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[中には思った以上に、色がありました。
茶が一つと、濃さの異なる赤が二つ。]
…済みません。
お邪魔でした、か?
[記憶の限りでは、この場にいるのは全員男性の筈。
意外だと思いながらも、まずは勝手に入ってしまった非礼に気付き、詫びました。]
いや……
あぁ、女の方が良かったな
[クツクツと低く笑う]
[カップはラッセルの手へと渡る]
[男は二人の話を聞く]
[ハーヴェイの――今は血の押さえられた腕を見やったのは仕方のないこと]
[壁に背をつけ、慎重に話を聞いていた]
ああ、うん。
何かそんな感じ……。
[するわ、までは出なかったが、ほぼ肯定の言葉を発する。隣で慣れぬ手付きで片付けているのを見れば、肯定したくもなると言うもの]
[片付けが終わると、イザベラを連れてキッチンを出る]
ちょっと歩くわよー。
ええと、確かこの部屋だったかしらね。
[イザベラの書いた見取り図を示しながら歩みを進める。客間を過ぎ、更に歩いて辿り着く、浮彫の見事な扉。その扉を開け、中へと誘う]
そこの扉の先。
その部屋に鏡があるわ。
[戸棚の傍の小さな扉を示し、イザベラに告げた]
[ニーナに微笑み、続いてギルバートも部屋に入る。]
――…いい音色だ。
でも、どこか悲しいね。
「死」と、それとは別の何かのにおいがする。
それが何だかは、分からないけれど。
[身に着けていたコートを、そっと脱いだ。少しだけ固い音が、床の上に響く。]
みんな、音に呼ばれるんだねえ。
[呼ばれたうちの一人だというのに、
他人事めいた言いよう。
半分ばかりになったカップを手に、立ち上がる]
そうだ。
薪探さないといけないんだ。
何処にあるか、知ってる?
邪魔じゃあないが、美人の弾き手を期待してきたんなら、残念でした、と言わざるをえんな。
[ニーナに向けるのは、冗談めかした言葉。
続いて入ってきたギルバートの言葉に、蒼氷は一つ、瞬く]
……別の、何か?
いえ。
[ふると首を振りました。
本当のところ男性だったことには、少しびっくりしたのですけれど。
そうして別のほうからの問い、薪の場所はわたしも知りませんから、再び首を振ります。]
みにくい。
[自覚無く、唯言の葉がくれないから落ちた]
[キッチンを出て歩む視線の先、時折黒い染みが床に有る]
[汚さぬ様にドレスを支え、良く眺め見る]
…あかでは無いのですね。
[興味を失ったとばかり、女は鈴を鳴らし玄関へと至る]
[番人と黒ずんだあかが消えた様子を横目に外へと出る]
薪が何処にあるかは……残念ながらよく分からないな。キッチンに行けば分けてもらえるだろうか。
[ラッセルに軽く笑みを浮かべて手を上げると、今度は栗色の髪の青年を見た。]
別にピアノの弾き手が美人である必要は無いさ。
[そう言いながら、床に座り、柔軟体操を始める。]
何だろうね――「別の何か」。
命が消える悲しみ?怒り?それとも、恐怖かもしれない。
言葉にならない、何か……かな。
[柔軟体操を終えると、コートを壁際に寄せた。
その中に隠した、護身用のナイフを悟られぬように。]
[それぞれの答えを受け取り、その一つに飛びつく]
本当? 何処?
暖炉の薪が少なくなってしまったから。
そろそろ足さないといけないと思ったんだ。
[薪の場所への問いには、さあ、と短く返す]
いや、連続して意外そうな顔されたんで、ね。
[弾き手についての言に、異なる赤の持ち主たちを軽く見やり]
……悲しみ、怒り、恐怖……ね。
ほんとに、あんたも大概、言い回しが詩的だな。
[疑問への返答に、刹那、眉を寄せるものの。
すぐさま飄々とした表情に戻して、軽く言い放った]
ああ、暖炉の……
広間のだな
火が消えると面倒だ
[先へ行こうと、扉へ向かう]
……お前は食事はとったか?
[だが、少し気になり、ニーナの傍で聞いた]
オレひとりでも、平気だよ?
[ぐい、と残ったミルクを呷り、口許を袖で拭う。
場所を聞き、早速飛び出そうとして、ふと立ち止まる]
あ、ニナ、何処か適当に座るといいよ。
って言っても、椅子はないけれど。
色しか見えないで歩くなら、疲れるんじゃない?
