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おー、勢い良くいったなー。
[ぱかん、と割れた白の塊に感心したような声を上げ。
出てきた肉にはほんの一瞬だけ、どこにあったんだこんなもん、と思ったとかなんとか]
[ばりばり][ざくざく]
[塩釜を崩していく、慣れた手つき]
居る人とパトラッシュの分も切っていいよね。
[皿を並べレタスを彩りに]
[肉の切り口はほんのりピンク]
[ローストビーフ程度の厚みで切って数枚ずつのせる]
[…この肉は豚肉だが]
[てきぱき]
[ナイフとフォークかちゃかちゃセット]
はい、どうぞ!
[とてもとても楽しそう]
[てきぱきしているようでも]
[最初に使った木づちのことはきれいサッパリ忘れている]
ばーちゃん直伝のアルザス風塩釜焼きなんだ。
ほら、懐かしいだろ、パトラッシュ?
[厚く切った肉をひらひら]
[暫しの間。少年の慣れた手付きに見入っていたが、]
……ッ、
[微かに触れた犬の尻尾に大袈裟な程に反応。
がたり、無理に後ろに体重が掛かればバランスを崩して、]
[自分の髪に白い塩の欠片がいくつも乗っているが、気づかない]
お肉はお皿洗いしたら、もらったんです。
でも、せっかくだから、ふたりじゃなくてもっとたくさんの人と食べようと思って。
[カルロスにお皿を差し出す]
なるほどねぇ……。
お、ありがとさん。
[楽しげな様子につられるように笑いつつ、皿を受け取って。
ふたり、というカウントには一瞬戸惑うも、すぐにああ、と納得する。
とりあえずは、とテーブルについて、律儀に挨拶してから一口]
ん、美味い……料理、慣れてんなー。
[軽い口調で言った直後に、椅子の引っ繰り返る派手な音]
……何やってんだか。
[いくらなんでも大げさじゃ、と思いつつ、ため息一つ]
シャロンさんとクローディアさんもどうぞ。
あと、おねーさん…あ、ナターシャさんっていうんだあ。
[…聞き出したらしい]
[ジョエルをふりむく]
[床に寝ているのが見えた]
あれ?
おにーさん、そんなに眠かったの?
[皿を一つ持ったまま、首をかしげる]
[慣れてると言われ]
[嬉しくて]
[えへへ]
[照れ笑い]
ありがとう!おいしい?
[自分もぱくり]
[もぐもぐ]
[はふう]
うん、よしよし。
[パトラッシュにお肉の入ったお皿を置きながら]
ばあちゃんの作ったのはもっとおいしかったんだよ。
同じ味って、難しいね…。
[ちょっと黙って]
[肉を大きくかじる]
[ぱたん]
[後ろ手に閉じた浴室の扉が音を立てる]
[酷い寝汗を流した湯は]
[既に些か冷えて]
[洗い髪から拭い去りきれずに頬を伝う]
[其れは]
[何かに似ていたかもしれない]
[乱雑に拭って]
[簡単に身支度を整えてから階下へと]
今晩……
[言いかけた挨拶が途切れる]
[視線は床に倒れる緑の髪の青年に]
…………
[声は無く]
[『しまった』と唇だけが動いた]
[パトラッシュが木づちを片づけてくれたのに気づいて]
あ!木づちのこと忘れてた。
こういうところがダメだから、味も追いつけないんだよね、うん。
ああ、味もいいし、焼き加減もいい感じだし。
いやほんと、ここに来てから食うには困らんから、助かるぜ。
自分よりはるかに腕のいい料理人がそろってるからなっ。
[にや、と笑いながらこう言って、自分の分の料理を平らげて。
シャロンの淹れた花茶で一服してから]
……とりあえずー、そこに引っ繰り返ってると、色々と辛いだろ……。
[椅子と一緒に引っ繰り返った若者を起こそうか、と思ったところに、人の気配を感じて振り返り]
よう、具合はどうだ?
[声をかけつつ、その様子に、微かな違和感を感じ]
[男の声に我に返る]
[気を取り直そうとふるり首を横に振り]
……ああ、大分良くなった。
長く寝ていたのが良かったのかもしれない。
[そう答えながら]
[出来得る限り視線を床の人物に向けぬよう]
[差し出された皿に]
[少し悩むようにしてから]
そうだな、頂くよ。
[僅かに笑みを浮かべて]
[皿を受け取る]
そっか、そいつは何より。
[よくなった、という返事に微かに笑んで。
皿を受け取る様子を横目で見つつ、引っ繰り返った緑髪へ再び視線を。
引っ繰り返った彼は動かない。
もしかすると頭を打ったか、それとも顔を舐められたショックで完全に意識が飛んだのか]
……どっちにしろ、通行妨害だわな。
[茶色の髪をぐしゃ、とかき上げ、ため息一つ]
[魘されている様子に、そこまでかよ、と嘆息して]
……おーい、しっかりしろー。
そこで倒れてると、踏まれたり添い寝されたりする可能性もあるぞー?
[それって、どんな脅迫なのか。
これでも起きないようなら、担ぎ上げて2階の適当な部屋に放り込むつもりではあるのだが]
ああ、そうさせてもらうよ。
[笑みを浮かべるも]
[熱の引ききらぬ体に肉は重く]
[土鍋の中身を知って]
[其方を椀に一杯]
[微かに笑みを浮かべた男が近付く相手に]
[視線を逸らして]
[食事を進めながら悩む]
[恐らくは現当主である父の放った追っ手なのだろうが]
[騎士の家柄など面倒で]
[自分に仕えてくれている彼には申し訳ないが]
[今後も捕まる気は全く無い]
[びくり]
[跳ね起きる気配に肩が震え]
旅人 シャロン が参加しました。
[二階の部屋に辿り着いた時のこと]
[クローディアの手が心配そうにシャロンの頬に触れる。]
…大丈夫だよ、オレは。
こうやって、旅を続けるって約束しただろう。
男女なら、少しは安全だからって。
[それは誰にも知られることのなかった話]
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