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―自室―
[レッグが去った後。緩やかに瞳を伏せシャロンを思えば、真っ先に浮かんだのはレギーナと戯れる姿。思わずくすと笑い。]
まー、お互い本気だと、こちらが不利かしらね?実際に彼の殺り方を見た訳じゃぁないけど。
[言いながら、己の武器を再確認。]
よしっ、行きましょうか。鬼が出るか蛇が出るか知らないけども。
[黒曜石に湛えた艶やかな光は、殺戮者としての其れそのもの。]
[そうして、部屋を出て行く。]
[ディーノが頷くのを見やれば、部屋を後にしようとして
矢先部屋を飛び出て行く白猫に、僅か驚いた様に緩く瞬く。
ふと、思考の端を過ぎる人物に、僅か目を細めた。]
…――シャロン?
[言葉がわかる筈も無く、唯構っていたのを思い出しただけだが。
白猫の慌てっぷりに、良い想像など思い出す筈も無く]
ジョエル、レギーナの向う先は判りますか。
……何だか、急ぎ彼女を追った方が良さそうです。
[ディーノの問いかけに肩をすくめる]
…さぁ、わかりません。
流石に猫の言葉までは解せませんので…。
[引っ掛かれたり噛まれたりで朱が僅かに滲んで解れた白手袋そのままの手を遣る辺なくぱたりと下ろすだろうか]
[マイルズの呟いた名に、碧は険しさを帯びるか]
……シャロン?
[まさかな、と。その呟きは、他者の耳に届くかどうかすらわからぬ小声で]
さすがに、そこまでは無理、か。
[ジョエルの返答には、一つ、ため息]
いずれにしろ、追った方がよさそうだな、猫さんを。
…ですが……いえ、有り得ますね。
[マイルズに指摘を受けたところでようやく思い当たる。
──ああ、彼女は【彼女】になついていた]
……見失ってしまっては流石に追い抜けはしませんが…辿ることはどうにか。
走りますよ、着いてきてください…!
[懐から懐中時計を取りだしパチンと蓋を開ければ、皆の返答を待たずに、人が彼を追えるギリギリのスピードで走り出して]
[鞭のようにしなり黒い閃光のように殺到した触手に、両手で保持していた銃を弾かれた。しかし...はうろたえる事なく、素早くそれまでと逆の左手を前にした射撃姿勢をとる。その左手の袖から小型の隠し拳銃…9mmパラベラム弾を吐き出す拳銃が飛び出し、両手の内にぴたりと収まった。
今自分の銃を弾き、無防備に伸びきっている腕の一ヶ所を狙い、連続で射撃する。]
[「味方」はシャロンの蹴りを非致命的と見切り、あえてそれを腹筋で綺麗に受けるように膝を伸ばす。
それは、...の射線をシャロンから隠すためのブラインドとなるように――]
[─割り当てられた部屋の中。頭上を舞う12枚の紙。
その一枚が糸を切られた短冊のようにゆらりと落ちる]
あぁ、始まったんだね。
そして、一つ…終わった。
さよなら、オーフェン。
[床に舞い落ちた紙の結合した繊維が少しずつほぐれ粉になっていく。それを一滴指で掬い、口に含んだ
─見上げれば頭上では更に二枚の紙が舞う]
…次に終わるのはどっちだい?
[数刻前に会話を交わしたシャロンの姿が目に浮かぶ]
願わくば、君に『紙』の加護のあらん事を。
気配がハッキリしない以上は、
――白の姫君を追った方が、事が明確に成るかも知れませんし、ね。
[ディーノの、溜息交じりの言葉に小さく言葉を返して
ジョエルの返答に了解の意を応えると、
走り出す相手を追う様に、其の後へ続き部屋の外へと]
[小型の拳銃は見る事が出来ない。故にその黒の手は、それまでの手に撒きつこうとした。
紅の視線はもう一人に。
――そしてその先の出入り口に。
自ら受けたその様子に、僅か警告を覚えるも。
此の状況で此処に留まるのに良いことは、無い。]
ッ!
[足を下ろしたそのままに、もう片足は踏み出して――其れは隙を突いたように、何とか退路を切り開いたようには思えたのに]
……ああ……確かにね。
[マイルズの言葉に、一つ頷いて]
……裏目に、出ちまったか……。
[呟く言葉は、微か、苛立ちを帯びるか。
ともあれ、右手の時計をどこへともなく隠すと、二人に続くように、部屋の外へ]
―円卓会議場―
[十三宮のメンバーは誰一人おらず、警戒されないようにとひとまずはメイドに軽い食事を頼み。何気ない調子で世間話を交えながら他に誰か来なかったかと問えば目的の人物の名。エドガーの部屋を聞かれたと答えられ。表情は変えぬまま。]
ん、ありがとう。
[礼を述べたその時に、二つの大きな気配のぶつかり合いが届き、唇にそっと人差し指を当て。]
あぁこれは……彼ら?