詩的?――…そうかな。
言葉にならぬものをカタチにすることを性(さが)としているからだろうか?
[旋律に合わせて、そっと腕を天井に伸ばした。 唇が微かに動き、数字をカウントする。]
そう――…こんな感じ。
[胸を逸らし、膝を床につけ、天に伸ばした手を胸に引き寄せ――苦痛とも痛みとも取れぬ、眉をしかめた表情を浮かべた。]
[今度は身体を起こし、腕を左右にゆっくりと薙ぐ。]
[――即興の舞踊。
男は、地を這い苦悶するような動きを続ける。]
ああ、はい。
[赤い少年の声に頷いて、扉のすぐ横に座り掛けましたが、]
え?
[傍まで来た別の声。
それがわたしへ掛けられたと理解するまでには、そう時間は掛かりません。]
…いいえ。
今日は、未だ。
[忘れていたことに気付くのも、すぐのことでした。]
……あれの後で食欲ある人って、
そういないと思うよ。
[直ぐ前にいる男を見上げ、さも当然という風に言った。
振り返った先には舞う男が在り、
しかしそれと知らず、幾度か瞬いた]
わぁ。気持ち悪そう。大丈夫?
言葉にならぬものをカタチに、か。
[微かな引っかかり。
以前、似たような言葉を聞いたような、違うような。
そんな事を考えている間に、始まる舞踏。
蒼氷が珍しく見開かれ、反射的にか、手が止まった]
[ラッセルが言い、ニーナは座る]
[それから、答えに少し悩んで問いかけた]
食えそうか?
といっても、己にはまともなものは作れないが
[と、視線を流す]
[ギルバートが踊っていた]
――それでも食わなければ死ぬぞ
[眺めながら、ラッセルの言葉に苦笑する]
[外に出て、踏み入ったのは森の中]
[地に落ちた枝の、葉の無い乾いたものを選び腕に抱える]
[それを持って城の中に戻ろうとした時、土の盛られた場所が有ることに女は気付いた]
鎮魂の鐘の音の代わりに。
[リィン]
[鈴を揺らし、碧眼を伏せる]
おやすみなさいませ。番人殿。
[爪先で立ち、天から降り注ぐ光を掴むような仕草をしたその瞬間――…]
――気持ち悪そう?
[目を見開き、唇から勢いよく息が飛び出す。]
あっはっはっはっ!!!
確かに!!
気持ち悪そうとは、言い得て妙だ!!
[舞踊は止まり、その場に尻餅をついて笑い出す。膝を叩き、腹を抱えて――…]
[薄茶色のひとが何をしているかは分からずに、軽く瞬きました。
気持ち悪そうという声が聞こえて、少し心配にもなったのですが。]
…少しなら。
[少し考えて、赤毛の男のひとにはそう伝えました。]
それでも、オレやニナよりマシな気がする。
……死ぬのは厭だなあ。特に、お腹空いて、とか。
[呟いた矢先の、大きな笑い声。
眼を見開きますます円くして、その様を眺めた]
どうしたの?
あー、と。
[目の前の展開に、何をどう言えばいいのかわからず、惚けた声を上げる]
俺が弾いてそうなるなら、あいつが弾いたらどうなったんだか……。
[続く呟きは、恐らくは無意識のもの]
[背の豊かな金色を揺らし、女は首を上に傾ける]
何かが足りないと思っておりましたけれど。
この城こそが、そうだったのですね。
毒持つ花に護られた墓碑。
欠けていたものが埋まり完全となったのならば、それこそが滅びの象徴だと。
[眼差しを戻し、女は城の中、広間へと戻り]
[暖炉の中に抱えた枯れ枝を放り込む]
笑い上戸だな
[ギルバートの様子に、そんな感想を一言]
少しか
ミルクくらいにしとくか?
