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ティルは「森の奥に一人でいる」というけど……。
ティルは僕に貸してくれた翠樹の力を引き上げた。
僕の自立のため、とか言ってたけど……。
もしかして全力使わないといけない事態なんかじゃないかと……。
僕が、知るわけはないだろう?
[口にくわえた茎は、左の手に持ち変える。
らんと金の亀裂が、少し深くなる。
闇に薄れる黒き身体。
気配を追うのは――己が勘のみ。
闇の動きを感じ取ろうと、目を伏せる]
[溶けて崩れて、その後に、現れたのは、金の髪に青の瞳の少年の姿…まるで目の前の苗床に生き写しの…否、その姿に傷は無く、その手に握るのは、茎ではなく、白く燃える白熱の剣ではあったけれど]
[...はベアトリーチェの「教会」という単語を聞いて、思わず近くにあった椅子に蹴りつけた]
やっぱり教会にいるのかよ!
つうか人には「クレメンツは要注意人物」とか忠告しておいて、自分は一人で会いに行くとかおかしいだろ!
[アマンダは閉じていた瞼を開ける。
大地を通じて宥めていた、西の桜の大樹の気配がどこか哀しげに揺れたように感じたからか]
……ティル?
[呟いて身を起こせば、何処か騒然とした気配が耳に届く]
…。
[ユリアンの蹴った椅子が、倒れぬように屈み込んで受け止め、それを直した。ミハエルにとっては椅子のひとつまで影の王の物だから。]
オトフリート。
どうやらお前が正しかったようだな。
[ベアトリーチェは、薄らと眼を開きます。緑の眼はすきとおっていて、どこか遠くを見ているようでもありましたが、クレメンスの名前を聞くと、自分の胸元に眼を落します。そこに、指環はありません。]
ごちそうさま。
[空っぽになったグラスとお代を、ことんとカウンターに置きます。]
失いたくないのだろう。
絆を結んだ君を、危険に晒して。
[椅子を蹴りつけるユリアンに、低く言って]
それにしても、無茶に過ぎる……自分だって、消耗しているだろうに!
[一度伏せた目はそのまま開く。
その声は己がものとおなじか。]
そう。
それで?
[たかが自分と同じ姿をした者。
笑みは崩れることもなく
茎の先を、かれへと向ける。]
[ミハエルの言葉に、僅かに苦笑をかすめさせ]
こんな形で証明されるというのもなんだが……な。
……行かなくては。
[言いつつ、店の外へと向かう。
大地の癒しを受け取った身、その歩みは落ち着いて]
[今し方くぐった扉をまた出て行こうとユリアンに背を向けた。]
翠樹がふたつ?
いや、問うよりも行った方が速い。教会か。
[オトフリートの苦笑に、返す言葉なく夜の通りへ駆け出した。]
[駆け、通りを抜ける。]
― →広場―
[剣や棒の技術があるわけではない。
それでも苗床の足は、たっと床を蹴る。
バランスの取り難い体は、しかし、蔦の力でうまくバランスを取り、]
ならば僕の望みどおりに
[茎を横に払うように、その胴を凪ぐように]
さっさと鍵を出したらどうだい
ううん、違う。
これは翠樹じゃない。
[焦った心を落ち着けるように呟いて]
あっ。
[皆が出てゆくのを見て慌ててその後を追いかけた。
扉を出る前に一度だけ、ベアトリーチェの方を振り返って]
……ああ。
[虚空を見つめて、小さく声をあげます。]
ベアトリーチェも、行こう。
[ブリジットを見返しますと、べつだん急いだ様子もなく、外へと向うのでした。]
[アマンダの耳に届いたのは、ティルに何かあったらしいこと、そして教会という言葉]
神父、が…? ――っ、ユリアン!?
[素性と気配が怪しいと言えば怪しすぎて、むしろ怪しくないのではと考えていた人物。彼もまた、アマンダの愛する平穏の一欠片。
けれど、確かめる事など後回し。
感情荒れ行くままに暴走しそうな対が扉の悲鳴残し消えたのを見て、急ぎ追いかけようとする]
[茎が横に払えば、その茎を剣先で払い返し、胴を薙ごうとすれば、僅かに下がって避け、同じ様に胴を薙ぐ。揃いの剣舞のようにも見えたかもしれない]
[その剣舞は、しかし、
苗床の意識がコエに一瞬乱されることで崩れる。
迫る刃を防ぐために、何の躊躇もなくあらわれるは蔦。
背より現れたそれは、剣の前に身を躍らせる。]
―広場 →教会―
…お前が…常日頃から、身の証を立てられないような言動ばかり取るからいけないのだ。
[オトフリートへ追い付いて、彼を見ないまま小さく言う。
時計塔のまわりを廻って、教会へ。開いた戸から、礼拝堂へ駆け込む。]
[そこで目にしたのは、二人の]
…なっ
[鏡写しの剣舞に、立ちすくむ]
っ――
[蔦の出現に顔がゆがみ、そしてその切っ先が、
切り裂く。
身を、切り裂かれるに等しいような。
その痛みの中で、自らの力を呼ぶのは、当然だっただろう。
ちりと「鍵はない」と言ったかれを、何かの眼差しで見ようとしたけれど、
それよりも先にほどける、封じ]
─広場─
……そりゃどうも、申し訳ない。
[小さな声に、返す笑いはやや乾いていたか。
やがてたどり着いた広場で、不意に感じたのは、疲労]
……まだ、本調子じゃない、か。
[呟いて、まずは時計塔の横で一度立ち止まる]
時の旋律……俺に、虚の申し子に、力を。
[手を触れた時を刻む音色は、その力を、時の竜へと。
ある程度の力を得てから、踏み込んだ礼拝堂で見たものに]
……悪趣味野郎。
[たった一言、ぽつりと]
[きられた蔦は力なきも、
持っていた棒が力をうけて、ぐんと伸びる。
その先が向いていたのは同じ姿をした魔。
それはありえぬほどの勢いで。
びしびしと音のするは、雷がおらぬからか。
無造作に左の手が振るわれたは、反応が遅れるだろうかれをしとめるためか]
[彼女の足では速度にも限界があり。
息を切らせて駆けつけた時には]
ティルッ!
[姿形はそっくりな二人が。
けれどその手に握るものは違う二人が戦っていて。
開放された力が空間の中で渦巻いていた]
―教会―
[皆の後から教会に足を踏み入れた...の目の前には――二人のティル]
ってなんだよ!これ!
クレメンツさんも若作りしすぎだから!
それに明らかにティルじゃないし!
[なにやら困惑のまま叫ぶも、彼には違いが歴然]
[駈け抜けてゆく皆とは異なり、歩んでゆくベアトリーチェの足取りは、まるでお散歩でもするように、のんびりとしていました。夜の帳の下りたそら、きらめく月と星とが地に陰を生み出しています。]
−→広場−
[アマンダは前へ前へと力を与えてくれる大地を蹴って走る。
前を行くオトフリートとミハエルに辛うじて追い縋ったところで、先頭に立っていたユリアンが翔けたのが目に入る]
――っ!
[強烈な疾風の力の奔流に、駆ける足が乱れる。
転倒まではせぬものの、幾呼吸か気を宥め落ち着こうと――否]
『受け入れて――支えて』
[ダーヴィッドの言葉を思い出し、残された余波の疾風を受け入れて、支え、安定をもたらそうとする]
――おいで。
私(大地)の上を過ぎる風(疾風)よ。
[初めての試みは、上手く行ったかどうかはわからない。
けれど、荒れ狂う嵐が、広場の花を全て散らすことはなかった]
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