[くすくす笑う。理性では無駄な損傷は避けた方が無難とは思いつつも、本性は其れを望んでいる。
ぶつかり合う気配をBGMにして、ゆっくり食事を楽しんだ。]
終わった、か……私の出番、ね。シャロンのことは後回しにしましょうか。
[口元をナプキンで軽く拭い。]
ご馳走様。
[かたりと席を立ち、手をひらひらさせながら、円卓会議場を出て行った。]
[触手が...を狙うが、銃撃を受けた上、本体が視認出来ていない為動きが鈍い。]
[と、シャロンが「味方」を挟んだ位置から飛び出した。射線が通る、シャロンには見えていない。]
[一瞬でその無防備な急所を照準、微塵の躊躇もなく引金を引いた。2発。]
[一度自室に戻り扉を開ければ、差し込まれたメモがひらり落ち。拾い上げ確認すると、灰皿の上で燃やし尽くして。その後、気配がぶつかり合っていた方へと向かった。]
―→オーフェンの部屋―
[――だから、銃は嫌いだ。
ぷつりと体の中に這入って来る其れ。幾ら小さくとも衝撃は伝わり、体がぐらりと崩れた。
銀のチェーンのその下。小さな銀のメダルの裏側に、小さく折り畳まれたカードは在るのに――せめて此れだけは守らなければと思うのが、意識としての最後か。
其の時、反応の遅れた黒の手は、今までの様に彼女を守りはせず、
只、ほんの微かに照準を外させただけで、殆ど変わりは無いのだった。
止めなどささずとも、もう――其の体に動く力は無い。声を出す事も出来ない。
ただ黒が僅かに震えて、床に根を下ろす。カードを取られないように――其れは殆ど力を成さないのに。]
[せめて、誰だったか位、教えられればと、
若しかしたら其の時に考えたかもしれない。
只、其れが叶うほど命は残らず、
口唇から頭から背中から紅は零れ、紅の瞳よりも彼女を染め上げる。
胸元の紅い花は、甘い血のにおいに埋もれ。
もう、指先も動かないのに。
見開かれた紅の瞳は――其処を映して]
[猫は走った。ひたすら走った。
飼い主ではない、ただ一人の心から認める友の為に。
それは猫の持つ野生の勘と言うものでしかなかったのだけれど、ただただ走る。
やがて、かすかに扉の間の隙間を抜けて彼女の元へと辿りつく。
一歩、二歩、と歩き出し。
ゆっくりゆっくり彼女に近づいた。
生きているのか、死んでしまったのかもよくわからなくて、とりあえず猫は彼女の頬をぺろりと舐めた。
彼女が生きているなら、きっと喜んでくれると思ったのだ]
[ノブの動きに変化はない]
はぁ。こんな事ならシャロンについてた方がよかったかなぁ?
[そんな事を呟きながらぼんやりしていると、唐突に二つの殺気が膨れ上がった。
はっとして、そちらに向かおうか迷っている間に、殺気の一つは消えうせた]
……誰か死んだのか?
いや、死んだな……。ったく、これだから殺したがりの死にたがり連中は……。
「レッグ様」
ナナエか。誰が逝った?
「オーフェン様にございます」
[あの、何処か寂しげな少年の顔を思い浮かべ、大きく溜息をついた]
どうせなら年寄りが死ねってのなぁ。
シャーネーナー。俺も少し見てくるから、ここは頼むわ。
[そう言って少しばかり歩を進めたところで、猫を追いかけていく集団を見つけた]
?
何だ?
[そう呟き、彼もまた猫の後を追いかけ始めた]
[先ほど弾かれた自分の銃を拾い上げ、埃を払って、懐のホルスターへ。左腕の小型拳銃の仕掛けは取り外し、しまう。]
[荷物の中から一本のコンバットナイフを取り出すと、無造作にシャロンの血だまりに突っ込んで、適当な布で拭く。]
[まだシャロンが生きているのは分かっていた。]
[向かうすがら、また違う気配が揺らぎ。思わず紅が弧を描く。]
皆血が滾っちゃってるのかしらね?ま、こんな状況じゃぁ当然なんでしょうけど。
[目的の部屋にたどり着けば、出て行く1匹+αが見え。気にかかったが先にこちらをと部屋を覗けば。]
派手にやっちゃってるのね……遺体すらないだなんて。
[思わずため息。]
参ったなぁ……これでうまくやれるかしら?ま、やるしかないんでしょうけども。
[もう其れは死体とも云って良いものだっただろう。
猫の舐める感触など、伝わる筈も無い。
只、ただ。
其れはある種、奇跡とも云えるのか? それともただの、反射なのか。
守るべきは、カードではなかった。
まだ其処に居る裏切り者の手に、彼女が誤ってかかってしまわないように。
守る様に、動いた。
紅の瞳は白を映す。――動けたなら、口唇だけでも動かせたなら。
否、其れを認識して居るのか居ないのか、其れすらも判らぬままに。
エドガーが、生に気付いて居ても居なくても。
そして突き立てられたナイフに、
*もう、何の奇跡も、起きるわけはなくなった。*]
[力の衝突を感じ取り目を細める。そして騒ぎ出す白猫]
ふぅん、続けざまに事が起きるなんて。何だかんだ言って皆暴れたかったんじゃないの?
どうやら、その子も何か感じ取ったようだね。ついていこう
[そして駆けていく白猫についていった]
[だが同時に止めも必要無いと分かっている。]
[もって数分だ。何か余計な事を出来るほど力は残っていまい。いつもなら、痛み止めを射ったりや懺悔を聞いたりした所だろう。が、彼女は殺しの標的ではなく敵だった。勝者が敗者にそんな事をすれば、余計に彼女の最期を安らかならぬものにしてしまう。]
[だから、何処からともなく現れた猫も、ただ見ているだけにした。]
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