持ってくるぜ
[それから、ラッセルの言葉に、そうだなと同意した]
――まあ、キッチンに行くか
[暫く笑い声に唖然としていましたが、]
…あ、あ。
済みません。
[持ってくる、と言われて頭を下げます。
杖を頼りに、壁に背をつけて座り込みました。
間に呟きが聞こえた気がして、眼はピアノの前のひとに向きます。]
あー……いや。
[勢いよく立ち上がり、尻についた埃を音を立てて払う。]
いやいや、いやいや。
「踊り」が伝わらないなんて、俺もまだまだってことさ、ラッセル。
ああ、可笑しいものだ。
[タン、と音を立ててステップを踏んだ。]
――…楽しげな表情の方が、見ていて楽になれるかい?ラッセル。
[片足だけで己の身体を支え、くるりくるりとその場で回転を繰り返す。10回、20回…と繰り返し、ピタリとその場で止まった。]
――…これじゃ、曲芸だな。
[肩を竦めて苦笑した。]
食事……ああ、なんか食べとかんとな。
[周囲で交わされていた言葉に、思い出したよに呟き。
ふと、視線を感じた気がして、蒼氷を扉の横に座るニーナへと向ける]
どうか……したか?
……何か、違った?
[繰り返される回転を眺めていると此方の目まで回りそうで、
眉間に指を当てて頭を振った]
器用だね、オレには無理そう。
楽しそうなほうがいいかな、とは思うけれど。
そもそも、踊り自体がオレには理解しにくいみたい?
[こちらに視線が向けられたのを感じました。
そうして問いには、やや首を傾けました。]
誰か、ピアノを弾ける方がいらしたのですか?
そう聞こえたものですから。
なるほど――ね。
俺はむしろ自分を不器用な類いと思っていたが……ま、構わないさ。
[くつくつと喉を鳴らして男は笑った。]
まあ、まずはメシでも食ってきなよ、ラッセル。腹をおさめれば、気持ちも安らぐだろう。
[扉の外に向かうラッセルに手を振った。]
[暖炉の焔は勢いを増し、僅かに爆ぜる]
…足りませんね。
薪自体がやはり必要なのでしょう。
[何処にあるかを考えて、つい先程までの記憶に思い当たる]
[黒焦げとなった元食物のすぐ近く]
戻った方が良いかもしれませんね。
[先の事は努めて思い出さない様にしつつ、緋の靴はキッチンへと]
[問われた言葉の意は、すぐには理解できず。
しばしの空白を経て、ようやく答えにたどり着く]
ああ……。
いや、ちょっとな。
今の曲を、最初に俺に聴かせた奴の演奏だったら、どうなったのかと、ね。
もっとも、ここにはいないから、確かめようもないが。
[何でもない事のよに言いながら。
一つ、二つ、鍵盤を弾く]
[ラッセルが扉の外に出たのを確認し、ギルバートはピアノに寄り添い肘をついた。]
あははっ……俺らしくもない。
観客を間違えた。
[そう言いながら、笑いながらバンダナを外す。]
[バンダナを外した拍子に、革製の眼帯がするりと外れた。ギルバートの左目は――正確には、瞼の奥は――ぐちゃぐちゃに腐り落ち、変色していた。]
いや……技術不足を棚に上げる訳ではないけれど、さ。
[しかし彼は、眼帯が外れたのに気付いた様子では無かった。]
―キッチン前―
……変なにおいがする気がするのは己の気のせいか?
[立ち止まり、ラッセルに尋ねた]
[と、向こうからキャロルの姿]
へぇ……
最初に君に聞かせたという人間は、君のピアノの師匠か誰かかい?
君の演奏は素晴らしかったよ。
本当に、心惹かれた。
だからこそ、身体が勝手に動いたのかもしれない。
――…是非、君に最初に聞かせたという人の演奏を、俺も聞いてみたいものだ。
[空白は長く。
不味いことを聞いたかと、口を開きかけた時、返事が返ってきました。]
最初に…
あら。
記憶が、あるのですか?
[繰り返して、ふと瞬きます。
皆記憶をなくして来たのだと、聞いていたものですから。]
[言いながら、もうひとりに眼を向けて。
違和感を感じました。]
赤い…?
[よく見えないのは、きっと幸いだったのでしょう。
いつもと違う色彩に、届きはしませんが、思わず手を伸ばしていました。]
師匠……とか。
そういう相手じゃなかった……とは、思う。
はっきりとは、言えんのだがな。
俺のは所詮手遊び、あいつには及ばん。
もっとも……比較しようにも……もう、いない。
だから、聴く事も、できないな。
[何気ない口調で言いつつ、蒼氷をギルバートに向けて。
目に入った眼の様子に、再度、言葉が止まる]
……あんた、それ……。
その、眼……。
……気の所為じゃないと思う。
なんだろう。
[警戒の篭った眼差しを扉に向ける。
他へと気の向いたクインジーを余所に、手をかけて開いた]
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