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イレーネさんと、私……と。
後ほかに欲しい人が居たら厨房にまだありますのでどうぞ、ご自由に。
[皿、食器を並べ終わって、ソファに腰掛ける。
ブリジットはまだ厨房のようだが、並べておいたので気が向けば食べるだろうと判断し、スプーンを使い始める]
[チャイってやっぱりミルクティーのあれなのか。
そんなの出されたらきっと逃げる]
[やっぱり微笑みが怖くてオトフリートの表情を視界に入れないように必死]
[昨日の様子を思い出しながら。頭を擡げてきた疑問を口に]
………アーベル……
…撫で…られる、の………苦手?
[並べられた食事に、ザムエルに小さく頭を下げ]
………ありがとう…
[いただきます、とスプーンを使い始める]
[なんだかユリアンがおびえているようで]
[困ったように微笑む]
[コーンスープとかどうだろう]
[中華風のとろみスープ]
[もろもろに溶けたチーズを人参の塊と一緒にすくい、口に運んで味わってみると、凝縮された甘みがチーズに包まれてその対比が面白い]
ふむ、不格好だが味はなかなか。 チーズフォンデュみたいなものだな。
ブリジットといったな、やるものだ。
うん、行けますな。
[安心した顔で、オトフリートに視線を向け]
どうぞご遠慮なく。
[と、ほほえんだ]
[彼は、ユリアンの取って来てくれたシャツを受け取ると、ありがとう、と微笑んで、オトフリートに撫でられると、軽く首をすくめる]
え?苦手、なんてことはないと思う、けど…
[イレーネの指摘に、浮かべた表情は、どこか不思議そうだ]
[犠牲者が増えて行くな、とか内心で思いつつ。
ふと、仔猫にミルクをやらないと、気づいてゆっくりと立ち上がる。
厨房に連れて行こうかと思うものの、仔猫が動きそうにないのでその場に置いて行く事にして]
よっ……と。
[目眩、なし。身体が落ち着いている事に、安堵しつつゆっくりと移動開始]
[コーンスープなら恐らく平気。
自分でもダメな物の境目がわからないらしい]
[困ったような笑みに変わるのに気付いて、ぽり、と頭を掻いた]
[アーベルの礼の言葉には気にすんな、と返して]
[ようやく席につき、手を合わせてから食事開始]
[アーベルの挙動を眺めて]
……………そう? …でも………
[とかく、慣れていないのは確かだと思うのだが。
言葉を続けようにも、何と言ったものか解らず。首を振り、なんでもない、と一言]
[遅れて、彼女も食事を始め。ゆっくりと味わう。
治り切ってはいないものの、食欲はそれなりにあるようで]
[と、ザムエルの言葉をいまさら思い返して]
ブリジットが作ってくださったんですね。
[それから、エーリッヒを見送る]
[犠牲者じゃない、ただ単に好き嫌いをなくすだけだ]
じかし、こんな中雪遊びとは元気ですねぇ、風邪など召されぬよう気をつけてくださいよ。
[等と空気を読まずに言ってみたりする。]
(人参だとか、牛乳だとか……好き嫌いが多いことだ、ユリアンさんは他の乳製品なら行けるという事はアレルギーの類でもなしと……ホッ)
……トミルクやカフェオレもダメなんだろうか。
[後半部分は、実際に声に出していたようだ]
―居間―
[少女は足元にひんやりとした感覚を感じ、目覚めた]
[そこにはスリープモードでうつらうつらした機械犬]
……N901ic?
さあ、おいで。バージョンアップするよ。
[少女は機械犬を抱き抱えると、ふらふら自室に*戻っていった*]
…………?
[ザムエルの声に首を傾げる]
[ちなみに彼女自身は、昔 散々オトフリートに矯正されたので、好き嫌いはほとんどないようだ]
[厨房に入り、そこにいる少女にや、と短く声をかけ。
仔猫のためにミルクを用意する]
……に、しても。
いつまで、続く……いや。
続けなきゃ、いけない……?
