヒの兄弟かな、と思いながら名を聞いた**]
― 何処かの丘の麓 ―
ふぇ?
[見回した視線の先に現れた『切欠』に、間抜けな声が漏れてしまったのもご愛嬌]
なんであなたが出てくるの。
…まさか、王も、いらっしゃる?
[きゅー、と鳴く紫のふわもこに小首傾げ。
それからハッとなると、落ちつかなげに胸元の飾りを握りしめた。指の間から、透明感のある紫色が覗く]
あ、違うのね。
でもフォル君が?それは大変。
[言葉とは裏腹に、続いた台詞がのんびりした口調であったのは、この精霊が側を離れても大丈夫と判断したなら、というある種の信頼の証。
彼の王の御子息に対する信頼も含めて。自力でだってやってみたいよね、という共感も交えて。
女の子の前なら格好つけたかったりもするだろう、なんて、余計なお世話も加わっていたりする]
[きゅいぃ、という応えには不満や呆れの色が多分に含まれ。あは、と笑って誤魔化しつつ]
いいじゃない。子供は元気が一番、でしょ。
致命的な状況には、まだ遠いみたいだし。
それはそうと。
やっぱりあれはオトフリートさんのなのね。
でもって厄介な状況なのは確定っと。
難儀な時には心強い味方だわ。
一人っていうのはあれだけど。
無茶しないといいよね。
[正しかろうとお前が言うな、という感想まで述べて、更に呆れられたりもしながら、情報を貰ってゆく]
え、風の探偵さんも?
[初見の時、某お茶会の時。彼もまた巻き込まれで来ていたことを思い出し、クスッ]
お仲間だぁ。
ちょっとついでにご挨拶したいな。
[お気楽なことを言い出しながら、ス、と右手を伸ばす。
横目に捉えているのは、人間のお伽噺に出てくるような小人姿の妖精もどき。
警戒されないよう、そっと掌に集中して影の網を生み出し]
よし、成功。
[気配を抑えた投げ網に捕まった小人は、ぢたぢたっと軽く暴れたが、すぐに大人しくなり。光の粒子となって溶けるように消えた]
変化しちゃってるのも出てきてるね。
見つけたら対処してかないと。
えー、だって。
積極的に行くと逃げられそうだよー。
影響出る前にっていうのは当然だけど。
早く戻りたいのは、私だって一緒だもん。
[フォルカーが心配なら戻ればいい、とか言い合いながら。とりあえず自分の情報拡散を狙って、風の通りが良さそうな草原の方に歩き始めた**]
─ 森の中 ─
[うろうろと、人の気配も感じない森で暗緑色の毛玉は耳尻尾を垂れさせていた。
いつもはまん丸の金眼も困ったような形に歪んでいる]
ぅー……
[この場所はどうにも好奇心よりも不安の方が強く感じられた]
[しばらくの間、両親や兄弟の姿を探していたが、彼らは一向に見つからない。
代わりに、嗅いだことのない匂いがする気配が二つ>>3>>5、こちらに近付いて来た。
片方が惚けた様子なのに対し、女の子は父の名前を呼んでくる]
ぅ?
[こてり、首が傾いだ]
[ひとまず敵意は無いと判じ、とてて、と近付き彼らの目の前でお座りする]
ぼくミハエル。
エーリッヒはおとぉさん。
[二人の自己紹介>>7>>11に、自分の名前と呼ばれた名前との関連を答えた。
それからベアトリーチェに対し、まん丸の金眼を輝かせる]
ビーチェ、おとぉさん知ってるの?
[問いと共に首を傾げ、まだ短い尻尾をはたはた揺らした**]
─ 森の中 ─
[思わず漏らした呟きに対する問いかけに、碧の瞳が瞬く]
……何かやる度にあれこれ言ってくるなら、多分、同じ。
[お姉ちゃん、という言葉に双子の姉の事がちょっとだけ過ったけれど、これまたぎゅぎゅっ、と押し込んで。
仔犬と出会った後、泣きそうになる様子にほんの少しへにゃりとしたりしつつ]
えー……えーと?
[ベアトリーチェとミハエルのやり取りに、こて、と首を傾ぐ。
肩の小鳥も同じ方向に首を傾いだ。
どうやら、知り合いじゃなくて知り合いのお子さん、という事らしい、と納得した後、改めて短い尻尾をはたはたさせる様子を見て]
……影輝の子……かぁ。
[同じだなあ、とぽつり、呟く。
同じ属を宿す、精霊以外の存在と会う機会はあんまりないから、ついつい、じいっと見てしまったりしていた。*]
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