[独り言めいた呟きと共に、ぎ、と右の肩を掴む。
ほんの一瞬、苛立ちめいたものが過ぎるが、それはすぐに消えた]
[ぴた、と手が止まる。
その要因はザムエルから声と成って発された部分]
……
[ふる、と頭を振って食事を再開。
カフェオレは得意ではない程度で飲めないこともない。
ホットミルクを出されたら脱兎の勢いだろう]
[ふらつくベアトリーチェの姿に気付いたが、危なげな様子を見送るに留めた]
ま、差し当たっての問題は、薬が持つか持たないか、だな。
[ため息混じりに呟きつつ、温めたミルクを器に入れて]
……手持ちしかない、とかバレたら、絶対やべぇよな……。
[それが知れるのも、時間の問題のような気もしつつ。考えても仕方ない、と割り切って、居間へと戻る]
[ユリアンの無言の様子に首をかしげる]
[さて、何がダメなのだろう]
[固めてみようか、そうしよう]
[もうメニューは決めたらしい]
[もぐもぐと食べて]
あ、いや。 ユリアンさんの事です。
牛乳を飲むとゴロゴロとするからとかの類なら、ホットミルクやカフェオレなら飲めるのではないかと。
ホワイトシチューなどはきっと大丈夫なのだろうから、熱を加えると大丈夫なのではと想像したわけですよ。
[呟くつもりのない言葉が漏れたことを恥ずかしそうに思っている様子で、早口目で喋った]
……、………ああ。
[次いだザムエルの言に、ユリアンは牛乳が嫌いなのかと漸く理解。
早口な様子に、意外な一面を見た気分になり。些か微笑ましく。]
…道理で、……オトフリートが……熱心、だと。
[端目に見えたエーリッヒとオトフリートのやり取りには、そんなに叱られたいんだろうか、などと思った。]
[ああなんでこんなに牛乳の話。
言わなきゃバレなかったのかとかなり後悔]
…牛乳そのまんまだとダメ。
別に腹壊すとかはないんだけど…後味がな。
……ホットミルクなんか出したら、泣くぞ。
[結構本気]
[あきれたような顔で、エーリッヒの頭をこつんと手の甲で叩いて]
あなたも何か食べないと駄目でしょう?
[それからユリアンを見て、言葉をきいて]
後味ですか
……美味しい、ね……
[気にせずもくもくと食べる]
…………不思議…だね……、…それは……
[言わなくても、きっとそのうちバレただろう。顔に出さないようにしていたのに、バレた記憶があるから]
いやまあ、そうなんだけど。
[そのつもりで降りてきた訳で。
ただ、色々あったりつい考え事に耽っているうちに、目的がどこかに消えただけとか。
……言っても通用しないのは、百も承知なのだが]
まぁ、後味ってだけじゃないと思うんだけど。
とにかくダメなんだって。
[はぁ、と溜息ひとつ]
…小さい頃にホットミルクの膜をまともに飲んでな。
それから牛乳がまったく飲めなくなったんだ。
[さすがに覚えていないから親に聞いた話だが。
ばつが悪そうにスプーンを口に運んだ]
ふむ、トラウマですね……
[首をかしげる]
[膜ならばやはり][大丈夫だろう]
[それからエーリッヒの動きを見ながらも微笑む]
理由はなんであれ、倒れた、というのに変わりはないと思いますけど?
[御馳走様、とスプーンを乗せて、食器を片付けに。ランプはその場に置いて。気怠さや微熱は残るものの、こういう事は自分でやらなければ気が済まない]
[洗い終えると、一旦 洗面所の方へ行き、透明なグラスに入った何かを持って、居間に戻って来る]
[エーリッヒに、僅かばかり呆れたような視線を向けつ]
[オトフリートと、エーリッヒのやりとりにやれやれと苦笑いを漏らし、パンに手を伸ばす。
そのまま囓るとカリッとした表面の歯触りが楽しい。
さらに口に運べば、フレッシュオイルとガーリックのほんのりとした香りが立ち上ってくる。
もう一つ手に取り、今度はチーズを絡めてみると、スープに浸った箇所がややしんなりとし、チーズもほどよく絡んで、そのまま食べるのとは別の触感で舌を楽しませる。]
そっから派生したっつーかなんつーか。
乳製品は一回全滅したんだけどな。
[ごちそうさま、と手を合わせて]
……まだダメなのあるけど、これでも頑張ったんだよ。
[ぼそ、と呟いて食器を片付けに。
水に触れて手が冷えたのか、暖炉の前に陣取って掌を火にかざしている]
そりゃまあ……そう、だけど。
……別に、何も食べないとは言ってないつもりなんだが。
[ぼそぼそと、苦しい反論。左手は相変わらず右肩に]
[ユリアンの言葉をきいて]
それは、偉いですね
[良い子だな、というようなほほえましいような顔で]
[それからエーリッヒを見て]
じゃあ、食べるの忘れたりしないようにしてくださいね?
[にっこり]
[ガラスボウルに浮かんでいるのは、蝋で象られた白い花。その先端に、短い芯。どうやら、アロマキャンドルの一種のようだ。其処には淡い色のビー玉が沈んでおり、窓から差し込む光を受けて煌めいた]
……窓、少し……開ける、ね。
寒いかも……しれない、けど………
[断りを入れてから窓を開け、容器を窓辺に置いて、キャンドルに火を燈す。仄かに甘い香りが漂い始めた。外の風は柔らかく吹いて、焔が消える事は無さそうだった]
[冷たい目で、エーリッヒを一睨み]
[ものすごくあきれたらしい]
[ユリアンは、やっぱり子ども扱いかもしれない]
[ほほえましそうだ]
[窓を開けるイレーネに、うなずいて]
綺麗ですね…
[すっかり空になった食器を前にし、手を合わせごちそうさまと挨拶をする。]
さて……と。
[食器を持って流しへと移り、調理に使った鍋やパンを片付け始めた*]
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